Đề thi luyện kỹ năng Đọc hiểu - JLPT N2

読解
問題1 次の文章を読んで、文章全体の内容を考えて、以下の中に入る最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。

                                                   お知らせ

8月30日~ 9月5日の1周間は防災(ぼうさい)週間です。そこで、8月30日に全市をあげて防災訓練(くんれん)を行うことにします。市民の皆様には是非(ぜひ)ご参加くださいますようお知らせ(いた)します。

日時   8月30日 (日曜日)   9時~12時

場所   全小学校  校庭

内容   消火体験、煙体験、応急手当

協力   消防署・警察署

※なるべく活動しやすい服装でご参加ください

西市設所

1.

このお知らせでわからないことは何か。

夕方(ゆうがた)6時になっても、先生たちが教育について議論(ぎろん)(たたか)わせている学校がある。校長(こうちょう)先生は、昔はこんなことはなかったと語る。「(おそ)くまでいることがいいことだとは思わないんですが、熱心(ねっしん)な先生たちの姿(すがた)を見ていると、これはこれで貴重(きちょう)だと思うんです。」

というのも、校長先生には未来は明るくないという思いがあるからだ。「今の日本は、勉強しなくても、学力をつけなくても、いちおう生きていける社会です。しかし、これから20年後、30年後にそれでもいいかというと、けっしてそうは思えないのです。」

2.

この校長先生の考えとして、合っているものはどれか。

幼稚園の補助金の申請について

1.申請できる人:保護者

2.条件:子どもの年齢が4月 1 日現在 3 歳・4 歳・5 歳であること。子どもがひばり市に住民登録あるいは外国人登録していること。扶養者(ふようしゃ)(注)の登録が必ずしもひばり市である必要はありません。子どもが幼稚園に通っていること。

3.申請書類:補助金申請書に各幼稚園の通園証明書を添付すること

4. 申請期限:6 月 30 日まで

(注)扶養者(ふようしゃ):生活できるように世話をする人

3.

ひばり市に幼稚園の補助金を申請できる人は誰か。

   みなさんは料理をするずっと前に野菜を切って置いて置きますか。切っておくと栄養分が減ってしまうという考えは一船営職でした。しかし、タマヌギなどはすぐに料理するより、切ってから 30 分以上置いて料理する方が栄養分が増加することがわかってきました。人間の体は傷ができると治療のために活溌に働くことはよく知られています。切って放置しておくと、野菜が自分の身を保護するために活溌に働いて、その結果栄養分が増えるらしいです。同じように見などは冷凍したほうが栄養分が増えるそうです。まだ地にも知られていない不思議なことがありそうです。

4.

不思議なことはどんなことか。

   日帰りバス旅行に行きます。紅葉を見る旅はABCの 3 コースあります。どのコースも同じ観光地を回ります。出発日によって料金が違います。土・日・祝日は平日に比べそれぞれ1割増しです。平日料金は、A コースは食事と湯泉がついて 12.000 円、B コースは湯泉つき食事なしで 11.000 円、Cコースは湯泉なし食事つきで 10.000 円です。土曜及び日・祭日は出発時間が早めで、帰宅時間は遅めに役定されています。これは道路状況を考慮したものです。
 

5.

コースの設定内容で正しいのはどれか。

   「日本全国どこも似る=たような町になってしまった」と言う人がいる。地方へ行っても、都会と同じような姿(すがた)の駅、都会にもあるような名前のスーパーやコンビニ、ホテルばかりで、つまらないと言うのだ。しかし、こういうことを言う人は建物しか見ていないのかもしれない。実際は、そこに住む人々の生活の中に入り込んでみると、(こと)なる点がたくさん見えてくる。その上地にずっと住んでいる人と一緒に食事でもしながら話してみるといい。「戦前、この村はこんな産業が(さか)んで、その影響(えいきょう)がこんなふうに残っている」「この村の祭りには、伝統的にこんな役割がる」といったような話がいろいろ開けるだろう。

6.

筆者は、現代の日本について、どのような意見を述べているか。

   よく晴れた日は夜になっても気温が高いままかというと、そうではなく、気温が下がってしまいます。一方、曇った日は、昼間太陽が出なかった割には夜が暖かくなります。ちょっと不思議に思えますが、これは雲の働きによるものなのです。雲は外から来る太陽のエネルギーを吸収することで地表に届く太陽のエネルギーの量を調節すると同時に、地表から出るエネルギーを蓄えて、それを地球全体の上に配るという仕事をしています。そのおかげで地球の気温や湿度は片寄りが少なく平均的になっています。(  )とは必ずしも言えないのは、このような理由からなのです。

7.

(  )に入る適当なものはどれか。

   日本では、(さくら)の花は春の象徴(しょうちょう)として人々に愛されています。しかし、本来、春に咲くはず(さくら)が秋に咲き、ニュースで話題になることがあります。原因として異常気象(いじょうきしょう)や温暖化を疑う人もいるようですが、実は葉が関係しているのです。(さくら)は、夏の間に花の()をすでに作っています。秋に落葉し、休眠して冬の寒さに()えますが、落葉する前に、葉の中では休眠を(さそ)う物質が作られます。その物質が作られる前に台風などで葉が落ちてしまったり、虫によって葉が食べられたりしてしまうと、休眠できずに、ちょうど春のような気温の秋に開花してしまうのです。

8.

春に咲くはずの(さくら)が秋に咲くのは、なぜか。

   本田さんが若いときに海外出張でE国へ行ったときのことである。到着後、まずは取引のための打ち合わせが必要なので、相手企業のスタッフに連絡し、2日後に会うことを決めた。2日後、決められた場所に行ったが、相手が来ない。電話をかけてみたところ、 「気が変わった。打ち合わせは後日(ごじつ)にしてほしい」とのことだった。本田さんは驚いた。そして腹も立った。せっかく遠路をやって来たというのに、「気が変わった」の一言で約束を取り消すとは失礼だ・しかも連絡なしに…。後日、本田さんは現地の日本人にこの話をした。すると、彼はこう言った。「この国ではそんなことがよくあるんです。パーティーに招待した相手から出席するという返事があった。しかし、当日来なかった。しかも何の連絡もない。…招待されたとき、出るつもりがなくても一応受けておくんです。その場ですぐ断るのは失礼に当たるからなんだそうですよ」これを聞いて、本田さんは、「失礼」もいろいろなのだと納得せざるをえなかった。

9.

朱孔もいろいろなのだの説明として最も適当なものはどれか。 

以下は、市立図書餡から来たメールの内容である。 

ご予約の資料が用意できましたので、下記の図書郎までお越しください。

取り置き期限を過ぎた場合は、お取り消しさせていただきます。

予約日   タイトル  取り置き期限

2012/11/13 日本の歴史  2012/12/10

 

山田市立中央図書館  電話番号012-3456-7890

詳しくは以下のサイトをご(らん)ください。

http//www.lib.citv.varnadaip/

※なお、図書館システム機器の入れ替えを行うため、

11月26日(月)~12月8日(土)は全館休館いたします。

※また、下上記期間中は、図書館ホームページのサービスも休止いたします。

ご不便をおかけしますが、何卒(なにとぞ)ご了承ください。

10.

このメールの目的として、適切なものはどれか。

大豆(だいず)は「畑の肉」と呼ばれるほど、タンパク質なとの栄養(えいよう)が豊富で、長く日本人の健康(けんこう)を支えてきた。みそやしょうゆ、納豆(なっとう)などの伝統的(でんとうてき)大豆(だいず)加工食品は、今なお日本の食卓(しょくたく)に欠かせない。その一方で、大豆(だいず)の自給率(注)は下がり続け、10%にも満たなくなっている。少々心配な状況ではあるが、そうした中でも、新たな大豆(だいず)加工食品が次々に出現している。大豆(だいず)から作った飲み物である豆乳(とうにゅう)は1980年代から販売されているが、ここ数年の改良でぐっと飲みやすい味になり、生産量が増加している。また、大豆(だいず)を使ったスナック菓子や大豆(だいず)たんぱくを使ったビールのようなお酒も人気だ。

(注)大豆(だいず)の自給率:国内消費される大豆(だいず)が、どのくらい国内で生産されているかを示す割合

11.

この文章の内容に合うものはどれか。

   コンサートやライブの楽しみは、生の音楽に触れられることはもちろんだが、それだけではないだろう。好きなミュージシャンと同じ時と場所を共有できること、それも大きな魅力(みりょく)ではないだろうか。CDによっていつでも好きなときに音楽を聞くことはできるし、最近ではインターネットを通じて、手軽に音楽を楽しむこともできる。それでも、お金を払ってコンサートに足を運ぶ人は()きない。それは、やはり、ミュージシャンが音楽を演奏(えんそう)するその瞬間(しゅんかん)を、その場所で同時に味わいたいからだろう。さらに、同じ音楽を愛する人々と、同じ空気と同じ感動を共有する喜びもあるだろう。

12.

この文章の内容に合うものはどれか。

   人に強い影響を与えるのは大部(注)からなる作品とは限りません。何気なく(注2)読んだ、たった一言に心打たれることもあります。そして、書物を越えて、私たちは世の中のあらゆるできごとについても同じように、そのときどきに応じた深度で読んでいるのです。つまり、読みとろうと思えばどんなできごとからでも「自分にとって意味あること」を読みとれるということではないでしょうか。学ぼうとする姿勢があれば何からでも価値あることが学びとれるのだとつくづく私は思うのです。

(村田夏子『読書の心理学-読書で開く心の世界への扉 』による)

(注1)大部:書物の冊数やページ数が多いこと

(注2)何気なく:はっきりとした目的や理由を持たないで

13.

人に強い影響を与えるのは大部からなる作品とは限りませんとあるが、なぜか。

   血液型から人の性格や行動パターンの特徴を判断したり、分類したりすることが流行っている。「彼女、AB型なんだって 」「ああ、やっぱりAB型なんだ。そうだろうと思ってた」などと言っているのをよく耳にする。しかし、血液型判断の科学的な裏づけ(注1)はあるのだろうか。

   先日こんな実験の話を聞いた。「あなたの血液型は××型ですね。この型の人は、このような性格、このような行動パターンをもっています」と言って、性格や行動について書き出したものを見せる。すると、たいていの人は、「ほんとにそうです。これはまさに私の性格と一致しています」と言うそうだ。実は、この書き出しの内容は、その人の血液型だけの特徴ではない。どんな血液型の人にも、つまり、だれにも同一のものを見せるのだという。ちょっと意地悪だが、血液型による性格判断の一面を表したおもしろい実験だと言えるだろう。

(注1)裏づけ:証明

14.

血液型による性格判断の一面とは、どんなことだと考えられるか。

   食の文化的側面(注1)を研究しはじめているのは欧米と日本など豊かな国々においてであり、食生活の歴史の研究の書物が自国人によって書かれているのもこれらの国々に集中している。いずれも、経済的に豊かで飢餓(きが)(注2)の恐怖をかかえていない国においてのことなのである。食が足ってのち、食の文化について考える余裕(よゆう)ができるのだ。食の文化について考えるのは、一時的にせよ、そのような幸せな状態(じょうたい)にある私たちのなすべき義務である、ともいえる。それは自国のためばかりではなく、人類の共有財産として、いつか役立つ方向のものに研究が進むことを要請(ようせい)されている(注3)のである。

(石毛直道「なぜ食の文化なのか?」, 『人類の食文化』味の素文化センターによる)

(注1)側面:いろいろな性質のうちの一つの面

(注2)飢餓:食べ物が足りずに()える

(注3)要請する:強く求める

15.

「私たちのなすべき義務である」とあるが、どういうことか。

   日本人の家を訪問したとき、玄関の中に入る前にコートなどを脱いで手に持ちます。着たまま入るのは失礼に当たります。家に上がるときは玄関でくつを脱ぎ、スリッパが用意されていたらそれをはきます。くつは脱ぎっぱなしにしないで、帰るときにすぐにはけるように、爪先を玄関のドアのほうに向きを変えてそろえておきます。洋室に案内されたらそのまま入りますが、和室の場合は入る前にスリッパを脱がなければなりません。どちらの部屋でも座る席を指示されるまで入り口の近くで待ったほうがいいです。

16.

日本人の家を訪問するときしてはいけないことはどれか。

レストラン ソレイユ

支配人(しはいにん)

先日(せんじつ)貴店(きてん)で食事をしました。開店以来いつも満員(まんいん)なのを見ており、初めて行ってみました。値段(ねだん)は少し高めかなと思いましたが、窓からの(なが)めもよく、景色(けしき)を楽しみながら一口料理を食べてみて、閉口(へいこう)素材(そざい)がいたんで、すっぱくなっていました。料理長に来ていただいたところ、「それは(あぶら)のにおいで品質(ひんしつ)には問題ない」とのこと。料理を食べてみもせず、私の話を聞いてもくれない態度にがっかりしました。新しいレストランができることは、町の発展(はってん)にもつながり、うれしいことです。だからこそ、期待(きたい)裏切(うらぎ)らない対応と品質管理(ひんしつかんり)をお願いしたいと思います。

17.

この手紙の書き手が言いたいことは何か。

 「人間は平等だ。だれでも努力さえすれば、成功(せいこう)できる」と主張する人がいる。幸せな人だと思う。その人は、自分は努力したからこそ成功(せいこう)したのだ、ほかの人もそうできるに違いないと思っているのだろう。いくら努力しても、周囲の環境(かんきょう)成功(せいこう)を許さないという状況を想像できないのだろう。人は国籍も親も選べない。限界だらけの中で生きている。ある意味、思ったようにいかなくて当然だ。うまくいった人はよほど幸運だったのだ。そういう人に限って、なかなか気がつかないのだが、自分だけの体験をもとに安易にものを言うと、人を(きず)つけてしまうことさえある。

18.

この文章で筆者が主張していることは何か。

   フランスのワイン生産者団体の一つが、日本に輸出されるワインについて、ペットボトルに入れて販売することを認めることを発表した。それまでは、ワインはガラス製のびんに入れて販売することが望まれるとして否定的な立場だったが、検査の結果、ペットボトルの中身に問題は生じないことがはっきりしたという。ペットボトル入りのものは、軽い(ぶん)、輸送費が(おさ)えられるため、数年前から販売されてきた。今回の発表で、それがさらに拡大(かくだい)し、売上が仲びそうだ。

19.

今回の発表はどのような内容か。

   かつて、利学者とは、だれも考えつかなかったものを発見したり発明したりする人のことでした。だれも持っていない道具を自分で作り、それを使って研究を進め、新しい真実を発見する人、つまり、めったにいない天才でした。ところが、科学の進歩にともない、一定の技術を持ったさらに多くの科学者が必要になりました。そこで、科学者を短期間で育てるための制度ができ、多くの科学者が生まれ、必要とされる職場に送られるようになりました。科学者は一般的な職業になったのです。

20.

この文章の内容に合うものはどれか。

問題2 次の(1)から(5)の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。

   実力テストを受けたがらない学生がいる。その理由を聞くと、「もう少し実力を付けてから受けたい」と言う。気持ちはわからないでもない。でも、そんなふうに思っていると、いつまでも受けられない。例えば、着物の着方を習っている人が、上手になったら着物を着て出かけようと思う。しかし、どの程度で上手になったといえるのか、判断がつかない。それよりもまず着物を着て出かけてみるといい。しかもちょっと緊張するような場所に。もし最後まで着崩(きくず)れしなければ、それで自信がつく。語学にしても、まずはレベルに合わせて使ってみることだ。恥をかいても気にしない。そうしているうちにレベルも上がってくる。料理も同様、(  )。批評されながら腕を(みが)けばいいのだから。

1.

(  )に入る文として、適当なものはどれか。

2.

本文の内容と合っているのはどれか。

3.

筆者の言っていることに合っているのはどの人か。

   今、世界中で森林破壊が起きている。森林が破壊されると急に自然環境が悪くなる。そんな土地に雨が降ると、土が流れ、土に含まれる栄養も一緒に流れていってしまう。そのため植物が育たなくなる。また森林がないと空気中の水分が減り雨が降りにくくなる。すると値物が育たなくなる。これが繰リ返れると破漠化してしまうのだ。

森林の再生には 100 年も 150 年もかかると言われている。今その森林再学法方として、世界中で宮脇方式が注目されている。宮脇(みやわき)方式なら長期間かかる森林の再生をわずか 10 年でやり()げることができるからだ。事実マレーシアの熱帯雨林は8年で再生した。これが認められ現在世界中で宮脇方式が取り入れられている。

   宮脇方式はこうだ。まずその土地に昔からあった植物を 10 種類ぐらい見つける。それを混ぜて間を空けないで植える。ただそれだけのことだ。土地の植物を選ぶのはやはり土地に合った物がよく育つからだ。これは理解できる。同じ植物だけを植えないのは病気にかかったときに全滅する恐れがあるからだ。いろいろあればどれかが生き残るわけだ。密集されるのは木同士を競争されるためだそうだ。こちらは私には理解できないが、事実そうして植えられた木のほうがゆったり植えられた木より強いのだそうだ。

1.

どうして砂漠化してしまうのか。

2.

宮脇方式と違うのはどれか。

3.

なぜ宮脇方式が注目されているのか。

   医師が説明する診断(しんだん)(注1)の結果、病名、大事なキーワード、治療(ちりょう)(注2)の内容など、大事な事柄(ことがら)はできるだけメモをしておくことが必要だ。面接の最中に(くわ)しくメモをすることは、記者のように職業的に取材に慣れている人でないと無理だが、本当に大事なポイントとか重要なキーワードくらいは、その場でメモできるだろう。当然、メモ用紙とペンくらいは持っていなければならない。

   そういう断片的(だんぺんてき)(注3)メモだけではどういう意味だったか、すぐにわからなくなるから、面接が終わったら、待合室(まちあいしつ)(注4)のベンチなどで、会計や投薬(とうやく)(注5)を待つ間に、より(くわ)しくメモを追加する。家に帰ってからまとめて書こうなどと思っていると、忘れてしまうことが多い。やはり病院なり診療所(しんりょうじょ)にいるうちに、医師の肉声を耳で思い返しながら、メモづくりをするのがよい。

   そして、メモを書こうとすると、気づかされることがある。わかったつもりで「ハイ、ハイ」と聞いていたことが、実はよくわかっていなかったとか、理屈(りくつ)(注6)がよくわからないとか、今後の治療(ちりょう)がどんな日程で進められ、その間に痛みや不快感を味わうことがあるのかどうかについてしっかりと確認していなかった、といったことを思い知らされるのだ。そういった疑問は、次の面接のときに聞くべきものとして、整理(せいり)しておくとよい。

(柳田邦男 『元気が出る患者学』新潮社による)

(注1)診断(しんだん):医者が病気について判断すること

(注2)治療(ちりょう):病気やけがを医者などが治すこと

(注3)断片的(だんぺんてき)な:小さくて部分的な

(注4)待合室(まちあいしつ):病院などで順番が来るのを待つための部屋

(注5)投薬(とうやく):(医者や病院が患者に)薬を与えること

(注6)理屈(りくつ):理由と結論の関係

1.

筆者は、面接のときにはどのようにメモをするといいと言っているか。

2.

筆者は面接嫌わったら、どうしたらいいと言っているか。

3.

メモを書くときに何に気づかされるのか。

ものを作る過程は、本当に楽しい。『完成したときの喜び』とよく表現されるけれど、①それは違うと僕は思う。そもそも、ものを作って感じることの一つは、『完成した』という瞬間がいったいいつなのかわからない、という事実である。②完成したことがわかるのは、誰かに頼まれて作っているもの、つまり依頼された仕事である、そういうものは、これなら引き渡せる、要求された水準を満たしているだろう、という鏡界線(かいせん)がぼんやりとでも設定されているから、そこが『完成』になる、そしてこの場合は、労働から解放される喜びがあるし、達成感もあるだろう、レース(注1)でゴールをするのと同じだ。あそこまで走りなさい、というルールがあらかじめ設定されているからだ。

しかし、自分が初めて作るもの、自分が自分の欲求で作り始めたものは、そういったゴールがはっきりとしていない、このことは、ものを作る場合以外でも同じである、たとえば、研究がそうだ。知りたいことを知ろうとする行為は、作りたいものを作ろうとする行為と限りなく似ている。好奇心(注2)に従って、こつこつと進む過程は、本当にわくわくして楽しい。けれど、どこまで進んでも、『やった!』といった達成の瞬間は訪れない。ゴールなんてどこにもない。ただ、過去を振り返って、『ああ、だいたいあのときが、完成した時期になるかな』というくらいの『一段落』が見えるだけである。

(森博嗣『創るセンス工作ん思考』による)

(注1)レース:競争

(注2)好奇心:新しいに対する興味

1.

それとは何か。

2.

筆者によると、②完成したことがわかるのはどのような場合か。

3.

ものを作ることについて、筆者が言いたいことは何か。

   私はどちらかと言えば根が楽天的だが、昔は営業の強烈なノルマ(注1)に苦しんだこともある。そういう日々の中から①いつしか身につけたことのひとつが「幸せ感のハードル(注2)を低くする」だった。

   だとえば、あと一歩のところで契約が結べなかった日、会社に戻ってしょげかえる(注3)代わりに 「あの社長と一時間も話せるところまできた」と自分の成果を見つけて評価する。そうやって一日を締めくくれば(注4)明日への活力も湧いてきた。

   仕事そのものも、「仕事は趣味や遊びとはちがう。仕事はお金をもらうのだから、楽しくないことがあっても当たり前」と思ってやってきた。②そこを基準にすれば、少々のことは当然のこととして受け入れられるし、何かいいことがあったときは「お金をもらいながらこんな気持ちを味わえるなんて」と幸せ感も倍増する。

   どうせ人生の一定の時間を仕事に費やすのなら、その時間が楽しいと思えるほうがいいに決まっている。それに楽しいと思ってすることは、何かとスムーズに運び成果もあがるものだ。こうして循環が生まれてくる。

   人は楽しいから笑顔になるのだが、「まず笑顔をつくると、それによって楽しい気持ちが湧いてくる」という研究結果があるという。これにならえば、充実感を得られる仕事を手にするには、楽しめる仕事を探すのも大事だが、小さなことでも楽しめるようになることも意外にあなどれない(注5)ポイントだ。

(高城幸司 『上司につける薬!-マネジメント入門』による)

(注1)強烈なノルマ:厳しい条件で課される仕事

(注2)ハードル:ここでは、基準

(注3)しょげかえる:ひどくがっかりする

(注4)梅めくくる:終える

(注5)あなどれない:軽視できない

 

1.

いつしか身につけたことのひとつの例として近いものはどれか。

2.

そことは何か。

3.

この文章で筆者の言いたいことは何か。

子どものころの夏休みの思い出といえば、まず「ラジオ体操(たいそう)」を思い出す。朝、公園に集まってみんなでラジオから(なが)れる曲に合わせて体操をする。確か2週間くらいだったと思うが、全部出るとプレゼントがあるので、がんばって行ったものだ。最近は子どもの数も少なくなっているせいか、すべてに参加したからといって何かもらえるわけでもないようだ。私の家の近所では見られなくなったが、今でも行われているところはかなりあるという。ラジオ放送が(なが)れているのを立ったまま聞き、ラジオ体操(たいそう)のあと軽い運動だけするというところもあれば、ラジオ体操(たいそう)の前後にも運動をやって、1時間ぐらいするところもある。またラジオ体操(たいそう)のほかに軽く走るところなど、いろいろのようだ。若い親子が多い会場もあれば、お年寄りが多い会場もあるという。参加者、スタイルなど、違いはいろいろあっても、ラジオ体操は今も夏の行事にちがいない。

1.

この人は子どものころ、どうしてラジオ体操に行ったのか。

2.

ラジオ体操(たいそう)は今どうなっているのか。

3.

この人はラジオ体操についてどう思っているか。

   寒さを防ぐ便利な道具であるにもかかわらず、人類は歴史(れきし)のほとんどの期間を通じて、ボタンを知らずに過ごした。(中略)日本人は着物を帯で()めていた。古代ローマ人は確かに衣服の(かざ)りとしてのボタンは使ったが、ボタンに(あな)をあけるという発想が欠けていた。また古代(注1)中国では(ひも)に棒を通しはしたものの、一歩進んでボタンとボタン穴を発明することはなかった。①こちらの方がより単純で便利であるのに。

   ところが一三世紀に入ると、突如として(注2)北ヨーロッパでボタンより正確にはボタンとボタン穴が出現した。この、あまりにも単純かつ精巧(せいこう)な(注3)組み合わせがどのように発明されたのかは、(なぞ)である。科学上の、あるいは技術上の大発展があったから、というわけではない。ボタンは木や動物の角や骨で簡単に作ることができるし、布に穴をあければボタン穴のできあがりだ。それでも、このきわめて単純な仕掛(しか)け(注4)を作り出すのに必要とされた発想の(いち)大飛躍(だいひやく)(注5)たるや、②たいへんなものである。ボタンを留めたりはずしたりするときの、指を動かしたりひねったりする動きを言葉で説明してみてほしい。きっと、その複雑さに(おどろ)くはずだ。ボタンのもうひとつの謎は、それがいかにして見出されたか、である。だって、ボタンが徐々(じょじょ)に発展していった様子など、③とても想像できないではないか。つまり、ボタンは存在したか、しなかったかのどちらかしかな いのだ。

(ヴィトルト・リプチンスキ『ねじとねじ回し』ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

(注1)古代:古い時代

(注2)突如として:突然に

(注3)精巧な:細かくてよくできている

(注4)仕掛け:何かをするための装置

(注5)飛躍:急に進歩する

1.

①「こちらの方」とあるが、何を指しているか。

2.

②「たいへんなものである。」とあるが、なぜそういえるのか。

3.

③「とても想像できないではないか。」 とあるが、どうしてか。

   ご近所トラブルは、古くて新しい問題だ。(中略)

警察庁(けいさつちょう)統計(とうけい)によると、昨年、近隣(きんりん)関係や家庭などをめぐり全国の警察に寄せられた安全相談は約16万6千件。07年の約13万件に比べ3割ほど増えている。

騒音(そうおん)問題など近隣(きんりん)トラブルに(くわ)しい八戸(はちのへ)工業大学の橋本典久教授(はしもとのりひさきょうじゅ)(音環境工学)は、「マンションの床は以前より厚さが増し、騒音(そうおん)対策もされたのに苦情は減っていない。音に対する感性(かんせい)が変わり、敏感(びんかん)になっている(注1)」と指摘する。

橋本教授(はしもときょうじゅ)によると、15年ほど前から苦情件数は増え始め、00年ごろからは学校や公園で遊ぶ子どもの声への苦情が目立ってきた。「セミやカエルの鳴き声がうるさいから何とかしろ、という苦情も行政(ぎょうせい)(注2)に寄せられる」という。

なぜ増えているのか。核家族(かくかぞく)(注3)化で各自が個室を持ち、近所の人を自宅に招いてお茶を飲むような機会も減っている。目白(めじろ)大学の渋谷昌三教授(しぶやしょうぞうきょうじゅ)(社会心理学)は「他者をもてなす(注4)場でもあった縄張(なわば)(注5)に人を入れることがなくなり、自分の殻に()じこもる人が増えた」と分析する。

また、(ひと)り暮らしの高齢者などに見られる傾向にも注目する。「孤独(こどく)な人ほど人と交わりたいという欲求が強まり、近所の人の言動が気になってしま、『年寄りの()(ごと)(注6)』という言葉があるが、しつこく苦情を言う人ほど、実はコミュニケーションを取りたがっているということかもしれない」と話す。

(朝日新聞2012年11月17日朝刊による)

(注1)敏感(びんかん)になる:感覚が鋭くなる

(注2)行政(ぎょうせい):国や役所など、公的なサービスを行うところ

(注3)核家族(かくかぞく):夫婦だけ、または夫婦と子供だけの家族

(注4)もてなす:客を歓迎して、世話をしたり相手をしたりする

(注5)縄張(なわば)り:自分の場所だと意識している範囲

(注6)()(ごと):言ってもどうにもならない不満

1.

音に対する感性(かんせい)が変わり、敏感(びんかん)になっているとはどういうことか。

2.

子供の声などへの苦情が増えているのはなぜか。

3.

ご近所トラブルについて、この文章ではどのように述べているか。

   たとえば、「走る」ことは、一見単純で誰にでもできる運動ではあるが、「速く走る技術」となると、なかなか①身につけることが難しい。教えられたように走るフォームを改善することが簡単ではないからだ。
   誰でもできる運動なのに、なぜその改善が難しいのだろう。
   実は、普段慣れている動作ほど、その動作に対する神経支配がしっかりとできあがっているからだ。運動の技術やフォームを改善することは、その運動を支配する神経回路(注1)を組みかえることになるので、そう簡単にはいかない。
   コーチは、腕を振り、膝の運び方、上体の前傾の取り方など、フォームを矯正(注2)しようと指導し、指導を受けるランナー(注3)も指摘された体の動きの修正に意識を向けてトレーニングするのが普通である。しかし、動作の修正には多くの時間と繰り返しが必要であり、またその効果が上がらないことも多い。そして、トレーニングの効果が上がらない人は、「運動神経」が良くないということになる。
   ②この場合、運動技術の修正は、「運動の神経回路を修正する」ことであると考えることによって、解決の糸口(注4)がみつかる。
   スポーツ技術や「身のこなし(注5)」の習得には、神経回路に直接的に刺激を与えるようなトレーニング上の工夫が必要である。
   工夫をいろいろと重ねるうちに、「動作をイメージし、それに体感する」ことが、運動の神経回路を改善するのにきわめて有効であることがわかってきた。
                                                                              (小林寛道 『運動神経の科学-誰でも足は速くなる』による)
(注1)神経回路:ここでは、神経をつなぐ仕組み
(注2)矯正する:正しくなるように直す
(注3)ランナー、走る人
(注4)糸ロ:きっかけ
(注5)身のこなし:体の動かし方

1.

早く走る技術」はなぜ①身につけることが難しいのか。

2.

②この場合 とはどんな場合か。

3.

筆者によると、「速く走る技術」を身につけるにはどうすればよいか。

   かなり前、職人は「仕事は盗んで覚えるものだ」といっていたと伝わっている。私も若いころ、その話に近いことをいう職人たちと働いたことがある。

   しかし私は、そう豪語(ごうご)する(注1)人に限ってさほどの(注2)技量を持っていないと思っていた。いい仕事をする人は、仕事を覚え始める人には親切に基本(きほん)を教えていたし、少しは仕事ができる人に対しても、①その人にとって初めての仕事ならば、やはり道具や機械の(あつか)い方、手順(注3)などを分かりやすく話すという光景に出合っている。

   どうしてそうするかといえば、いい仕事をする人ほど、その仕事の一番大切なところは教わって覚えられるものではないと分かっていて、だからこそ、その最後のところを早く分かってもらえるように、教えられる基本(きほん)の部分は教えようと考えるのだと思われる。また、自分の仕事能力に自信があるから、教えることを()しまない(注4)。力がない人ほど、教えようにも何を教えたらいいのかが分からず、教える方法を知らない。また、教えると自分の競争相手を作ることになると考えて、教えることを止めてしまう。②「そんな」と思うかもしれないが、結構そのタイプの人がいた。いまも、いる。

(森清『働くって何だ 30のアドバイス』岩波書店による)

(注1)豪語(ごうご)する:自信があるように見せて、大きいことを言う

(注2)さほどの:それほどの

(注3)手順:何かをするときの順番

(注4)()しまない:もったいないと思わないで、どんどんやる

1.

その人とは、だれを指すか。

2.

「そんな」と思うとは、どういう意味か。

3.

筆者は、仕事を教えることについて、どう考えているか。

   せっかく日本に来たのだからいろいろな日本料理を食べてみたいと思うが、日本レストランは高すぎてなかなか入れないと考えている外国人が多いそうです。そんな外国人に一番(すす)めたい店は居酒屋です。居酒屋というのは安く酒を飲むことができる店です。イリギスのパズなどと違って、居酒屋では酒だけでなくいろいろな種類の料理が楽しめます。刺身(さしみ)寿司(すし)、天ぷら、焼き鳥など、日本食べ物だけでなく中国.韓国.イタリア.ベトナムの料理を出す店も多いです。ある居酒屋は 3 ヶ月に 1回メニューを変更しています。それだけ酒ではなく食べ物を重要視しているのです。だから日本に来たら、お酒が全く飲めなくても行ってみてほしい場合です。ほとんどの居酒屋には日本のレストラン独特の写真入りのメニューがあるので、それを見ていろいろ注文してみてください。写真を見て味を想像してほしいのです。もしロにあわなくても安いので許してください。中でも「枝豆(えだまめ)」は是非食べてみてほしい食べ物です。一度食べたらきっと好きになると思います。居酒屋にはほとんどと言っていいほど枝豆がありますし、いいことに値段も安いです。さらに体にもいいのです。色々な食べ物が試せる居酒屋、一度行ったらきっとファンになると思います。

1.

居酒屋のいいところは何か。

2.

どんな人に居酒屋はいいと言っているか。

3.

本文と合っているのはどれか。

   私はマネ(注1)の作品に独特の「目」を感じます。その最大の理由はどこにあるので しょうか。

   一般的な絵画の場合、ルノワール(注1)にしてもモネ(注1)にしても、我々(われわれ)が普通に見た時の姿(すがた)が基準で()かれています。つまり鑑賞者(かんしょうしゃ)が主役に仕上げられている絵であり、それは、「私が見ている絵」ということになります。しかしマネの作品の場合は、あくまでも 絵そのものが主役に仕上げられており、それは、我々に「(    A    )」という気を起こさせます。おそらく、マネ自体が、独自の視点(してん)(注2)・視線(しせん)で物事を(とら)えていたのでしょう。有名な「(ふえ)を吹く少年」にしても、一見、普通に笛を吹いている少年の絵のような図柄(ずがら)であり、少年の目が特別鋭くこちらを見ている絵でないにもかかわらず、どこから見ても、①なぜかこちらをじっと見られているような気になります。他の作品にしても、いずれも絵そのものに、非常に強い主張が感じられます。

   マネはまた、純粋(じゅんすい)絵画(かいが)を目指した画家でした。それは、絵を鑑賞する際のあらゆる解釈(かいしゃく)を取り除き、絵そのものの存在感だけを追求したということです。「解釈は関係ない。そこに絵が存在する」。彼の絵があれほど主張を感じさせるのは、②そこからきているのでしょう。

  (吉村絵美夢『修復家だけが知る名画の真実』青春出版社による)

(注1)マネ、ルノワール、モネ:19世紀から20世紀はじめのフランスの画家

(注2)視点:物事を見たり考えたりする立場

1.

(   A   )に入れるのに最も適当な語句はどれか。

2.

①「なぜかこちらをじっと見られているような気になります」とある が、どういうことか。

3.

②「そこ」とは何を指すか。

   ①ある哲学者(てつがくしゃ)が、こんな打ち明け話をした。(注1)

   学生のころ、陸上競技の選手をしていたこの人は、運動と勉強の両方をするのは、忙しい。充分な勉強もできない。こう考えて、思い切って、陸上競技の練習をやめてしまった。それで勉強の成績は上がるだろうと考えたが、実際には、逆に成績が下がってしまった。おかしいと反省して、やはり、忙しくなくなったことで、勉強の能率が悪くなり、手早くしていた勉強が時間の増えた(ぶん)、のろくなったということがわかった。運動と勉強の両方をしていたときの集中がゆるんでしまったのは失敗だったと、この哲学者(てつがくしゃ)は若き日を回顧(かいこ)した(注2)。なまじ時間があると(注3)、仕事の能率が悪くなる。忙しい方がよく仕事ができる、というのは、ヒマな人には想定外のことである。

   仕事が多くなれば、仕事が早くなり、案外(あんがい)時間があまる。時間があると思うと、仕事がのろくなり、のんびりするから、時間内に仕上げることもできなくなったりする。(中略)

   予定表をそばに置いて、予定と競争して勉強すると、どんどんすすみ、とても無理だと思ったことが予定の時間内にできてしまい時間があまることもある。②忙しくしたから、ヒマが生まれたのである。ヒマな人がたくさんの仕事を予定して時間内にこなす(注4ようにすれば、つまらぬことに時間を空費(くうひ)する(注5)ことはなくなると気づいたという。

(外山滋比古『傷のあるリンゴ』東京書籍による) 

(注1) 打ち明け話をする:言わないでかくていたこをを話す

(注2) 回顧(かいこ)する:昔のことを思い出す

(注3) なまじ時間があると:十分ではなくても時間に余裕(よゆう)があると

(注4) こなす:やるべきことを処理する

(注5) 空費(くうひ)する:むだに使う

 

1.

ある哲学者(てつがくしゃ)が話した内容として、正しいものはどれか。

2.

忙しくしたから、ヒマが生まれたとは、どういう意味か。

3.

筆者が述べたいことは何か。

   今日は、元中学教師(きょうし)で、現在は大学講師(こうし)の松田さんを紹介します。中学教師時代には校内暴力(こうないぼうりょく)()れた学校を立て直し、野球部を5回も本一に(みちび)いた松田さん。①「自立型(じりつがた)人間を育てるのが何より大事だと松田さんは言います。その指導(しどう)方法の特徴(とくちょう)は、まず具体的(ぐたいてき)目標(もくひょう)を書かせることです。それに向けて自分の問題点をはっきりさせ、解決策(かいけつさく)を考えさせるのです。こうして、(みずか)ら考えて行動する人間を育成(いくせい)するのが松田さんのやり方です。

   松田さんは、さらに②職場での上司(注1)と部下の関係につても語っています。

  「ここに川があるとしましょう。この川をいっしょに(わた)ろう、というのが先輩(せんぱい)後輩(こうはい)の関係。でも、上司(じょうし)部下(ぶか)は違う。(かわ)()こう(がわ)部下(ぶか)がいて、上司(じょうし)部下(ぶか)をこちら側に渡って来させなければならない。そのときに、やさしい声をかけていたら、部下(ぶか)のやる気は起こらない。部下(ぶか)の能力を高めてやろうと思ったら、川のこっちと向こうとの対立(たいりつ)関係を(おそ)れてはいけない。そのためには、部下(ぶか)を正しく評価(ひょうか)すると同時(どうじ)に、欠点(けってん)もはっきり言うべきなんです。」

   松田さんは、「リーダーは、とにかく社員たちに(かか)わってやることが重要だ」と言います。「()めるのもオーケー、(しか)るのもオーケー。とにかく関わってやること。それが大事なんだ」。大人が子供を育てるときでも、教師が生徒を教えるときでも、上司(じょうし)部下(ぶか)(せっ)するときでも、基本的には回じだと言うのです。

(注1)上司(じょうし):会社などの職場で、自分より地位が上の人。部下(ぶか)は、地位が下の人

1.

①「自立型(じりつがた)人間とは、どんな人間か。

2.

「松田さん」が重視する②「職場での上司(じょうし)部下(ぶか)の関係とは、どれか。

3.

「松田さん」が重要(じゅうよう)だと考える上司(じょうし)態度(たいど)は、どれか。

   何かを評価(ひょうか)する時、日本人は100点を満点とする方法を()りがちです。小学校入学以来、()(かえ)し行われるテストがその典型で、すべての出題に正解すれば 100点。間違った場合は、その分を差し引いていく。つまり限定法(げんていほう)です。

   これは中間レベルを相対的(そうたいてき)(注1)評価(ひょうか)する場合に(てき)しています。たとえば30じんのクラスで100点満点のテストを実施したとしましょう。得点(とくてん)評価(ひょうか))は0点から100点まで分布します。60点の人は50点の人よりも高く評価(ひょうか)される。これは(だれ)にでもわかりまう。

   ところが、100点の人が5人いたとしたら、どうでしょうか。5人が優秀(ゆうしゅう)なのはわかるけれど、彼らに正当な評価(ひょうか)がされたとは言えません。100点という「天井(てんじょう)」を設定(せってい)したために、評価(ひょうか)曖昧(あいまい)になってしまうわけです。

   こうした方法で評価(ひょうか)していると、評価(ひょうか)を受ける側は100点を目標にするようになります。試験に出そうなかとだけを勉強し、それ以外はやってもムダと考えるわけです。すると、努力し続ければどんどん伸びる可能性があるのに、100点で止まってしまうことになります。こうしたことを()けるために、評価方法として加点法(かてんほう)採用(さいよう)している分野を少しはあります。(中略)

   減点法(      げん てんほう)加点法(かてんほう)の違いを一言(ひとこと)で言えば、失敗をカウントするか(注2)、成功をカウントするか、ということです。社会生活(注3)(いとな)む大多数の人間は評価(ひょうか)を求めて生きますから、適用(てきよう)される評価法(ひょうかほう)に合わせて行動様式(注4)を変えます。失敗がカウントされるから、失敗を減らすように努めるし、成功がカウントされるなら成功を増大させようと努めるわけです。

(川口淳一部『「はやぶさ」式思考法 日本を復活させる24の提言』飛鳥新社による)

(注1)相対的に:ほかのものと比べて

(注2)カウントする:数える

(注3)社会生活を営む:社会で生活する

(注4)行動様式:行動のしかた

1.

次のうち、減点法(げんてんほう)のものはどれか。

2.

評価(ひょうか)曖昧(あいまい)になってしまう のは、どのような場合か。

3.

筆者は、減点法(げんてんほう)をどのようにとらえているか。

問題3 次の文章を読んで、質問に答えなさい。答えは、1・2・3・4から最もよいものを一つえらびなさい。

わたしは、大学に入るまえに、町工場(まちこうば)で三年間はたらいていた。

そこで、いろんな人に出会って、仕事を教えてもらい、世の中のことを学んだ。

現実の社会にいたことが、そのあと、大学の受験勉強をするときに、学科をきわめて(注1)わかりやすいものにした。

受験したのは、私立大学だったので、受験科目は、国語と社会と外国語の三科目だけだった。社会や国語の試験は、はたらいているときに読んでいた本で、ほぼ間に合わせることができた。

このように、現実の社会での、①具体的なものをきっかけにしてものを憶えたほうが、はるかに知識が身につく。

親や教師たちは、ストレートに(注2)上級学校へすすむのがいちばん効率(こうりつ)がいいことだとかんがえがちである。しかし、病気で一年おくれたりして、まわり道したひとのほうが、むしろ、人間が大きくなったりする。

わたしの知り合いの息子で、高三のときに、ひとりで中国の奥地(おくち)からパキスタンに抜け、トルコを通ってフランスなどのヨーロッパをまわり、大西洋岸のポルトガルまで、ヒッチハイク(注3)で横断した生徒がいる。

そこでいろんなひとに会った経験は、その後の勉強のプラスになっているようだ。「ピースポート」(注4)でいろんな国をまわって、さまざまな人たちに出会う中・高校生もいる。

こういう体験は②机の上で年表(注5)暗記するより、はるかに有意義(ゆういぎ)である。

外国といわなくても、自転車で日本国じゅうをまわることもできる。いまのように、机の上での勉強だけが教育、というかんがえ方は、人間性をゆたかにするじゃまになっている。

いま、人生は八十年といわれている。このうち、中学時代はたった三年間でしかない。だから、けっして、中学生の三年間で、人生のすべてがきまるわけではない。

さいきんは、こどもたちが家の仕事の手伝いをしなくなった。

そんなことをするより、勉強しているほうが子どもにとっていいとかんがえる親がおおくなったためだ。しかし、いまの大人で、子どものときに家の手伝いをした人はおおい。

それは、けっして、そのひとの人生にとって、むだにはなっていないはずだ。

(鎌田慧『学校なんかなんでもない』ポプラ社)

 

(注1)きわめて:非常に、たいへん

(注2)ストレートに:まっすぐに、直接

(注3)ヒッチハイク:道で、通った車に乗せてもらいながらする旅

(注4)ピースボート:船に乗って色々な国に行き、人々と交流する活動

(注5)年表:歴史上のできごとを、起こった順に並べた表

1.

①具体的なものの例としてこの文章の中であげられているのは、どれか。

2.

②机の上で年表(注5)暗記するとは何を表しているか。

3.

筆者がこの文章でいちばん言いたいことはどんなことか。

   「少しは体にいいことをしなくては」と、心悩ませる人が手軽(てがる)にできることの一つに「野菜ジュースを飲む」があります。あなたは野菜不足だ、もっと食べなさい、と常に「強迫(きょうはく)(注1)されているような人にとって、野菜ジュースを飲むことは手っ取り早く「いいことをした」気分になれる飲料(いんりょう)のようです。その利用を見込(みこ)んで(注2)飲料(いんりょう)の売り場にはたくさんの種類の野菜ジュースが並べられています。

   しかし、残念ながらどれを飲んでも野菜を食べた代わり(1)にはなりません。なぜかと言いますと、「野菜ジュース」というのは野菜のしぼり(じる)だけを集めたもので、(じる)に入り込めない成分は取り除かれてしまっているからです。野菜ジュース摂取(せっしゅ)(注3)できるのは液汁部分の成分だけです。野菜を食べることが大切、といわれる理由は大きく三つあります。

   一番目は野菜に含まれる成分のうち、体内に吸収されて重要な役割を(えん)じる物質が摂取(せっしゅ)できるからです。ビタミン類やミネラル類はもちろん、最近はこれら以外のわずかに含まれる成分にも注目が集まっています。

   二番目は、食物繊維(しょくもつせんい)(注4)摂取(せっしゅ)できることです。食物繊維(しょくもつせんい)は体内に吸収されない成分であるため、消化管の中を移動し、大便(だいべん)のもととなり便秘(べんぴ)を防いでくれます。

   三番目はさまざまな種類の野菜が、味や歯触り、季節感など、私たちの食事を楽しませてくれることです。

   生のままで、あるいは、ゆでたり、()たり、(いた)めたりなど、どのような調理方法をとるにせよ、野菜を食べる場合には、それを口の中でよくかんで、飲み込んで、すべての成分を消化管に送り込んでいます。歯の弱い人や赤ちゃんには軟らかく煮た野菜をつぶしてドロドロにして食べさせます。この場合も、かむことは省略していますが、野菜全体を食べていることは同じです。だいこんおろしのように野菜をすりをろして食べることもありますが、この場合も野菜全体を食べています。

   野菜全体を食べて、はじめて野菜を食べる意味が達成(たっせい)されます。

1.

なぜ、野菜ジュースは(1)野菜を食べた代わりにはならないのか。

2.

野菜を食べることが大切な理由として、適切ではないものはどれか。

3.

この文章で筆者が言いたいことは何か。

このごろは、すこしすくなくなってきたけれども、手紙のはじめは時候(じこう)のあいさつで始まることになっている。

紅葉の色づきはじめる季節になりましたが、お変わりなくおすごしのことと存じます。私どももおかげさまで、元気にすごしております。

といった、いわばあいさつのことばである。これをはぶくのは略式、ということになっていて、その場合は、前略、というようなことばで書き出すことになる。女性ならば、前略ごめんくださいませ、のようにする。

手紙の用件をのっけ(注1)から書くのは、はしたない(注2)ことにされるのは、①日本人の心理の反映であろう。まくらのことば(注3)は、当然たいした意味はない。ただ、あればよい。ないとなんとなくもの足りなさを感じる。

欧米(おうべい)の人は、手紙に、そういう前文をつけない。日本人がよく「突然のお手紙を差し上げる失礼をおゆるしくださいますようにお願い申し上げます」などと書くのを、はじめての人ならいつだって“突然”になるのではないか、そんなことを断るのはおかしいという。

話をしているときでも、同じてある。相手の言っていることが、かりに、承服(しょうふく)できない(注4)とき、はっきり否定しなくてはならない場合でも、のっけから、

「あなたの言っていることには賛成できません」

などとやれば、ひどく挑戦的(ちょうせんてき)(注5)と受け取られるおそれがある。そんな風に思われてはたまらない。それで、クッション(注6)をおく。まくらのことばである。

「おもしろいお考えですね。いままで思ってもみませんでしたが、そう言われてみますと、なるほどその通りかもしれないという気がします…」

こういういかにも同調、賛成しているようなことばをまくらにふったあと、おもむろに(注7)

「でも、こういうこともあるのではないでしょうか…」

といった切り出しで、白分の反対意見を小出(こだ)しにして行くのである。決して結論を急いではいけない。このごろ、「結論的に言って…]というのが、一部で流行しているが、気の弱いきき手の心に訴えるのは難しいであろう。

本当のことは言いにくい。そういう気持ちがある。それで、前置きをおいて、一呼吸おいてから、本題にさしかかるが、それでもなお、一気に結論に入っていくのではない。用心ぶかく、外側から、すこしずつ、近づいていく。本当のところは、できれば、終わりまで、言わなくてすめば、それに越したことはない。言いにくいことを言わないで、相手が(さっ)して(注8)くれれば、もっといい。そういう察しのいい人が、話のわかる人なのである。

(外山滋比古「『ことば 』は『こころ』」講談社)

(注1)のっけ:最初の部分

(注2)はしたない:無作法(ぶさほう)、失礼な

(注3)まくらのことば:本題に入る前に言うことば

(注4)承服できない:承知できない

(注5)挑戦的:相手と戦うような強い熊度の

(注6)クッション:やわらかくするために間に置くもの

(注7)おもむろに:静かに落ち着いて

(注8)(さっ)する:相手の気持ちを考える

1.

日本人の心理とはどのような心理だと言っているか。

2.

話をしているときでも、回じてあるとあるが、何が同じなのか。

3.

この文章で筆者が言っていることと合わないものはどれか。

まとめ、というのは、実際やってみると、なかなか、たいへんな作業であることがわかる。その面倒さにてこずったこ(注1)とのある人は、だんだん、整理したり、文章にまとめたりすることを敬遠する(注2)ようになる。そして、ただ、せっせと本を読む。読めば知識はふえる。材料はいよいよ多くなるが、それだけ、まとめはいっそうやつかいになる。こうして、たいへんな勉強家でありながら、ほとんどまとまった仕事を残さないという人ができる。

もうすこし(そう)を練らなくては、書き出すことはできない…卒業論文を書こうとしている学生などが、よ<、そう言う。ぐずぐずしていると、時間がなくなってきて、あせり出す。あせっている頭からいい考えが出てくるわけがない。

そういうときには、

「とにかく書いてごらんなさい」

という助言をすることにしている。ひょっとすると、書くのを(おそ)れる気持があるのかもしれない。それで自分に口実をもうけて、書き出すのを一日のばしにする。他方では、締切(しめき)りが(せま)ってくるという焦燥(しょうそう)(注3)も大きくなってくる。

頭の中で、あれこれ考えていても、いっこうに筋道(すじみち)が立たない。混沌(こんとん)とした(注4)ままである。ことによく調べて、材料がありあまるほどあるというときほど、混乱がいちじるしい(注5)。いくらなんでもこのままで書き始めるわけには行かないから、もうすこし構想(こうそう)をしっかりしてというのが論文を書こうとする多くの人に共通の気持ちである。それが(    )。

気軽に書いてみればいい。あまり大論文を書こうと気負(きお)わない(注6)ことである。力が入ると力作(りきさく)(注7)にならないで、(うえ)すべりした(注8)長編(ちょうへん)に終わってしまいがちである。いいものを書きたいと思わない人はあるまいが、思えば書けるわけではない。むしろ、そういう気持をすてた方がうまく行く。論文でなく、報告書、レポートでも同じだ。

(外山滋比古 『思考の整理学』筑摩書房)

(注1)てこずる:難しくて苦労する

(注2)敬遠する:避ける/やりたがらない

(注3)焦燥(しょうそう):気持ちが急ぐこと

(注4)混沌(こんとん)とした:混乱してはっきりしない

(注5)いちじるしい:はっきりわかる

(注6)力作(りきさく):立派な作品

(注7)気負う:がんばろう、うまくやろうと思う

(注8)上すべりした:表面だけの

1.

(    )には、どんな言葉が入るか。

2.

(うえ)すべりした(注8)長篇(ちょうへん)とはどんなものと考えられるか。

3.

これから卒業論文を書く学生に対して筆者はどんなアドバイスをすると考えられるか。

   ひところ(注1、①「それでえ、あたしがあ、言ったらア」と表記(ひょうき)されるようなしゃべり方が耳についた。文節の最後を急に上げたあと下げる。記録によると、1970年代に発生(はっせい)し、今はさして(注2)若くない女性にまでも広がっている。

   あちこちで話題になったのに、名前はまだ確定(かくてい)していない。語尾(ごび)(注3)を上げ、伸ばすところに着目して「語尾(ごび)上げ語尾(ごび)伸ばし」という人もいる。「(しり)上がりイントネーション(注4)」と言うこともある。(中略)

   なおこのイントネーションについては、全国的実地調査の結果や年齢別の調査結果はお目にかけにくい。自分で使っているのに、気づかない、それと意識しない(できない)人がいるからである。全国102の中学校あてにカセットテープを送って再生してもらい、自分で使うか、耳にするかを記入してもらった結果では、関東に使用者が多くて、関西は少ないという地域差が出た。しかし関西をとびこえて中国地方には普及(ふきゅう)しているなど、きれいに説明しにくい分布を示す。一方、テレビで関西の女性が使うのを耳にすることもある。東京付近から広がったことは確かだが、②現在の使用状況の地域差は把握(はあく)(注5)にくい

   このイントネーションを使った実例を集めて、使っていない例を混ぜて東京の学生に聞かせて感じを記入してもらったところ、栃木(とちぎ)茨城(いばらき)あたりの年寄りの使う口調(くちょう)とはまったく別の印あま象を与え、使ったときには、「かわいい」「(あま)えている」など以外に「押しつけがましい(注6)」などの感じを与えると分かった。さらに、いろいろな話し方を聞かせて実験してみると、このイントネーションを使うと実際より若く聞こえる。

   また録画した会話をみると、聞き手がうなずく例が多い。「エー」「ウン」などのあいづちも打つ。また相手が話しに割りこむ(注7ことはない(実例は高校生の討論(とうろん)番組で司会者(しかいしゃ)が割りこんだ例だけだった)。自分の話しを続けるために有効な手段といえる。

   ただこれは悪い印象を与える原因にもなる。相手の割りこみを許さないのだが、日本では、目上の人は相手の話しに割りこむ権利をもつ。それを妨害(ぼうがい)する(注8)わけだから、このイントネーションが、好意的に受け取られず、押しつけがましくひびくのだ。

(井上史雄 『日本語ウォッチング』岩波書店による)

 

(注1)ひところ:以前のある時期

(注2)さして:それほど

(注3)語尾(ごび):言葉の最後のところ

(注4)イントネーション:発音するときの音の高低パターン

(注5)把握(はあく)する:しっかりと理解する

(注6)押しつけがましい:無理に話を聞かせようとするようす

(注7)割りこむ:まだ続いている会話の中に無理に入って、新しく話し始める

(注8)妨害(ぼうがい)する:じゃまをする

1.

「それでえ、あたしがぁ、言ったらア」と表記(ひょうき)されるようなしゃべり方の説明として、正しいものはどれか。

2.

現在の使用状況の地域差は把握(はあく)しにくいのは、なぜか。

3.

筆者は、このイントネーションについて、どのような立場をとっているか。

問題4 次の(1)から(3)の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。

<質問>

景気が悪くなり、これから子どもの進学、就職を考えると、子どもを産み、育てるのは大変だという声があちこちから聞こえてきます。1子どもを()むか()まないかについて悩む人が多くなっています。一方で、国や地方でも、子どもがいる家庭にお金を出したり、仕事を休みやすくしたり、子供を育てやすくするための対策を始めています。みなさんは子育てについてどう考えていますか。

<回答者A>

私は結婚したとき、子育てのために仕事をやめるのはいやだと思っていました。でも、最近、職場でも子育てのための休みが取りやすくなったり、パートタイムの仕事が増えたり、子育てをしている人に対する理解が進んできたと思います。私の夫も家事や育児に協力的になりました。国の対策のおかげで社会が変化していることを感じます。

<回答者B>

私は子どものころは、親が祖父や祖母、近所のおじさん、おばさんとみんなで子育てしていた。しかし、今は、祖父母といっしょに暮らすことが減り、近所の人とのつきあいも少なくなった。私たち夫婦も昼間働いている間ずっと子どもだけで留守番をさせるのはあぶないと思うし、かといって、子どもを預かってもらうのはお金がかかり、経済的に難しい。

<回答者C>

最近はすーばーマーケット、図書館、本屋などに子どもが遊べるコーナーができたり、公共の施設にも赤ちゃんにミルクをあげるための場所ができたりして、ありがたいことです。でも、保育園の数は足りないし、学校のいじめの問題もあるし、まだまだ不安なことがたくさんあります。教育費も大きな負担ですから、子育て環境がよくなったとは言いがたいと思います。

1.

1子どもを()むか()まないかについて悩むとがあるが、これにはどんな理由があげられているか。

2.

A,B、Cの回答について、正しいのはだれか。

A:

   子どもが親と同じ職業につくことは、昔なら当然のことであった。農民の子は農民に、商人の子は商人になるよう、性まれたときから義務づけられていたといってもいい、しかし、近代になると個人の意思を尊重しようという働きが性まれ、「職業選択(せんたく)の自由」が多くの国々の法律に()()まれるようになる。そして、親と同じ仕事を選ぶなんて考えが古い、家に(しば)られた気の毒な人のすることだ、といった見方さえされるようになった。

   一方で、親と同じ仕事ができるのは恵まれた人だけで不公平がという意見も出てきている。ある種の職業を特定の家の人が独占(どくせん)し、一般の人のチャンスを(うば)っているというものだ。近年では就職自体が難しくなってきており、する意味当然な流れとも言えよう。

B:

  「職業選択(せんたく)の自由」と言うが、大人になってから選ぶのでは遅すぎるような職業もある。世襲が基本とされている伝統(でんとう)芸能の世界などでは、家庭がそのまま職業訓練の場となっていて、子どもは職業に必要な技能(ぎのう)を自然に身につけていくという。幼少時(ようしょうじ)からそのような環境で育った者と、少年期、青年期になってからその職業につこうとする者とのあいだには大きな差がついてしまう。その差を克服するには、かなりの努力と才能が必要になる。自由と言っても、どんな職業でも選べるというわけではないのだ。

   もちろん、伝統(でんとう)芸能の家に生まれた者にはプレッシャーもあることだろう。しかし、さまざまな技能(ぎのう)を親から学べること、学ぶ機会に恵まれていることは、伝統(でんとう)を次世代へつなげていくという意味から大いに評価(ひょうか)できるのではないだろうか。

1.

AとBの筆者は「職業選択(せんたく)の自由」についてどのような主張をしているか。

2.

AとBの筆者は、世襲(せしゅう)に対してどのような立場で論じているか。

<相談者>

私は先日、希望の高校に合格したばかりの中学3年生の女子で。いままでずっと受験勉強をしてきたので、今はこれから始まる高校生活をできるだけ楽しみたいと思っています。それで、今年の夏はかわい水着(みずぎ)を買って、海へ行こうと思います。でも、問題があるのです。私は身長が148cmなのに、体重が55kgもあります。あと、5か月で7kgやせたいのですが、どうしたら効果的にやせられますか。絶対にやせたいので、本気でがんばります。

 

<回答者A>

5か月で7kgも体重を減らしたいなら、やはり、食事に気をつけたほうがいいと思いますよ。食事は野菜を中心にして、低カロリーにすること。野菜中心といっても、納豆や豆腐などの加工食品や海草類も取り入れて、ビタミン、ミネラル、たっぱく質など体に必要な栄養素をバランスよくとることが大切です。それから、カロリーの高い甘いものや油っこいお菓子はがまんしてください。特に、夜遅い時間に食べるのは、絶対にだめです。それと、やはり、適度な運動も必要でしょう。食事に気をつけ、体を動かせば、体重が減るはずです。夏にかわいい水着を着ている自分をイメージしながら、がんばってください。

<回答者B>

今まで机に向かって勉強ばかりしてきたので、あまり運動する時間がなかったのではありませんか。高校に入ったら、ぜひ運動系のクラブに入ることをお勧めします。体を動かしてカロリーを消費することですね。食べ物は片よりなく何でも食べましょう。まだ15歳で成長期ですから、野菜はもちろん、肉も魚もきちんと食べるべきです。カロリーを減らすというより、不必要なカロリーを消費すること。そのために運動をしてください。それともう一つ、規則正しい生活をすることが大切だと思います。早寝、早起き、そして、食事の時間にも気をつけて、3回の食事を決まった時間に食べること。夜9時以降には何も食べてはいけません。健康的な生活を送れば、健康的なプロポーション(注1)になるというのが基本です。 5か月で7kgやせなくても、あなたは十分に魅力的になれると思いますよ。

(注1)プロポーション:背の高さや足の長さなどの体のバランス 

1.

相談者がやせたいと思う直接の理由はどんなことか。

2.

A、Bの回答について、正しいのはどれか。

(A)

   私たち酒屋は長い間国の規制で守られていたので、地の南売より工夫するという点で遅れを取っ てしまいました。努力しなくても十分私益が出ていたからです。このために規制が無くなると多くの酒屋がつぶれてしまいました。私の会社はこれを価格競争と徹底的な合理化で乗り切ろうとしています。主婦は1円でも安い店を求めて動くと言われているでしょう。ですから、やはり商品は値段が一番大切です。車でやってくるお客さんのために広い駐車場も用意しました。たくさん売れますのでメーカーとの値段交渉もうまくいっています。合理化で社員の負担が重くなっていますが、結果を出した社員にはボーナスをたくさん出しています。ですから、怠け者は辛くて辞めてしまいます。よく働く社員だけが残ることになります。現在、また新しい店を出そうと考えているところです。

 

(B) 

   私のところは小さな酒屋でした。酒屋の危機的状況に何とかしなければならないと考えて、初めは地の物を売ったり値段を安くしたりしてみましたが、うまくいきませんでした。ある時、コンビニでビールを山のように買っている若い人を見ました。コンビニはスーパーよりももちろん安売りの店よりずっと値段が高いです。それなのにどうして高い物が売れるのだろう。そのとき、コンビニは名前の通リ品物だけでなく、便利さも売っていることに気がつきました。そこで、それまで取っていた配達料を廃止することから始めました。今までの客さんや近所のお客さんを大事にすることにしたのです。値段はスーパーやコンビニより安く設定しています。しかし安売り店ほど安くはないです。しかしどんなに少ない商品でも、注文してすぐに届けることと、時には台所の中までも運んだり、商品を箱から出してあげたりすることで、お客さんに喜ばれ店も次々と増えやすことができました。このサービスを維持するために、配達区域を店から1・2キロに限っいます。

1.

Bさんが配達区域を限定している理由は何ですか。

2.

2つの店の方針の違いは何か。

A

「一年の計は元旦(がんたん)にあり」という言葉がある。何事(なにごと)も準備が大切だという教えのようだが、元旦(がんたん)、つまり一月一日にいい朝が迎えられれば、新しい一年が良い年になるという意味でもある。このような考え方がもとになって、初日(はつひ)()を見る習慣が生まれたのだろう。一年を迎えるにあたり、日の出を見て新しい一年について祈ると、(おだ)やかで()んだ気持ちになる。もともと農業を(いとな)んできた日本人にとって、太陽は生活と深くかかわる特別な存在だった。太陽を神のように(あつか)い、日の出を大切にするのは、世界各地で見られる習慣でもあるそうだ。

最近は、都心の高層ビルなどで、多くの人に初日(はつひ)()を見てもらおうと、元旦の早朝に特別に展望台(てんぼうだい)を開放するところもある。若者(わかもの)が日本の伝統(でんとう)に目を向けるきっかけとなればよいと思う。

B

   最近では、高層ビルなどの展望台(てんぼうだい)の多くが初日(はつひ)()のための来場を期待し、1月1日の早朝に特別営業をするようだ。事前に申し込まなくてはいけないが、希望者が多く抽選(ちゅうせん)になることも多いという。

   考えてみれば不思議だ。正月にだけ日の出を見たがるのは、なぜなのか。初日の出とともに「年神様」が現れると信じられていたという説もあるが、年神様を迎える儀式(ぎしき)としては、日の出を見るよりも家の中で四方(しほう)(東西南北)を拝むというのが伝統的な形だ。初日(はつひ)()が注目されるようになったのは、日の出が戦い勝つす姿(すがた)を表すと考えられたためで、明治以降の戦争中のことだとも言われる。そう考えると、我々は現代のこうした“展望台(てんぼうだい)ビジネス”に少々踊らされているのかもしれない 。
1.

AとBのどちらの文章にも触れられている点は何か。

2.

AとBの筆者は、展望台(てんぼうだい)初日(はつひ)()を見ることについて、どのような立場をとっているか。

問題5 以下の質問に答えてください。答えは1・2・3・4からいちばんいいものを一つえらんでください。

1.

上野さんは、「無料お試し」を利用してから、プランBを利用しようと考えている。どのように手続きをしたらいいか。

2.

入会後2か月の間で、レンタル1枚の費用が一番安いのはだれか。

松川歴史博物館別館

見学申し込み案内

松川歷史博物館別館(まつかわれきしはくぶつかんべっかん)では、明治時代の政治家の別荘を別館として公開しています。別館では係員による歴史的な背景(はいけい)の説明を聞きながら、ゆっくり見学していただけます。

1.見学について

  • 見学は無料ですが、事前の申し込みが必要です。
  • 別館の見学できるのは、小学生以上の方に限ります。小学生は、大人と一緒に入場してください。
  • 見学がツアーのみで、自由見学は受け付けていません。ツアーは係員が日本語でご案内しますが、各国語版の声がイドを無料して貸し出します。
  • 見学休止日
  • 土曜日、日曜日、国民の祝日、年末年始(12月28日〜翌年1月4日)博物館の休館日
  • 見学開始時間  午前9時、10時、11時、

午後2時、3時、4時(見学時間約40分)

  • 当日は結果通知のは葉書または身分証明するもの金持ち参してください
  1. 申込み
  • 申し込みは以下の方法(郵送)でお願いします。受け日に順に処理して、定員に達したら締め切りとなります。
  • はがき1通で申し込める人数は、4人までです。
  • 5人以上での見学を希望される場合は、4人以下のグループに分けてお申し込みください。ただし、同じ時間に見学できるとはかぎりませんので、ご了解ください。

【方法】

はがきに以下の項目を記入して郵送してください。結果は、はがきでお知らせします。

  • 代表者の氏名(ふりがな)、郵便番号、住所、電話番号
  • 見学希望日、時間(第1希望から第3希望までお書きください)
  • 代表者を含む参加者全員の氏名(ふりがな)

【申し込み時間】

見学希望日の3ヶ月前の月の1日から希望日の1ヶ月前の日まで(期間中の必着)

(例)5月10日希望の場合 。。。  2月1日〜4 10日

注意:見学日は申し込み状況などによりご希望に添えない場合があります。

1.

留学生のリーさんは、友人と一緒に6人でこの別館を見学したいと考えている。6人1組で一緒に申し込むことはできるか。また、6人が同じ時間に一緒に見学することは可能か。

2.

中学生の田中さんは古い建物に興味があるので、この別館をぜひ見学したいと考えている。田中さんが見学当日に必ずしなければならないことは何か。

1.

上野さんは、「無料お試し」を利用してから、プランBを利用と考えている。どのように手続きをしたらいいか。

2.

入会後 2 か月の間で、レンタル1枚の費用が一番安いのはだれか。

 

1.

保険料について述べているもので正しいのはどれか。

2.

保険全額について述べているもので正しいのはどれか。

胃腸薬「スッキリン」使用上(注1)の注意

1.次の人は服用(注2)しないでください。

妊婦(にんぷ)(注3)または妊娠(にんしん)(注4)していると思われる人

・11歳未満の子ども

2.次の場合はすぐに服用を中止してください。

服用(ふくよう)後、皮膚(ひふ)にかゆみ(注5)などの変化があらわれた場合

・2週間以上服用してもよくならない場合

3.服用(ふくよう)後しばらくの間は、乗り物または機械類の運転操作(そうさ)をしないでください。

4.使用期限を過ぎた製品は服用しないでください。

 

 

1.

この薬はなんの薬か。

2.

この注意書きと内容が合っているものはどれか。