Đề thi luyện kỹ năng Đọc hiểu - JLPT N2

読解
問題1 次の文章を読んで、文章全体の内容を考えて、以下の中に入る最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。

    木を植えることはいいことだ。われわれは無条件にそう考えがちだ。

   でも、乾燥地帯に木を植えれば、少ししかない木が吸い取られる。悪くすると地下水が枯れ、川の流量も減る。

    よく考えてみれば当たり前のことだろう。しかし、森林の役割を重視するあまり、循環を忘れた「植林神話」が世界に広がっているそうだ。

                                        (伊藤智章「窓」2008年2月20日付朝日新聞夕刊にる)

1.

植林神話」とはどのようなものか。

   かつて、利学者とは、だれも考えつかなかったものを発見したり発明したりする人のことでした。だれも持っていない道具を自分で作り、それを使って研究を進め、新しい真実を発見する人、つまり、めったにいない天才でした。ところが、科学の進歩にともない、一定の技術を持ったさらに多くの科学者が必要になりました。そこで、科学者を短期間で育てるための制度ができ、多くの科学者が生まれ、必要とされる職場に送られるようになりました。科学者は一般的な職業になったのです。

2.

この文章の内容に合うものはどれか。

   恐れてはいけないとか、不安を持ってはいけないとか言われることがあるかもしれない。

   しかし、恐怖や不安は、車にたとえればブレーキである。車の安全にとって重要なのはアクセルではなく、ブレーキなのだ。アクセルをふかして(注1)スピードを出すことより、危険を察知して(注2)ブレーキをかけて止まったり、スピードを落としたりすることで事故は防げる。その意味で、ブレーキのない車を走らせることはできないのだ。われわれ人間も恐怖や不安という名のブレーキを使って、自分たちの安全に役立てることが大切だ。

(広瀬弘忠 『人はなぜ危険に近づくのか』による)

(注1)アクセルをふかす:アクセルを強く踏んでエンジンを速く回転させる。

(注2)〜を察曏する:~に気がつく

3.

筆者は、恐怖や不安をどうとらえているか。

   熱心に勉強しているけどうまく話せないそんな人が、どんな教材で勉強しているのか聞くと、ゆっくりで丁寧(ていねい)な発音の音声を聞いてやっているんですね。アメリカにはゆっくり丁寧に発音する人はほとんどいないんじゃないですか。存在しない英語を聞いて覚えても 意味ないですよね。

(英会話教材の広告による)

4.

存在しない英語」とは何を指すか。

販売店各位 2010年6月28日

西東薬品株式会社

販売部長 南 五郎

アンケート実施についてのお願い

拝啓

   いつもお世話になっております。

   昨日夏に販売を開始いたしました商品「エネルギーZ」は、おかげさまで順調に売り上げを伸ばしてまいりました。来月、本製品販売1周年を迎えるにあたり、製品の使用効果、値段などについてお客様のご感想やご希望をうかがいたくアンケートを実施することにいたしました。

   つきましては本製品をお買い上げのお客様へのアンケート用紙の配布およびご協カの呼びかけをお願いいたします。

   販売店のみなさまにはご面倒をおかけいたしますが、よろしくお願い申し上げます。

敬具

5.

ご協力とあるが、だれが何に協力するのか。

   世界の森林は減少し続けている。その理由の一つに商業用木材を得るための伐採(ばっさい)(注)がある。自然の森の中では、多くの場合高価な木材として売れる木とそうではない木が一緒になって生えている。それにもかかわらず、商業的な伐採(ばっさい)では、効率上の理由から、広範囲(こうはんい)にわたってそこに生えている木をすべて切ってしまうことがある。近年、このような伐採(ばっさい)に対する法による規制が強まっているが、違法伐採(ばっさい)は依然として続いているという。

(注)伐採(ばっさい):木を切ること

6.

この文章の内容に合うものはどれか。

   「日本に魅力(みりょく)があるうちに開国を」と(うった)えるのは早稲田大のカワン・スタント教授  。米国やシンガポールなどのように、優秀(ゆうしゅう)なアジア人に門戸を開けば、少子化で停滞(ていたい)する (注1)日本は再び活性化すると主張する。インドネシアの華人で1974年に来日。東京工業大、東は北大で博士号(はくしごう)を取得したが、日本で研究職に()けず米国へ。

   93年に日本に戻り、新設大学の教授になったが、やる気のない学生であふれていた。「人間ほど大事な資源(しげん)はない。日本にはほかに資源がないのに」。以後、日本の教育に(けいしょうを鳴らし (注2)  続け、昨年8月に2冊目の著書「感動教育」を出版した。

  「日本の学生は非常に内向き。留学生をもっと受け入れれば違う国の人の意見はこんなにおもしろいのかと気付くはずだ」。

(2011年1月24付新潟日報による)

(注1)停滞する:物事が先に進まなくなる

(注2)警鐘を鳴らす:注意して警告する

7.

スタント教授の主張にあうものはどれか。

   ちょうど「人」という字が、支えあって立つ二人のヒトの姿(すがた)に見えように、人間という存在は、本来(ほんらい)他者(たしゃ)の存在を必要としている。自分一人だけで立ってはおらず、他者がいて初めて自己(じこ)という存在が確認できる。(かがみ)がなければ自分がどんなふうに見えるのかわからないように、他者が存在しなければ、自分の言動(げんどう)客観的(きゃくかんてき)にみることはできない。確かに、一人一人が集まって社会は成立(せいりつ)しているが、逆に、社会というものがあってこそ、(  )も存在できるのである。

8.

(  )に入る最も適当な言葉はどれか。


)

   本を見なければ、料理を何一つ作ることができないという友人がいる。結婚して10年、毎日、朝昼(ばん)の三食を料理の本を見て作っているのだと言う。

    彼女は、外食(がいしょく)するときも必ず「有名レストラン案内」というような本を読んでから出かける。服を買うときは雑誌(ざっし)()っている店にいって、雑誌に載っている服を買う。

   つまり、彼女はどこへ行くにも何をするにも、必ず何かの雑誌や本で得た知識(ちしき)をもとに動いている。いや、動かされていると言ってもいいかもしれない。マニュアルなしでは行動できない、彼女のような人を「マニュアル依存症(いぞんしょう)とでも言うのだろうか。

9.

筆者が言う「マニュアル依存症」とはどんな人のことか。

大手ハンバーガー店が今月16日から30日まで、新商品がまずかったら全額返金するというキャンペーン(注)を実施する。通信販売などでは、注文した商品が気に入らなければその代金を客に返金するという保証制度は一般的だが、ハンバーガー店のような外食産業では非常に珍しい試みだ。味への自信を示すことが目的で、全国で一斉に行われる。返金は当日限りで、期間中1人1回のみ、それから商品を半分以上食べていないことが条だ。

(注)キャンペーン:ここでは、販売方法

10.

大手ハンバーガー店が今月16日から実施するのは次のどれか。

   国際宇宙ステーションは、地球から約400 km 離れたところを回る巨大な有人実験施設である。宇宙では、地球から運ばれ水はコップ1杯30〜40万円に相当するほど高価なものとなるが、2008年に、ステーションで使用した水をリサイクルする装置が設置された。再生された水は飲料水や実験のほか、酸素を作り出すのにも使われる。いずれ装置が完全に機能すれば、地球から新たに水を運ぶことも不要になる。

11.

再生装置が完全に機能すると、国際宇宙ステーションで使われる水はどうなると述べているか。

  「肉じゃが」は日本の家庭料理に人気メニューです。だれにでもできる手抜(てぬ)き「肉じゃが」の作り方をお教えしましょう。手抜きというのは「手をかけない」、つまり「時間をかけない.簡単にする」という意味です。ブタ肉 100g. タマヌギ半分.じゃがいも2個を食べやすい大きささに切ります。お好みで白滝(しらたき)注)や人参を入れてもいいです。材料をつゆや水と一緒になべに入れて()ます。つゆは自分で作るのではなく売っている物を使います。味はつゆの量で甘くしたり辛くしたり自由煮決めることができます。

(注)白滝(しらたき):コンニャクという植物から作られた食品でほとんどが水分である。

12.

「肉じゃが」を作るときにどこで手抜きをしているか。

   「日本全国どこも似る=たような町になってしまった」と言う人がいる。地方へ行っても、都会と同じような姿(すがた)の駅、都会にもあるような名前のスーパーやコンビニ、ホテルばかりで、つまらないと言うのだ。しかし、こういうことを言う人は建物しか見ていないのかもしれない。実際は、そこに住む人々の生活の中に入り込んでみると、(こと)なる点がたくさん見えてくる。その上地にずっと住んでいる人と一緒に食事でもしながら話してみるといい。「戦前、この村はこんな産業が(さか)んで、その影響(えいきょう)がこんなふうに残っている」「この村の祭りには、伝統的にこんな役割がる」といったような話がいろいろ開けるだろう。

13.

筆者は、現代の日本について、どのような意見を述べているか。

   血液型から人の性格や行動パターンの特徴を判断したり、分類したりすることが流行っている。「彼女、AB型なんだって 」「ああ、やっぱりAB型なんだ。そうだろうと思ってた」などと言っているのをよく耳にする。しかし、血液型判断の科学的な裏づけ(注1)はあるのだろうか。

   先日こんな実験の話を聞いた。「あなたの血液型は××型ですね。この型の人は、このような性格、このような行動パターンをもっています」と言って、性格や行動について書き出したものを見せる。すると、たいていの人は、「ほんとにそうです。これはまさに私の性格と一致しています」と言うそうだ。実は、この書き出しの内容は、その人の血液型だけの特徴ではない。どんな血液型の人にも、つまり、だれにも同一のものを見せるのだという。ちょっと意地悪だが、血液型による性格判断の一面を表したおもしろい実験だと言えるだろう。

(注1)裏づけ:証明

14.

血液型による性格判断の一面とは、どんなことだと考えられるか。

   もともと猫好(ねこず)きで、()っている(ねこ)のこと、死んでしまった猫のことについてはいくつも文章を書いたことがある。子どものころは家に犬がいたけれど、これは頑固(がんこ)(注1)なテリア犬で、小学生の私を主人として認めていなかったから、私の言うことなどまったく聞かず、散歩(さんぽ)()れて行くのも面倒(めんどう)なだけだった。もっと(ある)きたいのだろう、どんどん先へ歩いて行こうとする犬を引っ張って帰って来るのがいつも苦痛(くつう)だった。私はその犬が好きになれなかったし、犬の方も私のことが好きではなかった。要するに、(  )。

(注1)頑固(がんこ):人の考えを受け入れられず、自分の考えを変えようとしない性格。

15.

(  )に入る最も適当な言葉はどれか。

   かって、科学者とは、誰も考えつかなかったものを発見したり発明したりする人のことでした。だれも持っていない道具を自分で作り、それを使って研究を進め、新しい真実を発見する人、つまり、めったにいない天才でした。ところが、科学の進歩にともない、一定の技術を持ったさらに多くの科学者が必要になりました。そこで、科学者を短期間で育てるための制度ができ、多くの科学者が生まれ、必要とされる職場に送られるようになりました。科学者は一般的な職業になったのです。

16.

この文章の内容に合うものはどれか。

   フランスのワイン生産者団体の一つが、日本に輸出されるワインについて、ペットボトルに入れて販売することを認めることを発表した。それまでは、ワインはガラス製のびんに入れて販売することが望まれるとして否定的な立場だったが、検査の結果、ペットボトルの中身に問題は生じないことがはっきりしたという。ペットボトル入りのものは、軽い(ぶん)、輸送費が(おさ)えられるため、数年前から販売されてきた。今回の発表で、それがさらに拡大(かくだい)し、売上が仲びそうだ。

17.

今回の発表はどのような内容か。

   拝啓  平素は格別のお引き立てをいただき、厚く御礼申し上げます。

   さて、この度はアジーナン企画による「年末スペシャルコンサート」招待券にご応募(おうぼ)いただき、まことにありがとうございました。応募者(おうぼしゃ)多数につき、原生(げんせい)抽選(ちゅうせん)を行いました結果、残念ながら当選(とうせん)とはなりませんでした。恐縮(きょうしゅく)ではございますが、ここにお知らせいたします。

   なお、アジーナン企画では、来年1月に「ニューイヤーコンサート」も予定いたしております。詳細(しょうさい)弊社(へいしゃ)ホームページで発表いたします。今回と同様、招待券をご用意する予定です。またのご応募(おうぼ)をお待ちしております。

  今後とも、アジーナン企画へのご愛顧(あいこ)(たまわ)りますようお願い申し上げます。

  敬具

  アジーナン企画株式会社

18.

このお知らせを受け取った人の説明として、正しいものはどれですか。

   「科学」というと、「難しい」とか 「わかりにくい」と考えてしまうことが多い。では、科学の研究はなぜ大変なのか。それは、一見すると知ろうとするポイントから離れているようだが実は関係のある事柄、これを緒に理解しなければならないからだ。

   一つのことがわかると、それに関連した「新しい問題点」が見つかる。調べれば調べるほど、調べなければならないことが出てくる。長いトンネルの中を進むようなものだ。けれども、どんなに長いトンネルにも出口のないトンネルはない。トンネルを抜けたとき、世界は急に明るくなり、見えなかったものが見えてくる。科学が「難しいもの」から「おもしろいもの」に変わっていくのは、そこからである。

19.

トンネルを抜けたときとは、どんなときを表しているか。

幼稚園の補助金の申請について

1.申請できる人:保護者

2.条件:子どもの年齢が4月 1 日現在 3 歳・4 歳・5 歳であること。子どもがひばり市に住民登録あるいは外国人登録していること。扶養者(ふようしゃ)(注)の登録が必ずしもひばり市である必要はありません。子どもが幼稚園に通っていること。

3.申請書類:補助金申請書に各幼稚園の通園証明書を添付すること

4. 申請期限:6 月 30 日まで

(注)扶養者(ふようしゃ):生活できるように世話をする人

20.

ひばり市に幼稚園の補助金を申請できる人は誰か。

問題2 次の(1)から(5)の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。

   かなり前、職人は「仕事は盗んで覚えるものだ」といっていたと伝わっている。私も若いころ、その話に近いことをいう職人たちと働いたことがある。

   しかし私は、そう豪語(ごうご)する(注1)人に限ってさほどの(注2)技量を持っていないと思っていた。いい仕事をする人は、仕事を覚え始める人には親切に基本(きほん)を教えていたし、少しは仕事ができる人に対しても、①その人にとって初めての仕事ならば、やはり道具や機械の(あつか)い方、手順(注3)などを分かりやすく話すという光景に出合っている。

   どうしてそうするかといえば、いい仕事をする人ほど、その仕事の一番大切なところは教わって覚えられるものではないと分かっていて、だからこそ、その最後のところを早く分かってもらえるように、教えられる基本(きほん)の部分は教えようと考えるのだと思われる。また、自分の仕事能力に自信があるから、教えることを()しまない(注4)。力がない人ほど、教えようにも何を教えたらいいのかが分からず、教える方法を知らない。また、教えると自分の競争相手を作ることになると考えて、教えることを止めてしまう。②「そんな」と思うかもしれないが、結構そのタイプの人がいた。いまも、いる。

(森清『働くって何だ 30のアドバイス』岩波書店による)

(注1)豪語(ごうご)する:自信があるように見せて、大きいことを言う

(注2)さほどの:それほどの

(注3)手順:何かをするときの順番

(注4)()しまない:もったいないと思わないで、どんどんやる

1.

その人とは、だれを指すか。

2.

「そんな」と思うとは、どういう意味か。

3.

筆者は、仕事を教えることについて、どう考えているか。

   私はマネ(注1)の作品に独特の「目」を感じます。その最大の理由はどこにあるので しょうか。

   一般的な絵画の場合、ルノワール(注1)にしてもモネ(注1)にしても、我々(われわれ)が普通に見た時の姿(すがた)が基準で()かれています。つまり鑑賞者(かんしょうしゃ)が主役に仕上げられている絵であり、それは、「私が見ている絵」ということになります。しかしマネの作品の場合は、あくまでも 絵そのものが主役に仕上げられており、それは、我々に「(    A    )」という気を起こさせます。おそらく、マネ自体が、独自の視点(してん)(注2)・視線(しせん)で物事を(とら)えていたのでしょう。有名な「(ふえ)を吹く少年」にしても、一見、普通に笛を吹いている少年の絵のような図柄(ずがら)であり、少年の目が特別鋭くこちらを見ている絵でないにもかかわらず、どこから見ても、①なぜかこちらをじっと見られているような気になります。他の作品にしても、いずれも絵そのものに、非常に強い主張が感じられます。

   マネはまた、純粋(じゅんすい)絵画(かいが)を目指した画家でした。それは、絵を鑑賞する際のあらゆる解釈(かいしゃく)を取り除き、絵そのものの存在感だけを追求したということです。「解釈は関係ない。そこに絵が存在する」。彼の絵があれほど主張を感じさせるのは、②そこからきているのでしょう。

  (吉村絵美夢『修復家だけが知る名画の真実』青春出版社による)

(注1)マネ、ルノワール、モネ:19世紀から20世紀はじめのフランスの画家

(注2)視点:物事を見たり考えたりする立場

1.

(   A   )に入れるのに最も適当な語句はどれか。

2.

①「なぜかこちらをじっと見られているような気になります」とある が、どういうことか。

3.

②「そこ」とは何を指すか。

   私はどちらかと言えば根が楽天的だが、昔は営業の強烈なノルマ(注1)に苦しんだこともある。そういう日々の中から①いつしか身につけたことのひとつが「幸せ感のハードル(注2)を低くする」だった。

   だとえば、あと一歩のところで契約が結べなかった日、会社に戻ってしょげかえる(注3)代わりに 「あの社長と一時間も話せるところまできた」と自分の成果を見つけて評価する。そうやって一日を締めくくれば(注4)明日への活力も湧いてきた。

   仕事そのものも、「仕事は趣味や遊びとはちがう。仕事はお金をもらうのだから、楽しくないことがあっても当たり前」と思ってやってきた。②そこを基準にすれば、少々のことは当然のこととして受け入れられるし、何かいいことがあったときは「お金をもらいながらこんな気持ちを味わえるなんて」と幸せ感も倍増する。

   どうせ人生の一定の時間を仕事に費やすのなら、その時間が楽しいと思えるほうがいいに決まっている。それに楽しいと思ってすることは、何かとスムーズに運び成果もあがるものだ。こうして循環が生まれてくる。

   人は楽しいから笑顔になるのだが、「まず笑顔をつくると、それによって楽しい気持ちが湧いてくる」という研究結果があるという。これにならえば、充実感を得られる仕事を手にするには、楽しめる仕事を探すのも大事だが、小さなことでも楽しめるようになることも意外にあなどれない(注5)ポイントだ。

(高城幸司 『上司につける薬!-マネジメント入門』による)

(注1)強烈なノルマ:厳しい条件で課される仕事

(注2)ハードル:ここでは、基準

(注3)しょげかえる:ひどくがっかりする

(注4)梅めくくる:終える

(注5)あなどれない:軽視できない

 

1.

いつしか身につけたことのひとつの例として近いものはどれか。

2.

そことは何か。

3.

この文章で筆者の言いたいことは何か。

   これはビジネス文書に限ったことではないのだが、何であれ文書を書いていると、少しばかり緊張感を覚えるものだ。書きながら、頭の中でこんなことを考えている。
   この書き方でいいのかな。
   これ、ひどく下手な書き方じゃないだろうか。
   これでわれるかな。
   そういう気がしきりに(注1)して、ちょっとしたプレッシャーになっている。だからこて、文章を書くのは苦手だ、と思っている人もいるのじゃないだろうか。
   しかし、その逆もまた真である。文章を書く面白さとは、そういうプレッシャーを感じながら、なんとか諸問題をクリアして、一応のものを書き上げることにあるのだ。
   テレビゲームが楽しいのと同じ理屈(注2)である。あれは、攻略する(注3)のが簡単ではない様々な障害をかわしながら(注4)、次々に問題を解決していって、なんとかクリアしていくところが面白いのである。むずかしいからこそ、うまくやったときに楽しいのだ。
   文章を書くのも、①そういうことである。これでいいのかな、と一抹の(注5)不安を抱えながら、なんとか書いていくってことを楽しまなければならない。
   別の言い方にすると、文章というものは、書く人に対して、うまく書いてくれ、と要求してくるのである。なぜなら、文章とは人と人とのコミュニケーションの道具だからだ。この例外は、自分だけにわかればいいメモと、絶対に他人に見せない日記だけである。
   それ以外の文章は、必ず、書く人間のほかに、②読む人間がいて完成されるのだ。そして、書いた人の伝えたかったことが、読んだ人にちゃんとわかってこそ、文章は役をはたしたことになる。
                                            (清水義範『スラスラ書ける!ビジネス文書』による)
(注1)    しきりに:何度も
(注2)    理屈:ここでは、考え方
(注3)    攻略する:うまく解決する
(注4)    かわしながら:避けながら
(注5)    一抹の:ほんの少しの
 

1.

筆者は、文章を書くときに何がプレッシャーになっていると述べているか。

2.

①そういうことであるとはどういうことか。

3.

②読む人間がいて完成されるとはどういうことか。

以前、猫の雑誌で読者の人の投稿(とうこう)(注1)を読んではっとさせられた(注2)ことがある。子育てが一段落としたという投稿者の女性は、日々猫に(いや)されている(注3)そうなのだが、猫がごはんを食べたりしただけで「たくさん食べて偉いね」などと()めちぎっているのだという。そんな自分の行動から、「自分の子供にも口うるさいことばかり言わずに、もっとやさしく接して褒めてやればよかった」と①()(かえ)っていたのだが、子どものいない私にもその言葉は心に染み入るものだった。

子どもに限らず、家族や友人や恋人に私たちは様々な期待をし、時に「本人のため」という理由から厳しい態度をとることがある。特に「親」という立場であれば、子どもを自立した大人にしなければ、というプレッシャー(注4)からどうしても厳しくなってしまうだろう。しかし、それは時に本人を必要以上に追いつめ、最低限の「自信」すら奪ってしまうこともある。(中略)

だからといって②毎日本当に食べて寝て遊んでばかりいられても困ると言えば困るが、基本的には元気でいてくれたらそれでOKな気がする。

(注意)

  1. 投稿(とうこう):新聞・雑誌などに読者が送った原稿
  2. はっとする:急に何かに気づく
  3. (いや)す:病気・傷・苦しみなどを治す
  4. プレッシャー:精神的な圧力
1.

振り返っていたのはだれか。

2.

毎日本当に食べて寝て遊んでばかりいられても困ると言えば困るとはどういうことか。

3.

この文章で筆者が最も言いたいことは何か。

「ルール」はなぜあるのでしょうか?

   スポーツを理解するために最初に確認しておきますが、“スポーツは人間が楽しむためのもの”です。これが出発点です。決して「世の中に無ければならないモノ」でもなければ、生きるためにどうしても「必要なモノ」でもありませんが、楽しむためのモノであり、その“スポーツを楽しむ”ために「ルール」があるのです。

   そして、ルールのもとで勝敗を(きそ)いますが、このことが楽しくないのであれば、スポーツをする価値(かち)はありません。(ほか)のことをやった方がずっとマシ(注)です。なぜなら、スポーツは「Play / ブレー」(=遊び)だからです。遊びである以上、好きにならなくてはいけないモノではありません。好きでないなら、しなければいいのです。決して無理をする必要はありません。

   スポーツへの参加は強制(きょうせい)されるのではなく、自由意思によるものでなければ、「遊び(=Play)」になりません。(中略)

 「ルール」とは楽しむための具体的な約束事、つまり、「プレー(遊ぶ)」するために存在するのです。「ルール」というのは「いい」「悪い」を判断するものではありません。「楽しいか」「楽しくないか」が第一の判断基準(きじゅん)です(ここが「法律とルールの違うところ」です)。

(高峰修 『スポーツ教養入門』岩友書店による)

(注)マシ:そのほうが、まだよい

1.

これが出発点ですとは、どういう意味か。

2.

スポーツのルールと、法律との違いについて、筆者の考えと合うものはどれか。

3.

筆者がこの文章で述べていることと合っているものは、どれか。

   2000年から2001年にかけて、全国紙として有名な新聞が、基本の活字を少し大きなものに変えました。地方紙も同じだったと思います。高齢者人口の増加が原因でしょうが、新聞を読む人の総数の中で、(注1)老眼鏡を必要とする人の割合が増えたからです。

   新聞だって「お客様は神様」でしょうから、その「神様」のニーズに沿って紙面を変えるということは、とうぜんのことです。その案内の記事では、これまでの活字と新しい活字を比較して、いかに見やすくなったかがしめされていて、わかりやすく納得できるものでした。そして、各社ほとんど同じことを書いていたと思いますが、紙面の大きさは変えないわけだから、「文字が大きくなった分、文字数を減らさねばなりません。そこで、記事は(注2)要点をおさえ簡略化して適切化をはかる」というような説明になっていました。なるほどと思う一方、①これまではそうでなかったのかなとも思いました。

   大きな活字の本も出まわるようになってきました。とくに辞書は同じ内容で同じデザインで大きな(注4)版のものが出て、老眼鏡なしでも利用できるとありがたがられています。ただサイズが大きくなった分、大きく重いという欠点もありますが、その快適さに換えられないという人には②問題になりません

                    (光野有次『みんなでつくるバリアフリー』による)

(注1)老眼鏡:年をとって近くが見えにくくなった人のための眼羅

(注2)要点をおさえる:要点をつかむ

(注3)適切化をはかる:適切になるようにする

(注4)版:ここでは、サイズ

1.

新聞の文字が大きくなった理由は何が。

2.

①これまではそうでなかったとは、どういう意味か。

3.

②問題になりませんとあるが、何が問題にならないのか。

   実力テストを受けたがらない学生がいる。その理由を聞くと、「もう少し実力を付けてから受けたい」と言う。気持ちはわからないでもない。でも、そんなふうに思っていると、いつまでも受けられない。例えば、着物の着方を習っている人が、上手になったら着物を着て出かけようと思う。しかし、どの程度で上手になったといえるのか、判断がつかない。それよりもまず着物を着て出かけてみるといい。しかもちょっと緊張するような場所に。もし最後まで着崩(きくず)れしなければ、それで自信がつく。語学にしても、まずはレベルに合わせて使ってみることだ。恥をかいても気にしない。そうしているうちにレベルも上がってくる。料理も同様、(  )。批評されながら腕を(みが)けばいいのだから。

1.

(  )に入る文として、適当なものはどれか。

2.

本文の内容と合っているのはどれか。

3.

筆者の言っていることに合っているのはどの人か。

   会話の技術は、運転技術とよく似ています。ポーツと運転をしていると、事故を起こしかねません。たとえば、数人で楽しく盛り上がっているときに、いきなり入ってきて、自分の話を始める人がいます。あれは、高速道路に加速しないで進入してくる車のようなもので、本人は気づかなくても、入った途端にクラッシュ(注1)して入るのです。

   グループに加わりたいときは、まず黙って話を聞くことです。②​うなずきながらエンジンを温め、他の車と速度を同じくて会話に加わると、流れにうまく乗ることができます。

   そのうえで、自分の話ばかりしないように注意すること。人は誰でも自分の話をしたがっているのですから。会話は、ボールゲームのようなものです。サッカーでもバスケットボールでも、ひとりでボールを独占していたら、次からは遊んでもらえなくなります。

みんなで話しているとき、自分がどれだけ話をしたのか、常に意識していることも必要です。特に、大勢で話しているときは、発言しない人により多くの意識を配ってください。おとなしい人は無視されがちですが、同じ場にいることに敬意を払って、その人にも(注2)話を振らないと。

つくづく思いますけれど、会話ほど、個人のレベル差が大きいものはありません。充実した会話をしたいのあれば、それなり準備や練習は必要なのです。私は練習することで得るものは大きいと思いますよ。その中に、人生を変える出会いや幸運(注3)潜んでいるのではないでしょうか。

(斎藤孝「できる人」の極意!による)

(注1)クラッシュする:衝突事故を起こす

(注2)話を癍る:話す機会を与える

(注3)潜んでいる:隠れている

1.

①会話の会話の技術は運転技術とよく似ていますとあるが、この文章でどんなところが似ていると述べているか。

2.

②うなずきながらエンジンを温めとあるが、ここではどういうことか。

3.

みんなで会話をしているときには、どのような注意が必要だと述べているか。

   何かを評価(ひょうか)する時、日本人は100点を満点とする方法を()りがちです。小学校入学以来、()(かえ)し行われるテストがその典型で、すべての出題に正解すれば 100点。間違った場合は、その分を差し引いていく。つまり限定法(げんていほう)です。

   これは中間レベルを相対的(そうたいてき)(注1)評価(ひょうか)する場合に(てき)しています。たとえば30じんのクラスで100点満点のテストを実施したとしましょう。得点(とくてん)評価(ひょうか))は0点から100点まで分布します。60点の人は50点の人よりも高く評価(ひょうか)される。これは(だれ)にでもわかりまう。

   ところが、100点の人が5人いたとしたら、どうでしょうか。5人が優秀(ゆうしゅう)なのはわかるけれど、彼らに正当な評価(ひょうか)がされたとは言えません。100点という「天井(てんじょう)」を設定(せってい)したために、評価(ひょうか)曖昧(あいまい)になってしまうわけです。

   こうした方法で評価(ひょうか)していると、評価(ひょうか)を受ける側は100点を目標にするようになります。試験に出そうなかとだけを勉強し、それ以外はやってもムダと考えるわけです。すると、努力し続ければどんどん伸びる可能性があるのに、100点で止まってしまうことになります。こうしたことを()けるために、評価方法として加点法(かてんほう)採用(さいよう)している分野を少しはあります。(中略)

   減点法(      げん てんほう)加点法(かてんほう)の違いを一言(ひとこと)で言えば、失敗をカウントするか(注2)、成功をカウントするか、ということです。社会生活(注3)(いとな)む大多数の人間は評価(ひょうか)を求めて生きますから、適用(てきよう)される評価法(ひょうかほう)に合わせて行動様式(注4)を変えます。失敗がカウントされるから、失敗を減らすように努めるし、成功がカウントされるなら成功を増大させようと努めるわけです。

(川口淳一部『「はやぶさ」式思考法 日本を復活させる24の提言』飛鳥新社による)

(注1)相対的に:ほかのものと比べて

(注2)カウントする:数える

(注3)社会生活を営む:社会で生活する

(注4)行動様式:行動のしかた

1.

次のうち、減点法(げんてんほう)のものはどれか。

2.

評価(ひょうか)曖昧(あいまい)になってしまう のは、どのような場合か。

3.

筆者は、減点法(げんてんほう)をどのようにとらえているか。

「一度」とか「一人」とかいう言葉は数を示すものであり、それ自体に良いも悪いもない。

     しかし昨今、それらの言葉がとりわけ騒々(そうぞう)しく耳を打ち目にとまる(注1)のは、「百年に一度」とか「千人に一人」といった言い回しが多用されているためである。

     つまりこの「一度」や「一人」における「一」は、百年とか千人といった(はる)かに(注2)に大きな数に対応する「一」だあり、確率を表す数字ということになるのだろう。

     たとえば百年に一度の大災害(だいさいがい)(注3)に見舞われるとか、千人に一人の割合で発生する事故の犠牲者(ぎせいしゃ)(注4)になるとかいったような形でこの数字は使われる。そして多くの場合、ここの数量表現は、だから実際には人は滅多(めった)にそんな困った事態(じたい)にぶつかるものではありませんよ。と人々を安心させる(1)働きを(にな)っているような気がしてならない。

     別の見方をすれば、本人がその確率を承知して暮らしている以上、もし天災(てんさい)に出会っても天から降って来る人口衛星(えいせい)のかけら(注5)に当っても、医療面でのトラブルに巻き込まれても、誰も責任を問われることはなくなるのかもしれない。

     確率を示す数字が全く必要ないなどとは思わない。少なくともそれは、ごく大雑把(おおざっぱ)な見当をつける(注6)上では役に立つことも多いだろう。

     ただ忘れてはならぬ(2)のは、もし何かが起こって際には、その当事者は分母(ぶんぼ)(注7)の数字に関係なく、分子(ぶんし)(注8)の「一つ」である点だ。その時には自分にとって分母と分子は同じ数となる。つまり、一分の一になってしまう。

     だから「一度」や「一人」を気軽に扱って欲しくない。分母は数字でも分子は数字ではないのだから。

(黒井千次「大きな分母」『ベスト・エッセイ2012』光村図書による)

(注1)耳を打ち目にとまる:聞いたり見たりして気にかかる

(注2)遥かに:ずっと

(注3)大災害に見舞われる:台風、地震、事故など、とても大変なことにあう

(注4)犠牲者:被害にあった人

(注5)人工衛星のかけら:主に地球の周りを回っている人工物がこわれて小さくなったもの

(注6)大雑把な見当をつける:だいたいこのぐらいだろうと予想する

(注7)分母:b/aのa

(注8)分子:b/aのb

1.

「百年に一度」や「千年に一人」という言い方は、なぜ(1)人々を安心させるのか。

2.

(2)忘れてはならぬとは、だれが「忘れてはならぬ」のか。

3.

筆者が主張したいことは何か。

   転職を考えることがときどきある。とはいっても、それほど本気ではない。ただ、もし別の仕事を選んでいたら、自分はどんな人生だったのかを想像してしまう。想像するだけでもけっこう楽しい。いまの仕事に大きな不満はないが、そうかといって格別面白いというわけでもない。もしこの仕事をしてみたら、自分はもっと充実するのかも、とついつい考えてしまうのだ。

   まあ、隣の芝生はよく見えると言われてしまえばそれまでだが、自分にピッタリの洋服がなかなかないように、(注1)誰しも自分だけの仕事を探しているのだろう。洋服は試着できるが、仕事に関しては、試しにちょっと、というわけにはいかない。もっとも多少働いたとしても、仕事の本質はわからないだろうが。

   昔に比べれば、われわれの職業選択の幅ははるかに拡がっている。だけど......これが自分の仕事だと(注2)胸を張って言える人は意外と少ないのではないだろうか。

   才能があれば、と思う人がいるかもしれない。子供の頃に憧れていた野球選手とか、大学時代に憧れた映画監督になっていたら、たしかに楽しいだろう。でも、現在、私が思うのは、そんな憧れの世界ではない。たとえ平凡な才能でも、自分にピッタリの仕事を探せればよいと思っている。誰しも、自由な職業選択における自分だけの(注3) "必然"を求めているのではないだろうか。

(梅崎修『マンガに教わる仕事学』による)

(注1)誰しも:誰でも

(注2)胸を張って:自信を持って

(注3)必然:そうなって当然のこと

1.

①それほど本気ではない理由として、本文から考えられることはどれか。

2.

②自分の仕事とはどのような仕事か。

3.

この文章で筆者が言いたいことは何か

   ①ある哲学者(てつがくしゃ)が、こんな打ち明け話をした。(注1)

   学生のころ、陸上競技の選手をしていたこの人は、運動と勉強の両方をするのは、忙しい。充分な勉強もできない。こう考えて、思い切って、陸上競技の練習をやめてしまった。それで勉強の成績は上がるだろうと考えたが、実際には、逆に成績が下がってしまった。おかしいと反省して、やはり、忙しくなくなったことで、勉強の能率が悪くなり、手早くしていた勉強が時間の増えた(ぶん)、のろくなったということがわかった。運動と勉強の両方をしていたときの集中がゆるんでしまったのは失敗だったと、この哲学者(てつがくしゃ)は若き日を回顧(かいこ)した(注2)。なまじ時間があると(注3)、仕事の能率が悪くなる。忙しい方がよく仕事ができる、というのは、ヒマな人には想定外のことである。

   仕事が多くなれば、仕事が早くなり、案外(あんがい)時間があまる。時間があると思うと、仕事がのろくなり、のんびりするから、時間内に仕上げることもできなくなったりする。(中略)

   予定表をそばに置いて、予定と競争して勉強すると、どんどんすすみ、とても無理だと思ったことが予定の時間内にできてしまい時間があまることもある。②忙しくしたから、ヒマが生まれたのである。ヒマな人がたくさんの仕事を予定して時間内にこなす(注4ようにすれば、つまらぬことに時間を空費(くうひ)する(注5)ことはなくなると気づいたという。

(外山滋比古『傷のあるリンゴ』東京書籍による) 

(注1) 打ち明け話をする:言わないでかくていたこをを話す

(注2) 回顧(かいこ)する:昔のことを思い出す

(注3) なまじ時間があると:十分ではなくても時間に余裕(よゆう)があると

(注4) こなす:やるべきことを処理する

(注5) 空費(くうひ)する:むだに使う

 

1.

ある哲学者(てつがくしゃ)が話した内容として、正しいものはどれか。

2.

忙しくしたから、ヒマが生まれたとは、どういう意味か。

3.

筆者が述べたいことは何か。

   「日本の消費者は世界一、目が肥えている(注1)」という言葉には2つの意味がある。第1は機能や味などへの要求水準が高いこと。第2には、わずかな傷も許さないなど見た目へのこだわりだ。
   消費者は後者のこだわりを捨てつつある。それでは消費者は嫌々「傷物」に目を向け、我慢して買っているのか。必ずしもそうではない。
   衣料品や家具などでは中古品市場や消費者同士の交換が盛んだ。再利用でごみが減り、環境にもいい。商品の傷も前の使用者のぬくもり(注2)とプラスにとらえる感性(注3)が若い人を中心に広がっている。
   規格(注4)外の農産物も似ている。ごみになるはずのものを安く使い、エコロジーと節約を両立させることに、前向きの価値を見いだしているのではないか。不ぞろいな野菜は、むしろ手作り品を思わせる長所。消費者の新たな価値観に、企業がようやく追いついてきた。
   市場が広がれば、粗悪品(注5)や不良品が出回る可能性も高まる。なぜ安いのか。本来の価値は損なわれていないか。企業の責任は重い。消費者にも「厳しい目」をきちんと持つことが求められる。
                                                                                                         (日本経済新聞2009年8月27日付朝刊による)
(注1)目が肥えている:よい物を見慣れていて、物の価値がわかる
(注2)ぬくもり:あたたかい感じ
(注3)感性:感じ方
(注4)規格:基準
(注5)粗悪品:粗末で質が悪いもの
 

1.

以前と比べ、消費者はどのように変わったか。

2.

筆者は、消費者の意識の変化をどのようにとらえているか。

3.

追いついてきたとあるが、企業がどうなってきたのか。

子どものころの夏休みの思い出といえば、まず「ラジオ体操(たいそう)」を思い出す。朝、公園に集まってみんなでラジオから(なが)れる曲に合わせて体操をする。確か2週間くらいだったと思うが、全部出るとプレゼントがあるので、がんばって行ったものだ。最近は子どもの数も少なくなっているせいか、すべてに参加したからといって何かもらえるわけでもないようだ。私の家の近所では見られなくなったが、今でも行われているところはかなりあるという。ラジオ放送が(なが)れているのを立ったまま聞き、ラジオ体操(たいそう)のあと軽い運動だけするというところもあれば、ラジオ体操(たいそう)の前後にも運動をやって、1時間ぐらいするところもある。またラジオ体操(たいそう)のほかに軽く走るところなど、いろいろのようだ。若い親子が多い会場もあれば、お年寄りが多い会場もあるという。参加者、スタイルなど、違いはいろいろあっても、ラジオ体操は今も夏の行事にちがいない。

1.

この人は子どものころ、どうしてラジオ体操に行ったのか。

2.

ラジオ体操(たいそう)は今どうなっているのか。

3.

この人はラジオ体操についてどう思っているか。

問題3 次の文章を読んで、質問に答えなさい。答えは、1・2・3・4から最もよいものを一つえらびなさい。

   私は食べ物については好き嫌いが多いが、研究テーマや人間関係についてはあまり好き嫌いがない。ところが、いろいろな人と話をしていると、意外に好き嫌いがあるという人が多い。この研究は嫌いとか、この人は好きじゃないとかよく耳にする。しかし、どんな研究にも視点を変えれば学ぶところは必ずあるし、人間も同様に、悪い面もあればいい面もある。やって損をするという研究は非常にまれであるし、つきあって損をするという人間も非常に少ない。
   科学者や技術者であるなら、発見につながるあらゆる可能性にアンテナを伸ばすべきで、そのためには、好き嫌いがあってはいけないように思う。研究の幅や、発見につながる可能性を大きく狭めて(注1)しまう。
   ところで、そもそも(注2)好き嫌いとは何だろうか?
   「自分の研究分野は、理系であることには間違いない。しかし自分でも、理由があって理系の道を選んだとは思えない。単なる偶然の積み重なりの結果なのだ。
   「自分の好みや得手不得手(注3)で選んだ」とあとから言うのは、その偶然の選択に何らかの理由を与えないと、あとで悔やむことになるからだと思う。たとえば、理系の道を選んで思ったような成果を上げられなかったとき、「なぜ文系の道を選ばなかったのか」と思うような後悔である。遠い過去にさかのぼっていちいち後悔していては、その時点の目の前の問題に力を注げず、前向きに生きていくことはできない。
   そう考えると、好き嫌いや感情というものは、偶然の積み重なりで進んでいく人生を自分なりに納得するためにあるようなものと言えるのではないか。好き嫌いや感情は、無意識のうちに、自分を守るために、自分を納得させるために、都合よく持つものなのだろう。
   感情や好き嫌いは元來(注4)人間に犕わっているものであるというのは間違いないが、人間は、十分な理由がないまま行った自らの行動を、納得し正当化する(注5)ためにも、感情や好き嫌いを用いる。人間は、他の動物にはない、そんな感情や好き嫌いの利用方法を身につけているのかもしれない。
                                                                                         (石黒浩 『ロボットとは何が一人の心を映す鏡』による)
(注1)狭める:狭くする
(注2)そもそも:もともと
(注3)得手不得手:得意不得意
(注4)元來:初めから 
(注5)正当化する:ここでは、間違っていなかったと思う
 

1.

好き嫌いがあってはいけないと筆者が考えているのはなぜか。

2.

筆者は、どうして理系に進んだのか。

3.

筆者は、好き嫌いとは人間にとってどのようなものだと考えているか。
 

   最近、働こうとしない若者が増えているという。また、就職しても「仕事に興味が持てない」「厳しくされるのはいやだ」などの理由で、新入社員の3分の1が3年以内に会社を辞めてしまうのだそうだ。「子どもの興味のあることを伸ばし、個性を尊重する」といういわゆるゆとり教育が「興味のあることしかしない」「我慢ができない」若者を生んだ大きな原因の一つであるということだ。この話を聞いて、数年前に読んだこんな記事が頭に浮かんだ。

   「縁側」という喫茶店がある。隣近所の人との接点になる縁側のような場所にしたい。そんな願いを込めて付けられた店名だ。引きこもりやニートの若者を支援しているNPO法人が運営している。引きこもる青年たちの仕事体験の場でもある。

   そこに集まる青年たちは、まじめな優等生タイプが多い。その中に大学で心理学を専攻した①若者がいた。カウンセラーを目指して卒業後も勉強を続けたが、現実は甘くはなかった。それでも、「自分は特別」という思いがあり、社会に出て②普通の仕事につく気持ちにはなれなかったらしい。引きこもりの生活を何年か続け、昨年、このNPO法人を訪れた。そして、他の引きこもりの若者たちと寮で共同生活を続け、様々な仕事体験を重ねるうちに、「平凡なことの積み重ねこそ大事」、そう思えるようになったという。

   「個性を尊重する」ことは大切だ。しかし、「個性的でなければ生きている意味がない」という思い込みが若者を追い詰めているとは言えないだろうか。平凡な仕事を自分には合わないと思っても我慢して続けてみる。興味がないことであっても、すぐ投げ出さない。何か失敗しても、それを自分を向上させるバネにすればいい。そうすれば、だんだん仕事の面白さが分かってくるのではないだろうか。教育の場では、社会性を養うことも大切だ。社会というものは自分の思いどおりにはならないものだが、その中で少しでも自分らしい生き方ができるような力を育てるべきだ。個性というものは、そう簡単に発揮できるものではない。

1.

若者」について、正しいものはどれか。

2.

②「普通の仕事につく気持ちにはなれなかった」のが変わったのはいつか。

3.

この文章で、教育について筆者が言いたいことは何か。

経済協力開発機構(      けいざいきょうりょくかいはつきこう)(OECD)によると、GDP(国内総生産)に占める学校などの教育機関への公的支出割合が、日本は28か国の中で下から2番目の3.3%だったそうだ。1位はアイスランドで7.2%、2位はデンマークの6.7%だ。もちろん日本は GDPが4兆円以上もあるので、総額から見るとそれほど少ないわけではない。しかし、教育支出に占める家庭の支出の割合が21.8%と高く22か国の中で2番目だった。教育を家庭に頼っているのだ。これでは貧しい家庭の子供が十分な教育を受けられない可能性が出てくる。日本の将来が危ない。

   日本人が教育を大切にしてきた例として有名な 「米百俵(こめひゃっぴょう)」という話がある。あるとき、米の収穫が減って苦しんでいた長岡藩(ながおかはん)()にお見舞いとしてお米が百俵 (約 6トン)届けられた。藩の武士やその家族は米が配られるのを今か今かと待っていた。ところが小林虎三郎(こばやしとらさぶろう)この米を売って藩の学校を建てようと提案した。おなかが空いてたまらない武士たちは初めは大反対であった。しかし小林は 「食べられないからこそ教育しなければならない。百俵の米は数日食べ終わってしまう。この米を売って学校を建てることこそが長岡藩が生きていくただひとつの道だ。」と言って説得した。こうして1870年学校が生まれた。そこから多くの優秀な人物が育った。そうして長岡藩は豊かに発展していた。

   日本は明治時代(1868~1912 年)に欧米の先進国に追いつこうと、技術者を招いてその技術を学んで。彼らの知識はすぐに全国に広まり、日本の産業は急速に発達したそうだ。多くの日本人がいわゆる 「読み書きそろばん]、つまり読むこと、書くこと、計算することができたからだ言われている。もし文字が読めなかったら、簡単なことでも文を読んで学ぶことはできない。人がそこに行って一つ一つせつめいしなければならない。これでは知識広まるのにかなりの時間が必要になる。

   現在、国が教育を軽視しているとは言わないが、国の予算を見る限り重要視されているとも言えない。日本の将来は子供たちの肩にかかっている。その子供たちの教育費が少なくては国が滅びると言いたい。また、大学院を卒業している修士や博士が就職誰だと言われている。彼らの能力が生かせる場を作ることも待ったなしだ。大学院の進学率が下がることは、技術が国を支えている日本としては問題である。教育はすぐには利益として現れないけれど、長い目で見ると計り知れない効果をもたらす。いまこそ教育に重きを置いた国策を採るべきときである。

(注)長岡藩(ながおかはん)長岡(ながおか)新潟県(にいがたけん)地名(ちめい)

(はん)(むかし)(けん)()

1.

教育費を家庭に頼っているとどうなるか。

2.

「米百俵」の話について述べているのはどれか。

3.

筆者の意見はどれか。

もうひと昔前になるが、警察庁のなかに道路交通の委員会が発足し(注1)、第一回の会合に出席したことがある。そのとき事務局からの説明はこうだ。

「近年、東京その他の大都会で道路が非常にこむようになりました。そこでこの混雑を解消するために、この委殺会を組織しました」

そこで私は潤いてみた。

「わかりました。では、この委員会は、どういう結果をもたらしたら成功したことになるんですか?」

評価――ルールといってもいいが――を決めてもらわないと、どういう作業をしていいのかわからない。どんな結果になれば、成功したことになるのか、いい換えれば何を最適化すればいいのかをはっきりさせたいと思ったのである。

しつこく聞くと、①向こうは腹を立てた。とうとう、

「東京の道路の混雑がなくなればいいんです」

といいだした。

そこで私はこういった。

「東京の道路の混雑を緩和(かんわ)する(注2)。これは簡単ですよ。東京から出るほうの信号機を全部青にしなさい。入るほうは全部青にしなさい。そうすれば、いったん出たら入れないんだから、東京はガラガラになって混雑はいっぺんになくなる」

こういう話をすると、不真面目なやつだと怒る人がいるが、私はやけくそになって(注3)いったわけではない。混雑を緩和(かんわ)するといっても、いろいろなやり方があることを指摘(してき)した(注4)かったのだ。

たとえばある交差点では、これまで1時間に800台しかクルマが通れなかった。それを新しいやり方にしたら1000台通れなかった。これを混雑が緩扣(かんひか)したというのであれば、そのようなクルマの流れにする規制方法がある。

また、別のやり方だってある。ある交差点からある地点まで、いままで30分かからなければ行けなかった。それを新しいやり方にしたら、15分で行けるようになった。これも混雑の緩和だと考えることができる。

最初の方法は、進路の容量をできるだけ増やそうとするやり方。後者は旅行時間をできるだけ短縮(たんしゅく)するというやり方である。どちらのものさし、評価尺度(しゃくど)(注5)を使うかによって、交通規制の仕方が変わってくる。だから、まず②評価の尺度を決めることが必要なのである。

これは重要なことである。具体的な目標とは何かをクリアにしないで(注6)、なんとなく話し合っているだけでは、結果はたいてい思わしくない(注7)。日本人は言葉を使うのがうまいが、それだけにその言葉の意味をきちんと定義(ていぎ)しないで(注8)行動してしまうことが多いのである。

(唐津-『かけひきの科学情報をいかに使うか』PHP研究所)

 

(注1)発足:始まる

(注2)混雑を緩和する:混雑を少なくする

(注3)やけくそになって:どうでもいいと思って

(注4)指摘する:問題になることを示す

(注5)尺度:測る基準

(注6)クリアにする:はっきり示す

(注7)思わしくない:あまりよくない

(注8)定義する:ことばの意味をはっきりきめ

1.

①向こうとはだれか。

2.

評価の尺度を決めるとはどういうことか。 

3.

筆者がこの文章で一番言いたいことはどんなことか。

   私は①(くつ)に四十年も(なや)まされてきた

   私は、中学二年になって急に身長(しんちょう)()びてきた。妹の私が兄を()()した。いっしょに足も大きくなった。高校生のときは、大きい靴がとてもはずかしかった。就職(しゅうしょく)して初めての給料(きゅうりょう)で、いちばんに靴を注文(ちゅうもん)した。しかし、出来上(できあ)がった靴は、かわいらしいとはとても言えないものだった。

   それからずっと、靴には(こま)らされてきた。足に靴を合わせるのではなく、無理をすれば()けそうな靴に、足を合わせてきた。(ちぢ)めていた指は、変形(へんけい)し、(つめ)は何度()え変わったことか。痛くならない靴などないのだと、あきらめていた。

   ところが五年ほど前、何となく開いた雑誌に東京の小さな靴屋が紹介されていた。私と同じように合う靴がなくて悩み続けていた人が、そこの靴で悩みが解消(かいしょう)されたという話も出ていた。これなら、と期待(きたい)がふくらんだ。

   数か月後、用事(ようじ)で東京へ行ったついでに、その靴屋に()ってみた。心配そうに靴を()いで見せた私の足に、靴屋さんはさわって言った。

「②これは大変でしたね(こし)まで痛かったでしょう。」

   そうして、(ため)しに()かせてくれた靴の()きやすさといったら……足をやさしく包んでくれて、指はのびのび伸ばせる。こんな靴がこの世にあったのか、と感動(かんどう)した。そのまま()いて帰りたかった私は、その場で一足(いっそく)注文した。

海辺(うみべ)(そだ)ちましたか?」と、靴屋さん。

「ええ。海のすぐ近くではなかったですが……」

「そうですか。魚をたくさん食べて育った人の足ですよ!」

「ん?……ええ、魚は大好きです。でも、どうして?」

三浦海岸(みうらかいがん)に住んでる人も同じ足でしたよ。どうしてなのかねえ……」

靴屋さんの笑顔(えがお)が、③(____)。四十年かかって、ようやく出会(であ)えた笑顔だった。

(宮部紀子「魚を食べた足」『片手の音―05年版ベスト・エッセイ集』文藝春秋による)

1.

筆者はなぜ、①「(くつ)に四十年も(なや)まされてきたのか。

2.

②「これは大変でしたね。」とあるが。何が大変だったのか。

3.

③(____)に入る言葉として最も適当(てきとう)なものはどれか。

問題4 次の(1)から(3)の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。

相談者:

私は大学2年生です。10代がもうすぐ終わってしまいます。このままでは何もしないうちに終わってしまうような気がします。10代のうちにしておくべきことは何でしょうか。

回答者A:

   旅をするというのはどうでしょうか。卒業して社会人になったら、忙励て気ままな旅をすることはむずかしくなります。学生の間は、お金はないでしょうから、お金より時間でぜいたくができる旅をお勧めします。

   時間の制約のない中で、好奇心のままに見聞(けんぶん)を広め、自分の感じ方や考え方が変わることを楽しむ、そんなことができる旅です。

   私は、学生時代、仲間といっしょにそんな旅をよくしたものです。夜行列車で行く貧乏旅行でした。汽車の窓から眺めた夕焼けや、夜の海に浮かぶ船の灯り、空に輝く無数の星……。いまでも目を閉じるとあざやかに浮かんできます。

   五感を敏感に働かせていろいろなものに感動することです。そうした感性が、今後仕事をしたり人間関係を築いたりする上の大切な(かて)になると思います。

回答者B:

   やはり10代は何かに打ち込むことですね。例えば勉強。私は、アメリカに留学をしたとき死ぬほど勉強しましたが、それが今の私の土台になっている気がします。

   勉強が苦手な人は、スポーツでいいと思います。野球でも、サッカーでも、水泳でも、とにかく打ちこむことです。自分の肉体の限界に(いど)むような気持ちで頑張ること。スポーツで大成することが目的ではなく、頑張ることが目的なのです。人間は若い時に一度はハードトレーニングを経験することが大切だと思います。ハードトレーニングに()えた経験と自信が、それからの人生で自分を支えてくれるのです。

1.

二人が重視していることは、一言で言うとそれぞれ何だと考えられるか。一番適当なものをえらびなさい。

2.

二人の回答に共通していることは何か。

A

   子どもが親と同じ職業につくことは、昔なら当然のことであった。農民の子は農民に、商人の子は商人になるよう、生まれたときから義務(ぎむ)づけられていたと言ってもいい。しかし、近代になると個人の意思を尊重しようという動きが生まれ、「職業選択(せんたく)の自由」が多くの国々の法律に()()まれるようになる。そして、親と同じ仕事を選ぶなんて考えが古い、家に(しば)られた気の毒な人のすることだ、といった見方さえされるようになった。

   一方で、親と同じ仕事ができるのは恵まれた人だけで不公平だという意見も出てきている。ある種の職業を特定の家の人が独占(どくせん)し、一般の人のチャンスを(うば)っているというものだ。近年では就職自体が難しくなってきており、ある意味当然な流れとも言えよう。

B

 「職業選択(せんたく)の自由」と言うが、大人になってから選ぶのでは遅すぎるような職業もある。世襲が基本とされている伝統(でんとう)芸能の世界などでは、家庭がそのまま職業訓練の場となっていて、子どもは職業に必要な技能(ぎのう)を自然に身につけていくという。幼小時(ようしょうじ)からそのような環境で育った者と、少年期、青年期になってからその職業につこうとする者とのあいだには大きな差がついてしまう。その差を克服(こくふく)するには、かなりの努力と才能が心要になる。自由といっても、どんな職業でも選べるというわけではないのだ。

   もちろん、伝統(でんとう)芸能の家に生まれた者にはプレッシャーもあることだろう。しかし、さまざまな技能(ぎのう)を親から学べること、学ぶ機会に(めぐ)まれていることは、伝統(でんとう)を次世代へつなげていくという意味から大いに評価(ひょうか)できるのではないだろうか。

1.

AとBの著者は「職業選択(せんたく)の自由」についてどのような主張をしているか。

2.

AとBの著者は、世襲に対してどのような立場で論じているか。

  「時は金なり」ということわざがあるように、時間は貴重なものだ。電車の特急料金、クリーニングのスピード仕上げ(注1)料金 、郵便の速達料金。これらは、時間を短くすることに対して支払われる料金である。時間を短縮(たんしゅく)する(注2)ことに価値が認められ、価格が決められ、利用者が金を払う。

また、航空会社の「早割り料金」というのもある。航空券を早く買うと料金が割引される。これは、航空会社が、航空券が早く売れることに価値を認め、料金を安くするのである。まさに「時は金なり」である。

   人類はさまざまなものを管理するようになっているが、時間はまだ自由にならない。だからこそ、時間に価値を見出し、時間に対して金を払うのではないだろうか。

B 

  「サービス残業」という言葉がある。残業とは勤務時間を延長して仕事をすることであるから、当然その時間と労働に対して金が支払われなければならない。「時は金なり」であるはずなのに1円も払われないのが「サービス残業」である。つまり、社員が会社に 「サービス」しているのである。社員の労働の価値とそれに使った時間の価値を認めているにもかかわらず、会社はその代金を支払っていない。しかも、社会はそれを「サービス残業」と呼んで認めている。「時は金なり」という考えはまだまだ行きわたっていないようだ。

(注1)スピード仕上げ:短い時間で完成させること

(注2)短縮する:短くする

1.

Aの筆者は、「時は金なり」ということわざがあるのはなぜだと考えているか。

2.

A、Bの筆者の意見について、正しいのはどれか。

A

   世の中には、人の話を聞くが実にうまい人がいます。そういう人は、話す人を見つめながら表情豊かに興味深(きょうみぶか)そうに反応(はんのう)しながら聞いてくれるので、話す方も、自分が受け入れられているという安心感を覚え、その人の方をじっと見つめて話し続けたくなるものです。自分にとって好ましい感じの人だったり、より親しい人であったりすれば、なおさらでしょう。しかし、数人で会話をしているときは、注意しなければなりません。自分にとって(この)ましいある特定の人ばかりを見ながら話を続ければ、それ以外の人は自分が軽視(けいし)されているような気になり、いい気分ではないでしょう。等しい割合で視線(しせん)を送ることが、グループで話すときには大切なのです。

B

   最近「傾聴(けいちょう)」という言葉をよく聞く。話を聞くときに、相手が話したいこと、伝えたいことを、受容的・共感的な態度(たいど)で聞くことで、もともとはカウンセリングなどで使われる手法である。学校で教えられたり企業の研修でも取り上げられたりするからであろうか、話をしているときに「なるほど」「そうですね」「たしかに」などとあいづちを打ちながら話を聞いてくれる人が、若い人を中心に増えたような気がする。それはたいへんに結構なことではある。聞いているのかいないのか、わからないように無反応(むはんのう)であるよりは、ずっとよいだろう。しかし、これも度が過ぎれば、「この人はいつも聞いてはくれるが、自分の意見は言わない人だ」と思われてしまう危険性もある。相手が何を求めているのかを注意深く考慮(こうりょ)し、時と場合に応じて、聞く態度(たいど)を調整する必要があるのではないだろうか。 
1.

AとBのどちらの文章にも触れられている点は何か。

2.

AとBについて、正しいものはどれか。

<Aの意見>

マンガを読むことが遊びにつながると考えるのは間違っています。マンガを読むことで学べることもあるのではないでしょうか。最近、子どもたちが本を読まなくなったと言われますが、マンガは文字を読む機会を与えてくれます。新しい漢字出会ったときも、カナがついていることが多いので、漢字の読み方を知ることができます。慣用句やことわざなどの意味も、マンガだとわかりやすくなりますから、国語の授業にも使うといいかもれません。(1)マンガを学校へもっていくと、授業中に読んしまうのでないかという意見もあると思います。しかし、それは先生や親の指導次第ではないでしょうか。マンガを読んでもいいときと読んではいけないときのけじめをつける(注1)ことを教える良い機会にもなると思います。

<Bの意見>

「マンガで文字を読む機会が増えれば漢字や言葉の勉強になる。だから、学校へマンガを持ちこむことは悪いことではない」という意見があるが、これは本当にそうなのだろうか。

たしかにマンガだと慣用句やことわざがわかりやすくなるとは思うが、漢字にふりがながついていれば、読み方の勉強になるかというと、そうはいかない。私自身の体験から言うのだが、カナがあると安心してしまって、漢字を読み流すことになり、かえって読み方を覚えようとしなくなる。

また、けじめをつけることを教えれば、授業中にマンガを読むこともないと言うけれど、実際にはこのような指導ができるものかと私は大いに疑問に思う。

(注1)けじめをつける:正しいこと、正しくないことをきちんと分ける 

1.

(1)マンガを学校へもっていくと、授業中に読んでしまうのではないかという意見もあるとあるが、この意見についてA、Bはどのような考えをもっているか。

2.

「マンガと勉強の関連」について、A、Bはどのように考えているか。

問題5 以下の質問に答えてください。答えは1・2・3・4からいちばんいいものを一つえらんでください。

山田市研究交流センター会議室利用案内

 

【研究交流センター会議室ご利用の手続き】

1利用できる方

1)山田市の研究機関(きかん)職員(しょくいん)

2)上記の職員と研究交流を行う山田市以外の研究機関(きかん)等の職員

3)研究交流センター長が適当(てきとう)(みと)める者

2利用料:無料

3利用日・時間

平日(月曜日〜金曜日)/午前9時から午後5時まで

※準備等のために施設(しせつ)に出入りすることができる時間は、午前8時30分からです。

会議終了後は会場を(もと)(もど)し、午後5時までに退出(たいしゅつ)してください。

4利用申込み方法

予約状況を電話で確認した後、利用申込書に必要事項(じこう)を記入し、会議に関する資料と共に、ご提出ください。

【申込み受付開始日】原則(げんそく)として会議開催(かいさい)日の3ヶ月前より受け付けます。

5利用申込書の提出

〔申込方法〕FAXまたはE-mailにて受付けます。

〔申込先〕研究交流センター1階事務室(じむしつ)

6利用承認書(りようしょうにんしょ)交付(こうふ)

申込内容等を確認した後、利用承認書を交付いたします。

承認書は、利用当日、受付に提示(ていじ)してください。

【サービス施設(しせつ)設備(せつび)

●飲食施設:ありません。

※会議室内での飲食・喫煙(きつえん)は、禁止させていただいております。

飲食・喫煙は、指定(してい)された場所でお願いします。

●自動販売機:1階及び2階

●コインロッカー(無料):2階(30個)

●インターネット接続(せつぞく):会議室に設置(せっち)されたLAN設備で、インターネット接続が可能(かのう)です。

※コンピューター・LANカード・LANケーブルをご持参(じさん)ください。

駐車場(ちゅうしゃじょう)

収容台数(しゅうようだいすう):70台 

満車(まんしゃ)の際には周辺(しゅうへん)有料(ゆうりょう)駐車場をご利用ください。

1.

会議室を予約するために、必要なものはどれか。

 

 

(
)

2.

次のうち、この施設(しせつ)許可(きょか)されていないものはどれか。

1.

チャンさんは来月帰国する際に、A社を利用して引越する予定である。荷物が10箱以上あるのでなるべく安い料金で送りたいが、そのうち帰国後すぐに使うものが入った5箱は料金が少し高くてもいいので早く着くように送りたい。チャンさんはどうしたらいいか。

2.

会社員の有田さんは3ヶ月後に海外支店に転勤することになった。一緒に行く家族外国での生活が初めてなので、日本語で対応してもらえて、なるべく楽なプランを利用したいと思っている。有田さんはA、B両社のどのプラン検討したらいいか。

 

1.

保険料について述べているもので正しいのはどれか。

2.

保険全額について述べているもので正しいのはどれか。

松川歴史博物館別館

見学申し込み案内

松川歷史博物館別館(まつかわれきしはくぶつかんべっかん)では、明治時代の政治家の別荘を別館として公開しています。別館では係員による歴史的な背景(はいけい)の説明を聞きながら、ゆっくり見学していただけます。

1.見学について

  • 見学は無料ですが、事前の申し込みが必要です。
  • 別館の見学できるのは、小学生以上の方に限ります。小学生は、大人と一緒に入場してください。
  • 見学がツアーのみで、自由見学は受け付けていません。ツアーは係員が日本語でご案内しますが、各国語版の声がイドを無料して貸し出します。
  • 見学休止日
  • 土曜日、日曜日、国民の祝日、年末年始(12月28日〜翌年1月4日)博物館の休館日
  • 見学開始時間  午前9時、10時、11時、

午後2時、3時、4時(見学時間約40分)

  • 当日は結果通知のは葉書または身分証明するもの金持ち参してください
  1. 申込み
  • 申し込みは以下の方法(郵送)でお願いします。受け日に順に処理して、定員に達したら締め切りとなります。
  • はがき1通で申し込める人数は、4人までです。
  • 5人以上での見学を希望される場合は、4人以下のグループに分けてお申し込みください。ただし、同じ時間に見学できるとはかぎりませんので、ご了解ください。

【方法】

はがきに以下の項目を記入して郵送してください。結果は、はがきでお知らせします。

  • 代表者の氏名(ふりがな)、郵便番号、住所、電話番号
  • 見学希望日、時間(第1希望から第3希望までお書きください)
  • 代表者を含む参加者全員の氏名(ふりがな)

【申し込み時間】

見学希望日の3ヶ月前の月の1日から希望日の1ヶ月前の日まで(期間中の必着)

(例)5月10日希望の場合 。。。  2月1日〜4 10日

注意:見学日は申し込み状況などによりご希望に添えない場合があります。

1.

留学生のリーさんは、友人と一緒に6人でこの別館を見学したいと考えている。6人1組で一緒に申し込むことはできるか。また、6人が同じ時間に一緒に見学することは可能か。

2.

中学生の田中さんは古い建物に興味があるので、この別館をぜひ見学したいと考えている。田中さんが見学当日に必ずしなければならないことは何か。

ホテルプロールご宿泊プランご案内

人気の特別ご宿泊プラン

当ホテルでは、様々なお得なプランをご用意しております。ぜひご利用ください。

朝食付きプラン

メニュー豊富なご朝食を和洋バイキングスタイルでお召し上がりください。

ご利用時間:6:30〜9:30(平日)/7:00〜10:30(土・日・祝日)

レディースプラン(女性限定)

広めのお部屋に3人でお得にお泊りいただけます。お部屋にマッサージ機や化粧品など、いやしのグッズを多数取り揃えております。

ルームシアタープラン

お部屋の大画面テレビで300番組の中からお好きな映画をお好きな時間にご覧いただけます。

ゆったりプラン

チェックインは午後1時からチェックアウトは翌日12:00のホテルでゆっくりお過ごしいただけるプランです。

*通常プランもご用意しております。 

宿泊プラン料金                                                                                       (税込:円)

 

シングル

ツイン

 

通常プラン

6000

5000

J禁はツインのみ

朝食付きプラン

6700

5700

早 J 朝 禁

レディースプラン

朝 禁 3人でお泊りいただけます(一部屋9000円)

ルームシアタープラン

5500

 

ゆったりプラン

7000

6000

早 J 朝 禁

 

*料金はいずれもお一人様あたりです。ツインルームはお二人でご利用いただけます。

*朝は朝食付きです。朝食の付かないプランはお一人様1000円にてご提供させていただきます(当日レストランにて受け付けます)

*早は早期予約割引です。1か月前までにご予約いただけますと、宿泊料が10%引きになります。

* (^^)はツインご利用の場合、お子様(6歳まで)にエクストラベットをご用意させていただきます。料金は無料です。

 *禁は禁煙ルームのご用意ができます。

1.

陳さんは、2週間後、1人でこのホテルに宿泊したいと考えている。たばこのにおいが嫌いなので、禁煙ルームを希望している。その場合、一番安く泊まれるプランはどれか。

2.

加藤さんは、5週間後に夫婦と5歳の子ども1人の家族3人で、このホテルを一部屋利用したいと考えている。ホテルで朝食をとることを希望している。一番安く泊まるにはどうしたらよいか。