Đề thi luyện kỹ năng Đọc hiểu - JLPT N2

読解
問題1 次の文章を読んで、文章全体の内容を考えて、以下の中に入る最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。

   恐れてはいけないとか、不安を持ってはいけないとか言われることがあるかもしれない。

   しかし、恐怖や不安は、車にたとえればブレーキである。車の安全にとって重要なのはアクセルではなく、ブレーキなのだ。アクセルをふかして(注1)スピードを出すことより、危険を察知して(注2)ブレーキをかけて止まったり、スピードを落としたりすることで事故は防げる。その意味で、ブレーキのない車を走らせることはできないのだ。われわれ人間も恐怖や不安という名のブレーキを使って、自分たちの安全に役立てることが大切だ。

(広瀬弘忠 『人はなぜ危険に近づくのか』による)

(注1)アクセルをふかす:アクセルを強く踏んでエンジンを速く回転させる。

(注2)〜を察曏する:~に気がつく

1.

筆者は、恐怖や不安をどうとらえているか。

   品物の価値とは何だろう。品物の価値は品物の値段で適切に表されるのだろうか。我々は毎日大量の紙を消費しているが、これは木が大量に使われているということである。自然が有限だとわかっている現代では、木を切った後には植林が行われている。しかし、その木が成長するには何年もの月日が必要である。森林が失われた後、木が成長するまでの周辺の環境変化は、人間にも自然にも大きな影響を与える。しかし、この時間と環境の変化という見えない価値は品物の値段には含まれていない。

2.

筆者の考えに合うものはどれか。

   人はいったん相手に「こういう人だ」と思われてしまうと、なかなかその印象を修正(しゅうせい)するのは難しいという。なぜかというと、人間の脳は自分の考えの正しさを補強するような情報を無意識に集めるからである。自分の考えの補強につながらないような情報は、意識化せずに無視(むし)するのだ。たとえば、親が自分の子を「よく忘れ物をして困った子どもだ」と思っていると、ある日たまたま忘れ物をしても、「ああ、やっぱり」と、より強く思い、忘れ物をしない日が忘れ物をする日よりはるかに多くても、そのことは無視(むし)するのだ。

3.

この文章の内容に合うものはどれか。

販売店各位 2010年6月28日

西東薬品株式会社

販売部長 南 五郎

アンケート実施についてのお願い

拝啓

   いつもお世話になっております。

   昨日夏に販売を開始いたしました商品「エネルギーZ」は、おかげさまで順調に売り上げを伸ばしてまいりました。来月、本製品販売1周年を迎えるにあたり、製品の使用効果、値段などについてお客様のご感想やご希望をうかがいたくアンケートを実施することにいたしました。

   つきましては本製品をお買い上げのお客様へのアンケート用紙の配布およびご協カの呼びかけをお願いいたします。

   販売店のみなさまにはご面倒をおかけいたしますが、よろしくお願い申し上げます。

敬具

4.

ご協力とあるが、だれが何に協力するのか。

   国際宇宙ステーションは、地球から約400 km 離れたところを回る巨大な有人実験施設である。宇宙では、地球から運ばれ水はコップ1杯30〜40万円に相当するほど高価なものとなるが、2008年に、ステーションで使用した水をリサイクルする装置が設置された。再生された水は飲料水や実験のほか、酸素を作り出すのにも使われる。いずれ装置が完全に機能すれば、地球から新たに水を運ぶことも不要になる。

5.

再生装置が完全に機能すると、国際宇宙ステーションで使われる水はどうなると述べているか。

   新型インフルエンザが流行しておりますので、南市保健センターでは発熱外来はつねつがいらいを開役致しました。38度以上の熱に加え,せき・吐身体倦怠しんたいけんたい下痢げり腹痛ふくつう胸痛きょうつうのいずれかの症状がある方は一船病院へは行かず、まず当センターにお電話の上、こちらにお出でください。その際健康保険証を忘れずにお待ちください。センターでは新型インフルエンザ感染かんせんの検査をした上で医師の診察が受けられます。

6.

高熱でお腹が痛い人はどうするか。

   「日本全国どこも似る=たような町になってしまった」と言う人がいる。地方へ行っても、都会と同じような姿(すがた)の駅、都会にもあるような名前のスーパーやコンビニ、ホテルばかりで、つまらないと言うのだ。しかし、こういうことを言う人は建物しか見ていないのかもしれない。実際は、そこに住む人々の生活の中に入り込んでみると、(こと)なる点がたくさん見えてくる。その上地にずっと住んでいる人と一緒に食事でもしながら話してみるといい。「戦前、この村はこんな産業が(さか)んで、その影響(えいきょう)がこんなふうに残っている」「この村の祭りには、伝統的にこんな役割がる」といったような話がいろいろ開けるだろう。

7.

筆者は、現代の日本について、どのような意見を述べているか。

   人間の心理にはハロー(後光)効果といって、最初に受けた印象を強めていく傾向があります。例えばお会いした時に清潔な印象をうけると、その人の部屋が本当は汚かったとしても「部屋はいつもきれいに片づいているに違いない。人間関係もきっとさわやかでしょう」などと、こちらが勝手にその人のよいイメージを重ねていきます。

   反対にだらしない印象を受けると、部屋の中をピカピカにしていても「家の中も汚いだろう」と悪い印象を重ねてしまうようです。

(岩下宣子「実践 マナー塾」2009年4月18日付日本経済新聞による)

8.

筆者はハロー効果をどのように説明しているか。

私たちは、最初に見たときの印象にしばられ、物事の一部をとらえて、そのすべてを知ったように思いがちだ。しかし、遠くから見れば、美しい富士山も、近づくにつれて岩だらけの荒々しい姿に変わる。一つの風景も、見方によって違ってくる。

だから、物を見るときは、ちょっとだけ立ちとまって見方を変えてみてはどうだろうか。一歩近づいて見てみる。時間をかけて、何を中心に見るかいろいろ試してみる。1そうすれば、きっと今までに見られなかった風景が見えてくるだろう。

9.

1そうすれば」とあるが、どうすることか。

   子どもの脳の発達には何が良い効果を生むのだろうか。お母さんがたくさん声をかけること、話しかけることが赤ちゃんの脳の発達に良い影響を与えるという研究結果も出ている。しかし、仕事を持つ女性が結婚して出産すると、どうしてもすぐに職場に戻らなければならないことが多く、職場もそれを求める。なるべく多くの時間を赤ちゃんと過ごすほうがいいとわかっていても、それがなかなかできないのが現状だ。医学的な面はさておき、社会的には、子どもが生みやすく育てやすい環境を(ととの)えること、それが赤ちゃんの脳を発達させることにつながると、私は考える。

10.

筆者がこの文章で一番言いたいことはどんなことか。

   ぼくはいつも思うのだが、視覚にとらえたものをただ単に描いても、決して絵画にはならない。視覚のかなた(注1)にかくされているものをとらえて、それを画面に定着させたとき、はじめて絵画が誕生する。絵画とは目の前の自然を心のなかに消化し、それをもう一度吐きだす作業によって生まれるのだ。そうすることによってはじめて普遍的(注2)の世界が出現するのだと思う。だから芸術というものは、理屈(注3)では解決できないものなのだ。理屈を超えたところに本当の美がある。

(石本正 『絵をかくよろこび』による)

(注1)かなた:向こう

(注2)普遍的な:広くすべてのものに共通して見られる

(注3)理屈:論理的な説明

11.

筆者が考える絵画とはどのようなものか。

   高校生に対するある意識調査によると、「自分は勉強熱心だ」と思っている高校生が、この30年間で1.5倍以上に増えているという。ただ、この結果を見て、「最近の若者(わかもの)はまじめになった」と評価(ひょうか)できるだろうか。私は、現代の高校生が、その親の世代(せだい)が高校生の時よりもまじめになったという見方には賛成できない。むしろ、実際には熱心とは言えないような勉強の仕方でも、「自分熱心だ」と言ってしまう者が増えたのではないだろうか。意識が変わり、自分に対する要求水準を、昔より下げてしまっている結果とは言えないか。

12.

筆者は、高校生に対するある意識調査について、どのような考えを述べているか。

   夫がいたころは、枝豆(えだまめ)大好きだった夫から、「店に出ているかぎり毎晩でもいいから」と言われて、夕食にゆでたてを出していた。晩酌(ばんしゃく)(注1)  がまずくなるからと、昼食も(ひかえ)る (注2) ときもあったくらいで、ましておやつに枝豆など考えられなかったであろう。その 習慣で私も枝豆は夕食のものと思い込んでいた。

   独りになってからの私は、一人でお酒は飲まないので、いつの間にかおやつに枝豆を食 べ始めた。冷やした枝豆の味も覚えたのだが、同じ枝豆でも、お酒と一緒のときと、ひた すらお豆を楽しんで食べるときの味は別のように思う。環境が変わると、ものの食べ方まで変わるものなのだと気がついた。

   今夜は、チリメンジャコを少し入れ、しょうゆ味の枝豆ご飯を()くことにしょう。

(吉沢久子「新潟の枝豆」2010年8月19日付新潟日報による)

(注1)晩酌:家で夕食を食べるときにお酒を飲むこと

(注2)控える:制限する

13.

おやつに枝豆など考えられなかったであろう」とあるが、なぜか。

大豆(だいず)は「畑の肉」と呼ばれるほど、タンパク質なとの栄養(えいよう)が豊富で、長く日本人の健康(けんこう)を支えてきた。みそやしょうゆ、納豆(なっとう)などの伝統的(でんとうてき)大豆(だいず)加工食品は、今なお日本の食卓(しょくたく)に欠かせない。その一方で、大豆(だいず)の自給率(注)は下がり続け、10%にも満たなくなっている。少々心配な状況ではあるが、そうした中でも、新たな大豆(だいず)加工食品が次々に出現している。大豆(だいず)から作った飲み物である豆乳(とうにゅう)は1980年代から販売されているが、ここ数年の改良でぐっと飲みやすい味になり、生産量が増加している。また、大豆(だいず)を使ったスナック菓子や大豆(だいず)たんぱくを使ったビールのようなお酒も人気だ。

(注)大豆(だいず)の自給率:国内消費される大豆(だいず)が、どのくらい国内で生産されているかを示す割合

14.

この文章の内容に合うものはどれか。

   かつて、利学者とは、だれも考えつかなかったものを発見したり発明したりする人のことでした。だれも持っていない道具を自分で作り、それを使って研究を進め、新しい真実を発見する人、つまり、めったにいない天才でした。ところが、科学の進歩にともない、一定の技術を持ったさらに多くの科学者が必要になりました。そこで、科学者を短期間で育てるための制度ができ、多くの科学者が生まれ、必要とされる職場に送られるようになりました。科学者は一般的な職業になったのです。

15.

この文章の内容に合うものはどれか。

   江戸時代、江戸の町では大衆小説に人気が集まり、貸本屋が繁盛していたという。ということは、江戸の市民は字が読めたということになる。実際、このころの江戸の人々の識字率は何と80%だったとか。これは世界的に見ても驚異的な数字だ。こうした基礎があったからこそ、明治以降、急激な近代化が可能となったのだろう。

16.

こうした基礎」とはどういう意味か。

   工場というと、煙や騒音(そうおん)などが思い浮かぶが、最近では「美しい」というイメージもそれに加わるようだ。夜、暗くなってから工場地帯に行くと、工場の明かりや煙突などから出る光が美しく見えてロマンチックだというのだ。工場地帯を抱えるある市が、これに気付いてテツアーを企画したところ、予想以上の申し込みがあったという。これをきっかけに、民間のツアー会社も参入するようになった。さらには、自慢の「工場夜景(やけい)」を持つ数都市が集まり、「全国工場夜景(やけい)サミット」なるものも開催(かいさい)されている。視点(してん)を変えて新しい価値(かち)を発見した一例である。

17.

この文章の内容に合うものはどれか。

以下は、ある会社が出したメールの内容である。

 

お客様各位

いつも「ジミック」のプリンターをご愛用いただき、ありがとうございます。

さて、弊社では、お客様がプリンター用インクを追加購入(注)なさる際に、定価の5%引きでお求めいただいておりますが、この7、8月中に購入のお申し込みをされたお客様には、さらにお得な特別割引価格でお届けいたします。この機会にご利用いただければ幸いです。詳しくはホームページをご覧ください。

http://www.jimmickip.com

今後とも「ジミック」の製品をご愛用くださいますようお願い申し上げます。

 

(注)購入する:買う

18.

この会社の割引サービスについて正しいものはどれか。

   コンサートやライブの楽しみは、生の音楽に触れられることはもちろんだが、それだけではないだろう。好きなミュージシャンと同じ時と場所を共有できること、それも大きな魅力(みりょく)ではないだろうか。 CDによっていつでも好きなときに音楽を聞くことはできるし、最近ではインターネットを通じて、手軽に音楽を楽しむこともできる。それでも、お金を払ってコンサートに足を運ぶ人は()きない。それは、やはり、ミュージシャンが音楽を演奏(えんそう)するその瞬間(しゅんかん)を、その場所で同時に味わいたいからだろう。さらに、同じ音楽を愛する人々と、同じ空気と同じ感動を共有する喜びもあるだろう。

19.

この文章の内容に合うものはどれか。

   「科学」というと、「難しい」とか 「わかりにくい」と考えてしまうことが多い。では、科学の研究はなぜ大変なのか。それは、一見すると知ろうとするポイントから離れているようだが実は関係のある事柄、これを緒に理解しなければならないからだ。

   一つのことがわかると、それに関連した「新しい問題点」が見つかる。調べれば調べるほど、調べなければならないことが出てくる。長いトンネルの中を進むようなものだ。けれども、どんなに長いトンネルにも出口のないトンネルはない。トンネルを抜けたとき、世界は急に明るくなり、見えなかったものが見えてくる。科学が「難しいもの」から「おもしろいもの」に変わっていくのは、そこからである。

20.

トンネルを抜けたときとは、どんなときを表しているか。

  「日本全国どこも似たような町になってしまった」と言う人がいる。地方へ行っても、都会と同じような姿(すがた)の駅、都会にもあるような名前のスーパーやコンビニ、ホテルばかりで、つまらないと言うのだ。しかし、こういうことを言う人は建物しか見ていないのかもしれない。実際は、そこに住む人々の生活の中に入り込んでみると、(こと)なる点がたくさん見えてくる。その土地にずっと住んでいる人と一緒に食事でもしながら話してみるといい。「戦前、この村はこんな産業が(さか)んで、その影響(えいきょう)がこんなふうに残っている」「この村の祭りには、伝統的にこんな役割がある」といったような話がいろいろ聞けるだろう。

21.

筆者は、現代の日本について、どのような意見を述べているか。

   子供のころ、うちでクリスマスのパーティーをしたことがある。クリスマスの2週間ぐらい前から、母といっしょに部屋を飾りつけ、その日のごちそうは何にするか考え、当時としては珍しいアイスクリームでできたデコレーションケーキを注文することになり、友達はだれとだれを呼ぶか考え……。早くクリスマスにならないかなあと、その日が来るのが待ち遠しくてならなかった。パーティーのことを想像しただけで、うれしくてうれしくて、今でもそのときのわくわくした気持ちが忘れられない。ところが、当日のことは、不思議にほとんど覚えていないのだ。「何かを待つって、その楽しさの半分にあたるわ」というのは「赤毛のアソ」の言葉であるが、そのほとんどにあたるわ、と言ってもいいほどだ。

22.

この文章で、筆者が言いたいことは何か。

                                       西市図事館利用案内一抜粋(ばっすい)

1. 貸し出しは事前にカードを作成すること。カードを作成できるのは当市及び東市、北市に住所がある方、あるいは当市に道学、勤務する方。

2. 貸出点数は書籍、CDそれぞれ 10 点以内。貸出期間は 2 週間とする。し、貸出期間内で、次に貸出を待っている人がいない場合は、長することができる。

3. 勉強室は 10 時から夜 8 時まで開旅する。但し、荷物を置いたまま長時間の離席は認められない。

4. 図書館の開館時間内は返却ポストの利用はできない。

5. 図書館内での飲食は禁止。

(注)抜粋:書物などから取り出した部分

23.

次の行為で認められているのはどれか。

  「話」は必ずしも「メッセージ」にはなりません。話すことは声を出して言葉を言うことだと私たちは考えがちです。しかし、言葉を言えばそれで話が通じるわけではありません。話し手が伝えたいと思う言葉は、相手に届かなければ意味がないのです。また、相手に言葉が届いたからといって、それで目的が達せられたことにもなりません。相手がきちんと聞き取り、そして内容を理解してこそ「話」が「メッセージ」に変わるのです。つまり、通じたかどうかは、聞き手によって決まるということです。

24.

話」が「メッセジー」に変わるとはどんなときか。

   「日本に魅力(みりょく)があるうちに開国を」と(うった)えるのは早稲田大のカワン・スタント教授  。米国やシンガポールなどのように、優秀(ゆうしゅう)なアジア人に門戸を開けば、少子化で停滞(ていたい)する (注1)日本は再び活性化すると主張する。インドネシアの華人で1974年に来日。東京工業大、東は北大で博士号(はくしごう)を取得したが、日本で研究職に()けず米国へ。

   93年に日本に戻り、新設大学の教授になったが、やる気のない学生であふれていた。「人間ほど大事な資源(しげん)はない。日本にはほかに資源がないのに」。以後、日本の教育に(けいしょうを鳴らし (注2)  続け、昨年8月に2冊目の著書「感動教育」を出版した。

  「日本の学生は非常に内向き。留学生をもっと受け入れれば違う国の人の意見はこんなにおもしろいのかと気付くはずだ」。

(2011年1月24付新潟日報による)

(注1)停滞する:物事が先に進まなくなる

(注2)警鐘を鳴らす:注意して警告する

25.

スタント教授の主張にあうものはどれか。

   私たちは、最初に見たときの印象(いんしょう)にしばられ、物事(ものごと)の一部をとらえて、そのすべてを知ったように思いがちだ。しかし、遠くから見れば美しい富士山(ふじさん)も、近づくにつれて岩だらけの荒々(あらあら)しい姿(すがた)に変わる。一つの風景(ふうけい)も、見方(みかた)によって(ちが)ってくる。

   だから、物を見るときは、ちょっとだけ立ち止まって見方(みかた)を変えてみてはどうだろうか。一歩(いっぽ)近づいて見てみる。時間をかけて、何を中心に見るかいろいろ(ため)してみる。①そうすれば、きっと今までに見られなかった風景が見えてくるだろう。

 

26.

①「そうすれば」とあるが、どうすることか。

   レストランのウエートレスや店員などが客に対する時の表現に違和感を覚える人は多いようです。例えば、「ご注文のほう、これでよろしかったでしょうか」とか。彼らは自分の言葉に自信が持てず、マニュアルどおりにするしかないのでしょう。でも、これだけマスコミなどで取り上げられているのにその間違いに全然気が付かないのは、ちょっと不思議な気がします。

27.

だれが「気が付かない」のか。

   本を見なければ、料理を何一つ作ることができないという友人がいる。結婚して10年、毎日、朝昼(ばん)の三食を料理の本を見て作っているのだと言う。

    彼女は、外食(がいしょく)するときも必ず「有名レストラン案内」というような本を読んでから出かける。服を買うときは雑誌(ざっし)()っている店にいって、雑誌に載っている服を買う。

   つまり、彼女はどこへ行くにも何をするにも、必ず何かの雑誌や本で得た知識(ちしき)をもとに動いている。いや、動かされていると言ってもいいかもしれない。マニュアルなしでは行動できない、彼女のような人を「マニュアル依存症(いぞんしょう)とでも言うのだろうか。

28.

筆者が言う「マニュアル依存症」とはどんな人のことか。

   かって、科学者とは、誰も考えつかなかったものを発見したり発明したりする人のことでした。だれも持っていない道具を自分で作り、それを使って研究を進め、新しい真実を発見する人、つまり、めったにいない天才でした。ところが、科学の進歩にともない、一定の技術を持ったさらに多くの科学者が必要になりました。そこで、科学者を短期間で育てるための制度ができ、多くの科学者が生まれ、必要とされる職場に送られるようになりました。科学者は一般的な職業になったのです。

29.

この文章の内容に合うものはどれか。

   日本では、(さくら)の花は春の象徴(しょうちょう)として人々に愛されています。しかし、本来、春に咲くはず(さくら)が秋に咲き、ニュースで話題になることがあります。原因として異常気象(いじょうきしょう)や温暖化を疑う人もいるようですが、実は葉が関係しているのです。(さくら)は、夏の間に花の()をすでに作っています。秋に落葉し、休眠して冬の寒さに()えますが、落葉する前に、葉の中では休眠を(さそ)う物質が作られます。その物質が作られる前に台風などで葉が落ちてしまったり、虫によって葉が食べられたりしてしまうと、休眠できずに、ちょうど春のような気温の秋に開花してしまうのです。

30.

春に咲くはずの(さくら)が秋に咲くのは、なぜか。

   世界の森林は減少し続けている。その理由の一つに商業用木材を得るための伐採(ばっさい)がある【注】自然の森の中では、多くの場合、高価な木材として売れる木とそうではない木が一緒になって生えている。それにもかかわらず、商業的な伐採(ばっさい)では効率上の理由から、広範囲(こうはんい)にわったてそこに生えている木をすべて切ってしまうことがる。近年、このような伐採(ばっさい)に対する法による規制が強まっているが、違法伐採(ばっさい)は依然として続いているという。

(注)伐採(ばっさい):木を切ること

31.

この文章の内容に合うものはどれか。

   みなさんは料理をするずっと前に野菜を切って置いて置きますか。切っておくと栄養分が減ってしまうという考えは一船営職でした。しかし、タマヌギなどはすぐに料理するより、切ってから 30 分以上置いて料理する方が栄養分が増加することがわかってきました。人間の体は傷ができると治療のために活溌に働くことはよく知られています。切って放置しておくと、野菜が自分の身を保護するために活溌に働いて、その結果栄養分が増えるらしいです。同じように見などは冷凍したほうが栄養分が増えるそうです。まだ地にも知られていない不思議なことがありそうです。

32.

不思議なことはどんなことか。

   ほめるという行為は、本来、自然な気持ちのあらわれです。「ほめる教育」におけるほめるという行為は、この点において異なります。自然な気持ちのあらわれなどではなく、ほかのねらいをもった(注)きわめて意図的な行為です。

  (中略)「ほめる教育」の場合には、ほめることそのものは本来の目的ではないのです。本来の目的は、ほめることを通して相手に影響をあたえることです。相手の心と行動に影響をあたえ、やる気を出させたり、自信をもたせたり、伸びていくようにする ----- 。つまり、こちらが望んでいるような方向へ向かわせることがねらいなのです。

(伊藤進『ほめるな』による)

33.

ほめ教育」におけるほめる行為とはどのようなものか。

   フランスのワイン生産者団体の一つが、日本に輸出されるワインについて、ペットボトルに入れて販売することを認めることを発表した。それまでは、ワインはガラス製のびんに入れて販売することが望まれるとして否定的な立場だったが、検査の結果、ペットボトルでも中身に問題は生じないことがはっきりしたという。ペットボトル入りのものは、軽い(ぶん)、輸送費が(おさ)えられるため、数年前から販売されてきた。今回の発表で、それがさらに拡大(かくだい)し、売上が伸びそうだ。

34.

今回の発表はどのような内容か。

  「もう年だから」ではありません。「年だからこそ」なのです。若いころにはわからなかったことがわかってくる。見えなかったものが見えてくる。年だからこそ見えてくるのです。若いころには持てなかった、時計に追われない生活も可能です。これを有効につかわないなんて、もったいない話です。失敗のリスクだって若いときほどこわくない。度胸(どきょう)もすわって(注1)きます。だからこそ、新しいことに挑戦(ちょうせん)できるのです。残りの人生が少なくなってからが、本当の人生なのです。

(注1)度胸(どきょう)がすわる:強い心をもつ

35.

「年だからこそ」なのですの説明として最も適当なものはどれか。 

                                                  旅のお知らせ

★集合場所:花山駅前広場(裏面の地図をご(らん)ください)

★集合時間:朝 7 時 30 分

★注意事頃:山の天気は変化しやすいので、必ず雨具(あまぐ)をご注意ください。また、長時間歩けるような疲れにくい履き(もの)でご参加ください。

※ 本日朝 7 時 5 分には本社社員がお待ちしております。

※ 裏面に予定表とホテルなどの詳しい説明がございますので必ずお読みください。

36.

参加者が絶対にしなければならないことは何か。

   日本人の生活習慣は戦後大きく変わった。最も大きな変化の一つは食生活だろう。もともと日本人は、米を中心とするカロリーの少ない食事をしていた。しかし、肉をはじめとする脂肪(しぼう)の多い料理をよく食べるようになり、必要以上のカロリーを摂取(せっしゅ)するようになってしまった。さらに、現代人は体を使う労働が少なくなり、消費カロリーが減少した。このような生活によって余ったカロリーは、体内に脂肪(しぼう)として(たくわ)えられ、健康にさまざまな害を及ぼすことがわかっている。

37.

この文章の内容に合うものはどれか。

 

 「人間は平等だ。だれでも努力さえすれば、成功(せいこう)できる」と主張する人がいる。幸せな人だと思う。その人は、自分は努力したからこそ成功(せいこう)したのだ、ほかの人もそうできるに違いないと思っているのだろう。いくら努力しても、周囲の環境(かんきょう)成功(せいこう)を許さないという状況を想像できないのだろう。人は国籍も親も選べない。限界だらけの中で生きている。ある意味、思ったようにいかなくて当然だ。うまくいった人はよほど幸運だったのだ。そういう人に限って、なかなか気がつかないのだが、自分だけの体験をもとに安易にものを言うと、人を(きず)つけてしまうことさえある。

38.

この文章で筆者が主張していることは何か。

   だれもが(みと)めることだが、日本人はとにかく(いそが)しく、時間がない。少しの(ひま)()しんで、仕事、学習に、レジャーに、一生懸命(いっしょうけんめい)がんばる。あるいは、がんばらずにはいられないのかもしれない。まじめなのはいいことだが、自分のことに一生懸命になればなるだけ、その分、他人に対する無関心は高まっていく。他人のことをかまっている余裕(よゆう)がなくなるのである。

   大阪のある駅で、先日、駅前にある()え木の間から、死後(しご)2か月以上た()った死体が発見された。()え木に(かく)れて見えなかったとはいえ、一日の利用者が百万人を超える駅に、警備員(けいびいん)清掃員(せいそういん)はいないのだろうか。だれ一人気がつかなかったというのは、おどろきである。これが日本の大都会(だいとかい)日常(にちじょう)なのだ。

39.

この筆者から見た日本人の特徴は、どんなことか。

以下は、ある会社から来たはがきの内容である。

   拝啓 平素は格別のお引き立てをいただき、厚く御礼申し上げます。

   さて、この度はアジーナン企画による「年末スペシャルコンサート」招待券にご応募(おうぼ)いただき、まことにありがとうございました。応募者(おうぼしゃ)多数につき、厳正(げんせい)抽選(ちゅうせん)を行いました結果、残念ながら当選(とうせん)とはなりませんでした。恐縮(きょうしゅく)ではございますが、ここにお知らせいたします。

なお、アジーナン企画では、来年1月に「ニューイヤーコンサート」も予定いたしております。詳細(しょうさい)弊社(へいしゃ)ホームページで発表いたします。今回と同様、招待券をご用意する予定です。またのご応募(おうぼ)をお待ちしております。

今後とも、アジーナン企画へのご愛顧(あいこ)(たまわ)りますようお願い申し上げます。

敬具

ァジーナン計画株式会社

40.

このお知らせを受け取った人の説明として、正しいものはどれか。

問題2 次の(1)から(5)の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。

   毎年春に「なるほど展」という展示会が都内のあるデパートで行われる。これは日本婦人発明家協会が主催するもので、女性の発明品を展示公開するもの。日常生活の中で、「こんなものがあれば便利じゃないかな」と思う気持ちから生み出された「①なるほど!」と感心させられるようなものが全国から集まり、出品される。研究者や科学者の発想とは全く違い、だれでも気軽に手にすることのできるものばかりだ。( ② )、100歳近いお年寄りの考案した伸縮自在(しんしゅくじざい)(つえ)、はいているだけでダイエットに効果のあるスリッパ、あると助かる介護用品、洗濯機で洗う物がしわにならないネットなど、生活に密着したものばかりだ。その中で、優秀な作品には「なるほど賞」や関係官公庁からの賞が贈られ、マスコミにも発表される。

   一般家庭の主婦が何か考案ても、それを発表する機会はほとんどなく、また特許申請(とっきょしんせい)をしたり商品化したりしようと思っても、どうしたらよいのかわからないのが普通である。そこで、そういう人たちを支援しようと50年あまり前に生まれたのがこの協会。アイディアの段階、考案の芽の段階であっても、相談に応じてくれ、いろいろなアドバイスをしてくれる。

   この展示会に行くと、発明の種は日常生活のあらゆるところに(ひそ)んでいることを実感させられる。

1.

何に対して①「なるほど」と言っているのか。

2.

( ② )に入る言葉として、適当なものはどれか。

3.

本文の内容と合っているのはどれか。

   「日本の消費者は世界一、目が肥えている(注1)」という言葉には2つの意味がある。第1は機能や味などへの要求水準が高いこと。第2には、わずかな傷も許さないなど見た目へのこだわりだ。
   消費者は後者のこだわりを捨てつつある。それでは消費者は嫌々「傷物」に目を向け、我慢して買っているのか。必ずしもそうではない。
   衣料品や家具などでは中古品市場や消費者同士の交換が盛んだ。再利用でごみが減り、環境にもいい。商品の傷も前の使用者のぬくもり(注2)とプラスにとらえる感性(注3)が若い人を中心に広がっている。
   規格(注4)外の農産物も似ている。ごみになるはずのものを安く使い、エコロジーと節約を両立させることに、前向きの価値を見いだしているのではないか。不ぞろいな野菜は、むしろ手作り品を思わせる長所。消費者の新たな価値観に、企業がようやく追いついてきた。
   市場が広がれば、粗悪品(注5)や不良品が出回る可能性も高まる。なぜ安いのか。本来の価値は損なわれていないか。企業の責任は重い。消費者にも「厳しい目」をきちんと持つことが求められる。
                                                                                                         (日本経済新聞2009年8月27日付朝刊による)
(注1)目が肥えている:よい物を見慣れていて、物の価値がわかる
(注2)ぬくもり:あたたかい感じ
(注3)感性:感じ方
(注4)規格:基準
(注5)粗悪品:粗末で質が悪いもの
 

1.

以前と比べ、消費者はどのように変わったか。

2.

筆者は、消費者の意識の変化をどのようにとらえているか。

3.

追いついてきたとあるが、企業がどうなってきたのか。

旅先で、すばらしい風景や名所旧跡(注1)に出合ったとき、わたしも人なみには感激する。しかし、①その感動はながつづきしない。すぐに退屈してしまう。

私の勤務先は巨大な公園のなかにある。歩いて出勤することもおおい。『すばらしい環境のなかを通っての出勤で、うらやましいですな』といわれる。ところが、わたしによって、歩きなれた道は退屈である。緑の自然を楽しむより、街なかの雑踏(注2)を歩くほうがおもしろい。 自然の風景や名所旧跡は静的である。いつ出かけても、おなじ景色にめぐりあえる。背景の自然は季節ごとに変わっても、滝とか、お寺など、風景の主人公はあまり変化しない。そこで、絵はがきがつくられる。

そこへ行ったことのない人へ、自分の感動を伝える手段として、風景や美術品の絵のはがきは発生した。しかし、投函する(注3)ためではなく、②個人的コレクションとして、絵はがきを集める人が、案内おおいのである。ときどき、ながめたり、人に見せたりして、旅の追体験をし、イメージを固定化するのだ。

絵はがき型の人間にたいして、市場型とでもいうべき人びとがいる。私は市場型人間の典型だ。見知らぬ土地へ出かけたら、観光名所は省略しても、市場へは足をはこぶ。

食文化の研究をしているので、市場は情報源として大切な場所である。市場はその土地の『生きた食物図鑑』である。そんな職業意識をはなれても、市場はおもしろい。売り手と買い手の駆け引き(注4)など、人びとのふるまい(注5)を見ていたら、退屈することはない。市場は『生活のショーウインドー』なのである。

(石毛直道『食べるお仕事』にとる)

(注1)旧跡:歴史上の出来事があった場所や、歴史上の物が残っている所

(注2)雑踏:人がたくさんいて込み合っている所

(注3)投函する:ポストに入れる

(注4)駆け引き:自分に有利になるように相手とやり取りすること

(注5)ふるまい:行動

1.

①その感動はながつづきしないとあるが、それはなぜか。

2.

②個人的コレクションとして絵はがきを集める目的は何か。

3.

市場型人間は何のために市場へ行くのか。

   ご近所トラブルは、古くて新しい問題だ。(中略)

警察庁(けいさつちょう)統計(とうけい)によると、昨年、近隣(きんりん)関係や家庭などをめぐり全国の警察に寄せられた安全相談は約16万6千件。07年の約13万件に比べ3割ほど増えている。

騒音(そうおん)問題など近隣(きんりん)トラブルに(くわ)しい八戸(はちのへ)工業大学の橋本典久教授(はしもとのりひさきょうじゅ)(音環境工学)は、「マンションの床は以前より厚さが増し、騒音(そうおん)対策もされたのに苦情は減っていない。音に対する感性(かんせい)が変わり、敏感(びんかん)になっている(注1)」と指摘する。

橋本教授(はしもときょうじゅ)によると、15年ほど前から苦情件数は増え始め、00年ごろからは学校や公園で遊ぶ子どもの声への苦情が目立ってきた。「セミやカエルの鳴き声がうるさいから何とかしろ、という苦情も行政(ぎょうせい)(注2)に寄せられる」という。

なぜ増えているのか。核家族(かくかぞく)(注3)化で各自が個室を持ち、近所の人を自宅に招いてお茶を飲むような機会も減っている。目白(めじろ)大学の渋谷昌三教授(しぶやしょうぞうきょうじゅ)(社会心理学)は「他者をもてなす(注4)場でもあった縄張(なわば)(注5)に人を入れることがなくなり、自分の殻に()じこもる人が増えた」と分析する。

また、(ひと)り暮らしの高齢者などに見られる傾向にも注目する。「孤独(こどく)な人ほど人と交わりたいという欲求が強まり、近所の人の言動が気になってしま、『年寄りの()(ごと)(注6)』という言葉があるが、しつこく苦情を言う人ほど、実はコミュニケーションを取りたがっているということかもしれない」と話す。

(朝日新聞2012年11月17日朝刊による)

(注1)敏感(びんかん)になる:感覚が鋭くなる

(注2)行政(ぎょうせい):国や役所など、公的なサービスを行うところ

(注3)核家族(かくかぞく):夫婦だけ、または夫婦と子供だけの家族

(注4)もてなす:客を歓迎して、世話をしたり相手をしたりする

(注5)縄張(なわば)り:自分の場所だと意識している範囲

(注6)()(ごと):言ってもどうにもならない不満

1.

音に対する感性(かんせい)が変わり、敏感(びんかん)になっているとはどういうことか。

2.

子供の声などへの苦情が増えているのはなぜか。

3.

ご近所トラブルについて、この文章ではどのように述べているか。

イヌの散歩をしていると、最近ではイヌも挨拶の仕方を忘れてしまったのではないかと思ってしまいます。集団行動を経験したことがあるイヌ、もしくは(注1)、飼い主からイヌらしい教育を受けて順位制(注2)を感じることができるようになったイヌは、道でほかのイヌにすれ違い近づいたときには挨拶らしいことをします。ところが、集団行動の経験もなく、家でも甘やかされて育って、イヌは現代のヒト社会のように挨拶をしないように見えます。挨拶をするイヌが、ほかの挨拶なしのイヌに対して威嚇する(注3)ことが観察されます。ところが、この挨拶犬が子イヌと遭遇したときには、子イヌが挨拶をできなくても威嚇をしないことが多いのです。挨拶犬にとって子イヌであるというシグナルがなんなのかわかりませんが、とにかく子イヌと成犬とを区別したうえで挨拶のあるなしを判断しているようです。

イヌの挨拶行動は、生得的(注4)あるいは習得的(学習的)のどちらでしょうか?順位制にしたがった行動ができるようになったイヌでは、イヌ社会での経験がなくてもある程度の挨拶行動ができることから、生得的であるといえます。また、より儀式的な挨拶行動が円滑に(注5)実行されるためには、ほかのイヌとの集団生活があったほうがよいことから、習得的な部分もあるといえるでしょう。

(針山孝彦『生き物たちの情報戦略------生存をかけた静かなる戦い』による)

(注1)もしくは:または

(注2)順位制:上下関係にもとづいてできた順序の決まり

(注3)威嚇する:ここでは、ほえて相手を怖がるせる

(注4)生得的:生まれたときから持っている

(注5)円滑に:スムーズに、滑らかに

1.

この文章によると、挨拶をしない、またはできないイヌはどれか。

2.

この文章によると、どんなイヌがどんなイヌにほえて、怖がらせるか。

3.

筆者は、イヌの挨拶行動についてどのように述べているか。

以前、猫の雑誌で読者の人の投稿(とうこう)(注1)を読んではっとさせられた(注2)ことがある。子育てが一段落としたという投稿者の女性は、日々猫に(いや)されている(注3)そうなのだが、猫がごはんを食べたりしただけで「たくさん食べて偉いね」などと()めちぎっているのだという。そんな自分の行動から、「自分の子供にも口うるさいことばかり言わずに、もっとやさしく接して褒めてやればよかった」と①()(かえ)っていたのだが、子どものいない私にもその言葉は心に染み入るものだった。

子どもに限らず、家族や友人や恋人に私たちは様々な期待をし、時に「本人のため」という理由から厳しい態度をとることがある。特に「親」という立場であれば、子どもを自立した大人にしなければ、というプレッシャー(注4)からどうしても厳しくなってしまうだろう。しかし、それは時に本人を必要以上に追いつめ、最低限の「自信」すら奪ってしまうこともある。(中略)

だからといって②毎日本当に食べて寝て遊んでばかりいられても困ると言えば困るが、基本的には元気でいてくれたらそれでOKな気がする。

(注意)

  1. 投稿(とうこう):新聞・雑誌などに読者が送った原稿
  2. はっとする:急に何かに気づく
  3. (いや)す:病気・傷・苦しみなどを治す
  4. プレッシャー:精神的な圧力
1.

振り返っていたのはだれか。

2.

毎日本当に食べて寝て遊んでばかりいられても困ると言えば困るとはどういうことか。

3.

この文章で筆者が最も言いたいことは何か。

   人間は、繰り(かえ)し練習することで、難しい作業であっても(たく)みに(注1)素早(すばや)くできるようになりす。しかし、この能力が(あだ)なって(注2)、ミスにつながることもあります。

   毎日変化のない仕事を大量にこなしていると、「次の仕事もいつものパターンと同じだろう」と思い込む(注3)ようになります。

   普段は歩行者がほとんど無い横断歩道では、自転車のドライバーはあまり注意せずに通過します。歩道者は現れないと思い込んでいるからです。それゆえ、まれに歩道者が現れると

   轢いてしまうのです。一見安全と思える場所でも事故が起こるのは、このため(1)です。(中略)

   思い込むによるミスは、深刻な結果を引き起こすことがあります。一旦こうに違いないと思い込んでしまうと、その後に着者(ちゃくしゃ)する作業が、なまじ(注4)練習効果があるために、素早く徹底的(てっていてき)に実行されてしあまうからです。

   間違いは無いと思い込んだまま、患者の取り違えに気付かず、心臓た(はい)を手述したという医療ミスの事例(じれい)があります。そのような事例のいずれの場合でも、途中で気付かれることなく、手術自体は完遂(かんすい)(注5)されてしまいました。慣れている医帥だからこそ仕事が速く、ミスに気付く前に手術が終わってしまうのです。

   つまり玄人(くろうと)(注6)の方が危ない(2)のです。むしろ経験が浅い方が、慎重(しんちょう)になって時間がかかるので、完了する前にミスに気付けるチャンスが多いと言えます。

(中用亨『「事務ミス」をナメるな!』光文社新書による)

(注1)(たく)みに:上手に

(注2)(あだ)となる:害になる

(注3)思い込む:強く信じる

(注4)なまじ:(なくてもいいのに)少し

(注5)完遂(かんすい):最後までやり終わること

(注6)玄人(くろうと):その仕事が専門のひと。専門家、プロ

1.

(1)このためとはどのような内容を指すか。

2.

筆者はなぜ(2)玄人(くろうと)の方が危ないと考えるのか。

3.

この文章で筆者が最も言いたいことはどれか。

   どうして日本人はお返しをするのかと、たびたび外国人から質問される。私もなぜだかわからない。習慣だからとしか答えられない。くれた人にお札の気持ちを表すためにお返しをするのだろう。一生の間には結婚、葬式(そうしき)、赤ちゃんの誕生(たんじょう)、入学、卒業、引っ()しなどうれしいことや悲しいことなどが起こる。そのたびにお金やプレゼントをあげたりもらったりする。収入がない人がもらった場合や会社を()めたり引っ()しなどで別れるときはお返しの必要はない。でも子どもの代わりに親が返すこともある。

   お返しにはお菓子(かし)や皿やタオルなどさまざまな物が選ばれた。最近人気が高いのは「カタログ」だ。もらった人がカタログの中から自分の好きな物を選んで送ってもらえるからだ。お返しにいらない物をもらって困った試験がある人が多いので、カタログをもらうと喜ぶ人が多いようだ。しかし自分へのお返しを自分で選ぶのは何だか変な気がする。

このお返しの習慣はなかなかなくならないと思う。しかしお返しを止めて福施施設(ふくししせつ)などに寄付する人や、お返しは要らないと言って最初からあげる金額や品物を()らす人も出てきた。少しずつ変わっていってほしい習慣だ。

1.

「お返し」というのは何か。

2.

最近、お返しはどう変わってきたか。

3.

著者はお返しについてどう思っているか。

   かなり前、職人は「仕事は盗んで覚えるものだ」といっていたと伝わっている。私も若いころ、その話に近いことをいう職人たちと働いたことがある。

   しかし私は、そう豪語(ごうご)する(注1)人に限ってさほどの(注2)技量を持っていないと思っていた。いい仕事をする人は、仕事を覚え始める人には親切に基本(きほん)を教えていたし、少しは仕事ができる人に対しても、①その人にとって初めての仕事ならば、やはり道具や機械の(あつか)い方、手順(注3)などを分かりやすく話すという光景に出合っている。

   どうしてそうするかといえば、いい仕事をする人ほど、その仕事の一番大切なところは教わって覚えられるものではないと分かっていて、だからこそ、その最後のところを早く分かってもらえるように、教えられる基本(きほん)の部分は教えようと考えるのだと思われる。また、自分の仕事能力に自信があるから、教えることを()しまない(注4)。力がない人ほど、教えようにも何を教えたらいいのかが分からず、教える方法を知らない。また、教えると自分の競争相手を作ることになると考えて、教えることを止めてしまう。②「そんな」と思うかもしれないが、結構そのタイプの人がいた。いまも、いる。

(森清『働くって何だ 30のアドバイス』岩波書店による)

(注1)豪語(ごうご)する:自信があるように見せて、大きいことを言う

(注2)さほどの:それほどの

(注3)手順:何かをするときの順番

(注4)()しまない:もったいないと思わないで、どんどんやる

1.

その人とは、だれを指すか。

2.

「そんな」と思うとは、どういう意味か。

3.

筆者は、仕事を教えることについて、どう考えているか。

(だれ)でも子供の時というのは黄金(おうごん)時代なのである。その時には何も感じないような平凡(へいぼん)な出来事でも、時をへてみると、いつしか(注1)黄金(おうごん)に変わっている。①ふだんは気がついていなくても、おの時にへと(おも)いを馳せれば(注2)、そこいら中(注3)黄金(おうごん)でないものはない。

子供の頃の雑誌かなにかの教材(注4で、点がばらばらに投げ出されていて、その点に番号が打ってある。その番号順に点を結んでいけば、ライオンやゾウの姿(すがた)が浮かんでくる。これは数字を学習するための教材なのであるが、私は幼い頃の記憶(きおく)もこれに似ていると思う。散らばった点は無数にあり、②星のように光っているものも、()()きて消え入ろうとするものもあるのだが、点と点とを結んでいくと記憶(きおく)がありありと(よみがえ)ってくる(注5)。消えそうな点も、もう一度(かがや)き出すのである。

そうやって現れてくるものは、結んでいく点の順番によって、どのようにでも変わっていく。(中略)

昔はみんな子供だったのである。(だれ)もが記憶(きおく)の中に黄金(おうごん)埋蔵(まいぞう)(注6)させている。問題はそれを掘り起こすかどうかであって、掘ろうという意志(いし)を持ったとたん、地下鉱脈(こうみゃく)(注7)を掘りあてたかのように③黄金(おうごん)はあふれ出してくる

(立松和平『いい人生』野草社による)

(注1)いつしか:いつの間にか

(注2) (おも)いを()せる:遠く離れている人や物事のことを思う

(注3) そこいら中:そこも、ここも、全部

(注4) 教材:教えるための材料や道具

(注5) (よみがえ)る:死にそうだったり、消しえそうだったりしたものが、もう一度元気になる

(注6) 埋蔵(まいぞう)させている:土の中に埋めてかくしてある

(注7) 鉱脈(こうみゃく):役に立つ鉱物が埋まっているところ


(

1.

ふだんは気がついていなくてもとは、何に気がついていないのか。

2.

星のように光っているものも、()()きて消え入ろうとするものもあるとは、ここではどのような内容を指すか。

3.

黄金(おうごん)はあふれ出してくるの「黄金(おうごん)」とは何か。なぜあふれ出してくるのか。

   私はマネ(注1)の作品に独特の「目」を感じます。その最大の理由はどこにあるので しょうか。

   一般的な絵画の場合、ルノワール(注1)にしてもモネ(注1)にしても、我々(われわれ)が普通に見た時の姿(すがた)が基準で()かれています。つまり鑑賞者(かんしょうしゃ)が主役に仕上げられている絵であり、それは、「私が見ている絵」ということになります。しかしマネの作品の場合は、あくまでも 絵そのものが主役に仕上げられており、それは、我々に「(    A    )」という気を起こさせます。おそらく、マネ自体が、独自の視点(してん)(注2)・視線(しせん)で物事を(とら)えていたのでしょう。有名な「(ふえ)を吹く少年」にしても、一見、普通に笛を吹いている少年の絵のような図柄(ずがら)であり、少年の目が特別鋭くこちらを見ている絵でないにもかかわらず、どこから見ても、①なぜかこちらをじっと見られているような気になります。他の作品にしても、いずれも絵そのものに、非常に強い主張が感じられます。

   マネはまた、純粋(じゅんすい)絵画(かいが)を目指した画家でした。それは、絵を鑑賞する際のあらゆる解釈(かいしゃく)を取り除き、絵そのものの存在感だけを追求したということです。「解釈は関係ない。そこに絵が存在する」。彼の絵があれほど主張を感じさせるのは、②そこからきているのでしょう。

  (吉村絵美夢『修復家だけが知る名画の真実』青春出版社による)

(注1)マネ、ルノワール、モネ:19世紀から20世紀はじめのフランスの画家

(注2)視点:物事を見たり考えたりする立場

1.

(   A   )に入れるのに最も適当な語句はどれか。

2.

①「なぜかこちらをじっと見られているような気になります」とある が、どういうことか。

3.

②「そこ」とは何を指すか。

   たとえば、「走る」ことは、一見単純で誰にでもできる運動ではあるが、「速く走る技術」となると、なかなか①身につけることが難しい。教えられたように走るフォームを改善することが簡単ではないからだ。
   誰でもできる運動なのに、なぜその改善が難しいのだろう。
   実は、普段慣れている動作ほど、その動作に対する神経支配がしっかりとできあがっているからだ。運動の技術やフォームを改善することは、その運動を支配する神経回路(注1)を組みかえることになるので、そう簡単にはいかない。
   コーチは、腕を振り、膝の運び方、上体の前傾の取り方など、フォームを矯正(注2)しようと指導し、指導を受けるランナー(注3)も指摘された体の動きの修正に意識を向けてトレーニングするのが普通である。しかし、動作の修正には多くの時間と繰り返しが必要であり、またその効果が上がらないことも多い。そして、トレーニングの効果が上がらない人は、「運動神経」が良くないということになる。
   ②この場合、運動技術の修正は、「運動の神経回路を修正する」ことであると考えることによって、解決の糸口(注4)がみつかる。
   スポーツ技術や「身のこなし(注5)」の習得には、神経回路に直接的に刺激を与えるようなトレーニング上の工夫が必要である。
   工夫をいろいろと重ねるうちに、「動作をイメージし、それに体感する」ことが、運動の神経回路を改善するのにきわめて有効であることがわかってきた。
                                                                              (小林寛道 『運動神経の科学-誰でも足は速くなる』による)
(注1)神経回路:ここでは、神経をつなぐ仕組み
(注2)矯正する:正しくなるように直す
(注3)ランナー、走る人
(注4)糸ロ:きっかけ
(注5)身のこなし:体の動かし方

1.

早く走る技術」はなぜ①身につけることが難しいのか。

2.

②この場合 とはどんな場合か。

3.

筆者によると、「速く走る技術」を身につけるにはどうすればよいか。

   医師が説明する診断(しんだん)(注1)の結果、病名、大事なキーワード、治療(ちりょう)(注2)の内容など、大事な事柄(ことがら)はできるだけメモをしておくことが必要だ。面接の最中に(くわ)しくメモをすることは、記者のように職業的に取材に慣れている人でないと無理だが、本当に大事なポイントとか重要なキーワードくらいは、その場でメモできるだろう。当然、メモ用紙とペンくらいは持っていなければならない。

   そういう断片的(だんぺんてき)(注3)メモだけではどういう意味だったか、すぐにわからなくなるから、面接が終わったら、待合室(まちあいしつ)(注4)のベンチなどで、会計や投薬(とうやく)(注5)を待つ間に、より(くわ)しくメモを追加する。家に帰ってからまとめて書こうなどと思っていると、忘れてしまうことが多い。やはり病院なり診療所(しんりょうじょ)にいるうちに、医師の肉声を耳で思い返しながら、メモづくりをするのがよい。

   そして、メモを書こうとすると、気づかされることがある。わかったつもりで「ハイ、ハイ」と聞いていたことが、実はよくわかっていなかったとか、理屈(りくつ)(注6)がよくわからないとか、今後の治療(ちりょう)がどんな日程で進められ、その間に痛みや不快感を味わうことがあるのかどうかについてしっかりと確認していなかった、といったことを思い知らされるのだ。そういった疑問は、次の面接のときに聞くべきものとして、整理(せいり)しておくとよい。

(柳田邦男 『元気が出る患者学』新潮社による)

(注1)診断(しんだん):医者が病気について判断すること

(注2)治療(ちりょう):病気やけがを医者などが治すこと

(注3)断片的(だんぺんてき)な:小さくて部分的な

(注4)待合室(まちあいしつ):病院などで順番が来るのを待つための部屋

(注5)投薬(とうやく):(医者や病院が患者に)薬を与えること

(注6)理屈(りくつ):理由と結論の関係

1.

筆者は、面接のときにはどのようにメモをするといいと言っているか。

2.

筆者は面接嫌わったら、どうしたらいいと言っているか。

3.

メモを書くときに何に気づかされるのか。

   ①ある哲学者(てつがくしゃ)が、こんな打ち明け話をした。(注1)

   学生のころ、陸上競技の選手をしていたこの人は、運動と勉強の両方をするのは、忙しい。充分な勉強もできない。こう考えて、思い切って、陸上競技の練習をやめてしまった。それで勉強の成績は上がるだろうと考えたが、実際には、逆に成績が下がってしまった。おかしいと反省して、やはり、忙しくなくなったことで、勉強の能率が悪くなり、手早くしていた勉強が時間の増えた(ぶん)、のろくなったということがわかった。運動と勉強の両方をしていたときの集中がゆるんでしまったのは失敗だったと、この哲学者(てつがくしゃ)は若き日を回顧(かいこ)した(注2)。なまじ時間があると(注3)、仕事の能率が悪くなる。忙しい方がよく仕事ができる、というのは、ヒマな人には想定外のことである。

   仕事が多くなれば、仕事が早くなり、案外(あんがい)時間があまる。時間があると思うと、仕事がのろくなり、のんびりするから、時間内に仕上げることもできなくなったりする。(中略)

   予定表をそばに置いて、予定と競争して勉強すると、どんどんすすみ、とても無理だと思ったことが予定の時間内にできてしまい時間があまることもある。②忙しくしたから、ヒマが生まれたのである。ヒマな人がたくさんの仕事を予定して時間内にこなす(注4ようにすれば、つまらぬことに時間を空費(くうひ)する(注5)ことはなくなると気づいたという。

(外山滋比古『傷のあるリンゴ』東京書籍による) 

(注1) 打ち明け話をする:言わないでかくていたこをを話す

(注2) 回顧(かいこ)する:昔のことを思い出す

(注3) なまじ時間があると:十分ではなくても時間に余裕(よゆう)があると

(注4) こなす:やるべきことを処理する

(注5) 空費(くうひ)する:むだに使う

 

1.

ある哲学者(てつがくしゃ)が話した内容として、正しいものはどれか。

2.

忙しくしたから、ヒマが生まれたとは、どういう意味か。

3.

筆者が述べたいことは何か。

「ルール」はなぜあるのでしょうか?

   スポーツを理解するために最初に確認しておきますが、“スポーツは人間が楽しむためのもの”です。これが出発点です。決して「世の中に無ければならないモノ」でもなければ、生きるためにどうしても「必要なモノ」でもありませんが、楽しむためのモノであり、その“スポーツを楽しむ”ために「ルール」があるのです。

   そして、ルールのもとで勝敗を(きそ)いますが、このことが楽しくないのであれば、スポーツをする価値(かち)はありません。(ほか)のことをやった方がずっとマシ(注)です。なぜなら、スポーツは「Play / ブレー」(=遊び)だからです。遊びである以上、好きにならなくてはいけないモノではありません。好きでないなら、しなければいいのです。決して無理をする必要はありません。

   スポーツへの参加は強制(きょうせい)されるのではなく、自由意思によるものでなければ、「遊び(=Play)」になりません。(中略)

 「ルール」とは楽しむための具体的な約束事、つまり、「プレー(遊ぶ)」するために存在するのです。「ルール」というのは「いい」「悪い」を判断するものではありません。「楽しいか」「楽しくないか」が第一の判断基準(きじゅん)です(ここが「法律とルールの違うところ」です)。

(高峰修 『スポーツ教養入門』岩友書店による)

(注)マシ:そのほうが、まだよい

1.

これが出発点ですとは、どういう意味か。

2.

スポーツのルールと、法律との違いについて、筆者の考えと合うものはどれか。

3.

筆者がこの文章で述べていることと合っているものは、どれか。

   何かを評価(ひょうか)する時、日本人は100点を満点とする方法を()りがちです。小学校入学以来、()(かえ)し行われるテストがその典型で、すべての出題に正解すれば 100点。間違った場合は、その分を差し引いていく。つまり限定法(げんていほう)です。

   これは中間レベルを相対的(そうたいてき)(注1)評価(ひょうか)する場合に(てき)しています。たとえば30じんのクラスで100点満点のテストを実施したとしましょう。得点(とくてん)評価(ひょうか))は0点から100点まで分布します。60点の人は50点の人よりも高く評価(ひょうか)される。これは(だれ)にでもわかりまう。

   ところが、100点の人が5人いたとしたら、どうでしょうか。5人が優秀(ゆうしゅう)なのはわかるけれど、彼らに正当な評価(ひょうか)がされたとは言えません。100点という「天井(てんじょう)」を設定(せってい)したために、評価(ひょうか)曖昧(あいまい)になってしまうわけです。

   こうした方法で評価(ひょうか)していると、評価(ひょうか)を受ける側は100点を目標にするようになります。試験に出そうなかとだけを勉強し、それ以外はやってもムダと考えるわけです。すると、努力し続ければどんどん伸びる可能性があるのに、100点で止まってしまうことになります。こうしたことを()けるために、評価方法として加点法(かてんほう)採用(さいよう)している分野を少しはあります。(中略)

   減点法(      げん てんほう)加点法(かてんほう)の違いを一言(ひとこと)で言えば、失敗をカウントするか(注2)、成功をカウントするか、ということです。社会生活(注3)(いとな)む大多数の人間は評価(ひょうか)を求めて生きますから、適用(てきよう)される評価法(ひょうかほう)に合わせて行動様式(注4)を変えます。失敗がカウントされるから、失敗を減らすように努めるし、成功がカウントされるなら成功を増大させようと努めるわけです。

(川口淳一部『「はやぶさ」式思考法 日本を復活させる24の提言』飛鳥新社による)

(注1)相対的に:ほかのものと比べて

(注2)カウントする:数える

(注3)社会生活を営む:社会で生活する

(注4)行動様式:行動のしかた

1.

次のうち、減点法(げんてんほう)のものはどれか。

2.

評価(ひょうか)曖昧(あいまい)になってしまう のは、どのような場合か。

3.

筆者は、減点法(げんてんほう)をどのようにとらえているか。

  「一度」とか「一人」とかいう言葉は数を示すものであり、それ自体には良いも悪いもない。

   しかし昨今、それらの言葉がとりわけ騒々(そうぞう)しく耳を打ち目にとまる(注1)のは、「百年に一度」とか「千人に一人」といった言い回しが多用されているためである。

   つまりこの「一度」や「一人」における「一」は、百年とか千人といった(はる)かに(注2)大きな数に対応する「一」であり、確率を表す数字ということになるのだろう。

   たとえば百年に一度の大災害(だいさいがい)に見舞われるとか、千人に一人の割合で発生する事故の犠牲者(ぎせいしゃ)(注4)になるとかいったような形でこの数字は使われる。そして多くの場合、ここの数量表現は、だから実際には人は滅多(めった)にそんな困った事態(じたい)にぶつかるものではありませんよ、と①人々を安心させる働きを(にな)っているような気がしてならない。

   別の見方をすれば、本人がその確率を承知して暮らしている以上、もし天災(てんさい)に出会っても、天から降って来る人工衛星(えいせい)のかけら(注5)に当っても、医療面でのトラブルに巻き込まれても、(だれ)も責任を問われることはなくなるのかもしれない。

確率を示す数字が全く必要ないなどとは思わない。少なくともそれは、ごく大雑把(おおざっぱ)な見当をつける(注6)上では役に立つことも多いだろう。

   ただ②忘れてはならぬのは、もし何かが起った際には、その当事者は分母(ぶんぼ)(注7)の数字に関係なく、分子(ぶんし)(注8)の「一」である点だ。その時には自分にとって分母(ぶんぼ)分子(ぶんし)は同じ数となる。つまり、一分の一になってしまう。

   だから「一度」や「一人」を気軽に(あつか)って欲しくない。分母(ぶんぼ)は数字でも分子(ぶんし)は数字ではないのだから。

(黒井千次「大きな分母」『ベスト・エッセイ2012』光材図書による)

(注1) 耳を打ち目にとまる:聞いたり見たりして気にかかる

(注2) (はる)かに:ずっと

(注3) 大災害(だいさいがい)に見舞いわれる:台風、地震、事故など、とても大変なことにあう

(注4) 犠牲者(ぎせいしゃ):被害にあった人

(注5) 人工衛星(えいせい)のかけら:主に地球の周りを回っている人工物がこわれて小さくなったもの

(注6) 大雑把(おおざっぱ)な見当をつける:だいたいこのぐらいだろうと予想する

(注7) 分母(ぶんぼ):a/b のa

(注7) 分子(ぶんし):a/b のb

1.

「百年に一度」や「千年に一人」という言い方はなぜ①人々を安心させるのか。

2.

忘れてはならぬとは、だれが「忘れてはならぬ」のか。

3.

筆者が主張したいことは何か。

   実力テストを受けたがらない学生がいる。その理由を聞くと、「もう少し実力を付けてから受けたい」と言う。気持ちはわからないでもない。でも、そんなふうに思っていると、いつまでも受けられない。例えば、着物の着方を習っている人が、上手になったら着物を着て出かけようと思う。しかし、どの程度で上手になったといえるのか、判断がつかない。それよりもまず着物を着て出かけてみるといい。しかもちょっと緊張するような場所に。もし最後まで着崩(きくず)れしなければ、それで自信がつく。語学にしても、まずはレベルに合わせて使ってみることだ。恥をかいても気にしない。そうしているうちにレベルも上がってくる。料理も同様、(  )。批評されながら腕を(みが)けばいいのだから。

1.

(  )に入る文として、適当なものはどれか。

2.

本文の内容と合っているのはどれか。

3.

筆者の言っていることに合っているのはどの人か。

   私はどちらかと言えば根が楽天的だが、昔は営業の強烈なノルマ(注1)に苦しんだこともある。そういう日々の中から①いつしか身につけたことのひとつが「幸せ感のハードル(注2)を低くする」だった。

   だとえば、あと一歩のところで契約が結べなかった日、会社に戻ってしょげかえる(注3)代わりに 「あの社長と一時間も話せるところまできた」と自分の成果を見つけて評価する。そうやって一日を締めくくれば(注4)明日への活力も湧いてきた。

   仕事そのものも、「仕事は趣味や遊びとはちがう。仕事はお金をもらうのだから、楽しくないことがあっても当たり前」と思ってやってきた。②そこを基準にすれば、少々のことは当然のこととして受け入れられるし、何かいいことがあったときは「お金をもらいながらこんな気持ちを味わえるなんて」と幸せ感も倍増する。

   どうせ人生の一定の時間を仕事に費やすのなら、その時間が楽しいと思えるほうがいいに決まっている。それに楽しいと思ってすることは、何かとスムーズに運び成果もあがるものだ。こうして循環が生まれてくる。

   人は楽しいから笑顔になるのだが、「まず笑顔をつくると、それによって楽しい気持ちが湧いてくる」という研究結果があるという。これにならえば、充実感を得られる仕事を手にするには、楽しめる仕事を探すのも大事だが、小さなことでも楽しめるようになることも意外にあなどれない(注5)ポイントだ。

(高城幸司 『上司につける薬!-マネジメント入門』による)

(注1)強烈なノルマ:厳しい条件で課される仕事

(注2)ハードル:ここでは、基準

(注3)しょげかえる:ひどくがっかりする

(注4)梅めくくる:終える

(注5)あなどれない:軽視できない

 

1.

いつしか身につけたことのひとつの例として近いものはどれか。

2.

そことは何か。

3.

この文章で筆者の言いたいことは何か。

    パリのお店で仕事をしていたとき、①困ったのは、お客様に「寿司(すし)はできないの?」「デザート(注1)はないの?」と聞かれたことでした。お寿司は、日本料理とは修業(注2) が全然違うのですが、フランス人にとってみれば「日本レストランなのに寿司がないのはどうしてだー?」となるわけです。日本のイタリアンレストランにピザがなくて(しか)られた時代もあったのでしょうが、②それと同じような感じでしょう。もちろんそれだけではなく、デザートのないレストランなんてヨーロッパにはあり得ませんから、寿司もデザートも一生懸命(いっしょうけんめい)勉強しました。その頃の努力は今とても役立っています。世の中にムダな努力は本当にないですね。

   うちのお店では、お(わん)の次は、「お(しの)ぎ」といって、小さなお寿司をお出します。

   一貫(   いっかん)だったり二貫(にかん)だったりしますが、軽くお寿司を味わっていただきます。これはひと区切り(注3)の合図です。料理の最後は( A )で終わるのですが、途中で一回お寿司 をお出しして、ここでとりあえず一段落。ちょっとお腹を落ち着かせてもらって、ここか らまたお酒を飲みましょうという気分に持っていきます。

(神田裕行『日本料理の贅沢』講談社現代新書による)

(注1)デザート:食後に出される菓子や果物

(注2)修業:技術を習って身につけること

(注3)ひと区切り:ひとまずの切れ目

1.

①「困ったのは」とあるが、どうして困ったというのか。

2.

②「それと同じような感じ」とあるが、「それ」とは何を指すか。

3.

(  A  )に入れるのに最も適当な語句はどれか。

    ある哲学者(てつがくしゃ)(1)が、こんな打ち明け話をした(注1)

     学生のころ、陸上競技の選手をしていたこの人は、運動と勉強の両方をするのは、忙しい。充分な勉強もできない。こう考えて、思い切って、陸上競技の練習をやめてしまった。それで勉強の成績は上がるだろうと考えたが、実際には、逆に成績が下がってしまった。おかしいと反省して、やはり、忙しくなくなったことで、勉強の能率が悪くなり、手早くしていた勉強が時間の増えた(ぶん)、のろくなったということが分かった。運動と勉強の両方をしていたときの集中がゆるんでしまったのは失敗だったと、この哲学者(てつがくしゃ)は若き日を回顧(かいこ)した(注2)。なまじ(注3)時間があると、仕事の能率が悪くなる。忙しい方が良く仕事ができる、というのおは、ヒマな人には想定外のことである。       

     仕事が多くなれば、仕事が早くなり、案外(あんがい)時間があまる。時間があると思うと、仕事がのろくなり、のんびりするから、時間内に仕上げることもできなくなったりする。(中略) 

     予定表をそばに置いて、予定と競争して勉強すると、どんどんすすみ、とても無理だと思ったことが予定の時間内にできてしまい時間があまることもある。忙しくしたから、ヒマが生まれた(2)のである。ヒマな人がたくさんの仕事を予定して時間内にこなす(注4)ようにすれば、つまらぬことに時間を空費(くうひ)(注5)することはなくなると気付いたという。

(外山滋比古「傷のあるリンゴ」東京書籍による)


(注1)打ち明け話をする:言わないで隠していたことを話す。

(注2)回顧(かいこ)する:昔ことを思い出す。

(注3)なまじ時間があると:十分ではなくても時間に余裕(よゆう)があると

(注4)こなす:やるべきことを処理する

(注5)空費(くうひ)する:無駄に使う

1.

(1)ある哲学者(てつがくしゃ)が話した内容として、正しいものはどれか。

2.

(2)忙しくしたから、ヒマが生まれたとは、どういう意味か。

3.

筆者が述べたいことは何か。

   ご近所トラブルは、古く新しい問題だ。(中略)

   警察庁(けいさつちょう)統計(とうけい)によると、昨年、近隣(きんりん)関係や家庭などをめぐり全国の警察に寄せられた安全相談は約16万6千件。07年の約13万件に比べ3割ほど増えている。

   騒音(そうおん)問題なと近隣(きんりん)トラブルに詳しい八戸(はちのへ)工業大学の橋本典久教授(はしもとのりひさきょうじゅ)(音環境工学)は、「マンションの床は以前より厚さが増し、騒音(そうおん)対策もされたのに苦情は減っていない。音に対する感性(かんせい)が変わり、敏感(びんかん)になっている(注1)」と指摘する。    

   橋本教授(はしもときょうじゅ)によると、15年ほど前から苦情件数は増え始め、00年ごろからが学校や公園で遊び子どもの声への苦情が目立ってきた。「セミやカエルの鳴き声がうるさいから何とかしろ、という苦情も行政(ぎょうせい)(注2)に寄せられる」という。

   なぜ増えているのか。核家族(かくかぞく)(注3)化で各自が個室を持ち、近所の人を自宅に招いてお茶を飲むような機会も減っている。目白大学の渋谷昌三教授(しぶたにしょうぞうきょうじゅ)(社会心理学)は「他者をもてなす(注4)場でもあった縄張(なわば)(注5)りに人を入れることがなくなり、自分の殻に()じこもる人が増えた」と分析する。

   また、(ひと)り暮らしの高齢者などに見られる傾向にも注目する。「鼓動(こどう)な人ほど人と変わりたいという欲求が強まり、近所の人の言動が気になってしまう。『年寄りの()(ごと)(注6)』という言葉があるが、しつこく苦情を言う人ほど、実はコミュニケーションを取りがっているということかもしれない」と話す。

(朝日新聞2012年11月17日朝刊による)

(注1)敏感(びんかん)になる:感覚が鋭くなる

(注2)行政(ぎょうせい):国や役所など、公的なサービスを行うところ

(注3)核家族(かくかぞく):夫婦だけ、または夫婦と子供だけの家族

(注4)もてなす:格を歓迎して、世話をしたり相手をしたりする

(注5)縄張(なわば)り:自分の場所だと意識している範囲

(注6)()(ごん):言ってもどうにもならない不満

1.

音に対する感性(かんせい)が変わり、敏感(びんかん)になっているとは、どういうことか。

2.

子供の声などへの苦情が増えているのはなぜか。

3.

ご近所トラブルについて、この文章ではどのようにのべているか。

    誰でも子供の時というのは黄金おうごん時代なのである。その時には何も感じないような平凡へいぼんな出来事でも、時をへてみると、いつしか(注1)黄金おうごんに変わっている。ふだんは気がついていなくても(1)、あの時にへとおもいをせれば(注2)、 そこいら中(注3)、黄金おうごんでないものはない。

     子供の頃の雑誌か何かの教材(注4)で、点がばらばらに投げ出されていて、その点に番号が打ってある。その番号順に点を結んでいけば、ライオンやゾウの姿(すがた)が浮かんでいる。これは数字を学習するための教材なのであるが、私は幼い頃の記憶(きおく)もこれに似ていると思う。散らばった点は無数にあり、星のように光っているものも、()()きて消え人ろうとするものもあるのだが(2)、点と点とを結んでいくと記憶きおくがありありとよみがえってくる(注5)。消えそうな点も、もう一度かがやき出すのである。

     そうやって現れてくるものは、結んでいく点の順番によって、どのようにでも変わっていく。(中略)

     昔はみんな子供だったのである。(だれ)もが記憶(きおく)の中に黄金おうごん埋蔵(まいぞう)させている(注6) 。問題はそれを掘り起こすかどうかであって、掘ろうという意志(いし)を持ったとたん、地下鉱脈(こうみゃく)(注7)掘りあてたかのように黄金(おうごん)はあふれ出してくる。(3)

(立松和平「いい人生」野草社による)


(注1)いつしか:いつの間にか

(注2)(おも)いを()せる:遠く離れている人や物事ことを思う。

(注3)そこいら中:そこも、ここも、全部

(注4)教材:教えるための材料や道具

(注5)(よみがえ)る:死にそうだったり、消えそうだったりしたものが、もう一度元気になる

(注6)埋蔵(まいぞう)させている:土の中に理めてかくしてある。

(注7)鉱脈(こうみゃく):役に立つ鉱物が理まっているところ

1.

(1)ふだんは気がついていなくてもとは、何に気が付いていないのか。

2.

(2)星のようんい光っているものも、燃え尽きて消え人ろうとするものもあるとは、ここではどのような内容を指すか。

3.

(3黄金(おうごん)はあふれ出してくの「黄金(おうごん)」とは何か。なぜあふれ出してくるのか。

   寒さを防ぐ便利な道具であるにもかかわらず、人類は歴史(れきし)のほとんどの期間を通じて、ボタンを知らずに過ごした。(中略)日本人は着物を帯で()めていた。古代ローマ人は確かに衣服の(かざ)りとしてのボタンは使ったが、ボタンに(あな)をあけるという発想が欠けていた。また古代(注1)中国では(ひも)に棒を通しはしたものの、一歩進んでボタンとボタン穴を発明することはなかった。①こちらの方がより単純で便利であるのに。

   ところが一三世紀に入ると、突如として(注2)北ヨーロッパでボタンより正確にはボタンとボタン穴が出現した。この、あまりにも単純かつ精巧(せいこう)な(注3)組み合わせがどのように発明されたのかは、(なぞ)である。科学上の、あるいは技術上の大発展があったから、というわけではない。ボタンは木や動物の角や骨で簡単に作ることができるし、布に穴をあければボタン穴のできあがりだ。それでも、このきわめて単純な仕掛(しか)け(注4)を作り出すのに必要とされた発想の(いち)大飛躍(だいひやく)(注5)たるや、②たいへんなものである。ボタンを留めたりはずしたりするときの、指を動かしたりひねったりする動きを言葉で説明してみてほしい。きっと、その複雑さに(おどろ)くはずだ。ボタンのもうひとつの謎は、それがいかにして見出されたか、である。だって、ボタンが徐々(じょじょ)に発展していった様子など、③とても想像できないではないか。つまり、ボタンは存在したか、しなかったかのどちらかしかな いのだ。

(ヴィトルト・リプチンスキ『ねじとねじ回し』ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

(注1)古代:古い時代

(注2)突如として:突然に

(注3)精巧な:細かくてよくできている

(注4)仕掛け:何かをするための装置

(注5)飛躍:急に進歩する

1.

①「こちらの方」とあるが、何を指しているか。

2.

②「たいへんなものである。」とあるが、なぜそういえるのか。

3.

③「とても想像できないではないか。」 とあるが、どうしてか。

   2000年から2001年にかけて、全国紙として有名な新聞が、基本の活字を少し大きなものに変えました。地方紙も同じだったと思います。高齢者人口の増加が原因でしょうが、新聞を読む人の総数の中で、(注1)老眼鏡を必要とする人の割合が増えたからです。

   新聞だって「お客様は神様」でしょうから、その「神様」のニーズに沿って紙面を変えるということは、とうぜんのことです。その案内の記事では、これまでの活字と新しい活字を比較して、いかに見やすくなったかがしめされていて、わかりやすく納得できるものでした。そして、各社ほとんど同じことを書いていたと思いますが、紙面の大きさは変えないわけだから、「文字が大きくなった分、文字数を減らさねばなりません。そこで、記事は(注2)要点をおさえ簡略化して適切化をはかる」というような説明になっていました。なるほどと思う一方、①これまではそうでなかったのかなとも思いました。

   大きな活字の本も出まわるようになってきました。とくに辞書は同じ内容で同じデザインで大きな(注4)版のものが出て、老眼鏡なしでも利用できるとありがたがられています。ただサイズが大きくなった分、大きく重いという欠点もありますが、その快適さに換えられないという人には②問題になりません

                    (光野有次『みんなでつくるバリアフリー』による)

(注1)老眼鏡:年をとって近くが見えにくくなった人のための眼羅

(注2)要点をおさえる:要点をつかむ

(注3)適切化をはかる:適切になるようにする

(注4)版:ここでは、サイズ

1.

新聞の文字が大きくなった理由は何が。

2.

①これまではそうでなかったとは、どういう意味か。

3.

②問題になりませんとあるが、何が問題にならないのか。

   せっかく日本に来たのだからいろいろな日本料理を食べてみたいと思うが、日本レストランは高すぎてなかなか入れないと考えている外国人が多いそうです。そんな外国人に一番(すす)めたい店は居酒屋です。居酒屋というのは安く酒を飲むことができる店です。イリギスのパズなどと違って、居酒屋では酒だけでなくいろいろな種類の料理が楽しめます。刺身(さしみ)寿司(すし)、天ぷら、焼き鳥など、日本食べ物だけでなく中国.韓国.イタリア.ベトナムの料理を出す店も多いです。ある居酒屋は 3 ヶ月に 1回メニューを変更しています。それだけ酒ではなく食べ物を重要視しているのです。だから日本に来たら、お酒が全く飲めなくても行ってみてほしい場合です。ほとんどの居酒屋には日本のレストラン独特の写真入りのメニューがあるので、それを見ていろいろ注文してみてください。写真を見て味を想像してほしいのです。もしロにあわなくても安いので許してください。中でも「枝豆(えだまめ)」は是非食べてみてほしい食べ物です。一度食べたらきっと好きになると思います。居酒屋にはほとんどと言っていいほど枝豆がありますし、いいことに値段も安いです。さらに体にもいいのです。色々な食べ物が試せる居酒屋、一度行ったらきっとファンになると思います。

1.

居酒屋のいいところは何か。

2.

どんな人に居酒屋はいいと言っているか。

3.

本文と合っているのはどれか。

子どものころの夏休みの思い出といえば、まず「ラジオ体操(たいそう)」を思い出す。朝、公園に集まってみんなでラジオから(なが)れる曲に合わせて体操をする。確か2週間くらいだったと思うが、全部出るとプレゼントがあるので、がんばって行ったものだ。最近は子どもの数も少なくなっているせいか、すべてに参加したからといって何かもらえるわけでもないようだ。私の家の近所では見られなくなったが、今でも行われているところはかなりあるという。ラジオ放送が(なが)れているのを立ったまま聞き、ラジオ体操(たいそう)のあと軽い運動だけするというところもあれば、ラジオ体操(たいそう)の前後にも運動をやって、1時間ぐらいするところもある。またラジオ体操(たいそう)のほかに軽く走るところなど、いろいろのようだ。若い親子が多い会場もあれば、お年寄りが多い会場もあるという。参加者、スタイルなど、違いはいろいろあっても、ラジオ体操は今も夏の行事にちがいない。

1.

この人は子どものころ、どうしてラジオ体操に行ったのか。

2.

ラジオ体操(たいそう)は今どうなっているのか。

3.

この人はラジオ体操についてどう思っているか。

   転職を考えることがときどきある。とはいっても、それほど本気ではない。ただ、もし別の仕事を選んでいたら、自分はどんな人生だったのかを想像してしまう。想像するだけでもけっこう楽しい。いまの仕事に大きな不満はないが、そうかといって格別面白いというわけでもない。もしこの仕事をしてみたら、自分はもっと充実するのかも、とついつい考えてしまうのだ。

   まあ、隣の芝生はよく見えると言われてしまえばそれまでだが、自分にピッタリの洋服がなかなかないように、(注1)誰しも自分だけの仕事を探しているのだろう。洋服は試着できるが、仕事に関しては、試しにちょっと、というわけにはいかない。もっとも多少働いたとしても、仕事の本質はわからないだろうが。

   昔に比べれば、われわれの職業選択の幅ははるかに拡がっている。だけど......これが自分の仕事だと(注2)胸を張って言える人は意外と少ないのではないだろうか。

   才能があれば、と思う人がいるかもしれない。子供の頃に憧れていた野球選手とか、大学時代に憧れた映画監督になっていたら、たしかに楽しいだろう。でも、現在、私が思うのは、そんな憧れの世界ではない。たとえ平凡な才能でも、自分にピッタリの仕事を探せればよいと思っている。誰しも、自由な職業選択における自分だけの(注3) "必然"を求めているのではないだろうか。

(梅崎修『マンガに教わる仕事学』による)

(注1)誰しも:誰でも

(注2)胸を張って:自信を持って

(注3)必然:そうなって当然のこと

1.

①それほど本気ではない理由として、本文から考えられることはどれか。

2.

②自分の仕事とはどのような仕事か。

3.

この文章で筆者が言いたいことは何か

   今日は、元中学教師(きょうし)で、現在は大学講師(こうし)の松田さんを紹介します。中学教師時代には校内暴力(こうないぼうりょく)()れた学校を立て直し、野球部を5回も本一に(みちび)いた松田さん。①「自立型(じりつがた)人間を育てるのが何より大事だと松田さんは言います。その指導(しどう)方法の特徴(とくちょう)は、まず具体的(ぐたいてき)目標(もくひょう)を書かせることです。それに向けて自分の問題点をはっきりさせ、解決策(かいけつさく)を考えさせるのです。こうして、(みずか)ら考えて行動する人間を育成(いくせい)するのが松田さんのやり方です。

   松田さんは、さらに②職場での上司(注1)と部下の関係につても語っています。

  「ここに川があるとしましょう。この川をいっしょに(わた)ろう、というのが先輩(せんぱい)後輩(こうはい)の関係。でも、上司(じょうし)部下(ぶか)は違う。(かわ)()こう(がわ)部下(ぶか)がいて、上司(じょうし)部下(ぶか)をこちら側に渡って来させなければならない。そのときに、やさしい声をかけていたら、部下(ぶか)のやる気は起こらない。部下(ぶか)の能力を高めてやろうと思ったら、川のこっちと向こうとの対立(たいりつ)関係を(おそ)れてはいけない。そのためには、部下(ぶか)を正しく評価(ひょうか)すると同時(どうじ)に、欠点(けってん)もはっきり言うべきなんです。」

   松田さんは、「リーダーは、とにかく社員たちに(かか)わってやることが重要だ」と言います。「()めるのもオーケー、(しか)るのもオーケー。とにかく関わってやること。それが大事なんだ」。大人が子供を育てるときでも、教師が生徒を教えるときでも、上司(じょうし)部下(ぶか)(せっ)するときでも、基本的には回じだと言うのです。

(注1)上司(じょうし):会社などの職場で、自分より地位が上の人。部下(ぶか)は、地位が下の人

1.

①「自立型(じりつがた)人間とは、どんな人間か。

2.

「松田さん」が重視する②「職場での上司(じょうし)部下(ぶか)の関係とは、どれか。

3.

「松田さん」が重要(じゅうよう)だと考える上司(じょうし)態度(たいど)は、どれか。

   今、世界中で森林破壊が起きている。森林が破壊されると急に自然環境が悪くなる。そんな土地に雨が降ると、土が流れ、土に含まれる栄養も一緒に流れていってしまう。そのため植物が育たなくなる。また森林がないと空気中の水分が減り雨が降りにくくなる。すると値物が育たなくなる。これが繰リ返れると破漠化してしまうのだ。

森林の再生には 100 年も 150 年もかかると言われている。今その森林再学法方として、世界中で宮脇方式が注目されている。宮脇(みやわき)方式なら長期間かかる森林の再生をわずか 10 年でやり()げることができるからだ。事実マレーシアの熱帯雨林は8年で再生した。これが認められ現在世界中で宮脇方式が取り入れられている。

   宮脇方式はこうだ。まずその土地に昔からあった植物を 10 種類ぐらい見つける。それを混ぜて間を空けないで植える。ただそれだけのことだ。土地の植物を選ぶのはやはり土地に合った物がよく育つからだ。これは理解できる。同じ植物だけを植えないのは病気にかかったときに全滅する恐れがあるからだ。いろいろあればどれかが生き残るわけだ。密集されるのは木同士を競争されるためだそうだ。こちらは私には理解できないが、事実そうして植えられた木のほうがゆったり植えられた木より強いのだそうだ。

1.

どうして砂漠化してしまうのか。

2.

宮脇方式と違うのはどれか。

3.

なぜ宮脇方式が注目されているのか。

問題3 次の文章を読んで、質問に答えなさい。答えは、1・2・3・4から最もよいものを一つえらびなさい。

   先日友人からおもしろい話を聞いた。猫にしつけられた(注1、というのである。飼い主が猫をしつけるのでなく、飼い主が猫にしつけられたのである。話はこうだ。

   寒くなると、猫というものは一日中、暖かいストーブの前やホットカーペットの上に座っているものらしい。ある日友人は猫のごはんを作って、「ごはんよ」と呼んだ。しかし、なかなか来ない。こんなとき飼い主というものは、つい猫のところまでごはんを持っていってしまうのだそうだ。猫はホットカーペットの上にすまして座っている。飼い主は①その瞬間なにかが変わることに気づかない。

   さて、翌日、「ごはんよ」と呼ぶが、猫は定位置からじっと飼い主を見るばかりだ。まだ飼い主は事態に気づかぬまま、ごはんを持っていく。ここで事は決定的になるのだが、まだ飼い主は気づかない。

   気づくのは数日後。台所までごはんの催促をしにきた猫が、飼い主が用意を始めたと見るや、②サッと定位置まで戻り、ちょこんと座って待っている姿を見たときだ。つまり、冷たい台所で食べるのがいやで、何がなんでも③出前(でまえ)(注2)をさせるつもりなのだ。以後、飼い主は出前を続けることになったのである。

(注1)しつける:生活に必要なことができるように教えこむ

(注2)出前(でまえ):料理などを注文した人の家まで運ぶこと

1.

①「その瞬間」とはどんな瞬間か。

2.

②「サッと定位置まで戻り」というのは、だれがどこに戻るのか。

3.

③「出前(でまえ)をさせるとあるが、だれが何をさせるのか。

   私は食べ物については好き嫌いが多いが、研究テーマや人間関係についてはあまり好き嫌いがない。ところが、いろいろな人と話をしていると、意外に好き嫌いがあるという人が多い。この研究は嫌いとか、この人は好きじゃないとかよく耳にする。しかし、どんな研究にも視点を変えれば学ぶところは必ずあるし、人間も同様に、悪い面もあればいい面もある。やって損をするという研究は非常にまれであるし、つきあって損をするという人間も非常に少ない。
   科学者や技術者であるなら、発見につながるあらゆる可能性にアンテナを伸ばすべきで、そのためには、好き嫌いがあってはいけないように思う。研究の幅や、発見につながる可能性を大きく狭めて(注1)しまう。
   ところで、そもそも(注2)好き嫌いとは何だろうか?
   「自分の研究分野は、理系であることには間違いない。しかし自分でも、理由があって理系の道を選んだとは思えない。単なる偶然の積み重なりの結果なのだ。
   「自分の好みや得手不得手(注3)で選んだ」とあとから言うのは、その偶然の選択に何らかの理由を与えないと、あとで悔やむことになるからだと思う。たとえば、理系の道を選んで思ったような成果を上げられなかったとき、「なぜ文系の道を選ばなかったのか」と思うような後悔である。遠い過去にさかのぼっていちいち後悔していては、その時点の目の前の問題に力を注げず、前向きに生きていくことはできない。
   そう考えると、好き嫌いや感情というものは、偶然の積み重なりで進んでいく人生を自分なりに納得するためにあるようなものと言えるのではないか。好き嫌いや感情は、無意識のうちに、自分を守るために、自分を納得させるために、都合よく持つものなのだろう。
   感情や好き嫌いは元來(注4)人間に犕わっているものであるというのは間違いないが、人間は、十分な理由がないまま行った自らの行動を、納得し正当化する(注5)ためにも、感情や好き嫌いを用いる。人間は、他の動物にはない、そんな感情や好き嫌いの利用方法を身につけているのかもしれない。
                                                                                         (石黒浩 『ロボットとは何が一人の心を映す鏡』による)
(注1)狭める:狭くする
(注2)そもそも:もともと
(注3)得手不得手:得意不得意
(注4)元來:初めから 
(注5)正当化する:ここでは、間違っていなかったと思う
 

1.

好き嫌いがあってはいけないと筆者が考えているのはなぜか。

2.

筆者は、どうして理系に進んだのか。

3.

筆者は、好き嫌いとは人間にとってどのようなものだと考えているか。
 

   最近の新聞記事(きじ)によると、今の日本は労働力(ろうどうりょく)が足りないそうである。あちこちで人手(ひとで)(注1)が足りないといって、アジアのほかの国に労働力を求めるようになった。

   しつし、①ふしぎなことに、同じ新聞には、日本の失業率(しつぎょうりつ)が5%になったとか、仕事や住むところがなくて生活に困っている人がいるといった記事もある。外国人労働者に来てもらわなければならないほど労働力が不足しているというのに、どうしてそういうところにこれらの日本人が就職(しゅうしょく)しないのか。私にはちょっと納得(なっとく)がいかない。

   とくにおかしいと思うのが若い失業者(しつぎょうしゃ)たちである。というのも、彼らの多くが「自分らしい仕事」が見つからないから失業中、という決まったせりふを言うからだ。仕事はたくさんある。でも、どれを見ても「自分らしく」なさそうで魅力(みりょく)がないからやめた。だから、何もせずただ日々を過ごしているというわけだ。

   実際、このあいだもテレビを見ていたら「六本木(ろっぽんぎ)あたりの外資系(がいしけい)(注2)の仕事」につくのが「自分らしい」のだと答える青年(せいねん)がいたのにびっくりした。冗談(じょうだん)じゃない。たしかに東京・六本木の超高層(ちょうこうそう)ビルのおしゃれなオフィスは、かっこいい舞台(ぶたい)に見える。しかし、そんな職場(しょくば)や仕事につけないから「自分らしく」ない、だから何もしないでぼんやりしている、という発想(はっそう)がどこから出てくるのだろう。

   そもそも、私にはこの「自分らしい」ということの意味がよくわからない。どうやら、テレビやマンガを通じて出来上(できあ)がった、理想の職業(しょくぎょう)収入(しゅうにゅう)、ライフスタイルなどのイメージが「自分らしい」ということらしい。それ以外の生き方は「自分らしく」ないのである。大都会のエリートになることが「自分らしい」、地味(じみ)な職業につくのは「自分らしく」ない、というのは非現実的(ひげんじつてき)である。はっきりいって、わがままである。

   もしも「自分らしさ」というものがあるなら、それは与えられた仕事をまじめにして、自分の生活を作ったときに自然と生まれてくるものなのである。「六本木の外資系」などというイメージより、現実の世界で自立(じりつ)(注3)すること。そこで生活の意味を見つけたときに、はじめて本当の「自分らしさ」がみえてくるのではないだろうか。

(加藤秀俊「外国人に「働いてもらう」不思議」『正論』2009年8月6日付け産経ニュースによる)

(注1)人手:仕事をする人

(注2)外資系:外国資本の会社

(注3)自立:他人の助けや力を借りないで、自分の力で生活すること。

 

1.

①「ふしぎなことに」とあるが、何を()しているか。

2.

文中の若者(わかもの)たちが考える「自分らしさ」に近いものはどれか。

3.

筆者がこの文章で言いたいことは、どんなことか。

     私たちは、何かを伝えようとするとき、伝える内容の方に一生懸命(いっしょうけんめい)になる。しかし聞く方は、予備知識も含め、あなたというメディア(注1)全体が放っているものと、発言内容の「足し算」で聞いている。

    「仕事を抱え込んでしまって困っている山田さん」が、「新商品は、何を作るかよりも、いかに新しい作り方をするかです」と言ったって、①説得力がない。

     しかし、「新しいものづくりをしていると評判(ひょうばん)の山田さん」が、「新商品は、何をつくるかよりも、いかに新しい作り方をするかです」と言えば、みんな「いいことを言うぞ」と聞き耳を立てる(注2)だろう。そういう状況の中で話し始めれば、同じことを言っても、よく理解され、発言は通りやすくなる。発言が通れば、信頼感が増えし、さらに発言が通りやすくなると、いいスパイラル(注3)になっていく。

     どうしたら、あなたが口を聞く前に、周囲の人から、あなたの話を聞こうという気持ちを引き出せるのか?どうしたら、クライアント(注4)が、あなたの企画書(きかくしょ)の表紙を聞く前に、「あの人の企画(きかく)なら間違いない」と思ってもらえるのか?  じゅぶんの聞いてもらいたいことを聞いてもらえるメディアになる。

    「 メディア力を高める」とは、そういう意味だ。少し引いた目で、外から()た自分をとらえ、それを「こう見てほしい」という自分の実像に近づけていくことだ。

     自分以上に見られたい、という人もいると思うが、私はその必要はないし、戦略(せんりゃく)としてうまくないと思う。考えてみてほしい。外から見て人があなたに期待する、その「期待直」に、常に自分の内面がともなわないのだ。②コミュニケーションの入り口はよくても、関わるごとに相手は、機体以下の実感をもつ。コミュニケーションの出口には、「幻滅(げんめつ)(注5)が待っている。  そうではなく、自分の(いつわ)らざる内面のうち、どの面を見せ、(うた)っていく(注6)かだと思う。

「 メディア力」をつくるものは何だろう?(中略)

     自分の営みによって、結果的に形成されていく部分が大きいと私は思う。日ごろの、立ち居ふるまい・ファッション・表情。人への接し方、周囲への貢献度(こうけんど)、実績。何をめざし、どう生きているか、それをどう伝えているか?それら全ての積み重ねが、周囲の人の中にあなたの印象を形づくり、評判(ひょうばん)をつくり、ふたたび、「メディア力」として、あなたに()いもどってくる(注7)。動きやすくするのも、動きにくくするのも、自分次第だ。

(注1) メディア:情報を伝える手段

(注2) 聞き耳を立てる:注意を集中させて聞く

(注3) スパイラル:効果を増えしながらくり返していくこと

(注4) クライアント:仕事を依頼してきた人

(注5) 幻滅:期待を裏切られてがっかりすること

(注6) 謳う:表現し、主張する

(注7) 舞いもどってくる:もとのところに戻って来る

1.

説得力(せっとくりょく)ないのは、なぜか?

2.

②コミュニケーションの入り口はよくてもとは、どういう意味か。

3.

筆者は、人に何かを伝える場合に大切なのは、どんなことだと言っているか。

   最近、働こうとしない若者が増えているという。また、就職しても「仕事に興味が持てない」「厳しくされるのはいやだ」などの理由で、新入社員の3分の1が3年以内に会社を辞めてしまうのだそうだ。「子どもの興味のあることを伸ばし、個性を尊重する」といういわゆるゆとり教育が「興味のあることしかしない」「我慢ができない」若者を生んだ大きな原因の一つであるということだ。この話を聞いて、数年前に読んだこんな記事が頭に浮かんだ。

   「縁側」という喫茶店がある。隣近所の人との接点になる縁側のような場所にしたい。そんな願いを込めて付けられた店名だ。引きこもりやニートの若者を支援しているNPO法人が運営している。引きこもる青年たちの仕事体験の場でもある。

   そこに集まる青年たちは、まじめな優等生タイプが多い。その中に大学で心理学を専攻した①若者がいた。カウンセラーを目指して卒業後も勉強を続けたが、現実は甘くはなかった。それでも、「自分は特別」という思いがあり、社会に出て②普通の仕事につく気持ちにはなれなかったらしい。引きこもりの生活を何年か続け、昨年、このNPO法人を訪れた。そして、他の引きこもりの若者たちと寮で共同生活を続け、様々な仕事体験を重ねるうちに、「平凡なことの積み重ねこそ大事」、そう思えるようになったという。

   「個性を尊重する」ことは大切だ。しかし、「個性的でなければ生きている意味がない」という思い込みが若者を追い詰めているとは言えないだろうか。平凡な仕事を自分には合わないと思っても我慢して続けてみる。興味がないことであっても、すぐ投げ出さない。何か失敗しても、それを自分を向上させるバネにすればいい。そうすれば、だんだん仕事の面白さが分かってくるのではないだろうか。教育の場では、社会性を養うことも大切だ。社会というものは自分の思いどおりにはならないものだが、その中で少しでも自分らしい生き方ができるような力を育てるべきだ。個性というものは、そう簡単に発揮できるものではない。

1.

若者」について、正しいものはどれか。

2.

②「普通の仕事につく気持ちにはなれなかった」のが変わったのはいつか。

3.

この文章で、教育について筆者が言いたいことは何か。

  「ぼくは学生時代、数学の成績(せいせき)が良かったから、数学の才能(さいのう)はある方だと思うのですが…」

  「わたしは学生時代から数学がまったくダメで、全然才能がありません。これが息子(むすこ)遺伝(いでん)するのではないかと心配で……」

   こんな話をよく耳にする。多くの人が、数学の才能があるかないかということを、学生時代の数学のテストの点数で(ろん)じているのだ。しかし、小学校の算数から始まって、大学の学部程度(がくぶていど)までの数学を理解するのに、才能も何も関係ない。①それを理解する能力は、日常(にちじょう)生活をきちんと送れる能力とあまり変わらない。そう私は思っている。(②「数学の才能」と呼ぶのにふさわしい能力の持ち(ぬし)とは、歴史に名前を(のこ)しているような(だい)数学者のことを言うのであって、百年に一人いるかいないかだというのが私の考えなのだ。

   では、「大学の学部程度までの数学を理解する能力」、すなわち「日常生活をきちんと送れる能力」とは、どんな能力だろうか?

   だいたい次の四つのことができる能力と考えればいいだろう。それができれば、後は、努力次第(しだい)である。その四つとは、「辞書を引くことができる」、「自分のカバンを自分のロッカーに入れられる」、「料理を作れる」、「地図を()ける」である。なぜ、これらの能力があれば、大学の学部までの数学は理解できると言えるのか。

   例えば「英語の辞書が引ける」ということは、アルファベット26文字の順序(じゅんじょ)関係を理解できるということだ。国語辞典なら、51もの数の大小関係が理解できるということになる。「自分のロッカーが使える」ということは、自分のカバンを自分の番号(ばんごう)のロッカーにしまえるということだから、すなわち「一対一」対応の考え方を理解できるということだ。「料理を作れる」ことは、ものを観察(かんさつ)し、予測(よそく)する力があることを意味し、「地図を描ける」ことは、線や記号を使って実際の空間(くうかん)平面(へいめん)にする能力、すなわち、抽象化(ちゅうしょうか)する能力を意味しているのだ。

   だから、これら四つの能力があるにもかかわらず数学ができないという人は、数学を理解する能力がないということではなくて、(たん)努力(どりょく)をせず、なまけていただけだと思うのだ。

(秋山仁「数学」『中学生の教科書 』四谷ラウンドによる)

1.

①「それ」は、何を指しているか。

2.

筆者の考える②「数学の才能」とは、どのようなものか。

3.

筆者がこの文章で言いたいことは、どんなことか。

   私たちは、何かを伝えようとするとき、伝える内容の方に一生懸命(いっしょうけんめい)になる。しかし聞く方は、予備知識も含め、あなたというメディア(注1)全体が放っているものと、発言内容の「足し算」で聞いている。

 「仕事を抱え込んでしまって困っている山田さん」が、「新商品は、何をつくるかよりも、いかに新しいつくり方をするかです」と言ったって、①説得力がない

   しかし、「新しいものづくりをしていると評判(ひょうばん)の山田さん」が、「新商品は、何をつくるかよりも、いかに新しいつくり方をするかです」と言えば、みんな「いいことを言うぞ」と聞き耳を立てる(注2)だろう。そういう状況の中で話し始めれば、同じことを言っても、よく理解され、発言は通りやすくな。発言が通れば、信賴感が増し、さらに発言が通りやすくなると、いいスパイラル(注3になっていく。

   どうしたら、あなたが口を開く前に、周囲の人から、あなたの話を聞こうという気持ちを引出せるのか?どうしたら、クライアント(注4が、あなたの企画書(きかくしょ)の表紙を開く前に、「あの人の企画(きかく)なら間違いない」と思ってもらえるのか?

   自分の開いてもらいたいことを聞いてもらえるメディアになる。

  「メディア力を高める」とは、そういう意味だ。少し引いた目で、外から()た自分をとらえ、それを「こう見てほしい」という自分の実像に近づけていくことだ。

   自分以上に見られたい、という人もいると思うが、私はその必要はないし、戦略(せんりゃく)としてくないと思う。考えてみてほしい。外から見て人があなたに期待する、その「期待値」に、常に自分の内面がともなわないのだ。②コミュニケーションの入り口はよくても、関わるごとに相手は、期待以下の実感をもつ。コミュニケーションの出口には、「幻滅(げんめつ)(注5)が待っている。

   そうではなく、自分の(いつわ)らざる内面のうち、どの面を見せ、(うた)っていく(注6)かだと思う。

「メディア力」をつくるものは何だろう?(中略)

自分の営みによって、結果的に形成されていく部分が大きいと私は思う。日ごろの、立ち居ふるまい・ファッション・表情。人への接し方、周囲への貢献度(こうけんど)、実績。何をめざし、どう生きているか、それをどう伝えているか? それら全ての積み重ねが、周囲の人の中にあなたの印象を形づくり、評判(ひょうばん)をつくり、ふたたび、「メディア力」としてあなたに()いもどってくる(注7。動きやすくするのも、動きにくくするのも、自分次第だ。

(山田ズーニー『あなたの話はなぜ「通じない」のか』筑摩書房による)

(注1)  メディア:情報を伝える手段

(注2) 聞き耳を立てる:注意を集中させて聞く

(注3) スパイラル:効果を増しながらくり返していくこと

(注4) クライアント:仕事を依頼してきた人

(注5) 幻滅(げんめつ):期待を裏切られてがっかりすること

(注6) (うた)う:表現し、主張する

(注7) ()いもどってくる:もとのところに戻ってくる

1.

説得力(せっとくりょく)がないのは、なぜか。

2.

コミュニケーションの入り口はよくてもとは、どういう意味か。

3.

筆者は、人に何かを伝える場合に大切なのは、どんなことだと言っているか。

本来、自由なアイディアを出しあうつもりで開いた会議なのに、いざやってみると「発言する人が少ない 」「活発な議論にならない」「伝達や報告だけで終わってしまう」といった結果になってしまう。そんな現象に誰もが覚えがあるのではないでしょうか。

なぜこんな事になってしまうのでしょうか。本当にだれも発言することができないのでしょうか。発言や意見を白発的にしてもらうためには、何が必要なのでしょうか。①こんなとき進行役や上司が言いがちなのがこのセリフ(注1)です。「とにかく何でもいいから意見を言ってくれ」こんなふうに(せま)るやり方は効果的でしょうか。残念ながら、このやり方は、あまり効果を発揮する場面は多くないようです。なぜなら本当に何でも言っていいという土壌(注2)を持っている会社は稀有(けう)でしょうし、そんな会社であればこんなセリフは飛び出してくるはずもありません。「何でもいいからって、何を言えばいいんだよ。あんたが辞めるのがー番だって言ってもいいのかよ....」参加者は心の中でこんな愚痴(ぐち)を言う(注4)のが(せき)(やま)(注5)です。その場の「目的」がく分からなければ、どう発言したらよいか分かりません。だからここでも「日的を明確にすること」は前提(ぜんてい)として必要なことです。(さら)に発言が少ない要因をよく考えなければなりません。いろいろなケースが考えられると思いますが、「考えがまとまっていないので発言できない」「こんなこと言ったらバカだと思われるのではないか」「上手に言うと、言いだしっぺ(注6)に仕事が回ってくるし」というような心理が、発言を止めている感じはしませんか。つまり、なんらかの防衛(ぼうえい)(注7)意識が働いて、(だま)っている。②こういう覚えは誰にでもあるはずです。もしもそんなこと考えたことがない、という方がいたら、「独演(どくえん)会現象」を自ら発生させていないか、疑ったほうがいいかと思われます。

一生懸命、防衛しているところに、更に、「意見を言え」と迫っても、ますます防御(ぼうぎょ)(注8)を固くするばかりです。

不安や恐れは、人間に対して、多くの行動や発言を阻害(そがい)します(注9)。結果として余計率直な発言や行動がやりづらくなるわけ。必要なのは、安全な場をつくることです。発言しても、それを受け入れてもらえるという場づくりが重要です。当然、議論には反対意見や指摘もあるでしょう。しかし、まずは一つの貴重な発言として受け入れられること。もし反対や指摘があれば、その後にすればいいのです。「一度は必ず受け取る」という習慣が、その組織にあるか無いかが、活発な議論になるからないかを左右します。

(山田豊『会議で事件を起こせ』新湖社)

(注1)セリフ:話すことば

(注2)土壌(どじょう):環境

(注3)稀有(けう):大変めずらしい、ほとんどない

(注4)愚痴(ぐち)を言う:言ってもしようがない文句を言う

(注5)(せき)(やま):それしかできないこと

(注6)言いだしっぺ:はじめに言い出した人

(注7)防衛(ぼうえい):危険を防ぎ、身を守ること

(注8)防御(ぼうぎょ):危険を防ぎ、身を守ること

(注9)阻害(そがい)する:じゃまをする

1.

①こんなときとはどのようなときか。

2.

こういう覚えとはどんなことか。

3.

筆者は「会議で活発な議論をする」ために、何が大切だと言っているか。

まとめ、というのは、実際やってみると、なかなか、たいへんな作業であることがわかる。その面倒さにてこずったこ(注1)とのある人は、だんだん、整理したり、文章にまとめたりすることを敬遠する(注2)ようになる。そして、ただ、せっせと本を読む。読めば知識はふえる。材料はいよいよ多くなるが、それだけ、まとめはいっそうやつかいになる。こうして、たいへんな勉強家でありながら、ほとんどまとまった仕事を残さないという人ができる。

もうすこし(そう)を練らなくては、書き出すことはできない…卒業論文を書こうとしている学生などが、よ<、そう言う。ぐずぐずしていると、時間がなくなってきて、あせり出す。あせっている頭からいい考えが出てくるわけがない。

そういうときには、

「とにかく書いてごらんなさい」

という助言をすることにしている。ひょっとすると、書くのを(おそ)れる気持があるのかもしれない。それで自分に口実をもうけて、書き出すのを一日のばしにする。他方では、締切(しめき)りが(せま)ってくるという焦燥(しょうそう)(注3)も大きくなってくる。

頭の中で、あれこれ考えていても、いっこうに筋道(すじみち)が立たない。混沌(こんとん)とした(注4)ままである。ことによく調べて、材料がありあまるほどあるというときほど、混乱がいちじるしい(注5)。いくらなんでもこのままで書き始めるわけには行かないから、もうすこし構想(こうそう)をしっかりしてというのが論文を書こうとする多くの人に共通の気持ちである。それが(    )。

気軽に書いてみればいい。あまり大論文を書こうと気負(きお)わない(注6)ことである。力が入ると力作(りきさく)(注7)にならないで、(うえ)すべりした(注8)長編(ちょうへん)に終わってしまいがちである。いいものを書きたいと思わない人はあるまいが、思えば書けるわけではない。むしろ、そういう気持をすてた方がうまく行く。論文でなく、報告書、レポートでも同じだ。

(外山滋比古 『思考の整理学』筑摩書房)

(注1)てこずる:難しくて苦労する

(注2)敬遠する:避ける/やりたがらない

(注3)焦燥(しょうそう):気持ちが急ぐこと

(注4)混沌(こんとん)とした:混乱してはっきりしない

(注5)いちじるしい:はっきりわかる

(注6)力作(りきさく):立派な作品

(注7)気負う:がんばろう、うまくやろうと思う

(注8)上すべりした:表面だけの

1.

(    )には、どんな言葉が入るか。

2.

(うえ)すべりした(注8)長篇(ちょうへん)とはどんなものと考えられるか。

3.

これから卒業論文を書く学生に対して筆者はどんなアドバイスをすると考えられるか。

このごろは、すこしすくなくなってきたけれども、手紙のはじめは時候(じこう)のあいさつで始まることになっている。

紅葉の色づきはじめる季節になりましたが、お変わりなくおすごしのことと存じます。私どももおかげさまで、元気にすごしております。

といった、いわばあいさつのことばである。これをはぶくのは略式、ということになっていて、その場合は、前略、というようなことばで書き出すことになる。女性ならば、前略ごめんくださいませ、のようにする。

手紙の用件をのっけ(注1)から書くのは、はしたない(注2)ことにされるのは、①日本人の心理の反映であろう。まくらのことば(注3)は、当然たいした意味はない。ただ、あればよい。ないとなんとなくもの足りなさを感じる。

欧米(おうべい)の人は、手紙に、そういう前文をつけない。日本人がよく「突然のお手紙を差し上げる失礼をおゆるしくださいますようにお願い申し上げます」などと書くのを、はじめての人ならいつだって“突然”になるのではないか、そんなことを断るのはおかしいという。

話をしているときでも、同じてある。相手の言っていることが、かりに、承服(しょうふく)できない(注4)とき、はっきり否定しなくてはならない場合でも、のっけから、

「あなたの言っていることには賛成できません」

などとやれば、ひどく挑戦的(ちょうせんてき)(注5)と受け取られるおそれがある。そんな風に思われてはたまらない。それで、クッション(注6)をおく。まくらのことばである。

「おもしろいお考えですね。いままで思ってもみませんでしたが、そう言われてみますと、なるほどその通りかもしれないという気がします…」

こういういかにも同調、賛成しているようなことばをまくらにふったあと、おもむろに(注7)

「でも、こういうこともあるのではないでしょうか…」

といった切り出しで、白分の反対意見を小出(こだ)しにして行くのである。決して結論を急いではいけない。このごろ、「結論的に言って…]というのが、一部で流行しているが、気の弱いきき手の心に訴えるのは難しいであろう。

本当のことは言いにくい。そういう気持ちがある。それで、前置きをおいて、一呼吸おいてから、本題にさしかかるが、それでもなお、一気に結論に入っていくのではない。用心ぶかく、外側から、すこしずつ、近づいていく。本当のところは、できれば、終わりまで、言わなくてすめば、それに越したことはない。言いにくいことを言わないで、相手が(さっ)して(注8)くれれば、もっといい。そういう察しのいい人が、話のわかる人なのである。

(外山滋比古「『ことば 』は『こころ』」講談社)

(注1)のっけ:最初の部分

(注2)はしたない:無作法(ぶさほう)、失礼な

(注3)まくらのことば:本題に入る前に言うことば

(注4)承服できない:承知できない

(注5)挑戦的:相手と戦うような強い熊度の

(注6)クッション:やわらかくするために間に置くもの

(注7)おもむろに:静かに落ち着いて

(注8)(さっ)する:相手の気持ちを考える

1.

日本人の心理とはどのような心理だと言っているか。

2.

話をしているときでも、回じてあるとあるが、何が同じなのか。

3.

この文章で筆者が言っていることと合わないものはどれか。

問題4 次の(1)から(3)の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。

<相談者>

私は先日、希望の高校に合格したばかりの中学3年生の女子で。いままでずっと受験勉強をしてきたので、今はこれから始まる高校生活をできるだけ楽しみたいと思っています。それで、今年の夏はかわい水着(みずぎ)を買って、海へ行こうと思います。でも、問題があるのです。私は身長が148cmなのに、体重が55kgもあります。あと、5か月で7kgやせたいのですが、どうしたら効果的にやせられますか。絶対にやせたいので、本気でがんばります。

 

<回答者A>

5か月で7kgも体重を減らしたいなら、やはり、食事に気をつけたほうがいいと思いますよ。食事は野菜を中心にして、低カロリーにすること。野菜中心といっても、納豆や豆腐などの加工食品や海草類も取り入れて、ビタミン、ミネラル、たっぱく質など体に必要な栄養素をバランスよくとることが大切です。それから、カロリーの高い甘いものや油っこいお菓子はがまんしてください。特に、夜遅い時間に食べるのは、絶対にだめです。それと、やはり、適度な運動も必要でしょう。食事に気をつけ、体を動かせば、体重が減るはずです。夏にかわいい水着を着ている自分をイメージしながら、がんばってください。

<回答者B>

今まで机に向かって勉強ばかりしてきたので、あまり運動する時間がなかったのではありませんか。高校に入ったら、ぜひ運動系のクラブに入ることをお勧めします。体を動かしてカロリーを消費することですね。食べ物は片よりなく何でも食べましょう。まだ15歳で成長期ですから、野菜はもちろん、肉も魚もきちんと食べるべきです。カロリーを減らすというより、不必要なカロリーを消費すること。そのために運動をしてください。それともう一つ、規則正しい生活をすることが大切だと思います。早寝、早起き、そして、食事の時間にも気をつけて、3回の食事を決まった時間に食べること。夜9時以降には何も食べてはいけません。健康的な生活を送れば、健康的なプロポーション(注1)になるというのが基本です。 5か月で7kgやせなくても、あなたは十分に魅力的になれると思いますよ。

(注1)プロポーション:背の高さや足の長さなどの体のバランス 

1.

相談者がやせたいと思う直接の理由はどんなことか。

2.

A、Bの回答について、正しいのはどれか。

利用者:A

私はこの3月に高校を卒業して、今は大学受験(じゅけん)の準備中です。この図書館は小さいですが、あまり()まなくて(しず)かなので毎日来て勉強しています。以前(いぜん)は、平日(へいじつ)だけ開いていたのが、先月(せんげつ)から第二・第四土曜日も開館になり、その()わりに開館した土曜の次の月曜日は休館になりました。前は週末には(まった)く利用できなかったので、更利(さらり)になったという人もいるでしょうが、次の月曜が休館なので、結局開館日が増えたわけではありません。また、平日は人も少なく落ち着いて勉強できたのが、土曜は朝から利用者が多く、(せき)がとれないこともあります。私の勝手(かって)な希望かもしれませんが、もう一度開館日(かいかんび)を考えなおしていただけませんか。それが無理でも、せめて利用者が増えた分、席を増やすなどしていただければと思います。

利用者:B

新刊図書(しんかんとしょ)雑誌(ざっし)がたくさん置いてあるので、時々この図書館を利用してきたくいます。前は、平日しか開いていなかったので、会社から帰宅(きたく)するころには(すで)閉館(へいかん)していて利用したくてもなかなか難しい状況でしたが、先月から週末にも利用できるようになり、週末の楽しみが一つ増えました。現在、週末は隔週(かくしゅう)の開館ですが、毎週開館するようになればもっとありがたいとおのですが。もう一つ、平日の開館時間は以前の(とお)り9時から6時までなのに、土曜日はどうして9時から3時までなのでしょうか。土曜日に開館したら次の月曜は休館されるのですから、週末も6時まで開けていただければもっと利用しやすくなると思います。ご検討(けんとう)ください。

1.

この図書館の開館日数(かいかんにっすう)・開館時間はどう変わったか。

2.

利用者Aと利用者Bは開館日の変更(へんこう)についてどう思っているか。

相談者:

私は大学2年生です。10代がもうすぐ終わってしまいます。このままでは何もしないうちに終わってしまうような気がします。10代のうちにしておくべきことは何でしょうか。

回答者A:

   旅をするというのはどうでしょうか。卒業して社会人になったら、忙励て気ままな旅をすることはむずかしくなります。学生の間は、お金はないでしょうから、お金より時間でぜいたくができる旅をお勧めします。

   時間の制約のない中で、好奇心のままに見聞(けんぶん)を広め、自分の感じ方や考え方が変わることを楽しむ、そんなことができる旅です。

   私は、学生時代、仲間といっしょにそんな旅をよくしたものです。夜行列車で行く貧乏旅行でした。汽車の窓から眺めた夕焼けや、夜の海に浮かぶ船の灯り、空に輝く無数の星……。いまでも目を閉じるとあざやかに浮かんできます。

   五感を敏感に働かせていろいろなものに感動することです。そうした感性が、今後仕事をしたり人間関係を築いたりする上の大切な(かて)になると思います。

回答者B:

   やはり10代は何かに打ち込むことですね。例えば勉強。私は、アメリカに留学をしたとき死ぬほど勉強しましたが、それが今の私の土台になっている気がします。

   勉強が苦手な人は、スポーツでいいと思います。野球でも、サッカーでも、水泳でも、とにかく打ちこむことです。自分の肉体の限界に(いど)むような気持ちで頑張ること。スポーツで大成することが目的ではなく、頑張ることが目的なのです。人間は若い時に一度はハードトレーニングを経験することが大切だと思います。ハードトレーニングに()えた経験と自信が、それからの人生で自分を支えてくれるのです。

1.

二人が重視していることは、一言で言うとそれぞれ何だと考えられるか。一番適当なものをえらびなさい。

2.

二人の回答に共通していることは何か。

(A)

   私たち酒屋は長い間国の規制で守られていたので、地の南売より工夫するという点で遅れを取っ てしまいました。努力しなくても十分私益が出ていたからです。このために規制が無くなると多くの酒屋がつぶれてしまいました。私の会社はこれを価格競争と徹底的な合理化で乗り切ろうとしています。主婦は1円でも安い店を求めて動くと言われているでしょう。ですから、やはり商品は値段が一番大切です。車でやってくるお客さんのために広い駐車場も用意しました。たくさん売れますのでメーカーとの値段交渉もうまくいっています。合理化で社員の負担が重くなっていますが、結果を出した社員にはボーナスをたくさん出しています。ですから、怠け者は辛くて辞めてしまいます。よく働く社員だけが残ることになります。現在、また新しい店を出そうと考えているところです。

 

(B) 

   私のところは小さな酒屋でした。酒屋の危機的状況に何とかしなければならないと考えて、初めは地の物を売ったり値段を安くしたりしてみましたが、うまくいきませんでした。ある時、コンビニでビールを山のように買っている若い人を見ました。コンビニはスーパーよりももちろん安売りの店よりずっと値段が高いです。それなのにどうして高い物が売れるのだろう。そのとき、コンビニは名前の通リ品物だけでなく、便利さも売っていることに気がつきました。そこで、それまで取っていた配達料を廃止することから始めました。今までの客さんや近所のお客さんを大事にすることにしたのです。値段はスーパーやコンビニより安く設定しています。しかし安売り店ほど安くはないです。しかしどんなに少ない商品でも、注文してすぐに届けることと、時には台所の中までも運んだり、商品を箱から出してあげたりすることで、お客さんに喜ばれ店も次々と増えやすことができました。このサービスを維持するために、配達区域を店から1・2キロに限っいます。

1.

Bさんが配達区域を限定している理由は何ですか。

2.

2つの店の方針の違いは何か。

A

読書好きの子供たちに、おすすめの本を聞いてみると、「OOという登場人物が活躍(かつやく)するシリーズ本」という答えがよく返ってくる。親世代(おやせだい)にも「名探偵シャーロック・ホームズ」(注1)などに夢中になった人がいることだろう。

今は子供向けのシリーズものが数多く出版されている。3人組(にんぐみ)の少年が町に起きた事件を解決するシリーズ。小学生の女の子が温泉の女主人候補として活躍するシリーズ、などが代表的だ。こうした本に親しんでいる子供は「次はどんな展開になるんだろう」とわくわくして次の巻へと読み進み、楽しい読書体験(たいけん)を重ねていく。子供時代のこうした経験は貴重である。将来の読書習慣への第一歩(だいいっぽ)と言えるからだ。

B

シリーズものというのは、だれにとっても誘惑的ゆうわくてきな存在です。読書好きな大人でも、気軽に本を楽しみたいときには、好きな作家のおなじみのシリーズを選びがちですが、それは、基本設定や主な登場人物がわかっていて、その世界に入りこみやすく、入ってみたら若手な世界だったという心配もいらないからです。読書力のない子どもならなおさらで、数をかせぎたい(注2)ときには、探すのも楽、読むのも楽というのは、とても大きな誘惑です。(中略)しかし、成長期の子どもの時間は、九歳の一年と十歳の一年とではまるで違う。かけがえのないものであって、その貴重な時間が、一人の作家の一つの世界に長期にわたって占領せんりょうされてしまうというのは、たとえそのシリーズの内容がそう悪くなくても、明らかに問題です。

(注意)

1. シャーロック・ホームズ:イギリスの小説の主人公

2. 数をかせぐ:ここでは、読んだ本の冊数を増やして学校での評判を高くすること

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

)

1.

AとBのどちらの文章にも書かれている内容はどれか。

2.

子供がシリーズものを読むことについて、Aの筆者とBの筆者はどのような立場に立っているか。

A

 今日、多くの国々で、地球環境に配慮した(注)車が求められている。そのような中でガソリンではなく電気で走る自動車が登場したが、まだ値段も高く長距離を走ることも難しい。また、充電する場所も限られるために、電気自動車に乗る人はそれほど多くない。

    しかし、近い将来、それらの問題も技術の進歩によって解決され、やがてはより身近で一般的な乗り物になっていることが考えられる。また、電気自動車は構造が複雑ではないため、一人用または二人用の小型のものならば、個人で製造できる可能性もあるそうだ。数十年後には一人一台電気自動車を持ち、全国どこへでも行ける時代が訪れるかもしれない。

B

   今や自動車は私たちの生活になくてはならないものになっているが、環境への意識が高まるにつれ、車に対する人々の考え方が変化してきている。その結果、電気自動車が、時に二酸化炭素を出さず、騒音も少ないことから、環境に優しい車として注目を集め、徐々に利用者も増えている。また、カーシェアリングといって、一台の車を複数の人で使用するというシステムも整ってきている。このような傾向が続けば、個人で車を持つ必要性は薄れてくるだろう。十年後、二十年後はガソリン車が姿を消し、電気をエネルギーとする車を数人で一台利用している、そんな時代が来るかもしれない。

(注)〜に配慮する:〜を大切に思っていろいろ考慮する。

1.

AとBのどちらの文章にも触れられている点は何か。

2.

AとBの筆者は、車社会の今後の可能性についてどのように考えているか。

<Aの意見>

マンガを読むことが遊びにつながると考えるのは間違っています。マンガを読むことで学べることもあるのではないでしょうか。最近、子どもたちが本を読まなくなったと言われますが、マンガは文字を読む機会を与えてくれます。新しい漢字出会ったときも、カナがついていることが多いので、漢字の読み方を知ることができます。慣用句やことわざなどの意味も、マンガだとわかりやすくなりますから、国語の授業にも使うといいかもれません。(1)マンガを学校へもっていくと、授業中に読んしまうのでないかという意見もあると思います。しかし、それは先生や親の指導次第ではないでしょうか。マンガを読んでもいいときと読んではいけないときのけじめをつける(注1)ことを教える良い機会にもなると思います。

<Bの意見>

「マンガで文字を読む機会が増えれば漢字や言葉の勉強になる。だから、学校へマンガを持ちこむことは悪いことではない」という意見があるが、これは本当にそうなのだろうか。

たしかにマンガだと慣用句やことわざがわかりやすくなるとは思うが、漢字にふりがながついていれば、読み方の勉強になるかというと、そうはいかない。私自身の体験から言うのだが、カナがあると安心してしまって、漢字を読み流すことになり、かえって読み方を覚えようとしなくなる。

また、けじめをつけることを教えれば、授業中にマンガを読むこともないと言うけれど、実際にはこのような指導ができるものかと私は大いに疑問に思う。

(注1)けじめをつける:正しいこと、正しくないことをきちんと分ける 

1.

(1)マンガを学校へもっていくと、授業中に読んでしまうのではないかという意見もあるとあるが、この意見についてA、Bはどのような考えをもっているか。

2.

「マンガと勉強の関連」について、A、Bはどのように考えているか。

<質問>

景気が悪くなり、これから子どもの進学、就職を考えると、子どもを産み、育てるのは大変だという声があちこちから聞こえてきます。1子どもを()むか()まないかについて悩む人が多くなっています。一方で、国や地方でも、子どもがいる家庭にお金を出したり、仕事を休みやすくしたり、子供を育てやすくするための対策を始めています。みなさんは子育てについてどう考えていますか。

<回答者A>

私は結婚したとき、子育てのために仕事をやめるのはいやだと思っていました。でも、最近、職場でも子育てのための休みが取りやすくなったり、パートタイムの仕事が増えたり、子育てをしている人に対する理解が進んできたと思います。私の夫も家事や育児に協力的になりました。国の対策のおかげで社会が変化していることを感じます。

<回答者B>

私は子どものころは、親が祖父や祖母、近所のおじさん、おばさんとみんなで子育てしていた。しかし、今は、祖父母といっしょに暮らすことが減り、近所の人とのつきあいも少なくなった。私たち夫婦も昼間働いている間ずっと子どもだけで留守番をさせるのはあぶないと思うし、かといって、子どもを預かってもらうのはお金がかかり、経済的に難しい。

<回答者C>

最近はすーばーマーケット、図書館、本屋などに子どもが遊べるコーナーができたり、公共の施設にも赤ちゃんにミルクをあげるための場所ができたりして、ありがたいことです。でも、保育園の数は足りないし、学校のいじめの問題もあるし、まだまだ不安なことがたくさんあります。教育費も大きな負担ですから、子育て環境がよくなったとは言いがたいと思います。

1.

1子どもを()むか()まないかについて悩むとがあるが、これにはどんな理由があげられているか。

2.

A,B、Cの回答について、正しいのはだれか。

A

読書好きの子供たちに、おすすめの本を聞いてみると、「OOという登場人物が活躍(かつやく)するシリーズ本」という答えがよく返ってくる。親世代(おやせだい)にも「名探偵シャーロック・ホームズ」(注1)などに夢中になった人がいることだろう。

今は子供向けのシリーズものが数多く出版されている。3人組(にんぐみ)の少年が町に起きた事件を解決するシリーズ。小学生の女の子が温泉の女主人候補として活躍するシリーズ、などが代表的だ。こうした本に親しんでいる子供は「次はどんな展開になるんだろう」とわくわくして次の巻へと読み進み、楽しい読書体験(たいけん)を重ねていく。子供時代のこうした経験は貴重である。将来の読書習慣への第一歩(だいいっぽ)と言えるからだ。

B

シリーズものというのは、だれにとっても誘惑的(ゆうわくてき)な存在です。読書好きな大人でも、気軽に本を楽しみたいときには、好きな作家のおなじみのシリーズを選びがちですが、それは、基本設定や主な登場人物がわかっていて、その世界に入りこみやすく、入ってみたら若手な世界だったという心配もいらないからです。読書力のない子どもならなおさらで、数をかせぎたい(注2)ときには、探すのも楽、読むのも楽というのは、とても大きな誘惑です。(中略)しかし、成長期の子どもの時間は、九歳の一年と十歳の一年とではまるで違う。かけがえのないものであって、その貴重な時間が、一人の作家の一つの世界に長期にわたって占領(せんりょう)されてしまうというのは、たとえそのシリーズの内容がそう悪くなくても、明らかに問題です。

(注意)

1. シャーロック・ホームズ:イギリスの小説の主人公

2. 数をかせぐ:ここでは、読んだ本の冊数を増やして学校での評判を高くすること

1.

AとBのどちらの文章にも書かれている内容はどれか。

2.

子供がシリーズものを読むことについて、Aの筆者とBの筆者はどのような立場に立っているか。

A:

     世の中には、人の話を聞くのが実にうまい人がいます。そういう人は、話す人を見つめながら表情豊かに興味深そうに反応しながら聞いてくれるので、話す方も、自分が受け入れられているという安心感を覚え、その人の方をじっと見つめて話し続けたくなるものです。自分にとって好ましい感じの人だったり、より親しい人であったりすれば、なあおさらでしょう。しかし、数人で会話をしているときは、注意しなければなりません。自分にとって好ましいある特定の人ばかりを見ながら話を続ければ、それ以外の人は自分が軽視されているような気になり、いい気分ではないでしょう。等しい割合で視線を送ることが、グループで話すときには大切なのであ。


B:

     最近「傾聴」という言葉をよく聞く。話すを聞く時に、相手が話したいこと、伝えたいことを、受容的・共感的な態度で聞くことで、もともとはカウンセリングなどで使われる手法である。学校で教えられたり企業の研修でも取り上げられたりするからであろうか、話をしているときに「なるほど」「そうですね」「たしかに」などとあいづちを打ちながら話を聞いてくれる人が、若い人を中心に増えたような気がする。それはたいへんに結構なことではある。聞いているのかいないのか、わからないように無反応であるよりは、ずっとよいだろう。しかし、これも度が過ぎれば、「この人はいつも聞いてはくれるが、自分の意見は言わない人だ」と思われてしまう危険性もある。相手が何を求めているのかを注意深く考慮し、時と場合に応じて、聞く態度を調整する必要があるのではないだろうか。

1.

AとBのどちらの文章にも触れられている点は何か。

2.

AとBについて、正しいものはどれか。

問題5 以下の質問に答えてください。答えは1・2・3・4からいちばんいいものを一つえらんでください。

2010年度 河山市民セミナーIII

「ピジネス場での効果的なコミニュケーション法」

参加者募集のお知らせ

仕事をスムーズ進めるためには、コミニュケーションをうまくとることが重要です。このセミナーでは相手に自分の考えを効果的に伝えるためのコミニュケーション法をこ学びます。

昨年度も同じテーマでセミナーを開催し、多くの方が参加されました。

講師

鈴木花子(心理カウンセラー

『社会人のコミニュケーション』秋川出版         著者)

対象

河山市在所・在勤の18歳以上の社会人(河山市職員を除きます。)

受講料

無料

定員

20名

応募者多数の場合は抽選になります。結果ははがきでお知らせします。

目程

平成22年10月1日~1 0月29 日  毎週金曜日 全5回 19:00〜20:30

会場

河山市市民センター第一会議室  (河山市上町 3-5-2)

申し込み方法

①〜③

のいずらかの方法でお申込みくさい。

①市役所市民課窓口 受付時間:水曜日を除く 9:00〜17:00

②はがき

・市民セミナーIII参加希望」と明記の上、住所、氏名、年齢、電話番号を記入して、申し込み締め切り日必着で、下記までお送りください。

・はがき1枚につき1名のみ受付可能です。

〒432-0001

河山市本町1-1-1 河山市役所市民課  市民セミナー係

③市役所ホームページ(http://www.city,kawayama.lg.jp/)

・市民セミナーのページからお申し込みください。

・毎日午前2:00〜5:00 はホームページの点検作業のため申し込めません。

申し込み締め切り

平成22年9月17日(金)

昨年度セミナー受講者の声

●講師の指導が具体的でわかりやすかった。

●コミュニケーションの具体的なとり方の例を聞くことができて大変有意義だった。

●自分の話し方が客観的にわかり、今まで気がつかなかった自分のくせを意識するようになった。

1.

この市民セミナーを受講できるのは次のうちのだれか。

2.

このセミナーの申し込みについて、正しいものはどれか。

( 案 内 )

現代社会では、さまざまな価値観が変化し、これまでの考えが通用しなくなっています。こ

どもの、安全と危険、学びと遊び、家庭と学校などについて、3つのテーマに分けて考えます。

ポスターセッション:さまざまな角度からの提案を掲示します。提案者が説明をします。

分科会およびワークショップ(討論):各テーマに関する学術的な話し合いの場です。

こどもは参加できません。

ワークショップ:こどもといっしょに、作品を作ったり(★印がついている)、ゲームをし

  たり、意見の交換をします。★印のワークショップは、材料を準備する都合土、2週間前ま

でに車し込みをしてくだい。(材料代500円は当日受付で支払ってください。)

申込先=こども環境学会事務局 kerskyukai@〇〇〇〇

◆プロゲラムはやむを得ず変更することがあります。最新の情報は、大会ホーム―ページでご

確認ください。 http//www.******

23日(金) 国際シンポジウム 平和を築くこどもたちの力

10:00 ~ 12:00 開会式       メモリアルホール

13:00 ~ 15:30 国際シンポジウム  メモリアルホール

こどもにやさしいまちづくり-こどもが参加できるまち-   

24日(土)  

特別講演 けんちくとこども(木村 明・建築家)

10:00~12:00    山田小学校講堂

作品展示 木村 明展  山田小学校講堂

10:00~17:30

ポスターセッション1  市民交流プラザ1

10:00~12:30

テーマ1:こどもとおもちゃ  

●ワークショップ:木のおもちゃを作ろう★ 

10:00~12:30  市民交流プラザ5

●ワークショップ:からだで表現(ゲーム)

15:30~17:30  市民交流プラザ5

●分科金:こどもの心  市民交流プラザ5

16:00~17:00

テーマ2:世界のこどもたち

●ワークショップ:こどもと平和(討論)

13:30~15:30   市民交流プラザ

●分科金:世界のこどもたちの絵

10:00~12:30   市民交流プラザロビー

テーマ3:感じる手 

●ワックショップ:手作り楽品と絵本作り

10:00~12:30(午前の部)  市民交流プラザ

13:30~17:30(午後の部)

●ワックショップ:料理教育★  市民交流プラザ

15:30~17:30

交流会         山田小学校中庭

18:45~21:00

 

25日(日)

作品展示 木村 明展     山田小学校講堂

10:00~17:00

ポスターセッション2    市民交流プラザ1

10:00~12:30

テーマ1:こどもとおもちゃ 

●展覧会:みんなでつくろう作品展  山田小学校中庭

10:00~17:00

テーマ2:世界のこどもたち

●分科会:こどもと労働     市民交流プラザ

10:00~12:30  

●写真展:働く子どもたち   市民交流プラザロビー

10:00~17:00

●ワックショップ:教科書比較  市民交流プラザ

13:30~15:30

テーマ3:感じる手 

●分科会:おもちゃとこども   市民交流プラザ

10:00~12:30

閉会式

17:00~17:30

 

 

◆保育室、子供コーナーがあります。ご利用ください。

1.

   田中さん 30歳の女性。小学校の教師。幼稚園(ようちえん)の子供がいる。こどもの遊びに関心がある。今週末は、子どもといっしょに「こども環境学会」に出るつもりである。土曜日のポスターセッションに出る予定だが、その他に、子どもといっしょに何かを作りたい、分科会にも出たい、と思っている。

田中さんの条件に合うワークショップはいくつあるか。

2.

田中さんの希望に合う分科会はどれか。

夏休み格安箱根一泊ツアー

ツアーの特徴

①ホテルは全室から海が見えます

②お風呂は、天然温泉。お好きな浴衣が選べます。

③夕食は海の幸、山の幸が楽しめるバイキング

④さまざまなオプションコースをご用意しました。

⑤ゴールデンウィークはどの日も出発。
(ただし、参加希望者が2名以下の場合は取りやめになりますので、ご了承ください)

食事

朝1回  昼食0回  夜1回

ご予約

出発日の20日前までにお願いいたします。

お電話でもインターネットでも予約できます。

代金のお支払いは、5日前までにお願いいたします。

予約をキャンセルなさる場合は、出発の1週間前までに電話でご連絡ください。

6日前からのキャンセルでは代金の全額返金はいたしかねます。
*キャンセルの返金についての詳細は当社までお尋ねください。

代金

平日:    大人 (高校生以上)23,000円

小学生  10,000円、中学生  15,000円

土・日・祝日:大人  27,000円

小学生 12,000円  中学生  18,000円

(お部屋は二人から四人の相部屋になります。お一人のお部屋をご希望の場合は、   

1万円の追加料金で申し受けます。)

オプションツアー

①焼き物体験:地元陶芸家の指導による皿などの製作体験

参加費:大人3,000円 小・中学生1,500円

②美術館、博物館めぐり 参加費:2,000円 小・中学生1,000円

③船で湖を一周するクルーズ 参加費:大人5,000円 小・中学生3,000円

1.

週末に大人2人、子供2人(小学生と中学生)の家族でこのツアーに参加して、オプションコースの船のクルーズも申し込む場合は、いくら支払わなければならないか。

2.

予約をキャンセルする場合、どのようにすれば支払った料金が戻ってくるか。

森山公園ボランティア募集

森山公園では、多くの方をボランティアとして受け入れ、公園の管理運営にご協力いただいております。存在募集中のボランティアは以下のとおりです。

1)さとやまボランティア

生活内容

公園内の畑や水田で農作業をし、1年を通して定期的に活動します。田植え、お茶作り(5月)、稲刈り(9月)などがあります。

生活エリア

森山公園内、さとやまエリア(むかしの農家を再現した区域)

生活日

毎週月・水・土曜日 *見学会受付中!012-567-1111

 

2)フラワーボランティア

活動内容

庭園内の花の世話をするとともに、3月には「フラワー栽培教室」を、8月には「フラワーフェスティバル」を開きます。集中活動期間があります。

活動エリア

園内全域

生活日

集中活動期間(3月、8~ 9月)は毎日。それ以外の月は週に1回程度。

 

応募条件

・1)は、少なくとも月に2回以上、土曜日(9:45-15:00)に活動できる方。平日については自由参加。2)は、集中活動期間は週2日(1日1時間程度)以上、それ以外の期間は月2日間程度活動できる方。

・1)は、小学校3年生以上の方  2)は成人の方。

*小学生の方は、必ず保護者の方と一緒に参加・登録してください。

・1)に登録するには、平成25年2月1日(土)か2月6(水)の説明会に参加した上で、2〜3月の土曜日に2回、研修を受けていただく必要があります。実際の活動は4月からです。

・2)への登録は、平成25年2月24日(日)のガイダンスに参加できる方に限らせていきます。

応募方法:

メールまたはFAXに、①電話番号 ②住所 ③氏名 ④年齢 ⑤性別 ⑥応募理由を明記の上、下記までお送りください。

【応募期限】平成25年1月20日(日)必着

【応募先】

1)森山公園「さとやまボランティア新規募集」係

電話&FAX:012-567-1111

メール:volunteer-1@moriyamapark.ne.jp

2)森山公園「フラワーボランティア新規募集」係

電話&FAX:012-567-1112

メール:volunteer-2@moriyamapark.ne.jp

1.

山田さんは、森山公園のフラワーボランティアをしてみたいと思っている。そのために、山田さんがしなくてはいけないことはどれか。

2.

大学生の田中さんは、森山公園でボランティアをしたいと考えている。田中さんへのアドバイスとして最もよいものはどれか。

ホテルプロールご宿泊プランご案内

人気の特別ご宿泊プラン

当ホテルでは、様々なお得なプランをご用意しております。ぜひご利用ください。

朝食付きプラン

メニュー豊富なご朝食を和洋バイキングスタイルでお召し上がりください。

ご利用時間:6:30〜9:30(平日)/7:00〜10:30(土・日・祝日)

レディースプラン(女性限定)

広めのお部屋に3人でお得にお泊りいただけます。お部屋にマッサージ機や化粧品など、いやしのグッズを多数取り揃えております。

ルームシアタープラン

お部屋の大画面テレビで300番組の中からお好きな映画をお好きな時間にご覧いただけます。

ゆったりプラン

チェックインは午後1時からチェックアウトは翌日12:00のホテルでゆっくりお過ごしいただけるプランです。

*通常プランもご用意しております。 

宿泊プラン料金                                                                                       (税込:円)

 

シングル

ツイン

 

通常プラン

6000

5000

J禁はツインのみ

朝食付きプラン

6700

5700

早 J 朝 禁

レディースプラン

朝 禁 3人でお泊りいただけます(一部屋9000円)

ルームシアタープラン

5500

 

ゆったりプラン

7000

6000

早 J 朝 禁

 

*料金はいずれもお一人様あたりです。ツインルームはお二人でご利用いただけます。

*朝は朝食付きです。朝食の付かないプランはお一人様1000円にてご提供させていただきます(当日レストランにて受け付けます)

*早は早期予約割引です。1か月前までにご予約いただけますと、宿泊料が10%引きになります。

* (^^)はツインご利用の場合、お子様(6歳まで)にエクストラベットをご用意させていただきます。料金は無料です。

 *禁は禁煙ルームのご用意ができます。

1.

陳さんは、2週間後、1人でこのホテルに宿泊したいと考えている。たばこのにおいが嫌いなので、禁煙ルームを希望している。その場合、一番安く泊まれるプランはどれか。

2.

加藤さんは、5週間後に夫婦と5歳の子ども1人の家族3人で、このホテルを一部屋利用したいと考えている。ホテルで朝食をとることを希望している。一番安く泊まるにはどうしたらよいか。

山田市研究交流センター会議室利用案内

 

【研究交流センター会議室ご利用の手続き】

1利用できる方

1)山田市の研究機関(きかん)職員(しょくいん)

2)上記の職員と研究交流を行う山田市以外の研究機関(きかん)等の職員

3)研究交流センター長が適当(てきとう)(みと)める者

2利用料:無料

3利用日・時間

平日(月曜日〜金曜日)/午前9時から午後5時まで

※準備等のために施設(しせつ)に出入りすることができる時間は、午前8時30分からです。

会議終了後は会場を(もと)(もど)し、午後5時までに退出(たいしゅつ)してください。

4利用申込み方法

予約状況を電話で確認した後、利用申込書に必要事項(じこう)を記入し、会議に関する資料と共に、ご提出ください。

【申込み受付開始日】原則(げんそく)として会議開催(かいさい)日の3ヶ月前より受け付けます。

5利用申込書の提出

〔申込方法〕FAXまたはE-mailにて受付けます。

〔申込先〕研究交流センター1階事務室(じむしつ)

6利用承認書(りようしょうにんしょ)交付(こうふ)

申込内容等を確認した後、利用承認書を交付いたします。

承認書は、利用当日、受付に提示(ていじ)してください。

【サービス施設(しせつ)設備(せつび)

●飲食施設:ありません。

※会議室内での飲食・喫煙(きつえん)は、禁止させていただいております。

飲食・喫煙は、指定(してい)された場所でお願いします。

●自動販売機:1階及び2階

●コインロッカー(無料):2階(30個)

●インターネット接続(せつぞく):会議室に設置(せっち)されたLAN設備で、インターネット接続が可能(かのう)です。

※コンピューター・LANカード・LANケーブルをご持参(じさん)ください。

駐車場(ちゅうしゃじょう)

収容台数(しゅうようだいすう):70台 

満車(まんしゃ)の際には周辺(しゅうへん)有料(ゆうりょう)駐車場をご利用ください。

1.

会議室を予約するために、必要なものはどれか。

 

 

(
)

2.

次のうち、この施設(しせつ)許可(きょか)されていないものはどれか。

1.

山田さんは、森山公園のフラワーボランティアをしてみたいと思っている。そのために、山田さんがしなくてはいけないことはどれか。

2.

大学生の田中さんは、森山公園でボランティアをしたいと考えている。山田さんへのアドバイスとして最もよいものはどれか。

1.

メンバーズポイントについて、正しいものはどれか。

2.

育達メンバーズクラブに入会するにはどうすればよいか。

返品ご返品の場合は、引き取りサービスをご利用ください

 

引き取りサービスは、インターネットかお電話でお申し込みください。

・運送業者が商品の引き取りにお伺いいたします。

・引き取りサービスをご利用の場合、返品送料は当社が負担します。

www.i-shop.ne.jp または0120-460-988

【受付時間】9時~21時(年中無休)

下記の場合のご返品はご遠慮ください。

・一度ご使用になった商品

・特別の理由なく、商品到着後11日以上経過した場合

・お客様の手で、傷や汚れが生じた場合

※不良品の場合は上記に関係なくご相談を承ります。

直接ご返送いただく場合

引き取りがご都合の悪い場合は、直接下記までご郵送ください

返送先:222-22XX神奈川県川崎市XX460-X i-shop返品係

※直接ご返送いただく場合、お客様の都合によるご返品は、送料がお客様のご負担となります。

※不良品やお届け商品まちがいによるご返品は、送料はi-shop負担の着払いでご返送ください。

ご返品の商品が当社に到着次第、ご返金についてご連絡いたします。

その他ご注意点

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商品に忠実な再現を心がけておりますが、撮

影・印刷・パソコン画面等の関係で、色や素材

感が実物と異なる場合があります。

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サービスセンター

電話:0120-700-856

Eメール:info@i-shop.ne.jp

  インターネット:www.i-shop.ne.jp

「お問い合わせ」をご利用ください。

1.

Aさんの家に注文した商品が届いたが、商品が割れていた。返品したいのだが、どうすればよいか。Aさんは家にいないことが多い。

2.

返品ができる可能性がある場合は次のどの場合か。

胃腸薬「スッキリン」使用上(注1)の注意

1.次の人は服用(注2)しないでください。

妊婦(にんぷ)(注3)または妊娠(にんしん)(注4)していると思われる人

・11歳未満の子ども

2.次の場合はすぐに服用を中止してください。

服用(ふくよう)後、皮膚(ひふ)にかゆみ(注5)などの変化があらわれた場合

・2週間以上服用してもよくならない場合

3.服用(ふくよう)後しばらくの間は、乗り物または機械類の運転操作(そうさ)をしないでください。

4.使用期限を過ぎた製品は服用しないでください。

 

 

1.

この薬はなんの薬か。

2.

この注意書きと内容が合っているものはどれか。