Đề thi luyện kỹ năng Đọc hiểu - JLPT N1

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読解
問題1 次の文章を読んで、文章全体の内容を考えて、以下の中に入る最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。

1.

筆者は、弱者をどのようにとらえているか。

   新しい医療機器の開発には、新しい発想が不可欠です。それは現場の医師の声であったり。僕たち技術屋の持つ創造性であったりします。どちらが欠けても革新的な機器は生まれないのですが、エンジニアは医療の分野ではあくまで素人で、その機器に必要なものを真に知っているのは使用者である医師たちだ、ということを常に心に置くようにしなければなりません。うちの会社では、図面を作る人が直接医師とコンタクトをとり、必ず現場も見せてもらうという形をとっています。現実に根差した、ごく実用的なひらめき、発想力が求められる仕事といえます。

2.

筆者によると、エンジニアの発想とはどのようなものか。

   病気というものはいずれにしろ不愉快なものであるが、最近流行の「健康病」というのは、定義どおり、本人は病気と思っていないので、それによる被害が潜行(注)するところが恐ろしい。健康病とは、簡単に言ってしまうと、ともかく「健康第一」で、そのことにひたすらかかずらわり、他のことは無視してしまう。それから生じる近所迷惑などお構いなし、という点で、「ほとんど病気」の状態であるが、本人はそれに無自覚である場合のことを言う。

                                                                 (河合隼雄「こころの処方箋」新潮社)

(注)潜行(せんこう):気づかれないまま進むこと

3.

恐ろしい」とあるが、なぜか。

   ある医者から聞いた話だが、薬物依存(やくぶついぞん)の患者に、本物そっくりの薬を渡すと症状が落ち着くことがあるという。その後、「薬がなくても大丈夫」と説明すると、薬から離いっかんれるきっかけになるというのだ。これは治療の一環(いっかん)として行われるそうである。

   こんなことができるのは、患者が、にせの薬を「本物の薬」と思いこむことで効果が現れる「プラセボ効果」が存在するからだ。

   昔から、珍しい植物とか、動物の骨とかが難病に効くという話がよくある。成分からすると効くはずのないものが長く薬として使われた背景には、プラセボ効果があるとみられる。

4.

次のうち、プラセボ効果に相当するのはどれか

問題2 次の(1)から(5)の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。

   貴重な生物が多い地域には、貴重な言語も多い。そんな調査結果を、米英の研究チームが米学アカデミー紀要に発表した。しかし、その多くの言語は話し手が少なく、英語など一部の言語が国際的に広がることで、①「絶滅」の危険性があるという。

   チームは約6900の言語について地域的な特徴を分析。半分近い約3200の言語は、固有の生物が多いが、急速に生息地が失われている②「ホットスポット」と呼ばれる35 の地域で使われていた。ホットスポットは地上の約2.3%を占めるに過ぎないが、木や草、シダなどの約50%と、陸上に住む(注)脊椎(せきつい)動物の約40%がその地域だけに住む固有種だという。

   約2200の言語はその地域に固有の言葉で、約1500の言語は1万人以下、約500の言語は1千人以下の人しか話していなかった。

   葉と生物の多様性が同じ地域で見られる理由について、チームは「複雑で、地域ごとに異なるだろう」として詳しくは言及していないが、「人間の国際的な経済活動は、貴重な言語にとっても潜在的な脅威になっている」と指摘している。

                                                             (朝日新聞2012年6月13日付夕刊による)

(注)脊椎動物:背骨を持つ動物 

1.

①「絶滅」の危険性があることがわかったものは何か。

2.

②「ホットスポット」の特徴として正しいものはどれか。

3.

今回の米英チームによる調査を通じて、どのようなことが明らかになったか。

   現在、活動を停止することは必ずしも休息を意味しない。活動を停止するためには、活動を停止するための活動が必要であり、それはしばしば、そのまま活動し続けるよりも、大いなる活動となる可能性があるからである。今日では、いったん停止された活動が、そのままの状態で持続されることは、ほぼ①考えられないのだ。停止を持続するために、絶えざる働きかけが必要であり、しかもその働きに要するエネルギーは、停止期間が長びけば長びくほど増大する。従って多くの人々は、活動を持続している期間より、それを停止している期間に、より大いなる疲労を引き受けることになる。

   言うまでもなく、②かつてはそうではなかった。活動は活動として独自に保証され、その停止は停止として、これまた独自に保証されていたのである。活動がひとつの状態であれば、その停止もまたひとつの状態であるのはともかく、その停止は「非状態」としてしか確かめられなくなりつつあるのである。

   現在多くの人々が、他から強制された活動停止の時間―いわゆる「待ち時間」を、独自に体験することが出来なくなりつつあることにお気付きであろうか。

1.

筆者は、どんなことが①考えられないと言っているのか。

2.

かつてはそうではなかったとあるが、以前はどうだったのか。

3.

本文の内容と合うものはどれか。

   高山病に苦しむ男を、TV劇のなかで、俳優が演じれば、「やらせ」にならない。はじめからつくり事(注)が約束だからである。同じ場面を、ネパール高原のNHK特別番組のなかで、撮影隊の一人が演じれば、「やらせ」になる。(中略)「やらせ」であるかないかを区別するのは、場面についての約束であって、場面のつくり方、でき上がった場面そのもの、その場面を見る人の反応ではない。TV劇でも、特別番組(「ドキュメンタリー」)でも、撮影の現場では、誰もほんとうに高山病ではない。場面はみせかけである。見る人は、一人の男がほんとうに高山病に苦しんでいるかのように信じて、みせかけの画面を眺め、主人公に同情したり、なるほどネパールの自然はきびしいと思ったりする。いずれにしても見る人はだまされるのであり、(中略)一方がだまされたくてだまされるのに対して、他方がだまされたくないのにだまされるというちがいがあるにすぎない。

   しかしネパール高原の「ドキュメンタリー」について、視聴者は、一体何にだまされたくないのか。撮影隊の一人が高山病にかかったかどうかは、個別的な事実の問題である。その事実を通して番組のいいたかったのは、おそらくネパールの自然のきびしさだろうが、ネパールの自然がほんとうにきびしいかどうかは、また別の問題である。だまされたくないのは、個別的な事実についてか、その事実の意味、さらには番組全体のいおうとした事についてか。そもそも「ドキュメンタリー」というもののあらかじめの約束は、そのどちらに(かか)るのか。もし後者に(かか)るとすれば、NHKのネパール高原番組は、必ずしも視聴者をだましたとはいえない。もし前者に(かか)るとすれば、そもそも視聴者をだまさない「ドキュメンタリー」は、容易にあり得ないだろう。

(加藤周一「やらせ」について 『夕陽妄語』朝日新聞社による)

(注)つくり事:作り話、うそ

1.

TV劇と特別番組の「やらせ」について、本文と合っているものはどれか。

2.

筆者によると、この特別番組が視聴者に伝えたかったのは何か。

3.

必ずしも視聴者をだましたとはいえないとあるが、なぜか。

問題3 次の文章を読んで、質問に答えなさい。答えは、1・2・3・4から最もよいものを一つえらびなさい。

    2007 年、あらゆる組織や臓器に変化する可能性を持つ人工多能性幹細胞、いわゆるiPS細胞の培養に日本人の山中伸弥(しんや)教授が成功しました。この画期的なニュースが世界中を駆け巡ったとき、多くの患者たちに希望の灯がともされたことでしょう。この技術が確立されれば目分の体から新しい臓器を作ることが可能になります。他人の臓器移値を侍っている間に亡くなる患者を救うことができるばかりでなく、移植後の驪器との不適合から引き起こされる様々な障害をー掃することもできます。現在の医学では治療不可能なALS(注1)(筋萎縮性側索硬化症(きんいしゅくせいそくさくこうかしょう))なども治療できるでしょう。 そして誰もが再生医療を受けられれば、人類は健康を維持でき、更に寿命を伸ばすことさえできるてしょう。まさに夢の医療なのてす。


   この研究はまだ緒に就いてさほど経っていません。熾烈な開発競争が世界中の研究で行われているとはいえ、実現にはまだまだ乗り越えなければならないことがたくさんあります。中でも一番の問題は安全性です。 iPS細胞は癌化しやすいという欠点を持っているのです。

   最新のニュースによると、日本の慶応大学のグループが猿を使った実験に世界で初めて成功したそうです。せき髄が傷ついて首から下全体が麻痺した猿に人間の皮膚を基に作り上げた。iPS細胞を移植して歩けるように回復させたのです。また、この実験では約3ヶ月の経過観察の間、iPS 細胞の癌化が起こらなかったそうです。この実験が注目されているのは人間と同じ霊長類である猿を使ったことと癌化が起きなかったことです。これで人間への応用に一歩近づいたと言えます。

   再生医療の面では希望となるiPS細胞ですが、倫理面での問題も(はら)んでいます。2010年、アメリカで 2 匹の父親マウスから子供を誕生させることに成功したそうです。どんな組職にも変化可能ですから、精子と卵子を生成することもできるわけです。この技術を応用すれば女同士あるいは男同士から子供を作ることも理論的には可能になります。抆術的面からすぐに①どうこうというわけではありませんが、将来危惧されることになるでしょう。

   また、特許の問題もあります。もし誰かに基本技術の特許が与えられたら、この分野での研究は止まってしまう恐れがあります。ノーベル化学賞受賞者の編み出したクロスカップリング(注2)という抆術は特許を申請しなかったからこそ、その後多くの研究者があとに続き、人類のために多くの新薬を作り出すことができたと言われています。iPS細胞基礎技術もそうあるべきだと考えます。研究を進ませ人類のために役立てて欲しいと思うからです。

( 注1)  ALS(筋萎縮性側索硬化症(きんいしゅくせいそくさくこうかしょう)): 全身の筋肉が衰えていく病気

( 注2) クロスカップリング: 異なる二つのものを結合させる化学反応

1.

どうこうとは何を指すか。

2.

最新のiPS細胞技術について述べているのはどれか。

3.

iPS細胞研究に障害があるとすればそれは何か。

4.

iPS細胞研究に対する著者の考えはどれか。 

   眼が意味ある形を見ようとするあまり、無意味な形にまで意味を与える例をこれまで見てきた。

   ところが、眼はまったく存在しないものを「見る」力があるのだ。といっても超自然な能力のことではなく、だれの眼にも備わっている力なのである。

    ①図を見てみよう。二つの図とも、中央にははっきりとした輪郭をもつ三角形が見えるはずだ。ところが、目を近づけて見てみると三角形の輪郭などまったく描かれていないことがわかる。客観的に存在しない輪郭を、(1)眼が主観的に見てしまっているのである。そこで、このようにして見える輪郭を、心理学では、「(2)主観的輪郭」と呼ぶ。

   再び①図を見てみよう。

   上図では、主観的輪郭が描く三角形が背景の白よりもいっそう白く見え、下図ではいっそう黒く見える。実際に描かれている図形よりも、主観的輪郭が描く図形方が、くっきり見えるのである。そして、後者は前者の上にかぶさっているようにも見える。

   主観的輪郭が描く図形は、三角形など直線的なものばかりでなく、②図のように曲線が形づくる図形である場合もある。このようなときにも、①図に見た主観的輪郭の特徴は共通である。

   なぜ客観的には存在しない主観的輪郭が見えるのか。イタリアの心理学者カニッツァーによれば、その理由はおおむね次のように説明される。

   眼は、いつも意味あるより単純な形を求めている。もし眼前に複雑で意味を見つけにくいものが見えているとき、眼は不安定になる。だが、それがある形によって隠されているために無意味になっているのであれば、その隠しているものの形を見定めることにより、眼は安定するのである。その形が主観的輪郭が描く形なのである。

   この説明は、主観的輪郭線の特徴をもよく説明してくれる。主観的輪郭が描く図形が他を圧してくっきりと見えるのは、主観を補強して、この描かれていない形を確かなものとして見ようとするためである。背景となる図形にかぶさって見えるのは、(3)そのことが成立条件なのだから当然のことである。

   存在しないものを見る。だから、この主観的輪郭は錯視のひとつとされている。しかし、現実空間でも、実際にはないものを見てしまうということは、あり得ることである。やはり、主観的輪郭は、眼の力のひとつの現われではないのだろうか。

1.

(1)眼が主観的に見るとあるが、ここではどういうことか。

2.

(2)主観的輪郭の特徴として文中にないのはどれか。

3.

(3)そのこととは何か。

4.

この文章が、述べようとしていることは次のどれか。

問題4 次の(1)から(3)の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。

A

   ウサイン・ポルトが100メートルを何秒で走ってもわれわれの生活が変わるわけではない。急に収んが増えるわけでも、 夏休みの宿題が片付くわけでもない。

   それなのになぜだろう。ジャマイカ出身の、 この傷気な二十三歳の青年の記録への挑戦(ちょうせん)が、これほど人の感動させるのは。

   ベルリンでの世界陸上選手権(りくじょうせんしゅけん)で、100メートルに続き、200メートルでも世界新記録を打ち立てた。後半100メトルのタイムは、実に9秒27! 先の100メートルでは自己(じこ)の持つ世界記録9秒69を一度に0秒11も縮めた。テレビの解説者によれば、一本来は0秒01縮まっても興奮する世界だ」 そうだ。確かに過去の更新(こうしん)も0秒05ぐらいの短縮(たんしゅく)がせいぜいであった。文字通り「けた違い」の記録だ。

   どんなに「 超人(ちょうじん)」 に見えても、 この長身(ちょうしん)の青年も、 われわれ六十何意人かの一人にすぎない。その1人の青年がわれわれに人類の可能性を示してくれたのだ。

( 「筆洗」 2009 月22日付け東京訢新聞朝刊による)

B

   ベルリンで開催(かいさい)されている世界陸上選手権で、 100メートルの世界新記録が生まれたと思ったら、すぐに、 200メートルでも新記録が樹立(じゅりつ)された。もちろん、 ジャマイカ出身のウサイン・ボルトである。

   100メートルのタイムは9北京(ぺきん)オリンピックで自ら出した世界記録を0秒11も縮めた9秒58、 200メートルは19秒19だ。

   確かに、 これはおどろくべき記録なのだろう。 今までになかったことなのだろう。 新聞やテレビが大騒ぎするのもわからないでもない。日本の選手はいまだに10秒の壁も破れないでいるのだから。

   しかし、 どうだろうか。 疑問に思うのは、 その報道(ほうどう)の仕方であるジャマイカの選手が新記録を出したら、 日本人選手もという気になって、 根拠(こんきょ)もないのに期待をふくらませ、 特にテレビの報道が過熱する。そして、 選手はプレッシャーに負けて惨敗(ざんぱい)する。 そのくり返しである。

   いつになったら、 なぜ日本選手は100メートル走で勝てないのか、 その科学的分析ができるようになるのだろうか。

1.

AとBのどちらの記事にも触れられている内容はどれか。

2.

新記録誕生のマスコミ報道(ほうどう)について、 Aの筆者とBの筆者はどのような立場をとっているか。

3.

今回の世界新記録が今までの記録と違うのはどんな点か。