Đề thi luyện kỹ năng Đọc hiểu - JLPT N2

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問題1 次の文章を読んで、文章全体の内容を考えて、以下の中に入る最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。

   夫がいたころは、枝豆(えだまめ)大好きだった夫から、「店に出ているかぎり毎晩でもいいから」と言われて、夕食にゆでたてを出していた。晩酌(ばんしゃく)(注1)  がまずくなるからと、昼食も(ひかえ)る (注2) ときもあったくらいで、ましておやつに枝豆など考えられなかったであろう。その 習慣で私も枝豆は夕食のものと思い込んでいた。

   独りになってからの私は、一人でお酒は飲まないので、いつの間にかおやつに枝豆を食 べ始めた。冷やした枝豆の味も覚えたのだが、同じ枝豆でも、お酒と一緒のときと、ひた すらお豆を楽しんで食べるときの味は別のように思う。環境が変わると、ものの食べ方まで変わるものなのだと気がついた。

   今夜は、チリメンジャコを少し入れ、しょうゆ味の枝豆ご飯を()くことにしょう。

(吉沢久子「新潟の枝豆」2010年8月19日付新潟日報による)

(注1)晩酌:家で夕食を食べるときにお酒を飲むこと

(注2)控える:制限する

1.

おやつに枝豆など考えられなかったであろう」とあるが、なぜか。

   高校生に対するある意識調査によると、「自分は勉強熱心だ」と思っている高校生が、この30年間で1.5倍以上に増えているという。ただ、この結果を見て、「最近の若者(わかもの)はまじめになった」と評価(ひょうか)できるだろうか。私は、現代の高校生が、その親の世代(せだい)が高校生の時よりもまじめになったという見方には賛成できない。むしろ、実際には熱心とは言えないような勉強の仕方でも、「自分は熱心だ」と言ってしまう者が増えたのではないだろうか。意識が変わり、自分に対する要求水準を、昔より下げてしまっている結果とは言えないか。

2.

筆者は、高校生に対するある意識調査について、どのような考えを述べているか。

   かって、科学者とは、誰も考えつかなかったものを発見したり発明したりする人のことでした。だれも持っていない道具を自分で作り、それを使って研究を進め、新しい真実を発見する人、つまり、めったにいない天才でした。ところが、科学の進歩にともない、一定の技術を持ったさらに多くの科学者が必要になりました。そこで、科学者を短期間で育てるための制度ができ、多くの科学者が生まれ、必要とされる職場に送られるようになりました。科学者は一般的な職業になったのです。

3.

この文章の内容に合うものはどれか。

   電車を待っているとき、飲み物の自動販売機を見ていた。自動販売機にはアルミ缶やペットボトルに入ったジュースやお茶や水などが並んでいるが、その容器の形は、どれも円筒形(えんとうけい)である。これはなぜだろう。

   容器の容積が同じで形が異なる容器を比べると、最も表面積が小さい形は球形(きゅうけい)であり、円筒形はその次である。表面積が小さいほど使われるアルミやプラスティックの量は少なくてすむ。この点では、液体を入れる容器には球形が最も適しているはずだ。しかし、球形は、並べておくにも運搬する(注1)にも(あつか)いやすい形ではない。それで、球形の次に表面積が小さい円筒形が使われるということなのかもしれない。

(注1)運搬(うんぱん)する:運ぶ

4.

円筒形が使われる」のはなぜだと筆者は言っているか。

    木を植えることはいいことだ。われわれは無条件にそう考えがちだ。

   でも、乾燥地帯に木を植えれば、少ししかない木が吸い取られる。悪くすると地下水が枯れ、川の流量も減る。

    よく考えてみれば当たり前のことだろう。しかし、森林の役割を重視するあまり、循環を忘れた「植林神話」が世界に広がっているそうだ。

                                        (伊藤智章「窓」2008年2月20日付朝日新聞夕刊にる)

5.

植林神話」とはどのようなものか。

   もともと猫好(ねこず)きで、()っている(ねこ)のこと、死んでしまった猫のことについてはいくつも文章を書いたことがある。子どものころは家に犬がいたけれど、これは頑固(がんこ)(注1)なテリア犬で、小学生の私を主人として認めていなかったから、私の言うことなどまったく聞かず、散歩(さんぽ)()れて行くのも面倒(めんどう)なだけだった。もっと(ある)きたいのだろう、どんどん先へ歩いて行こうとする犬を引っ張って帰って来るのがいつも苦痛(くつう)だった。私はその犬が好きになれなかったし、犬の方も私のことが好きではなかった。要するに、(  )。

(注1)頑固(がんこ):人の考えを受け入れられず、自分の考えを変えようとしない性格。

6.

(  )に入る最も適当な言葉はどれか。

                                                  旅のお知らせ

★集合場所:花山駅前広場(裏面の地図をご(らん)ください)

★集合時間:朝 7 時 30 分

★注意事頃:山の天気は変化しやすいので、必ず雨具(あまぐ)をご注意ください。また、長時間歩けるような疲れにくい履き(もの)でご参加ください。

※ 本日朝 7 時 5 分には本社社員がお待ちしております。

※ 裏面に予定表とホテルなどの詳しい説明がございますので必ずお読みください。

7.

参加者が絶対にしなければならないことは何か。

   高校生に対するある意識調査によると、「自分は勉強熱心だ」と思っている高校生が、この30年間で1.5倍以上に増えているという。ただ、この結果を見て、「最近の若者(わかもの)はまじめになった」と評価(ひょうか)できるだろうか。私は、現代の高校生が、その親の世代(せだい)が高校生の時よりもまじめになったという見方には賛成できない。むしろ、実際には熱心とは言えないような勉強の仕方でも、「自分熱心だ」と言ってしまう者が増えたのではないだろうか。意識が変わり、自分に対する要求水準を、昔より下げてしまっている結果とは言えないか。

8.

筆者は、高校生に対するある意識調査について、どのような考えを述べているか。

   食の文化的側面(注1)を研究しはじめているのは欧米と日本など豊かな国々においてであり、食生活の歴史の研究の書物が自国人によって書かれているのもこれらの国々に集中している。いずれも、経済的に豊かで飢餓(きが)(注2)の恐怖をかかえていない国においてのことなのである。食が足ってのち、食の文化について考える余裕(よゆう)ができるのだ。食の文化について考えるのは、一時的にせよ、そのような幸せな状態(じょうたい)にある私たちのなすべき義務である、ともいえる。それは自国のためばかりではなく、人類の共有財産として、いつか役立つ方向のものに研究が進むことを要請(ようせい)されている(注3)のである。

(石毛直道「なぜ食の文化なのか?」, 『人類の食文化』味の素文化センターによる)

(注1)側面:いろいろな性質のうちの一つの面

(注2)飢餓:食べ物が足りずに()える

(注3)要請する:強く求める

9.

「私たちのなすべき義務である」とあるが、どういうことか。

   「科学」というと、「難しい」とか 「わかりにくい」と考えてしまうことが多い。では、科学の研究はなぜ大変なのか。それは、一見すると知ろうとするポイントから離れているようだが実は関係のある事柄、これを緒に理解しなければならないからだ。

   一つのことがわかると、それに関連した「新しい問題点」が見つかる。調べれば調べるほど、調べなければならないことが出てくる。長いトンネルの中を進むようなものだ。けれども、どんなに長いトンネルにも出口のないトンネルはない。トンネルを抜けたとき、世界は急に明るくなり、見えなかったものが見えてくる。科学が「難しいもの」から「おもしろいもの」に変わっていくのは、そこからである。

10.

トンネルを抜けたときとは、どんなときを表しているか。

   フランスのワイン生産者団体の一つが、日本に輸出されるワインについて、ペットボトルに入れて販売することを認めることを発表した。それまでは、ワインはガラス製のびんに入れて販売することが望まれるとして否定的な立場だったが、検査の結果、ペットボトルの中身に問題は生じないことがはっきりしたという。ペットボトル入りのものは、軽い(ぶん)、輸送費が(おさ)えられるため、数年前から販売されてきた。今回の発表で、それがさらに拡大(かくだい)し、売上が仲びそうだ。

11.

今回の発表はどのような内容か。

レストラン ソレイユ

支配人(しはいにん)

先日(せんじつ)貴店(きてん)で食事をしました。開店以来いつも満員(まんいん)なのを見ており、初めて行ってみました。値段(ねだん)は少し高めかなと思いましたが、窓からの(なが)めもよく、景色(けしき)を楽しみながら一口料理を食べてみて、閉口(へいこう)素材(そざい)がいたんで、すっぱくなっていました。料理長に来ていただいたところ、「それは(あぶら)のにおいで品質(ひんしつ)には問題ない」とのこと。料理を食べてみもせず、私の話を聞いてもくれない態度にがっかりしました。新しいレストランができることは、町の発展(はってん)にもつながり、うれしいことです。だからこそ、期待(きたい)裏切(うらぎ)らない対応と品質管理(ひんしつかんり)をお願いしたいと思います。

12.

この手紙の書き手が言いたいことは何か。

問題2 次の(1)から(5)の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。

   今日は、元中学教師(きょうし)で、現在は大学講師(こうし)の松田さんを紹介します。中学教師時代には校内暴力(こうないぼうりょく)()れた学校を立て直し、野球部を5回も本一に(みちび)いた松田さん。①「自立型(じりつがた)人間を育てるのが何より大事だと松田さんは言います。その指導(しどう)方法の特徴(とくちょう)は、まず具体的(ぐたいてき)目標(もくひょう)を書かせることです。それに向けて自分の問題点をはっきりさせ、解決策(かいけつさく)を考えさせるのです。こうして、(みずか)ら考えて行動する人間を育成(いくせい)するのが松田さんのやり方です。

   松田さんは、さらに②職場での上司(注1)と部下の関係につても語っています。

  「ここに川があるとしましょう。この川をいっしょに(わた)ろう、というのが先輩(せんぱい)後輩(こうはい)の関係。でも、上司(じょうし)部下(ぶか)は違う。(かわ)()こう(がわ)部下(ぶか)がいて、上司(じょうし)部下(ぶか)をこちら側に渡って来させなければならない。そのときに、やさしい声をかけていたら、部下(ぶか)のやる気は起こらない。部下(ぶか)の能力を高めてやろうと思ったら、川のこっちと向こうとの対立(たいりつ)関係を(おそ)れてはいけない。そのためには、部下(ぶか)を正しく評価(ひょうか)すると同時(どうじ)に、欠点(けってん)もはっきり言うべきなんです。」

   松田さんは、「リーダーは、とにかく社員たちに(かか)わってやることが重要だ」と言います。「()めるのもオーケー、(しか)るのもオーケー。とにかく関わってやること。それが大事なんだ」。大人が子供を育てるときでも、教師が生徒を教えるときでも、上司(じょうし)部下(ぶか)(せっ)するときでも、基本的には回じだと言うのです。

(注1)上司(じょうし):会社などの職場で、自分より地位が上の人。部下(ぶか)は、地位が下の人

1.

①「自立型(じりつがた)人間とは、どんな人間か。

2.

「松田さん」が重視する②「職場での上司(じょうし)部下(ぶか)の関係とは、どれか。

3.

「松田さん」が重要(じゅうよう)だと考える上司(じょうし)態度(たいど)は、どれか。

   医師が説明する診断(しんだん)(注1)の結果、病名、大事なキーワード、治療(ちりょう)(注2)の内容など、大事な事柄(ことがら)はできるだけメモをしておくことが必要だ。面接の最中に(くわ)しくメモをすることは、記者のように職業的に取材に慣れている人でないと無理だが、本当に大事なポイントとか重要なキーワードくらいは、その場でメモできるだろう。当然、メモ用紙とペンくらいは持っていなければならない。

   そういう断片的(だんぺんてき)(注3)メモだけではどういう意味だったか、すぐにわからなくなるから、面接が終わったら、待合室(まちあいしつ)(注4)のベンチなどで、会計や投薬(とうやく)(注5)を待つ間に、より(くわ)しくメモを追加する。家に帰ってからまとめて書こうなどと思っていると、忘れてしまうことが多い。やはり病院なり診療所(しんりょうじょ)にいるうちに、医師の肉声を耳で思い返しながら、メモづくりをするのがよい。

   そして、メモを書こうとすると、気づかされることがある。わかったつもりで「ハイ、ハイ」と聞いていたことが、実はよくわかっていなかったとか、理屈(りくつ)(注6)がよくわからないとか、今後の治療(ちりょう)がどんな日程で進められ、その間に痛みや不快感を味わうことがあるのかどうかについてしっかりと確認していなかった、といったことを思い知らされるのだ。そういった疑問は、次の面接のときに聞くべきものとして、整理(せいり)しておくとよい。

(柳田邦男 『元気が出る患者学』新潮社による)

(注1)診断(しんだん):医者が病気について判断すること

(注2)治療(ちりょう):病気やけがを医者などが治すこと

(注3)断片的(だんぺんてき)な:小さくて部分的な

(注4)待合室(まちあいしつ):病院などで順番が来るのを待つための部屋

(注5)投薬(とうやく):(医者や病院が患者に)薬を与えること

(注6)理屈(りくつ):理由と結論の関係

1.

筆者は、面接のときにはどのようにメモをするといいと言っているか。

2.

筆者は面接嫌わったら、どうしたらいいと言っているか。

3.

メモを書くときに何に気づかされるのか。

   ご近所トラブルは、古く新しい問題だ。(中略)

   警察庁(けいさつちょう)統計(とうけい)によると、昨年、近隣(きんりん)関係や家庭などをめぐり全国の警察に寄せられた安全相談は約16万6千件。07年の約13万件に比べ3割ほど増えている。

   騒音(そうおん)問題なと近隣(きんりん)トラブルに詳しい八戸(はちのへ)工業大学の橋本典久教授(はしもとのりひさきょうじゅ)(音環境工学)は、「マンションの床は以前より厚さが増し、騒音(そうおん)対策もされたのに苦情は減っていない。音に対する感性(かんせい)が変わり、敏感(びんかん)になっている(注1)」と指摘する。    

   橋本教授(はしもときょうじゅ)によると、15年ほど前から苦情件数は増え始め、00年ごろからが学校や公園で遊び子どもの声への苦情が目立ってきた。「セミやカエルの鳴き声がうるさいから何とかしろ、という苦情も行政(ぎょうせい)(注2)に寄せられる」という。

   なぜ増えているのか。核家族(かくかぞく)(注3)化で各自が個室を持ち、近所の人を自宅に招いてお茶を飲むような機会も減っている。目白大学の渋谷昌三教授(しぶたにしょうぞうきょうじゅ)(社会心理学)は「他者をもてなす(注4)場でもあった縄張(なわば)(注5)りに人を入れることがなくなり、自分の殻に()じこもる人が増えた」と分析する。

   また、(ひと)り暮らしの高齢者などに見られる傾向にも注目する。「鼓動(こどう)な人ほど人と変わりたいという欲求が強まり、近所の人の言動が気になってしまう。『年寄りの()(ごと)(注6)』という言葉があるが、しつこく苦情を言う人ほど、実はコミュニケーションを取りがっているということかもしれない」と話す。

(朝日新聞2012年11月17日朝刊による)

(注1)敏感(びんかん)になる:感覚が鋭くなる

(注2)行政(ぎょうせい):国や役所など、公的なサービスを行うところ

(注3)核家族(かくかぞく):夫婦だけ、または夫婦と子供だけの家族

(注4)もてなす:格を歓迎して、世話をしたり相手をしたりする

(注5)縄張(なわば)り:自分の場所だと意識している範囲

(注6)()(ごん):言ってもどうにもならない不満

1.

音に対する感性(かんせい)が変わり、敏感(びんかん)になっているとは、どういうことか。

2.

子供の声などへの苦情が増えているのはなぜか。

3.

ご近所トラブルについて、この文章ではどのようにのべているか。

    誰でも子供の時というのは黄金おうごん時代なのである。その時には何も感じないような平凡へいぼんな出来事でも、時をへてみると、いつしか(注1)黄金おうごんに変わっている。ふだんは気がついていなくても(1)、あの時にへとおもいをせれば(注2)、 そこいら中(注3)、黄金おうごんでないものはない。

     子供の頃の雑誌か何かの教材(注4)で、点がばらばらに投げ出されていて、その点に番号が打ってある。その番号順に点を結んでいけば、ライオンやゾウの姿(すがた)が浮かんでいる。これは数字を学習するための教材なのであるが、私は幼い頃の記憶(きおく)もこれに似ていると思う。散らばった点は無数にあり、星のように光っているものも、()()きて消え人ろうとするものもあるのだが(2)、点と点とを結んでいくと記憶きおくがありありとよみがえってくる(注5)。消えそうな点も、もう一度かがやき出すのである。

     そうやって現れてくるものは、結んでいく点の順番によって、どのようにでも変わっていく。(中略)

     昔はみんな子供だったのである。(だれ)もが記憶(きおく)の中に黄金おうごん埋蔵(まいぞう)させている(注6) 。問題はそれを掘り起こすかどうかであって、掘ろうという意志(いし)を持ったとたん、地下鉱脈(こうみゃく)(注7)掘りあてたかのように黄金(おうごん)はあふれ出してくる。(3)

(立松和平「いい人生」野草社による)


(注1)いつしか:いつの間にか

(注2)(おも)いを()せる:遠く離れている人や物事ことを思う。

(注3)そこいら中:そこも、ここも、全部

(注4)教材:教えるための材料や道具

(注5)(よみがえ)る:死にそうだったり、消えそうだったりしたものが、もう一度元気になる

(注6)埋蔵(まいぞう)させている:土の中に理めてかくしてある。

(注7)鉱脈(こうみゃく):役に立つ鉱物が理まっているところ

1.

(1)ふだんは気がついていなくてもとは、何に気が付いていないのか。

2.

(2)星のようんい光っているものも、燃え尽きて消え人ろうとするものもあるとは、ここではどのような内容を指すか。

3.

(3黄金(おうごん)はあふれ出してくの「黄金(おうごん)」とは何か。なぜあふれ出してくるのか。

   何かを評価(ひょうか)する時、日本人は100点を満点とする方法を()りがちです。小学校入学以来、()(かえ)し行なわれるテストがその典型で、すべての出題に正解すれば100点。間違った場合は、その分を差し引いていく。つまり減点法(げんてんほう)です。

   これは中間レベルを相対的(そうたいてき)(注1)評価()する場合に(てき)しています。たとえば30人のクラスで100点満点のテストを実施(じっし)したとしましょう。得点(とくてん)評価())は0点から100点まで分布します、60点の人は50点の人よりも高く評価()される。これは()にでもわかります。

   ところが、100点の人が5人いたとしたら、どうでしょうか。5人が優秀(ゆうしゅう)なのはわかるけれど、彼らに正当な評価()されたとは言えません。100点という「天井(てんじょう)」を設定(せってい)したために、評価()曖昧(あいまい)になってしまうわけです。

   こうした方法で評価()していると、評価()を受ける側は100点を目標にするようになります。試験に出そうなことだけを勉強し、それ以外はやってもムダと考えるわけです。すると、努力し続ければどんどん伸びる可能性があるのに、100点で止まってしまうことになります。

   こうしたことを()けるために、評価()方法として加点法(かてんほう)採用(さいよう)している分野も少しはあります。(中略)

  減点法(    げんてんほう)加点法(かてんほう)の違いを一言()で言えば、失敗をカウントする(注2)か、成功をカウントするか、ということです。社会生活を(いとな)(注3)大多数の人間は評価()を求めて生きますか、適用(てきよう)される評価法(ひょうかほう)に合わせて行動様式(注4)を変えます。失敗がカウントされるなら、失敗を減らすように努めるし、成功がカウントされるなら成功を増大させようと努めるわけです。

(川口淳一郎『「はやぶさ」式思考法 日本を復活させる24の提言』飛鳥新社による)

(注1)相対的(そうたいてき)に:ほかのものと比べて

(注2)カウントする:数える

(注3)会社生活を(いとな)む:会社で生活する

(注4)行動様式:行動のしかた

1.

回次のうち、減点法(げんてんほう)のものはどれか。

2.

評価()曖昧(あいまい)になってしまうのは、どのような場合か。

3.

筆者は、減点法()をどのようにとらえているか。

   たとえば、「走る」ことは、一見単純で誰にでもできる運動ではあるが、「速く走る技術」となると、なかなか①身につけることが難しい。教えられたように走るフォームを改善することが簡単ではないからだ。
   誰でもできる運動なのに、なぜその改善が難しいのだろう。
   実は、普段慣れている動作ほど、その動作に対する神経支配がしっかりとできあがっているからだ。運動の技術やフォームを改善することは、その運動を支配する神経回路(注1)を組みかえることになるので、そう簡単にはいかない。
   コーチは、腕を振り、膝の運び方、上体の前傾の取り方など、フォームを矯正(注2)しようと指導し、指導を受けるランナー(注3)も指摘された体の動きの修正に意識を向けてトレーニングするのが普通である。しかし、動作の修正には多くの時間と繰り返しが必要であり、またその効果が上がらないことも多い。そして、トレーニングの効果が上がらない人は、「運動神経」が良くないということになる。
   ②この場合、運動技術の修正は、「運動の神経回路を修正する」ことであると考えることによって、解決の糸口(注4)がみつかる。
   スポーツ技術や「身のこなし(注5)」の習得には、神経回路に直接的に刺激を与えるようなトレーニング上の工夫が必要である。
   工夫をいろいろと重ねるうちに、「動作をイメージし、それに体感する」ことが、運動の神経回路を改善するのにきわめて有効であることがわかってきた。
                                                                              (小林寛道 『運動神経の科学-誰でも足は速くなる』による)
(注1)神経回路:ここでは、神経をつなぐ仕組み
(注2)矯正する:正しくなるように直す
(注3)ランナー、走る人
(注4)糸ロ:きっかけ
(注5)身のこなし:体の動かし方

1.

早く走る技術」はなぜ①身につけることが難しいのか。

2.

②この場合 とはどんな場合か。

3.

筆者によると、「速く走る技術」を身につけるにはどうすればよいか。

  「一度」とか「一人」とかいう言葉は数を示すものであり、それ自体には良いも悪いもない。

   しかし昨今、それらの言葉がとりわけ騒々(そうぞう)しく耳を打ち目にとまる(注1)のは、「百年に一度」とか「千人に一人」といった言い回しが多用されているためである。

   つまりこの「一度」や「一人」における「一」は、百年とか千人といった(はる)かに(注2)大きな数に対応する「一」であり、確率を表す数字ということになるのだろう。

   たとえば百年に一度の大災害(だいさいがい)に見舞われるとか、千人に一人の割合で発生する事故の犠牲者(ぎせいしゃ)(注4)になるとかいったような形でこの数字は使われる。そして多くの場合、ここの数量表現は、だから実際には人は滅多(めった)にそんな困った事態(じたい)にぶつかるものではありませんよ、と①人々を安心させる働きを(にな)っているような気がしてならない。

   別の見方をすれば、本人がその確率を承知して暮らしている以上、もし天災(てんさい)に出会っても、天から降って来る人工衛星(えいせい)のかけら(注5)に当っても、医療面でのトラブルに巻き込まれても、(だれ)も責任を問われることはなくなるのかもしれない。

確率を示す数字が全く必要ないなどとは思わない。少なくともそれは、ごく大雑把(おおざっぱ)な見当をつける(注6)上では役に立つことも多いだろう。

   ただ②忘れてはならぬのは、もし何かが起った際には、その当事者は分母(ぶんぼ)(注7)の数字に関係なく、分子(ぶんし)(注8)の「一」である点だ。その時には自分にとって分母(ぶんぼ)分子(ぶんし)は同じ数となる。つまり、一分の一になってしまう。

   だから「一度」や「一人」を気軽に(あつか)って欲しくない。分母(ぶんぼ)は数字でも分子(ぶんし)は数字ではないのだから。

(黒井千次「大きな分母」『ベスト・エッセイ2012』光材図書による)

(注1) 耳を打ち目にとまる:聞いたり見たりして気にかかる

(注2) (はる)かに:ずっと

(注3) 大災害(だいさいがい)に見舞いわれる:台風、地震、事故など、とても大変なことにあう

(注4) 犠牲者(ぎせいしゃ):被害にあった人

(注5) 人工衛星(えいせい)のかけら:主に地球の周りを回っている人工物がこわれて小さくなったもの

(注6) 大雑把(おおざっぱ)な見当をつける:だいたいこのぐらいだろうと予想する

(注7) 分母(ぶんぼ):a/b のa

(注7) 分子(ぶんし):a/b のb

1.

「百年に一度」や「千年に一人」という言い方はなぜ①人々を安心させるのか。

2.

忘れてはならぬとは、だれが「忘れてはならぬ」のか。

3.

筆者が主張したいことは何か。

   かなり前、職人は「仕事は盗んで覚えるものだ」といっていたと伝わっている。私も若いころ、その話に近いことをいう職人たちと働いたことがある。

   しかし私は、そう豪語(ごうご)する(注1)人に限ってさほどの(注2)技量を持っていないと思っていた。いい仕事をする人は、仕事を覚え始める人には親切に基本(きほん)を教えていたし、少しは仕事ができる人に対しても、①その人にとって初めての仕事ならば、やはり道具や機械の(あつか)い方、手順(注3)などを分かりやすく話すという光景に出合っている。

   どうしてそうするかといえば、いい仕事をする人ほど、その仕事の一番大切なところは教わって覚えられるものではないと分かっていて、だからこそ、その最後のところを早く分かってもらえるように、教えられる基本(きほん)の部分は教えようと考えるのだと思われる。また、自分の仕事能力に自信があるから、教えることを()しまない(注4)。力がない人ほど、教えようにも何を教えたらいいのかが分からず、教える方法を知らない。また、教えると自分の競争相手を作ることになると考えて、教えることを止めてしまう。②「そんな」と思うかもしれないが、結構そのタイプの人がいた。いまも、いる。

(森清『働くって何だ 30のアドバイス』岩波書店による)

(注1)豪語(ごうご)する:自信があるように見せて、大きいことを言う

(注2)さほどの:それほどの

(注3)手順:何かをするときの順番

(注4)()しまない:もったいないと思わないで、どんどんやる

1.

その人とは、だれを指すか。

2.

「そんな」と思うとは、どういう意味か。

3.

筆者は、仕事を教えることについて、どう考えているか。

   2000年から2001年にかけて、全国紙として有名な新聞が、基本の活字を少し大きなものに変えました。地方紙も同じだったと思います。高齢者人口の増加が原因でしょうが、新聞を読む人の総数の中で、(注1)老眼鏡を必要とする人の割合が増えたからです。

   新聞だって「お客様は神様」でしょうから、その「神様」のニーズに沿って紙面を変えるということは、とうぜんのことです。その案内の記事では、これまでの活字と新しい活字を比較して、いかに見やすくなったかがしめされていて、わかりやすく納得できるものでした。そして、各社ほとんど同じことを書いていたと思いますが、紙面の大きさは変えないわけだから、「文字が大きくなった分、文字数を減らさねばなりません。そこで、記事は(注2)要点をおさえ簡略化して適切化をはかる」というような説明になっていました。なるほどと思う一方、①これまではそうでなかったのかなとも思いました。

   大きな活字の本も出まわるようになってきました。とくに辞書は同じ内容で同じデザインで大きな(注4)版のものが出て、老眼鏡なしでも利用できるとありがたがられています。ただサイズが大きくなった分、大きく重いという欠点もありますが、その快適さに換えられないという人には②問題になりません

                    (光野有次『みんなでつくるバリアフリー』による)

(注1)老眼鏡:年をとって近くが見えにくくなった人のための眼羅

(注2)要点をおさえる:要点をつかむ

(注3)適切化をはかる:適切になるようにする

(注4)版:ここでは、サイズ

1.

新聞の文字が大きくなった理由は何が。

2.

①これまではそうでなかったとは、どういう意味か。

3.

②問題になりませんとあるが、何が問題にならないのか。

問題3 次の文章を読んで、質問に答えなさい。答えは、1・2・3・4から最もよいものを一つえらびなさい。

   私は食べ物については好き嫌いが多いが、研究テーマや人間関係についてはあまり好き嫌いがない。ところが、いろいろな人と話をしていると、意外に好き嫌いがあるという人が多い。この研究は嫌いとか、この人は好きじゃないとかよく耳にする。しかし、どんな研究にも視点を変えれば学ぶところは必ずあるし、人間も同様に、悪い面もあればいい面もある。やって損をするという研究は非常にまれであるし、つきあって損をするという人間も非常に少ない。
   科学者や技術者であるなら、発見につながるあらゆる可能性にアンテナを伸ばすべきで、そのためには、好き嫌いがあってはいけないように思う。研究の幅や、発見につながる可能性を大きく狭めて(注1)しまう。
   ところで、そもそも(注2)好き嫌いとは何だろうか?
   「自分の研究分野は、理系であることには間違いない。しかし自分でも、理由があって理系の道を選んだとは思えない。単なる偶然の積み重なりの結果なのだ。
   「自分の好みや得手不得手(注3)で選んだ」とあとから言うのは、その偶然の選択に何らかの理由を与えないと、あとで悔やむことになるからだと思う。たとえば、理系の道を選んで思ったような成果を上げられなかったとき、「なぜ文系の道を選ばなかったのか」と思うような後悔である。遠い過去にさかのぼっていちいち後悔していては、その時点の目の前の問題に力を注げず、前向きに生きていくことはできない。
   そう考えると、好き嫌いや感情というものは、偶然の積み重なりで進んでいく人生を自分なりに納得するためにあるようなものと言えるのではないか。好き嫌いや感情は、無意識のうちに、自分を守るために、自分を納得させるために、都合よく持つものなのだろう。
   感情や好き嫌いは元來(注4)人間に犕わっているものであるというのは間違いないが、人間は、十分な理由がないまま行った自らの行動を、納得し正当化する(注5)ためにも、感情や好き嫌いを用いる。人間は、他の動物にはない、そんな感情や好き嫌いの利用方法を身につけているのかもしれない。
                                                                                         (石黒浩 『ロボットとは何が一人の心を映す鏡』による)
(注1)狭める:狭くする
(注2)そもそも:もともと
(注3)得手不得手:得意不得意
(注4)元來:初めから 
(注5)正当化する:ここでは、間違っていなかったと思う
 

1.

好き嫌いがあってはいけないと筆者が考えているのはなぜか。

2.

筆者は、どうして理系に進んだのか。

3.

筆者は、好き嫌いとは人間にとってどのようなものだと考えているか。
 

もうひと昔前になるが、警察庁のなかに道路交通の委員会が発足し(注1)、第一回の会合に出席したことがある。そのとき事務局からの説明はこうだ。

「近年、東京その他の大都会で道路が非常にこむようになりました。そこでこの混雑を解消するために、この委殺会を組織しました」

そこで私は潤いてみた。

「わかりました。では、この委員会は、どういう結果をもたらしたら成功したことになるんですか?」

評価――ルールといってもいいが――を決めてもらわないと、どういう作業をしていいのかわからない。どんな結果になれば、成功したことになるのか、いい換えれば何を最適化すればいいのかをはっきりさせたいと思ったのである。

しつこく聞くと、①向こうは腹を立てた。とうとう、

「東京の道路の混雑がなくなればいいんです」

といいだした。

そこで私はこういった。

「東京の道路の混雑を緩和(かんわ)する(注2)。これは簡単ですよ。東京から出るほうの信号機を全部青にしなさい。入るほうは全部青にしなさい。そうすれば、いったん出たら入れないんだから、東京はガラガラになって混雑はいっぺんになくなる」

こういう話をすると、不真面目なやつだと怒る人がいるが、私はやけくそになって(注3)いったわけではない。混雑を緩和(かんわ)するといっても、いろいろなやり方があることを指摘(してき)した(注4)かったのだ。

たとえばある交差点では、これまで1時間に800台しかクルマが通れなかった。それを新しいやり方にしたら1000台通れなかった。これを混雑が緩扣(かんひか)したというのであれば、そのようなクルマの流れにする規制方法がある。

また、別のやり方だってある。ある交差点からある地点まで、いままで30分かからなければ行けなかった。それを新しいやり方にしたら、15分で行けるようになった。これも混雑の緩和だと考えることができる。

最初の方法は、進路の容量をできるだけ増やそうとするやり方。後者は旅行時間をできるだけ短縮(たんしゅく)するというやり方である。どちらのものさし、評価尺度(しゃくど)(注5)を使うかによって、交通規制の仕方が変わってくる。だから、まず②評価の尺度を決めることが必要なのである。

これは重要なことである。具体的な目標とは何かをクリアにしないで(注6)、なんとなく話し合っているだけでは、結果はたいてい思わしくない(注7)。日本人は言葉を使うのがうまいが、それだけにその言葉の意味をきちんと定義(ていぎ)しないで(注8)行動してしまうことが多いのである。

(唐津-『かけひきの科学情報をいかに使うか』PHP研究所)

 

(注1)発足:始まる

(注2)混雑を緩和する:混雑を少なくする

(注3)やけくそになって:どうでもいいと思って

(注4)指摘する:問題になることを示す

(注5)尺度:測る基準

(注6)クリアにする:はっきり示す

(注7)思わしくない:あまりよくない

(注8)定義する:ことばの意味をはっきりきめ

1.

①向こうとはだれか。

2.

評価の尺度を決めるとはどういうことか。 

3.

筆者がこの文章で一番言いたいことはどんなことか。

   先日友人からおもしろい話を聞いた。猫にしつけられた(注1、というのである。飼い主が猫をしつけるのでなく、飼い主が猫にしつけられたのである。話はこうだ。

   寒くなると、猫というものは一日中、暖かいストーブの前やホットカーペットの上に座っているものらしい。ある日友人は猫のごはんを作って、「ごはんよ」と呼んだ。しかし、なかなか来ない。こんなとき飼い主というものは、つい猫のところまでごはんを持っていってしまうのだそうだ。猫はホットカーペットの上にすまして座っている。飼い主は①その瞬間なにかが変わることに気づかない。

   さて、翌日、「ごはんよ」と呼ぶが、猫は定位置からじっと飼い主を見るばかりだ。まだ飼い主は事態に気づかぬまま、ごはんを持っていく。ここで事は決定的になるのだが、まだ飼い主は気づかない。

   気づくのは数日後。台所までごはんの催促をしにきた猫が、飼い主が用意を始めたと見るや、②サッと定位置まで戻り、ちょこんと座って待っている姿を見たときだ。つまり、冷たい台所で食べるのがいやで、何がなんでも③出前(でまえ)(注2)をさせるつもりなのだ。以後、飼い主は出前を続けることになったのである。

(注1)しつける:生活に必要なことができるように教えこむ

(注2)出前(でまえ):料理などを注文した人の家まで運ぶこと

1.

①「その瞬間」とはどんな瞬間か。

2.

②「サッと定位置まで戻り」というのは、だれがどこに戻るのか。

3.

③「出前(でまえ)をさせるとあるが、だれが何をさせるのか。

問題4 次の(1)から(3)の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。

(A)

   私たち酒屋は長い間国の規制で守られていたので、地の南売より工夫するという点で遅れを取っ てしまいました。努力しなくても十分私益が出ていたからです。このために規制が無くなると多くの酒屋がつぶれてしまいました。私の会社はこれを価格競争と徹底的な合理化で乗り切ろうとしています。主婦は1円でも安い店を求めて動くと言われているでしょう。ですから、やはり商品は値段が一番大切です。車でやってくるお客さんのために広い駐車場も用意しました。たくさん売れますのでメーカーとの値段交渉もうまくいっています。合理化で社員の負担が重くなっていますが、結果を出した社員にはボーナスをたくさん出しています。ですから、怠け者は辛くて辞めてしまいます。よく働く社員だけが残ることになります。現在、また新しい店を出そうと考えているところです。

 

(B) 

   私のところは小さな酒屋でした。酒屋の危機的状況に何とかしなければならないと考えて、初めは地の物を売ったり値段を安くしたりしてみましたが、うまくいきませんでした。ある時、コンビニでビールを山のように買っている若い人を見ました。コンビニはスーパーよりももちろん安売りの店よりずっと値段が高いです。それなのにどうして高い物が売れるのだろう。そのとき、コンビニは名前の通リ品物だけでなく、便利さも売っていることに気がつきました。そこで、それまで取っていた配達料を廃止することから始めました。今までの客さんや近所のお客さんを大事にすることにしたのです。値段はスーパーやコンビニより安く設定しています。しかし安売り店ほど安くはないです。しかしどんなに少ない商品でも、注文してすぐに届けることと、時には台所の中までも運んだり、商品を箱から出してあげたりすることで、お客さんに喜ばれ店も次々と増えやすことができました。このサービスを維持するために、配達区域を店から1・2キロに限っいます。

1.

Bさんが配達区域を限定している理由は何ですか。

2.

2つの店の方針の違いは何か。

A

   世の中には、人の話を聞くが実にうまい人がいます。そういう人は、話す人を見つめながら表情豊かに興味深(きょうみぶか)そうに反応(はんのう)しながら聞いてくれるので、話す方も、自分が受け入れられているという安心感を覚え、その人の方をじっと見つめて話し続けたくなるものです。自分にとって好ましい感じの人だったり、より親しい人であったりすれば、なおさらでしょう。しかし、数人で会話をしているときは、注意しなければなりません。自分にとって(この)ましいある特定の人ばかりを見ながら話を続ければ、それ以外の人は自分が軽視(けいし)されているような気になり、いい気分ではないでしょう。等しい割合で視線(しせん)を送ることが、グループで話すときには大切なのです。

B

   最近「傾聴(けいちょう)」という言葉をよく聞く。話を聞くときに、相手が話したいこと、伝えたいことを、受容的・共感的な態度(たいど)で聞くことで、もともとはカウンセリングなどで使われる手法である。学校で教えられたり企業の研修でも取り上げられたりするからであろうか、話をしているときに「なるほど」「そうですね」「たしかに」などとあいづちを打ちながら話を聞いてくれる人が、若い人を中心に増えたような気がする。それはたいへんに結構なことではある。聞いているのかいないのか、わからないように無反応(むはんのう)であるよりは、ずっとよいだろう。しかし、これも度が過ぎれば、「この人はいつも聞いてはくれるが、自分の意見は言わない人だ」と思われてしまう危険性もある。相手が何を求めているのかを注意深く考慮(こうりょ)し、時と場合に応じて、聞く態度(たいど)を調整する必要があるのではないだろうか。 
1.

AとBのどちらの文章にも触れられている点は何か。

2.

AとBについて、正しいものはどれか。

A

「一年の計は元旦(がんたん)にあり」という言葉がある。何事(なにごと)も準備が大切だという教えのようだが、元旦(がんたん)、つまり一月一日にいい朝が迎えられれば、新しい一年が良い年になるという意味でもある。このような考え方がもとになって、初日(はつひ)()を見る習慣が生まれたのだろう。一年を迎えるにあたり、日の出を見て新しい一年について祈ると、(おだ)やかで()んだ気持ちになる。もともと農業を(いとな)んできた日本人にとって、太陽は生活と深くかかわる特別な存在だった。太陽を神のように(あつか)い、日の出を大切にするのは、世界各地で見られる習慣でもあるそうだ。

最近は、都心の高層ビルなどで、多くの人に初日(はつひ)()を見てもらおうと、元旦の早朝に特別に展望台(てんぼうだい)を開放するところもある。若者(わかもの)が日本の伝統(でんとう)に目を向けるきっかけとなればよいと思う。

B

   最近では、高層ビルなどの展望台(てんぼうだい)の多くが初日(はつひ)()のための来場を期待し、1月1日の早朝に特別営業をするようだ。事前に申し込まなくてはいけないが、希望者が多く抽選(ちゅうせん)になることも多いという。

   考えてみれば不思議だ。正月にだけ日の出を見たがるのは、なぜなのか。初日の出とともに「年神様」が現れると信じられていたという説もあるが、年神様を迎える儀式(ぎしき)としては、日の出を見るよりも家の中で四方(しほう)(東西南北)を拝むというのが伝統的な形だ。初日(はつひ)()が注目されるようになったのは、日の出が戦い勝つす姿(すがた)を表すと考えられたためで、明治以降の戦争中のことだとも言われる。そう考えると、我々は現代のこうした“展望台(てんぼうだい)ビジネス”に少々踊らされているのかもしれない 。
1.

AとBのどちらの文章にも触れられている点は何か。

2.

AとBの筆者は、展望台(てんぼうだい)初日(はつひ)()を見ることについて、どのような立場をとっているか。

問題5 以下の質問に答えてください。答えは1・2・3・4からいちばんいいものを一つえらんでください。

山田市研究交流センター会議室利用案内

 

【研究交流センター会議室ご利用の手続き】

1利用できる方

1)山田市の研究機関(きかん)職員(しょくいん)

2)上記の職員と研究交流を行う山田市以外の研究機関(きかん)等の職員

3)研究交流センター長が適当(てきとう)(みと)める者

2利用料:無料

3利用日・時間

平日(月曜日〜金曜日)/午前9時から午後5時まで

※準備等のために施設(しせつ)に出入りすることができる時間は、午前8時30分からです。

会議終了後は会場を(もと)(もど)し、午後5時までに退出(たいしゅつ)してください。

4利用申込み方法

予約状況を電話で確認した後、利用申込書に必要事項(じこう)を記入し、会議に関する資料と共に、ご提出ください。

【申込み受付開始日】原則(げんそく)として会議開催(かいさい)日の3ヶ月前より受け付けます。

5利用申込書の提出

〔申込方法〕FAXまたはE-mailにて受付けます。

〔申込先〕研究交流センター1階事務室(じむしつ)

6利用承認書(りようしょうにんしょ)交付(こうふ)

申込内容等を確認した後、利用承認書を交付いたします。

承認書は、利用当日、受付に提示(ていじ)してください。

【サービス施設(しせつ)設備(せつび)

●飲食施設:ありません。

※会議室内での飲食・喫煙(きつえん)は、禁止させていただいております。

飲食・喫煙は、指定(してい)された場所でお願いします。

●自動販売機:1階及び2階

●コインロッカー(無料):2階(30個)

●インターネット接続(せつぞく):会議室に設置(せっち)されたLAN設備で、インターネット接続が可能(かのう)です。

※コンピューター・LANカード・LANケーブルをご持参(じさん)ください。

駐車場(ちゅうしゃじょう)

収容台数(しゅうようだいすう):70台 

満車(まんしゃ)の際には周辺(しゅうへん)有料(ゆうりょう)駐車場をご利用ください。

1.

会議室を予約するために、必要なものはどれか。

 

 

(
)

2.

次のうち、この施設(しせつ)許可(きょか)されていないものはどれか。

2010年度 河山市民セミナーIII

「ピジネス場での効果的なコミニュケーション法」

参加者募集のお知らせ

仕事をスムーズ進めるためには、コミニュケーションをうまくとることが重要です。このセミナーでは相手に自分の考えを効果的に伝えるためのコミニュケーション法をこ学びます。

昨年度も同じテーマでセミナーを開催し、多くの方が参加されました。

講師

鈴木花子(心理カウンセラー

『社会人のコミニュケーション』秋川出版         著者)

対象

河山市在所・在勤の18歳以上の社会人(河山市職員を除きます。)

受講料

無料

定員

20名

応募者多数の場合は抽選になります。結果ははがきでお知らせします。

目程

平成22年10月1日~1 0月29 日  毎週金曜日 全5回 19:00〜20:30

会場

河山市市民センター第一会議室  (河山市上町 3-5-2)

申し込み方法

①〜③

のいずらかの方法でお申込みくさい。

①市役所市民課窓口 受付時間:水曜日を除く 9:00〜17:00

②はがき

・市民セミナーIII参加希望」と明記の上、住所、氏名、年齢、電話番号を記入して、申し込み締め切り日必着で、下記までお送りください。

・はがき1枚につき1名のみ受付可能です。

〒432-0001

河山市本町1-1-1 河山市役所市民課  市民セミナー係

③市役所ホームページ(http://www.city,kawayama.lg.jp/)

・市民セミナーのページからお申し込みください。

・毎日午前2:00〜5:00 はホームページの点検作業のため申し込めません。

申し込み締め切り

平成22年9月17日(金)

昨年度セミナー受講者の声

●講師の指導が具体的でわかりやすかった。

●コミュニケーションの具体的なとり方の例を聞くことができて大変有意義だった。

●自分の話し方が客観的にわかり、今まで気がつかなかった自分のくせを意識するようになった。

1.

この市民セミナーを受講できるのは次のうちのだれか。

2.

このセミナーの申し込みについて、正しいものはどれか。

原市市民会館利用案内

原市市民会舘には、ホール、リハーサル屋、会議室、展示室など、いろいろな場面で利用できる施設があります。

利用なさりたいかたは、使用申請前に、下記をご確認ください。

1 入場料を集めたり、物品販売を目的とする場合は、使用料の50%が加算されます。

2 申請の際に、冷房費を含めた使用料をすべてお支払いください。

3 各施設の空き状況は市民会館窓口または、電話にてお問い合わせください。

4 申請の際には、使用許可申請書に必要事項を記入の上、使用料と一緒に受付窓口へお申し込みください。使用許可申請書は原市市民会館ホームページよりダウンロードできます。

なお、住所が確認できる身分証明書をお持ちください。

各施設使用料および冷暖房料

施設名

1時間当たり

冷暖房費

ホール

9000円

7月〜9月は冷房費として

一日につき1000円いただきます

舞台

3000円

楽屋(1室あたり)

300円

展示室

500円

会議室

1300円

リハーサル室

1000円

★市民以外の方が使用する場合は、すべての料金が20%増になります。

1.

原市に住んでいるAさんは、市民会館のホールで7月に講演会を開きたいと思っている。ホールと舞台と楽屋2室を9時から13時まで、使用したい。講演会の入場は無料にする。市民会舘に支払わなければならない料金は全部でいくらか。

2.

Aさんが窓口へ申し込むまでの手順はどうなるか。