Đề thi luyện kỹ năng Đọc hiểu - JLPT N1

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読解
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統合理解

Hoàn thành
読解
問題1 次の文章を読んで、文章全体の内容を考えて、以下の中に入る最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。

   イジメの問題は、おそらく現代の教育の最大の問題であって、「落ちこぼれ」や「暴力」と重なることもあるにしても、それ以上に重要な問題としてある。イジメは昔からあったにしても、学校社会と子ども社会が二重であったころには、先生に受け入れられる子が仲間からいじめられたりして、それなりのバランスがあった。このごろではイジメラレっ子は、学校社会からのハミダシであって、先生のほうが内心で暗黙(あんもく)(注1)了解(りょうかい)をしているケースがよくある。「いじめられる側にもそれだけの理由がある」との言が、しばしば教師から語られることは、その背景で理解すべきだろう。

   これは、おとなの社会の反映、もしくは先どりとしてある。これからの社会で、ハミダシをいじめることが進めば、学校以上に陰惨(いんさん)(注2)人間社会が生まれるだろう。この意味でも、イジメの問題は現代の教育にとって重要性を持っている。

(森毅「生きていくのはアンタ自身よ 」PHP研究所)

(注1) 暗黙(あんもく):考えを表に出さないこと

(注2) 陰惨(いんさん)な:暗く悲惨(ひさん)

1.

文章の内容と最も合っているものはどれか。

   今のわたしの生活は豊かだ!

   だが、 そう言い切って何が落ち着かない気持ちになるのは何故(なぜ)か。 生まれた時代と国が違えば、 あるいは為政者(いせいしゃ)の指導が悪ければ、 今も戦禍(せんか)のうちにあり、 明日の食べ物を心配しなければならなかったかもしれない。 そうなれば豊かさとは程遠い暮らしを余儀(よぎ)なくされる。生まれた家庭についても同じことが言えるだろう。 つまり、 今のわたしの豊かさはわたし自身の努力で獲得(かくとく)したものではなく、 ①「 下駄を他に預けたーかさなのである。 ① 下駄(げた)を他に(あず)けた」 豊かさなのである。

2.

①下駄(げた)を他に(あず)けた」 豊かさとはどんなことか。

   近代日本の教育にかんして、その内容がいかに問題にされても、すこしも疑われていないのは、義務教育制度そのものである。何がそこでどのように教えられるかではなく、この学制それ自体が問題なのだが、教育論はすべてこのことの自明性の上に立つている。かりにそれ以前の教育が歴史的に考察されるとしても、寺子屋(注1)や私塾のようなものを恣意(しい)的(注2)にとり出すだけである。あたかもそれらが拡大し一般化したのが「学制」であるかのように。

(注1)寺子屋:昔の学校
(注2) 恣意的:自分勝手に

3.

筆者の言いたいことは何か。

4.

筆者は、弱者をどのようにとらえているか。

問題2 次の(1)から(5)の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。

   ほんとうに悲しいときは言葉にできないぐらい悲しいといいます。ですから、小説の中で「悲しい」と書いてしまうと、ほんとうの悲しみは(えが)ききれない。言葉が壁になって、その先に①心をはばたかせることができなくなるのです。それはほんとうに悲しくないことなのです。人間が悲しいと思ったときに心の中がどうなっているのかということは、ほんとうは言葉では表現できないものです。けれども、それを物語という(うつわ)を使って言ようせん葉で表現しようとして(ちょう)(せん)し続けているのが小説なのです。「主題は何でしょう、二十字以内で答えなさい」というようなテストがあったとして、その二十字がまず浮かんでくるのであれば、それは②小説として書かれる必要性を持っていないと思います。ですから、「テーマさえしっかりしていれば、いい小説が書ける」というのは(げん)(そう)です。テーマは後から読んだ人が勝手にそれぞれ感じたり、文芸評論家の方が論じてくださるものであって、③自ら書いた本人がプラカードに書いて(かか)()つものではないと考えております。

1.

心をはばたかせることができなくなると筆者が考えるのはなぜか。

2.

小説として書かれる必要性を持っていないとはどういうことか。

3.

自ら書いた本人がプラカードに書いて(かか)()つものではないとはどういうことか。

   結婚しない人が増えているというが、先日、 ある調査で 独身男女の結婚観に開きがあることが分かった。

   一昔前までは、 「 男は外で働き、女は家を守る」 という考えが男女ともに主流であったが、 最近の男性は結婚相手が自分より年収が高くてもいい、女性にもある程度は(かせ)いでもらいたいと考えている人が7割を超えるという。 不況の今、 自分の収入だけで妻子(さいし)を養う自信はない。だから女性にも 稼いでほしいという本音(ほんね)がうかがえる。

   一方、女性はというと、「自分が働かなくても()(けい)が成り立つ人と結婚したい」 と考えている人がほとんどだった。女性の社会進出が進んだ今でも、高収入の男性と結婚し出産後は専業主婦(せんぎょうしゅふ)に、という価値観はまだまだ支配的なようだ。

   こういう独身男女を「わがままだ」 と非難(ひなん)するのはたやすいが、 貧富(ひんぷ)の差が広がる、 いわゆる「 格差(かくさ)社会」 という現実に直面(ちょくめん)している彼らにしてみれ場、‚しかたのないことなのだろ。経済的不安を抱える男女が結婚相手に高収入を期待するのは無理もない。

   ここで、 新たな可能性がうかがえるのは、 高収入の女性と低収入の男性のカフプルだ。だが、これにも条件がある。女性は、「男が家族を養うものだ」 という従来(じゅうらい)の価値観を捨てること。 男性は「家事は女性が」 と言わずに、 しつかり家事をこなす力を身につけることだ。③そこからは、きっと明るい未来が見えてくる。ともかく、 男女双方(そうほう)、お互いに努力しなければ 、今以上に独身男女が世にあふれることになるだろう。

1.

「独身男女の結婚観に開きがある」 が、どういうことか。

2.

しかたのないことなのだろ」と筆者が考える理由は何か。

3.

そこからは、 きっと明るい未来が見えてくる』とあるが、筆者の考えに近いものはどれか。

わが国の文章の書き手として、想像・想像するという言葉をもっともよく使ったのは、おそらく柳田国男であろう。民衆に伝えられる生活の慣習、用具などに残る手がかりをつうじて、なつかしい(注1)こ古そう層へとたどるみんぞく民俗学の、わが国での開拓者として、柳田にはこの言葉がきわめてたいせつなものであった。

柳田は、それと空想・空想するという言葉とを区別しようとした。その文章の執筆の時期や、あつかう対象、また語りかける相手のちがいにつれて、柳田の行なった空想・空想すると、想像・想像するの区別には、いかにもはっきりしている際と、そうでない場合がある。しかし後の場合も、空想・空想することをしだいに正確にしてゆけば、想像・想像するにいたるという、段階的なつながりにおいて――(注2)あい接し、境界がぼやけていることはあるにしても、その上辺と下辺では、ちがいがはっきりしている、という仕方で――使われている。

具体的な根拠のない、あるいはあってもあいまいなものにたって行なうこ古そう層への心の動きを、空想・空想するとし、よりはっきりした根拠にたつ、しっかりした心の働きを、想像・想像するとして、柳田は使いわけているのである。そこで時には、やや、、とか、あきらかに、、、、、とかいう限定辞をかぶせねばならぬのではあるが、空想・空想するには、人間の心の働きとして、マイナス・消極的評価のしるし、、、がついており、想像・想像するは、プラス・積極的評価のしるし、、、がついている。

(大江健三郎『新しい文学のために』による)

(注1)こ古そう層:ここでは、古い時代

(注2)あい接し:互いに接し

1.

柳田が使う「空想・空想する」と「想像・想像する」にはどのような関係があると筆者は考えているか。

2.

柳田が「空想・空想する」という言葉を使うのはどのようなときだと筆者は考えているか。

3.

柳田が「想像・想像する」という言葉を使うのはどのようなときだと筆者は考えているか。

問題3 次の文章を読んで、質問に答えなさい。答えは、1・2・3・4から最もよいものを一つえらびなさい。

   コミュニケーションは、響き合いである。①

 「打てば響く」という言葉がある。ひとこと言えばピンときてわかってくれるということだ。鐘を撞いたときに、ゴーンと鳴り響く。あの振動の感触が、コミュニケーションの場合にもある。二人で話しているときに、二つの身体が一つの響きで充たされる。そんな感覚が、話がうまくできているときに訪れることがある。これはそれほど奇跡的なことではない。(中略)

   私たちは言葉でのやりとりをコミュニケーションの中心だと考えがちだ。しかし、言葉を使いはじめる以前までの膨大な峙問、人類は存在してきた。その間にもコミュニケーション当然成り立っていたはずだ、集団で暮らしている状態でコミュニケーションがないということは考えられない、動物園の袋山を見ていると、 ②それがよくわかる。

   猿山にはコミュニケーションがあふれている。あちらこちらで、もみ合いが起こっている。誰かがトラブルを引き起こし、また別の猿が加わって事態をややこしくさせる、感情をむき出しにして相手に伝え合う。自分の思いをそれぞれが通そうとする。思いがぶつかり合い、身体がもみ合うことで、現実が推移していく。ここには人間の使うような言語はないが、コミュニケーションはふんだんにある。猿山の別の所では、母猿が小猿のノミをとってやっている。母親の指先の動き一つひとつが、小猿の心を動かしている。猿山の中でそれぞれが居場所を見つけ、時折移動しては関わり合う。この距離感覚自体が、コミュニケーション力なのだ。

   響く身体、レスポンスする身体。この観点から猿山を見ていると、猿の中には冷えた響かない身体は見つけられない。一人で部屋に閉じこもってテレビを見たり、パソコンをいじったりする空間がないこともその一因だろう。推測だが、一人でこもることのできるきわめて快適な環境を与えたとすれば、そこに引きこもり続けた猿は仲間と響き合う身体を徐々に失っていく。だろう。使う必要のない筋肉や能力は衰えていく。使わなければ、力は落ちていく。

   言語的コミュニケーションは、身体的コミュニケーションを基盤にしている。動物行動学の研究は、動物たちが身体的コミュニケーション能力にあふれていることを教えてくれる。人間は言語という精緻な記号体系を構築した。それによって高度な情報交換が可能になった。しかし、そのー方で、身体的コミュニケーションの力が衰退する条件ができてしまった。

(齋藤孝 『コミュニケーション力」岩波書店による)

(注) ノミ:ほ乳類や鳥類に寄生する小さい虫

1.

①コミュニケーションは、響き合いであるとは、どういう意味かか。

2.

②それとは何か。

3.

猿同士のコミュニケーションにはどのような特徴があるか。

4.

③条件とはどういう意味か。


   世界の産業用ロボットの 3 分の 2 が日本で作られ、3 分の 1 が日本で稼働している。 他の国に比べてロボットが多いのは、ヨーロッパのようにロボットを仕事を奪う物だと敵視せず、むしろ手伝ってくれるいい物だとの意識が強かったからかもしれない。

   日本人は昔から珍しい物が好きで、江戸時代(1603 年~ l867 年)には世界最初のロボットと言われている茶運び人形を始め様々なからくり人形が作られた。人形が逆立ちしたり、文字を書いたり、弓を射ったり、小鳥がおみくじを運んできたり、その技術力の高さには驚かされる。それらは今でも残っていて日本各地の祭りで人々の目を楽しませている。楽器を演奏するエンターテイメントロボットの①ルーツがそこに窺われる。 また漫画家手塚治虫(てづかおさむ)の「鉄腕アトム」 の影響もある。アトムは常に人間の味方であり人間を助けてくれる存在だからだ。アトムのようなロボットを作りたいというのは研究者たちの夢だと思う。

   残念ながら、自分で判断して何でもできるロボットはまだ開発されていない。しかし、 判断という点では掃除ロボットや介護ロボットは優秀だ。掃除ロボットは人が前に立ったりぶつかったりすると状況を判断して一時停止する。介護ロボットもセンサーで安全が保たれるように作られている。業務用あるいは家庭用ロボットは人件費が高い日本では強力な(すけ)()として益々需要が増えるだろう。多くの掃除ロボットは最近まで高額だったので一般家庭では使われていなかった。しかし、格安掃除ロボットが売り出されその人気に火がついた。性能もよかったので1日に何億円と売れたこともあるそうだ。何年もしないうちにほとんどの家で使われるようになるだろう。日本の家庭用や業務上使用される介護用ロボットの市場は 2008 年には約 34億円だったそうだが、数年で 4~5 倍に拡大するという予想もある。特に家庭用ロボットは低価格になれば急速に普及するに間違いない。だから何でもできる多機能ロボットより単機能でも低価格のロボットの開発が望まれる。必要な部分だけロボットに助けてもらえばいいからだ。高齢化社会を迎えて介護ロボットの開発は今一番期待されている。介護の手助けロポットが開発されれば介護する人にも介護される人にとってもありがたいことだ。人間に役立つ様々なロボットの開発が望まれる。

1.

最後にどの文を入れたらいいか。

2.

からくり人形がどうして①ルーツになるのか。

3.

家事ロボットの普及に最も関係が深いことは何か。

4.

著者のロボットに対する意見はどれか。

問題4 次の(1)から(3)の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。

A

   昼間の明るい時間を有効利用するための「サマ-タイム(夏時間制度)」の導入に向けた関連法案の次期国会提出が確実視されている。サマータイムは日照時間が長い期間、時計の針を一時間進める仕組みだ。戦後導入された時期もあたが、労働時間が増加するなどの理由で廃止れた。今般、照明や冷房などの電力節約、つまり温暖化対策として再度提言された。さらに夕方の明るい時間帯のレジャー活動活性化によって約九千七百億円の経済効果、十万人の雇用創出につながるという。経済波及効果もさることながら、サマータイムは自然のサイクルに合った生活スタイルを考える契機ともなり、「アフタ一五」に家族や友人との付き合い、余暇活動など「潤いのある生活」を取り戻すこともできると期待されている。

B

   温暖化対策の一環としてサマータイム制度の導入が提言されている。豊かなライフスタイル、省エネ、経済波及効果など、その効果に期待が高まっている。しかし、サマータイムが身体のリズムや睡眠に悪影響を及ぼすことは、多くが指摘するところだ。ヨーロッパでは、時計の針を一時間進めたことで、睡眠時間が短くなり睡眠効率も低下するという調査報告がある。日本人の睡眠時間は年々減っており、欧米諸国の平均より一時間短い。しかも八0%の人が夜十時過ぎても起きている夜型社会だ。中高生では夏休みに就寝時間が遅くなり、新学期に起きられず不登校になるケースもある。不眠症に悩む高齢者も多い。夏冬の日照時間の差が大きい北半球の高緯度地域では効果もあるだろう。それをそのまま日本に当てはめることはできない。日本では現在四五人に一人が不眠などの問題を抱えており、うつ病に伴う不眠も多い。温暖化対策の視点も重要だが、健康への影響を考慮するべきだろう。

1.

サマータイムを導入することに関して、AとBのどちらの記事にも触れられている内容はどれか。

2.

 サマータイム制度の導入について、Aの筆者とBの筆者はどのような立場をとっているか。

3.

サマータイム導入検討に当たって、AとBの筆者がそれぞれ重視しているものは何か。