Đề thi luyện kỹ năng Đọc hiểu - JLPT N2

読解
問題1 次の文章を読んで、文章全体の内容を考えて、以下の中に入る最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。

   フランスのワイン生産者団体の一つが、日本に輸出されるワインについて、ペットボトルに入れて販売することを認めることを発表した。それまでは、ワインはガラス製のびんに入れて販売することが望まれるとして否定的な立場だったが、検査の結果、ペットボトルでも中身に問題は生じないことがはっきりしたという。ペットボトル入りのものは、軽い(ぶん)、輸送費が(おさ)えられるため、数年前から販売されてきた。今回の発表で、それがさらに拡大(かくだい)し、売上が伸びそうだ。

1.

今回の発表はどのような内容か。

   マスコミで毎日のように環境問題が取り上げられているが、本肖に「環境問題」と言っていいのだろうか。
   地球温暖化にしろ、森林破壊(注)にしろ、エネルギー資源の不足にしろ、これらはどれも人類によって起こされた問題である。しかし、このような問題を環境問題と呼ぶことで、人は無意識のうちにその問題から目をそらしているのではないか。むしろ「人間問題」と呼ぶことで自分の問題としてとらえることになり、未来の環境を変えることができるのではないだろうか。
(注)森林破壊:森林が壊されて少なくなったりなくなったりすること
 

2.

筆者は、なぜ環境問題を「人間問題」と呼んだほうがよいと考えているか。

2009年11月18日

BNA株式会社

営業部(えいぎょうぶ)御中(おんちゅう)

株式会社さくら

営業課 木村

前略(ぜんりゃく)

さて、先日(せんじつ)注文したマグカップ・ブルー500個ですが、本日到着しました。早速(さっそく)確認(いた)しましたところ、うち200個がマグカップ・ブルーではなく、マグカップ・イエローでした。色違(いろちが)いなので。単なる手違(てちが)いだと思いますが、お調べいただいた上、至急(しきゅう)注文通りの(しな)をお送り下さいますよう、お願いします。なお、注文したものが(すべ)(とど)次第(しだい)誤送分(ごそうぶん)をご返送(へんそう)させていただきます。よろしくお願い(いた)します。

3.

この手紙の中の会社について正しいものはどれか。

以下は、ある会社から来たはがきの内容である。

   拝啓 平素は格別のお引き立てをいただき、厚く御礼申し上げます。

   さて、この度はアジーナン企画による「年末スペシャルコンサート」招待券にご応募(おうぼ)いただき、まことにありがとうございました。応募者(おうぼしゃ)多数につき、厳正(げんせい)抽選(ちゅうせん)を行いました結果、残念ながら当選(とうせん)とはなりませんでした。恐縮(きょうしゅく)ではございますが、ここにお知らせいたします。

なお、アジーナン企画では、来年1月に「ニューイヤーコンサート」も予定いたしております。詳細(しょうさい)弊社(へいしゃ)ホームページで発表いたします。今回と同様、招待券をご用意する予定です。またのご応募(おうぼ)をお待ちしております。

今後とも、アジーナン企画へのご愛顧(あいこ)(たまわ)りますようお願い申し上げます。

敬具

ァジーナン計画株式会社

4.

このお知らせを受け取った人の説明として、正しいものはどれか。

「よそにできないものを作る。よそで作っているものやらないほうがいい。」

   これは、小さな町の工場を世界に(みと)めさせた原田(はらだ)社長の言葉である。

   そうは言っても、初めはだれでも人のまねから始めるものだ。だが、10年、20年、その技術(ぎじゅつ)をみがいていくうちに、世界で唯一(ゆいいつ)、他のだれにもまねできない「ものづくり」ができるようになる。そうしてそれが、「よそにできないもの」となるのである。

5.

この筆者から見た、「世界で唯一(ゆいいつ)の会社」の特徴(とくちょう)はどんなことか。

   「苦手な人はいますか」と問われたら、あなたは何と答えますか。ある調査によると、「いる」と答える人は、年代が上がるほど少なくなるそうです。年とともに、他人との付き合い方が上手になっていくということでしょうか。あるいは、苦手な人と無理に付き合う必要がなくなっていくのかもしれません。子供時代は、学校のクラスメートや近所に住む子供と遊ぶしかありませんが、大人になれば、付き合う相手を選べますから。また、出世して経営者にでもなれば、部下を選ぶことさえできるでしょう。

6.

この文章の内容と合うものはどれか。

  「もう年だから」ではありません。「年だからこそ」なのです。若いころにはわからなかったことがわかってくる。見えなかったものが見えてくる。年だからこそ見えてくるのです。若いころには持てなかった、時計に追われない生活も可能です。これを有効につかわないなんて、もったいない話です。失敗のリスクだって若いときほどこわくない。度胸(どきょう)もすわって(注1)きます。だからこそ、新しいことに挑戦(ちょうせん)できるのです。残りの人生が少なくなってからが、本当の人生なのです。

(注1)度胸(どきょう)がすわる:強い心をもつ

7.

「年だからこそ」なのですの説明として最も適当なものはどれか。 

  「話」は必ずしも「メッセージ」にはなりません。話すことは声を出して言葉を言うことだと私たちは考えがちです。しかし、言葉を言えばそれで話が通じるわけではありません。話し手が伝えたいと思う言葉は、相手に届かなければ意味がないのです。また、相手に言葉が届いたからといって、それで目的が達せられたことにもなりません。相手がきちんと聞き取り、そして内容を理解してこそ「話」が「メッセージ」に変わるのです。つまり、通じたかどうかは、聞き手によって決まるということです。

8.

話」が「メッセジー」に変わるとはどんなときか。

   携帯電話を持っている子どもたちは、たえず友人とメールでやり取りしている。メールが来ているかどうかを、一日に数十回もチェックし、メールが届けば、すぐ返信している。相手からのメールがちょっと途切(とぎ)れる(注1)と、なにか落着かない不安な気分になるらしい。これはまさに、メールなしでは過ごせないという症状で、「メール依存症(いぞんしょう)(注2)]という名の病気のようなものである。そして、見過(みすご)す(注3)ことができないのは、こういった傾向が実は大人の中にも確実に増えているということだ。これを単なる社会現象や流行として片付けてよいとは思えない。

(注1)途切(とぎ)れる:続いていたものが途中で切れる

(注2)依存症(いぞんしょう):心の支えを何かに求める傾向

(注3)見過ごす:見て知っているが、特に問題にしない

9.

筆者がこの文章でいちばん言いたいことはどんなことか。

   新型インフルエンザが流行しておりますので、南市保健センターでは発熱外来はつねつがいらいを開役致しました。38度以上の熱に加え,せき・吐身体倦怠しんたいけんたい下痢げり腹痛ふくつう胸痛きょうつうのいずれかの症状がある方は一船病院へは行かず、まず当センターにお電話の上、こちらにお出でください。その際健康保険証を忘れずにお待ちください。センターでは新型インフルエンザ感染かんせんの検査をした上で医師の診察が受けられます。

10.

高熱でお腹が痛い人はどうするか。

   夫がいたころは、枝豆(えだまめ)大好きだった夫から、「店に出ているかぎり毎晩でもいいから」と言われて、夕食にゆでたてを出していた。晩酌(ばんしゃく)(注1)  がまずくなるからと、昼食も(ひかえ)る (注2) ときもあったくらいで、ましておやつに枝豆など考えられなかったであろう。その 習慣で私も枝豆は夕食のものと思い込んでいた。

   独りになってからの私は、一人でお酒は飲まないので、いつの間にかおやつに枝豆を食 べ始めた。冷やした枝豆の味も覚えたのだが、同じ枝豆でも、お酒と一緒のときと、ひた すらお豆を楽しんで食べるときの味は別のように思う。環境が変わると、ものの食べ方まで変わるものなのだと気がついた。

   今夜は、チリメンジャコを少し入れ、しょうゆ味の枝豆ご飯を()くことにしょう。

(吉沢久子「新潟の枝豆」2010年8月19日付新潟日報による)

(注1)晩酌:家で夕食を食べるときにお酒を飲むこと

(注2)控える:制限する

11.

おやつに枝豆など考えられなかったであろう」とあるが、なぜか。

   コンサートやライブの楽しみは、生の音楽に触れられることはもちろんだが、それだけではないだろう。好きなミュージシャンと同じ時と場所を共有できること、それも大きな魅力(みりょく)ではないだろうか。CDによっていつでも好きなときに音楽を聞くことはできるし、最近ではインターネットを通じて、手軽に音楽を楽しむこともできる。それでも、お金を払ってコンサートに足を運ぶ人は()きない。それは、やはり、ミュージシャンが音楽を演奏(えんそう)するその瞬間(しゅんかん)を、その場所で同時に味わいたいからだろう。さらに、同じ音楽を愛する人々と、同じ空気と同じ感動を共有する喜びもあるだろう。

12.

この文章の内容に合うものはどれか。

   たとえば、定期検査(ていきけんさ)というのがありますね。これ、私たちハンバーガー作って売る店には意味がないんです。いつ検査に来るかわかっているなら、その日だけしっかり対応しておけばいい。ほかの日は、手を()いても安心だと考えるようになる。それでは、万一(まんいち)事故が起こった場合に、対応できない。むしろ事故の起きる可能性が高いと言ったほうがいい。

   企業の経営(けいえい)は、常に、最悪(さいあく)のことを考えておかなければならない。最悪(さいあく)事態(じたい)(ふせ)ぐには、あらゆる可能性を考慮(こうりょ)して、注意を(はら)う必要があるんです。

13.

筆者が最も言いたいことはどれか。

   高校生に対するある意識調査によると、「自分は勉強熱心だ」と思っている高校生が、この30年間で1.5倍以上に増えているという。ただ、この結果を見て、「最近の若者(わかもの)はまじめになった」と評価(ひょうか)できるだろうか。私は、現代の高校生が、その親の世代(せだい)が高校生の時よりもまじめになったという見方には賛成できない。むしろ、実際には熱心とは言えないような勉強の仕方でも、「自分は熱心だ」と言ってしまう者が増えたのではないだろうか。意識が変わり、自分に対する要求水準を、昔より下げてしまっている結果とは言えないか。

14.

筆者は、高校生に対するある意識調査について、どのような考えを述べているか。

   日本では、(さくら)の花は春の象徴(しょうちょう)として人々に愛されています。しかし、本来、春に咲くはず(さくら)が秋に咲き、ニュースで話題になることがあります。原因として異常気象(いじょうきしょう)や温暖化を疑う人もいるようですが、実は葉が関係しているのです。(さくら)は、夏の間に花の()をすでに作っています。秋に落葉し、休眠して冬の寒さに()えますが、落葉する前に、葉の中では休眠を(さそ)う物質が作られます。その物質が作られる前に台風などで葉が落ちてしまったり、虫によって葉が食べられたりしてしまうと、休眠できずに、ちょうど春のような気温の秋に開花してしまうのです。

15.

春に咲くはずの(さくら)が秋に咲くのは、なぜか。

   世界の森林は減少し続けている。その理由の一つに商業用木材を得るための伐採(ばっさい)がある【注】自然の森の中では、多くの場合、高価な木材として売れる木とそうではない木が一緒になって生えている。それにもかかわらず、商業的な伐採(ばっさい)では効率上の理由から、広範囲(こうはんい)にわったてそこに生えている木をすべて切ってしまうことがる。近年、このような伐採(ばっさい)に対する法による規制が強まっているが、違法伐採(ばっさい)は依然として続いているという。

(注)伐採(ばっさい):木を切ること

16.

この文章の内容に合うものはどれか。

夕方(ゆうがた)6時になっても、先生たちが教育について議論(ぎろん)(たたか)わせている学校がある。校長(こうちょう)先生は、昔はこんなことはなかったと語る。「(おそ)くまでいることがいいことだとは思わないんですが、熱心(ねっしん)な先生たちの姿(すがた)を見ていると、これはこれで貴重(きちょう)だと思うんです。」

というのも、校長先生には未来は明るくないという思いがあるからだ。「今の日本は、勉強しなくても、学力をつけなくても、いちおう生きていける社会です。しかし、これから20年後、30年後にそれでもいいかというと、けっしてそうは思えないのです。」

17.

この校長先生の考えとして、合っているものはどれか。

   日本人の生活習慣は戦後大きく変わった。最も大きな変化の一つは食生活だろう。もともと日本人は、米を中心とするカロリーの少ない食事をしていた。しかし、肉をはじめとする脂肪(しぼう)の多い料理をよく食べるようになり、必要以上のカロリーを摂取(せっしゅ)するようになってしまった。さらに、現代人は体を使う労働が少なくなり、消費カロリーが減少した。このような生活によって余ったカロリーは、体内に脂肪(しぼう)として(たくわ)えられ、健康にさまざまな害を及ぼすことがわかっている。

18.

この文章の内容に合うものはどれか。

 

   高校生に対するある意識調査によると、「自分は勉強熱心だ」と思っている高校生が、この30年間で1.5倍以上に増えているという。ただ、この結果を見て、「最近の若者(わかもの)はまじめになった」と評価(ひょうか)できるだろうか。私は、現代の高校生が、その親の世代(せだい)が高校生の時よりもまじめになったという見方には賛成できない。むしろ、実際には熱心とは言えないような勉強の仕方でも、「自分熱心だ」と言ってしまう者が増えたのではないだろうか。意識が変わり、自分に対する要求水準を、昔より下げてしまっている結果とは言えないか。

19.

筆者は、高校生に対するある意識調査について、どのような考えを述べているか。

   だれもが(みと)めることだが、日本人はとにかく(いそが)しく、時間がない。少しの(ひま)()しんで、仕事、学習に、レジャーに、一生懸命(いっしょうけんめい)がんばる。あるいは、がんばらずにはいられないのかもしれない。まじめなのはいいことだが、自分のことに一生懸命になればなるだけ、その分、他人に対する無関心は高まっていく。他人のことをかまっている余裕(よゆう)がなくなるのである。

   大阪のある駅で、先日、駅前にある()え木の間から、死後(しご)2か月以上た()った死体が発見された。()え木に(かく)れて見えなかったとはいえ、一日の利用者が百万人を超える駅に、警備員(けいびいん)清掃員(せいそういん)はいないのだろうか。だれ一人気がつかなかったというのは、おどろきである。これが日本の大都会(だいとかい)日常(にちじょう)なのだ。

20.

この筆者から見た日本人の特徴は、どんなことか。

問題2 次の(1)から(5)の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。

   ご近所トラブルは、古くて新しい問題だ。(中略)

警察庁(けいさつちょう)統計(とうけい)によると、昨年、近隣(きんりん)関係や家庭などをめぐり全国の警察に寄せられた安全相談は約16万6千件。07年の約13万件に比べ3割ほど増えている。

騒音(そうおん)問題など近隣(きんりん)トラブルに(くわ)しい八戸(はちのへ)工業大学の橋本典久教授(はしもとのりひさきょうじゅ)(音環境工学)は、「マンションの床は以前より厚さが増し、騒音(そうおん)対策もされたのに苦情は減っていない。音に対する感性(かんせい)が変わり、敏感(びんかん)になっている(注1)」と指摘する。

橋本教授(はしもときょうじゅ)によると、15年ほど前から苦情件数は増え始め、00年ごろからは学校や公園で遊ぶ子どもの声への苦情が目立ってきた。「セミやカエルの鳴き声がうるさいから何とかしろ、という苦情も行政(ぎょうせい)(注2)に寄せられる」という。

なぜ増えているのか。核家族(かくかぞく)(注3)化で各自が個室を持ち、近所の人を自宅に招いてお茶を飲むような機会も減っている。目白(めじろ)大学の渋谷昌三教授(しぶやしょうぞうきょうじゅ)(社会心理学)は「他者をもてなす(注4)場でもあった縄張(なわば)(注5)に人を入れることがなくなり、自分の殻に()じこもる人が増えた」と分析する。

また、(ひと)り暮らしの高齢者などに見られる傾向にも注目する。「孤独(こどく)な人ほど人と交わりたいという欲求が強まり、近所の人の言動が気になってしま、『年寄りの()(ごと)(注6)』という言葉があるが、しつこく苦情を言う人ほど、実はコミュニケーションを取りたがっているということかもしれない」と話す。

(朝日新聞2012年11月17日朝刊による)

(注1)敏感(びんかん)になる:感覚が鋭くなる

(注2)行政(ぎょうせい):国や役所など、公的なサービスを行うところ

(注3)核家族(かくかぞく):夫婦だけ、または夫婦と子供だけの家族

(注4)もてなす:客を歓迎して、世話をしたり相手をしたりする

(注5)縄張(なわば)り:自分の場所だと意識している範囲

(注6)()(ごと):言ってもどうにもならない不満

1.

音に対する感性(かんせい)が変わり、敏感(びんかん)になっているとはどういうことか。

2.

子供の声などへの苦情が増えているのはなぜか。

3.

ご近所トラブルについて、この文章ではどのように述べているか。

  「一度」とか「一人」とかいう言葉は数を示すものであり、それ自体には良いも悪いもない。

   しかし昨今、それらの言葉がとりわけ騒々(そうぞう)しく耳を打ち目にとまる(注1)のは、「百年に一度」とか「千人に一人」といった言い回しが多用されているためである。

   つまりこの「一度」や「一人」における「一」は、百年とか千人といった(はる)かに(注2)大きな数に対応する「一」であり、確率を表す数字ということになるのだろう。

   たとえば百年に一度の大災害(だいさいがい)に見舞われるとか、千人に一人の割合で発生する事故の犠牲者(ぎせいしゃ)(注4)になるとかいったような形でこの数字は使われる。そして多くの場合、ここの数量表現は、だから実際には人は滅多(めった)にそんな困った事態(じたい)にぶつかるものではありませんよ、と①人々を安心させる働きを(にな)っているような気がしてならない。

   別の見方をすれば、本人がその確率を承知して暮らしている以上、もし天災(てんさい)に出会っても、天から降って来る人工衛星(えいせい)のかけら(注5)に当っても、医療面でのトラブルに巻き込まれても、(だれ)も責任を問われることはなくなるのかもしれない。

確率を示す数字が全く必要ないなどとは思わない。少なくともそれは、ごく大雑把(おおざっぱ)な見当をつける(注6)上では役に立つことも多いだろう。

   ただ②忘れてはならぬのは、もし何かが起った際には、その当事者は分母(ぶんぼ)(注7)の数字に関係なく、分子(ぶんし)(注8)の「一」である点だ。その時には自分にとって分母(ぶんぼ)分子(ぶんし)は同じ数となる。つまり、一分の一になってしまう。

   だから「一度」や「一人」を気軽に(あつか)って欲しくない。分母(ぶんぼ)は数字でも分子(ぶんし)は数字ではないのだから。

(黒井千次「大きな分母」『ベスト・エッセイ2012』光材図書による)

(注1) 耳を打ち目にとまる:聞いたり見たりして気にかかる

(注2) (はる)かに:ずっと

(注3) 大災害(だいさいがい)に見舞いわれる:台風、地震、事故など、とても大変なことにあう

(注4) 犠牲者(ぎせいしゃ):被害にあった人

(注5) 人工衛星(えいせい)のかけら:主に地球の周りを回っている人工物がこわれて小さくなったもの

(注6) 大雑把(おおざっぱ)な見当をつける:だいたいこのぐらいだろうと予想する

(注7) 分母(ぶんぼ):a/b のa

(注7) 分子(ぶんし):a/b のb

1.

「百年に一度」や「千年に一人」という言い方はなぜ①人々を安心させるのか。

2.

忘れてはならぬとは、だれが「忘れてはならぬ」のか。

3.

筆者が主張したいことは何か。

イヌの散歩をしていると、最近ではイヌも挨拶の仕方を忘れてしまったのではないかと思ってしまいます。集団行動を経験したことがあるイヌ、もしくは(注1)、飼い主からイヌらしい教育を受けて順位制(注2)を感じることができるようになったイヌは、道でほかのイヌにすれ違い近づいたときには挨拶らしいことをします。ところが、集団行動の経験もなく、家でも甘やかされて育って、イヌは現代のヒト社会のように挨拶をしないように見えます。挨拶をするイヌが、ほかの挨拶なしのイヌに対して威嚇する(注3)ことが観察されます。ところが、この挨拶犬が子イヌと遭遇したときには、子イヌが挨拶をできなくても威嚇をしないことが多いのです。挨拶犬にとって子イヌであるというシグナルがなんなのかわかりませんが、とにかく子イヌと成犬とを区別したうえで挨拶のあるなしを判断しているようです。

イヌの挨拶行動は、生得的(注4)あるいは習得的(学習的)のどちらでしょうか?順位制にしたがった行動ができるようになったイヌでは、イヌ社会での経験がなくてもある程度の挨拶行動ができることから、生得的であるといえます。また、より儀式的な挨拶行動が円滑に(注5)実行されるためには、ほかのイヌとの集団生活があったほうがよいことから、習得的な部分もあるといえるでしょう。

(針山孝彦『生き物たちの情報戦略------生存をかけた静かなる戦い』による)

(注1)もしくは:または

(注2)順位制:上下関係にもとづいてできた順序の決まり

(注3)威嚇する:ここでは、ほえて相手を怖がるせる

(注4)生得的:生まれたときから持っている

(注5)円滑に:スムーズに、滑らかに

1.

この文章によると、挨拶をしない、またはできないイヌはどれか。

2.

この文章によると、どんなイヌがどんなイヌにほえて、怖がらせるか。

3.

筆者は、イヌの挨拶行動についてどのように述べているか。

   ご近所トラブルは、古く新しい問題だ。(中略)

   警察庁(けいさつちょう)統計(とうけい)によると、昨年、近隣(きんりん)関係や家庭などをめぐり全国の警察に寄せられた安全相談は約16万6千件。07年の約13万件に比べ3割ほど増えている。

   騒音(そうおん)問題なと近隣(きんりん)トラブルに詳しい八戸(はちのへ)工業大学の橋本典久教授(はしもとのりひさきょうじゅ)(音環境工学)は、「マンションの床は以前より厚さが増し、騒音(そうおん)対策もされたのに苦情は減っていない。音に対する感性(かんせい)が変わり、敏感(びんかん)になっている(注1)」と指摘する。    

   橋本教授(はしもときょうじゅ)によると、15年ほど前から苦情件数は増え始め、00年ごろからが学校や公園で遊び子どもの声への苦情が目立ってきた。「セミやカエルの鳴き声がうるさいから何とかしろ、という苦情も行政(ぎょうせい)(注2)に寄せられる」という。

   なぜ増えているのか。核家族(かくかぞく)(注3)化で各自が個室を持ち、近所の人を自宅に招いてお茶を飲むような機会も減っている。目白大学の渋谷昌三教授(しぶたにしょうぞうきょうじゅ)(社会心理学)は「他者をもてなす(注4)場でもあった縄張(なわば)(注5)りに人を入れることがなくなり、自分の殻に()じこもる人が増えた」と分析する。

   また、(ひと)り暮らしの高齢者などに見られる傾向にも注目する。「鼓動(こどう)な人ほど人と変わりたいという欲求が強まり、近所の人の言動が気になってしまう。『年寄りの()(ごと)(注6)』という言葉があるが、しつこく苦情を言う人ほど、実はコミュニケーションを取りがっているということかもしれない」と話す。

(朝日新聞2012年11月17日朝刊による)

(注1)敏感(びんかん)になる:感覚が鋭くなる

(注2)行政(ぎょうせい):国や役所など、公的なサービスを行うところ

(注3)核家族(かくかぞく):夫婦だけ、または夫婦と子供だけの家族

(注4)もてなす:格を歓迎して、世話をしたり相手をしたりする

(注5)縄張(なわば)り:自分の場所だと意識している範囲

(注6)()(ごん):言ってもどうにもならない不満

1.

音に対する感性(かんせい)が変わり、敏感(びんかん)になっているとは、どういうことか。

2.

子供の声などへの苦情が増えているのはなぜか。

3.

ご近所トラブルについて、この文章ではどのようにのべているか。

    ある哲学者(てつがくしゃ)(1)が、こんな打ち明け話をした(注1)

     学生のころ、陸上競技の選手をしていたこの人は、運動と勉強の両方をするのは、忙しい。充分な勉強もできない。こう考えて、思い切って、陸上競技の練習をやめてしまった。それで勉強の成績は上がるだろうと考えたが、実際には、逆に成績が下がってしまった。おかしいと反省して、やはり、忙しくなくなったことで、勉強の能率が悪くなり、手早くしていた勉強が時間の増えた(ぶん)、のろくなったということが分かった。運動と勉強の両方をしていたときの集中がゆるんでしまったのは失敗だったと、この哲学者(てつがくしゃ)は若き日を回顧(かいこ)した(注2)。なまじ(注3)時間があると、仕事の能率が悪くなる。忙しい方が良く仕事ができる、というのおは、ヒマな人には想定外のことである。       

     仕事が多くなれば、仕事が早くなり、案外(あんがい)時間があまる。時間があると思うと、仕事がのろくなり、のんびりするから、時間内に仕上げることもできなくなったりする。(中略) 

     予定表をそばに置いて、予定と競争して勉強すると、どんどんすすみ、とても無理だと思ったことが予定の時間内にできてしまい時間があまることもある。忙しくしたから、ヒマが生まれた(2)のである。ヒマな人がたくさんの仕事を予定して時間内にこなす(注4)ようにすれば、つまらぬことに時間を空費(くうひ)(注5)することはなくなると気付いたという。

(外山滋比古「傷のあるリンゴ」東京書籍による)


(注1)打ち明け話をする:言わないで隠していたことを話す。

(注2)回顧(かいこ)する:昔ことを思い出す。

(注3)なまじ時間があると:十分ではなくても時間に余裕(よゆう)があると

(注4)こなす:やるべきことを処理する

(注5)空費(くうひ)する:無駄に使う

1.

(1)ある哲学者(てつがくしゃ)が話した内容として、正しいものはどれか。

2.

(2)忙しくしたから、ヒマが生まれたとは、どういう意味か。

3.

筆者が述べたいことは何か。

   今、世界中で森林破壊が起きている。森林が破壊されると急に自然環境が悪くなる。そんな土地に雨が降ると、土が流れ、土に含まれる栄養も一緒に流れていってしまう。そのため植物が育たなくなる。また森林がないと空気中の水分が減り雨が降りにくくなる。すると値物が育たなくなる。これが繰リ返れると破漠化してしまうのだ。

森林の再生には 100 年も 150 年もかかると言われている。今その森林再学法方として、世界中で宮脇方式が注目されている。宮脇(みやわき)方式なら長期間かかる森林の再生をわずか 10 年でやり()げることができるからだ。事実マレーシアの熱帯雨林は8年で再生した。これが認められ現在世界中で宮脇方式が取り入れられている。

   宮脇方式はこうだ。まずその土地に昔からあった植物を 10 種類ぐらい見つける。それを混ぜて間を空けないで植える。ただそれだけのことだ。土地の植物を選ぶのはやはり土地に合った物がよく育つからだ。これは理解できる。同じ植物だけを植えないのは病気にかかったときに全滅する恐れがあるからだ。いろいろあればどれかが生き残るわけだ。密集されるのは木同士を競争されるためだそうだ。こちらは私には理解できないが、事実そうして植えられた木のほうがゆったり植えられた木より強いのだそうだ。

1.

どうして砂漠化してしまうのか。

2.

宮脇方式と違うのはどれか。

3.

なぜ宮脇方式が注目されているのか。

   せっかく日本に来たのだからいろいろな日本料理を食べてみたいと思うが、日本レストランは高すぎてなかなか入れないと考えている外国人が多いそうです。そんな外国人に一番(すす)めたい店は居酒屋です。居酒屋というのは安く酒を飲むことができる店です。イリギスのパズなどと違って、居酒屋では酒だけでなくいろいろな種類の料理が楽しめます。刺身(さしみ)寿司(すし)、天ぷら、焼き鳥など、日本食べ物だけでなく中国.韓国.イタリア.ベトナムの料理を出す店も多いです。ある居酒屋は 3 ヶ月に 1回メニューを変更しています。それだけ酒ではなく食べ物を重要視しているのです。だから日本に来たら、お酒が全く飲めなくても行ってみてほしい場合です。ほとんどの居酒屋には日本のレストラン独特の写真入りのメニューがあるので、それを見ていろいろ注文してみてください。写真を見て味を想像してほしいのです。もしロにあわなくても安いので許してください。中でも「枝豆(えだまめ)」は是非食べてみてほしい食べ物です。一度食べたらきっと好きになると思います。居酒屋にはほとんどと言っていいほど枝豆がありますし、いいことに値段も安いです。さらに体にもいいのです。色々な食べ物が試せる居酒屋、一度行ったらきっとファンになると思います。

1.

居酒屋のいいところは何か。

2.

どんな人に居酒屋はいいと言っているか。

3.

本文と合っているのはどれか。

   寒さを防ぐ便利な道具であるにもかかわらず、人類は歴史(れきし)のほとんどの期間を通じて、ボタンを知らずに過ごした。(中略)日本人は着物を帯で()めていた。古代ローマ人は確かに衣服の(かざ)りとしてのボタンは使ったが、ボタンに(あな)をあけるという発想が欠けていた。また古代(注1)中国では(ひも)に棒を通しはしたものの、一歩進んでボタンとボタン穴を発明することはなかった。①こちらの方がより単純で便利であるのに。

   ところが一三世紀に入ると、突如として(注2)北ヨーロッパでボタンより正確にはボタンとボタン穴が出現した。この、あまりにも単純かつ精巧(せいこう)な(注3)組み合わせがどのように発明されたのかは、(なぞ)である。科学上の、あるいは技術上の大発展があったから、というわけではない。ボタンは木や動物の角や骨で簡単に作ることができるし、布に穴をあければボタン穴のできあがりだ。それでも、このきわめて単純な仕掛(しか)け(注4)を作り出すのに必要とされた発想の(いち)大飛躍(だいひやく)(注5)たるや、②たいへんなものである。ボタンを留めたりはずしたりするときの、指を動かしたりひねったりする動きを言葉で説明してみてほしい。きっと、その複雑さに(おどろ)くはずだ。ボタンのもうひとつの謎は、それがいかにして見出されたか、である。だって、ボタンが徐々(じょじょ)に発展していった様子など、③とても想像できないではないか。つまり、ボタンは存在したか、しなかったかのどちらかしかな いのだ。

(ヴィトルト・リプチンスキ『ねじとねじ回し』ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

(注1)古代:古い時代

(注2)突如として:突然に

(注3)精巧な:細かくてよくできている

(注4)仕掛け:何かをするための装置

(注5)飛躍:急に進歩する

1.

①「こちらの方」とあるが、何を指しているか。

2.

②「たいへんなものである。」とあるが、なぜそういえるのか。

3.

③「とても想像できないではないか。」 とあるが、どうしてか。

旅先で、すばらしい風景や名所旧跡(注1)に出合ったとき、わたしも人なみには感激する。しかし、①その感動はながつづきしない。すぐに退屈してしまう。

私の勤務先は巨大な公園のなかにある。歩いて出勤することもおおい。『すばらしい環境のなかを通っての出勤で、うらやましいですな』といわれる。ところが、わたしによって、歩きなれた道は退屈である。緑の自然を楽しむより、街なかの雑踏(注2)を歩くほうがおもしろい。 自然の風景や名所旧跡は静的である。いつ出かけても、おなじ景色にめぐりあえる。背景の自然は季節ごとに変わっても、滝とか、お寺など、風景の主人公はあまり変化しない。そこで、絵はがきがつくられる。

そこへ行ったことのない人へ、自分の感動を伝える手段として、風景や美術品の絵のはがきは発生した。しかし、投函する(注3)ためではなく、②個人的コレクションとして、絵はがきを集める人が、案内おおいのである。ときどき、ながめたり、人に見せたりして、旅の追体験をし、イメージを固定化するのだ。

絵はがき型の人間にたいして、市場型とでもいうべき人びとがいる。私は市場型人間の典型だ。見知らぬ土地へ出かけたら、観光名所は省略しても、市場へは足をはこぶ。

食文化の研究をしているので、市場は情報源として大切な場所である。市場はその土地の『生きた食物図鑑』である。そんな職業意識をはなれても、市場はおもしろい。売り手と買い手の駆け引き(注4)など、人びとのふるまい(注5)を見ていたら、退屈することはない。市場は『生活のショーウインドー』なのである。

(石毛直道『食べるお仕事』にとる)

(注1)旧跡:歴史上の出来事があった場所や、歴史上の物が残っている所

(注2)雑踏:人がたくさんいて込み合っている所

(注3)投函する:ポストに入れる

(注4)駆け引き:自分に有利になるように相手とやり取りすること

(注5)ふるまい:行動

1.

①その感動はながつづきしないとあるが、それはなぜか。

2.

②個人的コレクションとして絵はがきを集める目的は何か。

3.

市場型人間は何のために市場へ行くのか。

    誰でも子供の時というのは黄金おうごん時代なのである。その時には何も感じないような平凡へいぼんな出来事でも、時をへてみると、いつしか(注1)黄金おうごんに変わっている。ふだんは気がついていなくても(1)、あの時にへとおもいをせれば(注2)、 そこいら中(注3)、黄金おうごんでないものはない。

     子供の頃の雑誌か何かの教材(注4)で、点がばらばらに投げ出されていて、その点に番号が打ってある。その番号順に点を結んでいけば、ライオンやゾウの姿(すがた)が浮かんでいる。これは数字を学習するための教材なのであるが、私は幼い頃の記憶(きおく)もこれに似ていると思う。散らばった点は無数にあり、星のように光っているものも、()()きて消え人ろうとするものもあるのだが(2)、点と点とを結んでいくと記憶きおくがありありとよみがえってくる(注5)。消えそうな点も、もう一度かがやき出すのである。

     そうやって現れてくるものは、結んでいく点の順番によって、どのようにでも変わっていく。(中略)

     昔はみんな子供だったのである。(だれ)もが記憶(きおく)の中に黄金おうごん埋蔵(まいぞう)させている(注6) 。問題はそれを掘り起こすかどうかであって、掘ろうという意志(いし)を持ったとたん、地下鉱脈(こうみゃく)(注7)掘りあてたかのように黄金(おうごん)はあふれ出してくる。(3)

(立松和平「いい人生」野草社による)


(注1)いつしか:いつの間にか

(注2)(おも)いを()せる:遠く離れている人や物事ことを思う。

(注3)そこいら中:そこも、ここも、全部

(注4)教材:教えるための材料や道具

(注5)(よみがえ)る:死にそうだったり、消えそうだったりしたものが、もう一度元気になる

(注6)埋蔵(まいぞう)させている:土の中に理めてかくしてある。

(注7)鉱脈(こうみゃく):役に立つ鉱物が理まっているところ

1.

(1)ふだんは気がついていなくてもとは、何に気が付いていないのか。

2.

(2)星のようんい光っているものも、燃え尽きて消え人ろうとするものもあるとは、ここではどのような内容を指すか。

3.

(3黄金(おうごん)はあふれ出してくの「黄金(おうごん)」とは何か。なぜあふれ出してくるのか。

(だれ)でも子供の時というのは黄金(おうごん)時代なのである。その時には何も感じないような平凡(へいぼん)な出来事でも、時をへてみると、いつしか(注1)黄金(おうごん)に変わっている。①ふだんは気がついていなくても、おの時にへと(おも)いを馳せれば(注2)、そこいら中(注3)黄金(おうごん)でないものはない。

子供の頃の雑誌かなにかの教材(注4で、点がばらばらに投げ出されていて、その点に番号が打ってある。その番号順に点を結んでいけば、ライオンやゾウの姿(すがた)が浮かんでくる。これは数字を学習するための教材なのであるが、私は幼い頃の記憶(きおく)もこれに似ていると思う。散らばった点は無数にあり、②星のように光っているものも、()()きて消え入ろうとするものもあるのだが、点と点とを結んでいくと記憶(きおく)がありありと(よみがえ)ってくる(注5)。消えそうな点も、もう一度(かがや)き出すのである。

そうやって現れてくるものは、結んでいく点の順番によって、どのようにでも変わっていく。(中略)

昔はみんな子供だったのである。(だれ)もが記憶(きおく)の中に黄金(おうごん)埋蔵(まいぞう)(注6)させている。問題はそれを掘り起こすかどうかであって、掘ろうという意志(いし)を持ったとたん、地下鉱脈(こうみゃく)(注7)を掘りあてたかのように③黄金(おうごん)はあふれ出してくる

(立松和平『いい人生』野草社による)

(注1)いつしか:いつの間にか

(注2) (おも)いを()せる:遠く離れている人や物事のことを思う

(注3) そこいら中:そこも、ここも、全部

(注4) 教材:教えるための材料や道具

(注5) (よみがえ)る:死にそうだったり、消しえそうだったりしたものが、もう一度元気になる

(注6) 埋蔵(まいぞう)させている:土の中に埋めてかくしてある

(注7) 鉱脈(こうみゃく):役に立つ鉱物が埋まっているところ


(

1.

ふだんは気がついていなくてもとは、何に気がついていないのか。

2.

星のように光っているものも、()()きて消え入ろうとするものもあるとは、ここではどのような内容を指すか。

3.

黄金(おうごん)はあふれ出してくるの「黄金(おうごん)」とは何か。なぜあふれ出してくるのか。

   たとえば、「走る」ことは、一見単純で誰にでもできる運動ではあるが、「速く走る技術」となると、なかなか①身につけることが難しい。教えられたように走るフォームを改善することが簡単ではないからだ。
   誰でもできる運動なのに、なぜその改善が難しいのだろう。
   実は、普段慣れている動作ほど、その動作に対する神経支配がしっかりとできあがっているからだ。運動の技術やフォームを改善することは、その運動を支配する神経回路(注1)を組みかえることになるので、そう簡単にはいかない。
   コーチは、腕を振り、膝の運び方、上体の前傾の取り方など、フォームを矯正(注2)しようと指導し、指導を受けるランナー(注3)も指摘された体の動きの修正に意識を向けてトレーニングするのが普通である。しかし、動作の修正には多くの時間と繰り返しが必要であり、またその効果が上がらないことも多い。そして、トレーニングの効果が上がらない人は、「運動神経」が良くないということになる。
   ②この場合、運動技術の修正は、「運動の神経回路を修正する」ことであると考えることによって、解決の糸口(注4)がみつかる。
   スポーツ技術や「身のこなし(注5)」の習得には、神経回路に直接的に刺激を与えるようなトレーニング上の工夫が必要である。
   工夫をいろいろと重ねるうちに、「動作をイメージし、それに体感する」ことが、運動の神経回路を改善するのにきわめて有効であることがわかってきた。
                                                                              (小林寛道 『運動神経の科学-誰でも足は速くなる』による)
(注1)神経回路:ここでは、神経をつなぐ仕組み
(注2)矯正する:正しくなるように直す
(注3)ランナー、走る人
(注4)糸ロ:きっかけ
(注5)身のこなし:体の動かし方

1.

早く走る技術」はなぜ①身につけることが難しいのか。

2.

②この場合 とはどんな場合か。

3.

筆者によると、「速く走る技術」を身につけるにはどうすればよいか。

   人間は、()(かえ)し練習することで、難しい作業であっても(たく)みに(注1)素早(すばや)くできるようになりま。しかし、この能力が(あだ)となって(注2)、ミスにつながることもあります。

   毎日変化のない仕事を大量にこなしていると、「次の仕事もいつものパターンと同じだろう」と思い込む(注3ようになります。

   普段は歩行者がほとんど無い横断歩道では、自動車のドライバーはあまり注意せずに通過します。歩行者は現れないと思い込んでいるからです。それゆえ、のれに歩行者が現れると()いてしまうのです。一見安全と思える場所でも事故が起こるのは、①このためです。(中略)

   思い込みによるミスは、深刻な結果を引き起こすことがあります。一旦(いったん)こうに違いないと思い込んでしまうと、その後に着手(ちゃくしゅ)する作業が、なまじ(注4)練習効果があるために、素早く徹底的(てっていてき)に実行されてしまうからです。

   間違いは無いと思い込んだまま、患者(かんじゃ)()(ちが)えに気付かず、心臓や(はい)を手術したという医療ミスの事例(じれい)があります。このような事例のいずれの場合でも、途中で気付かれることなく、手術自体は完遂(かんすい)(注5)されてしまいました。慣れている医師だからこそ仕事が速く、ミスに気付くに手術が終わってしまうのです。

   つまり②(注6)玄人(くろうと)の方が危ないのです。むしろ経験が浅い方が、慎重(しんちょう)になって時間がかかるので、完了する前にミスに気付けるチャンスが多いと言えます。

(中田亨『「事務ミス」をナメるな!』光文社新書による)

(注1)(たく)みに:上手に

(注2)(あだ)となる:害になる

(注3)思い込む:強く信じる

(注4)なまじ:(なくてもいいのに)少し

(注5)完遂(かんすい):最後までやり終わること

(注6)玄人(くろうと):その仕事が専門の人。専門家、プロ

1.

このためとはどのような内容を指すか。

2.

筆者はなぜ②玄人(くろうと)の方が危ないと考えるのか。

3.

この文章で筆者が最も言いたいことはどれか。

   今日は、元中学教師(きょうし)で、現在は大学講師(こうし)の松田さんを紹介します。中学教師時代には校内暴力(こうないぼうりょく)()れた学校を立て直し、野球部を5回も本一に(みちび)いた松田さん。①「自立型(じりつがた)人間を育てるのが何より大事だと松田さんは言います。その指導(しどう)方法の特徴(とくちょう)は、まず具体的(ぐたいてき)目標(もくひょう)を書かせることです。それに向けて自分の問題点をはっきりさせ、解決策(かいけつさく)を考えさせるのです。こうして、(みずか)ら考えて行動する人間を育成(いくせい)するのが松田さんのやり方です。

   松田さんは、さらに②職場での上司(注1)と部下の関係につても語っています。

  「ここに川があるとしましょう。この川をいっしょに(わた)ろう、というのが先輩(せんぱい)後輩(こうはい)の関係。でも、上司(じょうし)部下(ぶか)は違う。(かわ)()こう(がわ)部下(ぶか)がいて、上司(じょうし)部下(ぶか)をこちら側に渡って来させなければならない。そのときに、やさしい声をかけていたら、部下(ぶか)のやる気は起こらない。部下(ぶか)の能力を高めてやろうと思ったら、川のこっちと向こうとの対立(たいりつ)関係を(おそ)れてはいけない。そのためには、部下(ぶか)を正しく評価(ひょうか)すると同時(どうじ)に、欠点(けってん)もはっきり言うべきなんです。」

   松田さんは、「リーダーは、とにかく社員たちに(かか)わってやることが重要だ」と言います。「()めるのもオーケー、(しか)るのもオーケー。とにかく関わってやること。それが大事なんだ」。大人が子供を育てるときでも、教師が生徒を教えるときでも、上司(じょうし)部下(ぶか)(せっ)するときでも、基本的には回じだと言うのです。

(注1)上司(じょうし):会社などの職場で、自分より地位が上の人。部下(ぶか)は、地位が下の人

1.

①「自立型(じりつがた)人間とは、どんな人間か。

2.

「松田さん」が重視する②「職場での上司(じょうし)部下(ぶか)の関係とは、どれか。

3.

「松田さん」が重要(じゅうよう)だと考える上司(じょうし)態度(たいど)は、どれか。

   何かを評価(ひょうか)する時、日本人は100点を満点とする方法を()りがちです。小学校入学以来、()(かえ)し行なわれるテストがその典型で、すべての出題に正解すれば100点。間違った場合は、その分を差し引いていく。つまり減点法(げんてんほう)です。

   これは中間レベルを相対的(そうたいてき)(注1)評価()する場合に(てき)しています。たとえば30人のクラスで100点満点のテストを実施(じっし)したとしましょう。得点(とくてん)評価())は0点から100点まで分布します、60点の人は50点の人よりも高く評価()される。これは()にでもわかります。

   ところが、100点の人が5人いたとしたら、どうでしょうか。5人が優秀(ゆうしゅう)なのはわかるけれど、彼らに正当な評価()されたとは言えません。100点という「天井(てんじょう)」を設定(せってい)したために、評価()曖昧(あいまい)になってしまうわけです。

   こうした方法で評価()していると、評価()を受ける側は100点を目標にするようになります。試験に出そうなことだけを勉強し、それ以外はやってもムダと考えるわけです。すると、努力し続ければどんどん伸びる可能性があるのに、100点で止まってしまうことになります。

   こうしたことを()けるために、評価()方法として加点法(かてんほう)採用(さいよう)している分野も少しはあります。(中略)

  減点法(    げんてんほう)加点法(かてんほう)の違いを一言()で言えば、失敗をカウントする(注2)か、成功をカウントするか、ということです。社会生活を(いとな)(注3)大多数の人間は評価()を求めて生きますか、適用(てきよう)される評価法(ひょうかほう)に合わせて行動様式(注4)を変えます。失敗がカウントされるなら、失敗を減らすように努めるし、成功がカウントされるなら成功を増大させようと努めるわけです。

(川口淳一郎『「はやぶさ」式思考法 日本を復活させる24の提言』飛鳥新社による)

(注1)相対的(そうたいてき)に:ほかのものと比べて

(注2)カウントする:数える

(注3)会社生活を(いとな)む:会社で生活する

(注4)行動様式:行動のしかた

1.

回次のうち、減点法(げんてんほう)のものはどれか。

2.

評価()曖昧(あいまい)になってしまうのは、どのような場合か。

3.

筆者は、減点法()をどのようにとらえているか。

問題3 次の文章を読んで、質問に答えなさい。答えは、1・2・3・4から最もよいものを一つえらびなさい。

   ひところ(注1、①「それでえ、あたしがあ、言ったらア」と表記(ひょうき)されるようなしゃべり方が耳についた。文節の最後を急に上げたあと下げる。記録によると、1970年代に発生(はっせい)し、今はさして(注2)若くない女性にまでも広がっている。

   あちこちで話題になったのに、名前はまだ確定(かくてい)していない。語尾(ごび)(注3)を上げ、伸ばすところに着目して「語尾(ごび)上げ語尾(ごび)伸ばし」という人もいる。「(しり)上がりイントネーション(注4)」と言うこともある。(中略)

   なおこのイントネーションについては、全国的実地調査の結果や年齢別の調査結果はお目にかけにくい。自分で使っているのに、気づかない、それと意識しない(できない)人がいるからである。全国102の中学校あてにカセットテープを送って再生してもらい、自分で使うか、耳にするかを記入してもらった結果では、関東に使用者が多くて、関西は少ないという地域差が出た。しかし関西をとびこえて中国地方には普及(ふきゅう)しているなど、きれいに説明しにくい分布を示す。一方、テレビで関西の女性が使うのを耳にすることもある。東京付近から広がったことは確かだが、②現在の使用状況の地域差は把握(はあく)(注5)にくい

   このイントネーションを使った実例を集めて、使っていない例を混ぜて東京の学生に聞かせて感じを記入してもらったところ、栃木(とちぎ)茨城(いばらき)あたりの年寄りの使う口調(くちょう)とはまったく別の印あま象を与え、使ったときには、「かわいい」「(あま)えている」など以外に「押しつけがましい(注6)」などの感じを与えると分かった。さらに、いろいろな話し方を聞かせて実験してみると、このイントネーションを使うと実際より若く聞こえる。

   また録画した会話をみると、聞き手がうなずく例が多い。「エー」「ウン」などのあいづちも打つ。また相手が話しに割りこむ(注7ことはない(実例は高校生の討論(とうろん)番組で司会者(しかいしゃ)が割りこんだ例だけだった)。自分の話しを続けるために有効な手段といえる。

   ただこれは悪い印象を与える原因にもなる。相手の割りこみを許さないのだが、日本では、目上の人は相手の話しに割りこむ権利をもつ。それを妨害(ぼうがい)する(注8)わけだから、このイントネーションが、好意的に受け取られず、押しつけがましくひびくのだ。

(井上史雄 『日本語ウォッチング』岩波書店による)

 

(注1)ひところ:以前のある時期

(注2)さして:それほど

(注3)語尾(ごび):言葉の最後のところ

(注4)イントネーション:発音するときの音の高低パターン

(注5)把握(はあく)する:しっかりと理解する

(注6)押しつけがましい:無理に話を聞かせようとするようす

(注7)割りこむ:まだ続いている会話の中に無理に入って、新しく話し始める

(注8)妨害(ぼうがい)する:じゃまをする

1.

「それでえ、あたしがぁ、言ったらア」と表記(ひょうき)されるようなしゃべり方の説明として、正しいものはどれか。

2.

現在の使用状況の地域差は把握(はあく)しにくいのは、なぜか。

3.

筆者は、このイントネーションについて、どのような立場をとっているか。

   私たちは、何かを伝えようとするとき、伝える内容の方に一生懸命(いっしょうけんめい)になる。しかし聞く方は、予備知識も含め、あなたというメディア(注1)全体が放っているものと、発言内容の「足し算」で聞いている。

 「仕事を抱え込んでしまって困っている山田さん」が、「新商品は、何をつくるかよりも、いかに新しいつくり方をするかです」と言ったって、①説得力がない

   しかし、「新しいものづくりをしていると評判(ひょうばん)の山田さん」が、「新商品は、何をつくるかよりも、いかに新しいつくり方をするかです」と言えば、みんな「いいことを言うぞ」と聞き耳を立てる(注2)だろう。そういう状況の中で話し始めれば、同じことを言っても、よく理解され、発言は通りやすくな。発言が通れば、信賴感が増し、さらに発言が通りやすくなると、いいスパイラル(注3になっていく。

   どうしたら、あなたが口を開く前に、周囲の人から、あなたの話を聞こうという気持ちを引出せるのか?どうしたら、クライアント(注4が、あなたの企画書(きかくしょ)の表紙を開く前に、「あの人の企画(きかく)なら間違いない」と思ってもらえるのか?

   自分の開いてもらいたいことを聞いてもらえるメディアになる。

  「メディア力を高める」とは、そういう意味だ。少し引いた目で、外から()た自分をとらえ、それを「こう見てほしい」という自分の実像に近づけていくことだ。

   自分以上に見られたい、という人もいると思うが、私はその必要はないし、戦略(せんりゃく)としてくないと思う。考えてみてほしい。外から見て人があなたに期待する、その「期待値」に、常に自分の内面がともなわないのだ。②コミュニケーションの入り口はよくても、関わるごとに相手は、期待以下の実感をもつ。コミュニケーションの出口には、「幻滅(げんめつ)(注5)が待っている。

   そうではなく、自分の(いつわ)らざる内面のうち、どの面を見せ、(うた)っていく(注6)かだと思う。

「メディア力」をつくるものは何だろう?(中略)

自分の営みによって、結果的に形成されていく部分が大きいと私は思う。日ごろの、立ち居ふるまい・ファッション・表情。人への接し方、周囲への貢献度(こうけんど)、実績。何をめざし、どう生きているか、それをどう伝えているか? それら全ての積み重ねが、周囲の人の中にあなたの印象を形づくり、評判(ひょうばん)をつくり、ふたたび、「メディア力」としてあなたに()いもどってくる(注7。動きやすくするのも、動きにくくするのも、自分次第だ。

(山田ズーニー『あなたの話はなぜ「通じない」のか』筑摩書房による)

(注1)  メディア:情報を伝える手段

(注2) 聞き耳を立てる:注意を集中させて聞く

(注3) スパイラル:効果を増しながらくり返していくこと

(注4) クライアント:仕事を依頼してきた人

(注5) 幻滅(げんめつ):期待を裏切られてがっかりすること

(注6) (うた)う:表現し、主張する

(注7) ()いもどってくる:もとのところに戻ってくる

1.

説得力(せっとくりょく)がないのは、なぜか。

2.

コミュニケーションの入り口はよくてもとは、どういう意味か。

3.

筆者は、人に何かを伝える場合に大切なのは、どんなことだと言っているか。

「少しは体にいいことをしなくては」と、心悩ませる人が手軽(てがる)にできることの一つに「野菜ジュースを飲む」があります。あなたは野菜不足だ、もっと食べなさい、と常に「強迫(きょうはく)(注1)されているような人にとって、野菜ジュースを飲むことは手っ取り早く「いいことをした」気分になれる飲料(いんりょう)のようです。その利用を見込(みこ)んで(注2飲料の売り場にはたくさんの種類の野菜ジュースが並べられています。

しかし、残念ながらどれを飲んでも①野菜を食べた代わりにはなりません。なぜかと言いますと、「野菜ジュース」というのは野菜のしぼり(じる)だけを集めたもので、(しる)にり込めない成分は取り除かれてしまっているからです。野菜ジュースで摂取(せっしゅ)(注3)できるのは液汁(えきじゅう)部分の成分だけです。

野菜を食べることが大切、といわれる理由は大きく三つあります。

一番目は野菜に含まれる成分のうち、体内に吸収されて重要な役割を(えん)じる物質が摂取(せっしゅ)できるからです、ビタミン類やミネラル類はもちろん、最近はこれら以外のわずかに含まれる成分にも注目が集まっています。

二番目は、食物繊維(しょくもつせんい)(注4)摂取(せっしゅ)できることです、食物繊維(しょくもつせんい)は体内に吸収されない成分であるため、消化管の中を移動し、大便(だいべん)のもととなり便秘(べんぴ)を防いでくれます。

三番目はさまざまな種類の野菜が、味や歯触り、季節感など、私たちの食事を楽しませてくれることです。

生のままで、あるいは、ゆでたり、()たり、(いた)めたりなど、どのような調理方法をとるにせよ、野菜を食べる場合には、それを口の中でよくかんで、飲み込んで、すべての成分を消化管に送り込んでいます。歯の弱い人や赤ちゃんには軟らかく煮た野菜をつぶしてドロドロにして食べさせます。この場合も、かむことは省略していますが、野菜全体を食べていることは同じです。だいこんおろしのように野菜をすりおろして食べることもありますが、この場合も野菜全体を食べています。

野菜全体を食べて、はじめて野菜を食べる意味が達成(たっせい)されます。

メーカーや野菜の種類によって野菜からジュースをしぼる製法(せいほう)(こと)なりますが、いずれにしても、野菜をいったんすりおろしたり、つぶしたりしてから(しる)をギュッとしぼりとるわけです。食物繊維(しょくもつせんい)やカルシウムなどはしぼりかす(注5)に残る量の多いことが国民生活センターの実験からも確かめられています。

(高橋久仁子『「食べ物神話」の落とし穴 』講談社による)

(注1)強迫(きょうはく):無理に要求すること

(注2)見込(みこ)む:予想したり期待したりする

(注3)摂取(せっしゅ):外から取り入れて自分のものにすること

(注4)食物繊維(しょくもつせんい):消化されない食物の成分

(注5)しぼりかす:しぼったあとに残ったもの

1.

なぜ、野菜ジュースは①野菜を食べた代わりにはならないのか。

2.

野菜を食べることが大切な理由として、適切ではないものはどれか。

3.

この文章で筆者が言いたいことは何か。

まとめ、というのは、実際やってみると、なかなか、たいへんな作業であることがわかる。その面倒さにてこずったこ(注1)とのある人は、だんだん、整理したり、文章にまとめたりすることを敬遠する(注2)ようになる。そして、ただ、せっせと本を読む。読めば知識はふえる。材料はいよいよ多くなるが、それだけ、まとめはいっそうやつかいになる。こうして、たいへんな勉強家でありながら、ほとんどまとまった仕事を残さないという人ができる。

もうすこし(そう)を練らなくては、書き出すことはできない…卒業論文を書こうとしている学生などが、よ<、そう言う。ぐずぐずしていると、時間がなくなってきて、あせり出す。あせっている頭からいい考えが出てくるわけがない。

そういうときには、

「とにかく書いてごらんなさい」

という助言をすることにしている。ひょっとすると、書くのを(おそ)れる気持があるのかもしれない。それで自分に口実をもうけて、書き出すのを一日のばしにする。他方では、締切(しめき)りが(せま)ってくるという焦燥(しょうそう)(注3)も大きくなってくる。

頭の中で、あれこれ考えていても、いっこうに筋道(すじみち)が立たない。混沌(こんとん)とした(注4)ままである。ことによく調べて、材料がありあまるほどあるというときほど、混乱がいちじるしい(注5)。いくらなんでもこのままで書き始めるわけには行かないから、もうすこし構想(こうそう)をしっかりしてというのが論文を書こうとする多くの人に共通の気持ちである。それが(    )。

気軽に書いてみればいい。あまり大論文を書こうと気負(きお)わない(注6)ことである。力が入ると力作(りきさく)(注7)にならないで、(うえ)すべりした(注8)長編(ちょうへん)に終わってしまいがちである。いいものを書きたいと思わない人はあるまいが、思えば書けるわけではない。むしろ、そういう気持をすてた方がうまく行く。論文でなく、報告書、レポートでも同じだ。

(外山滋比古 『思考の整理学』筑摩書房)

(注1)てこずる:難しくて苦労する

(注2)敬遠する:避ける/やりたがらない

(注3)焦燥(しょうそう):気持ちが急ぐこと

(注4)混沌(こんとん)とした:混乱してはっきりしない

(注5)いちじるしい:はっきりわかる

(注6)力作(りきさく):立派な作品

(注7)気負う:がんばろう、うまくやろうと思う

(注8)上すべりした:表面だけの

1.

(    )には、どんな言葉が入るか。

2.

(うえ)すべりした(注8)長篇(ちょうへん)とはどんなものと考えられるか。

3.

これから卒業論文を書く学生に対して筆者はどんなアドバイスをすると考えられるか。

  「ぼくは学生時代、数学の成績(せいせき)が良かったから、数学の才能(さいのう)はある方だと思うのですが…」

  「わたしは学生時代から数学がまったくダメで、全然才能がありません。これが息子(むすこ)遺伝(いでん)するのではないかと心配で……」

   こんな話をよく耳にする。多くの人が、数学の才能があるかないかということを、学生時代の数学のテストの点数で(ろん)じているのだ。しかし、小学校の算数から始まって、大学の学部程度(がくぶていど)までの数学を理解するのに、才能も何も関係ない。①それを理解する能力は、日常(にちじょう)生活をきちんと送れる能力とあまり変わらない。そう私は思っている。(②「数学の才能」と呼ぶのにふさわしい能力の持ち(ぬし)とは、歴史に名前を(のこ)しているような(だい)数学者のことを言うのであって、百年に一人いるかいないかだというのが私の考えなのだ。

   では、「大学の学部程度までの数学を理解する能力」、すなわち「日常生活をきちんと送れる能力」とは、どんな能力だろうか?

   だいたい次の四つのことができる能力と考えればいいだろう。それができれば、後は、努力次第(しだい)である。その四つとは、「辞書を引くことができる」、「自分のカバンを自分のロッカーに入れられる」、「料理を作れる」、「地図を()ける」である。なぜ、これらの能力があれば、大学の学部までの数学は理解できると言えるのか。

   例えば「英語の辞書が引ける」ということは、アルファベット26文字の順序(じゅんじょ)関係を理解できるということだ。国語辞典なら、51もの数の大小関係が理解できるということになる。「自分のロッカーが使える」ということは、自分のカバンを自分の番号(ばんごう)のロッカーにしまえるということだから、すなわち「一対一」対応の考え方を理解できるということだ。「料理を作れる」ことは、ものを観察(かんさつ)し、予測(よそく)する力があることを意味し、「地図を描ける」ことは、線や記号を使って実際の空間(くうかん)平面(へいめん)にする能力、すなわち、抽象化(ちゅうしょうか)する能力を意味しているのだ。

   だから、これら四つの能力があるにもかかわらず数学ができないという人は、数学を理解する能力がないということではなくて、(たん)努力(どりょく)をせず、なまけていただけだと思うのだ。

(秋山仁「数学」『中学生の教科書 』四谷ラウンドによる)

1.

①「それ」は、何を指しているか。

2.

筆者の考える②「数学の才能」とは、どのようなものか。

3.

筆者がこの文章で言いたいことは、どんなことか。

問題4 次の(1)から(3)の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。

A:

     世の中には、人の話を聞くのが実にうまい人がいます。そういう人は、話す人を見つめながら表情豊かに興味深そうに反応しながら聞いてくれるので、話す方も、自分が受け入れられているという安心感を覚え、その人の方をじっと見つめて話し続けたくなるものです。自分にとって好ましい感じの人だったり、より親しい人であったりすれば、なあおさらでしょう。しかし、数人で会話をしているときは、注意しなければなりません。自分にとって好ましいある特定の人ばかりを見ながら話を続ければ、それ以外の人は自分が軽視されているような気になり、いい気分ではないでしょう。等しい割合で視線を送ることが、グループで話すときには大切なのであ。


B:

     最近「傾聴」という言葉をよく聞く。話すを聞く時に、相手が話したいこと、伝えたいことを、受容的・共感的な態度で聞くことで、もともとはカウンセリングなどで使われる手法である。学校で教えられたり企業の研修でも取り上げられたりするからであろうか、話をしているときに「なるほど」「そうですね」「たしかに」などとあいづちを打ちながら話を聞いてくれる人が、若い人を中心に増えたような気がする。それはたいへんに結構なことではある。聞いているのかいないのか、わからないように無反応であるよりは、ずっとよいだろう。しかし、これも度が過ぎれば、「この人はいつも聞いてはくれるが、自分の意見は言わない人だ」と思われてしまう危険性もある。相手が何を求めているのかを注意深く考慮し、時と場合に応じて、聞く態度を調整する必要があるのではないだろうか。

1.

AとBのどちらの文章にも触れられている点は何か。

2.

AとBについて、正しいものはどれか。

(A)

   私たち酒屋は長い間国の規制で守られていたので、地の南売より工夫するという点で遅れを取っ てしまいました。努力しなくても十分私益が出ていたからです。このために規制が無くなると多くの酒屋がつぶれてしまいました。私の会社はこれを価格競争と徹底的な合理化で乗り切ろうとしています。主婦は1円でも安い店を求めて動くと言われているでしょう。ですから、やはり商品は値段が一番大切です。車でやってくるお客さんのために広い駐車場も用意しました。たくさん売れますのでメーカーとの値段交渉もうまくいっています。合理化で社員の負担が重くなっていますが、結果を出した社員にはボーナスをたくさん出しています。ですから、怠け者は辛くて辞めてしまいます。よく働く社員だけが残ることになります。現在、また新しい店を出そうと考えているところです。

 

(B) 

   私のところは小さな酒屋でした。酒屋の危機的状況に何とかしなければならないと考えて、初めは地の物を売ったり値段を安くしたりしてみましたが、うまくいきませんでした。ある時、コンビニでビールを山のように買っている若い人を見ました。コンビニはスーパーよりももちろん安売りの店よりずっと値段が高いです。それなのにどうして高い物が売れるのだろう。そのとき、コンビニは名前の通リ品物だけでなく、便利さも売っていることに気がつきました。そこで、それまで取っていた配達料を廃止することから始めました。今までの客さんや近所のお客さんを大事にすることにしたのです。値段はスーパーやコンビニより安く設定しています。しかし安売り店ほど安くはないです。しかしどんなに少ない商品でも、注文してすぐに届けることと、時には台所の中までも運んだり、商品を箱から出してあげたりすることで、お客さんに喜ばれ店も次々と増えやすことができました。このサービスを維持するために、配達区域を店から1・2キロに限っいます。

1.

Bさんが配達区域を限定している理由は何ですか。

2.

2つの店の方針の違いは何か。

 A

 話を聞いているときは「なるほどなあ」と思っていても、それを的確にメモしてなければ、あとになって「あの話は何だったっけ」ということになる。人間は忘れやすい動物なのだ。

   では、こういうときのメモはどうすればいいか?

   基本的なことは、話の内容をいちいちすべてメモしまい、ということである。(注2)漫然と聞いて、話したことをすべてメモしていたら、(注3)核心が見えなくなる。そこで、自分の仕事やライフスタイルに関係すること、本当に興味のあることしかメモしないのである。

(坂戸健司『メモの技術』による)

昔、ある大学者が、尋ねてきた(注4)同郷の後輩の大学生に、一字一句教授のことばをノートにとるのは(注5)愚だと訓えた。いまどきの大学で、ノートをとっている学生はいないけれども、戦前の講義といえば、一字一句ノートするのは常識であった。教授も、筆記に(注6)便なように、一句一句、ゆっくり話したものだ。

   その大学者は、そういう時代に、全部ノートするのは結局頭によく入らないという点に気付いていたらしい。大事な数字のほかは、ごく要点だけをノートに記入する。その方がずっとよく印象に残るというのである。

   字を書いていると、そちらに気をとられて、(注7)内容がおるすになりやすい。

(外出滋比古『思考の生理学』による)

(注1)人脈:人のつながり

(注2)漫然と:あまり注意しないで、なんとなく

(注3)核心:一番大切な部分

(注4)同郷の:同じ出身地の

(注5)愚だ:ばかだ

(注6)便なように:便利なように

(注7)内容がおるすになりやすい:内容に注意が向かなくなりやすい

1.

Aは、なぜメモをとることを勧めているのか

2.

A とBで共通して述べられていることは何か

<相談者>

私は先日、希望の高校に合格したばかりの中学3年生の女子で。いままでずっと受験勉強をしてきたので、今はこれから始まる高校生活をできるだけ楽しみたいと思っています。それで、今年の夏はかわい水着(みずぎ)を買って、海へ行こうと思います。でも、問題があるのです。私は身長が148cmなのに、体重が55kgもあります。あと、5か月で7kgやせたいのですが、どうしたら効果的にやせられますか。絶対にやせたいので、本気でがんばります。

 

<回答者A>

5か月で7kgも体重を減らしたいなら、やはり、食事に気をつけたほうがいいと思いますよ。食事は野菜を中心にして、低カロリーにすること。野菜中心といっても、納豆や豆腐などの加工食品や海草類も取り入れて、ビタミン、ミネラル、たっぱく質など体に必要な栄養素をバランスよくとることが大切です。それから、カロリーの高い甘いものや油っこいお菓子はがまんしてください。特に、夜遅い時間に食べるのは、絶対にだめです。それと、やはり、適度な運動も必要でしょう。食事に気をつけ、体を動かせば、体重が減るはずです。夏にかわいい水着を着ている自分をイメージしながら、がんばってください。

<回答者B>

今まで机に向かって勉強ばかりしてきたので、あまり運動する時間がなかったのではありませんか。高校に入ったら、ぜひ運動系のクラブに入ることをお勧めします。体を動かしてカロリーを消費することですね。食べ物は片よりなく何でも食べましょう。まだ15歳で成長期ですから、野菜はもちろん、肉も魚もきちんと食べるべきです。カロリーを減らすというより、不必要なカロリーを消費すること。そのために運動をしてください。それともう一つ、規則正しい生活をすることが大切だと思います。早寝、早起き、そして、食事の時間にも気をつけて、3回の食事を決まった時間に食べること。夜9時以降には何も食べてはいけません。健康的な生活を送れば、健康的なプロポーション(注1)になるというのが基本です。 5か月で7kgやせなくても、あなたは十分に魅力的になれると思いますよ。

(注1)プロポーション:背の高さや足の長さなどの体のバランス 

1.

相談者がやせたいと思う直接の理由はどんなことか。

2.

A、Bの回答について、正しいのはどれか。

<質問>

景気が悪くなり、これから子どもの進学、就職を考えると、子どもを産み、育てるのは大変だという声があちこちから聞こえてきます。1子どもを()むか()まないかについて悩む人が多くなっています。一方で、国や地方でも、子どもがいる家庭にお金を出したり、仕事を休みやすくしたり、子供を育てやすくするための対策を始めています。みなさんは子育てについてどう考えていますか。

<回答者A>

私は結婚したとき、子育てのために仕事をやめるのはいやだと思っていました。でも、最近、職場でも子育てのための休みが取りやすくなったり、パートタイムの仕事が増えたり、子育てをしている人に対する理解が進んできたと思います。私の夫も家事や育児に協力的になりました。国の対策のおかげで社会が変化していることを感じます。

<回答者B>

私は子どものころは、親が祖父や祖母、近所のおじさん、おばさんとみんなで子育てしていた。しかし、今は、祖父母といっしょに暮らすことが減り、近所の人とのつきあいも少なくなった。私たち夫婦も昼間働いている間ずっと子どもだけで留守番をさせるのはあぶないと思うし、かといって、子どもを預かってもらうのはお金がかかり、経済的に難しい。

<回答者C>

最近はすーばーマーケット、図書館、本屋などに子どもが遊べるコーナーができたり、公共の施設にも赤ちゃんにミルクをあげるための場所ができたりして、ありがたいことです。でも、保育園の数は足りないし、学校のいじめの問題もあるし、まだまだ不安なことがたくさんあります。教育費も大きな負担ですから、子育て環境がよくなったとは言いがたいと思います。

1.

1子どもを()むか()まないかについて悩むとがあるが、これにはどんな理由があげられているか。

2.

A,B、Cの回答について、正しいのはだれか。

問題5 以下の質問に答えてください。答えは1・2・3・4からいちばんいいものを一つえらんでください。

森山公園ボランティア募集

森山公園では、多くの方をボランティアとして受け入れ、公園の管理運営にご協力いただいております。存在募集中のボランティアは以下のとおりです。

1)さとやまボランティア

生活内容

公園内の畑や水田で農作業をし、1年を通して定期的に活動します。田植え、お茶作り(5月)、稲刈り(9月)などがあります。

生活エリア

森山公園内、さとやまエリア(むかしの農家を再現した区域)

生活日

毎週月・水・土曜日 *見学会受付中!012-567-1111

 

2)フラワーボランティア

活動内容

庭園内の花の世話をするとともに、3月には「フラワー栽培教室」を、8月には「フラワーフェスティバル」を開きます。集中活動期間があります。

活動エリア

園内全域

生活日

集中活動期間(3月、8~ 9月)は毎日。それ以外の月は週に1回程度。

 

応募条件

・1)は、少なくとも月に2回以上、土曜日(9:45-15:00)に活動できる方。平日については自由参加。2)は、集中活動期間は週2日(1日1時間程度)以上、それ以外の期間は月2日間程度活動できる方。

・1)は、小学校3年生以上の方  2)は成人の方。

*小学生の方は、必ず保護者の方と一緒に参加・登録してください。

・1)に登録するには、平成25年2月1日(土)か2月6(水)の説明会に参加した上で、2〜3月の土曜日に2回、研修を受けていただく必要があります。実際の活動は4月からです。

・2)への登録は、平成25年2月24日(日)のガイダンスに参加できる方に限らせていきます。

応募方法:

メールまたはFAXに、①電話番号 ②住所 ③氏名 ④年齢 ⑤性別 ⑥応募理由を明記の上、下記までお送りください。

【応募期限】平成25年1月20日(日)必着

【応募先】

1)森山公園「さとやまボランティア新規募集」係

電話&FAX:012-567-1111

メール:volunteer-1@moriyamapark.ne.jp

2)森山公園「フラワーボランティア新規募集」係

電話&FAX:012-567-1112

メール:volunteer-2@moriyamapark.ne.jp

1.

山田さんは、森山公園のフラワーボランティアをしてみたいと思っている。そのために、山田さんがしなくてはいけないことはどれか。

2.

大学生の田中さんは、森山公園でボランティアをしたいと考えている。田中さんへのアドバイスとして最もよいものはどれか。

10回「外国人による日本語スピーチコンテスト」出場者募集

*世界から見た日本、外国人の見方・考え方などについて、広く市民の皆さんに理解してもらい、相互理解(そうごりかい)交流(こうりゅう)を深めるため、「第10回外国人による日本語スピーチコンテスト」を開催(かいさい)します。今年は、学校や職場(しょくば)などの地域(ちいき)社会の中で感じ、考え、発見した「自国(じこく)と日本の文化や習慣(しゅうかん)などの違い」をテーマに、コンテストを行います。日本語でのスピーチに挑戦したい方は、以下の要綱(ようこう)を確認して応募(おうぼ)してください。

【日時】11月3日(土)13:00 ~ 16:00

【会場】ふじやま市教育文化会館

応募資格(おうぼしかく)】○ 年齢(ねんれい)18歳以上-(高松生可)

○ ふじやま市内在住、または、ふじやま市に通勤(つうきん)通学(つうがく)している外国人

           ○ 日本滞在(たいざい)期間が5年以内の方

           *上の条件(じょうけん)が1つでもあてはまらない人は応募できません。

【スピーチ時聞】○ 7分以内(2000字程度(ていど)

【テーマ】○ 「わたしの国から見た日本」「わたしの国と日本の違い」等

* 国についての内容のみのスピーチは受け付けません。必ず、自国と日本について発表してください。

各賞(かくしょう)最優秀賞(さいゆうしゅうしょう):1名(賞金(しょうきん)5万円)

優秀賞:2名(賞金3万円)

特別賞:若干名(じゃっかんめい)(賞金1万円)

参加賞:出場者全員(しゅつじょうしゃぜんいん)記念品(きねんひん)

【応募方法】

○ 1次審査(しんさ):発表内容を原稿用紙(げんこうようし)2枚(800字)以内に要約(ようやく)して、表紙(ひょうし)にタイトル、住所、氏名、年齢(ねんれい)国籍(こくせき)、職業(学校名・学年)、電話番号を明記し、下記の応募先へ郵送(ゆうそう)、またはEメールで送ってください。

○ 2次審査:応募者の中から、20名の方を選び、本人のスピーチの録画(ろくが)を送っていただきます。2分程度(ていど)録画(ろくが)をDVDまたはテープで郵送してください。

選考(せんこう)結果は、10月10日までに、応募者全員に通知(つうち)します。

【応募締切(しめきり)】1次審査:9月1日  2次審査:10月1日

【問い合わせ・応募(おうぼ)先】

〒123-1567ふじやま市日本国際連合協会本部事務局(こくさいれんごうきょうかいほんぶじむ)

℡ 012-345-6789  Eメール t1234@pref.xx.jp

1.

このスピーチコンテストに出られるのは、次のうちどれか。

2.

1次審査(しんさ)(とお)った(もの)は、どうすればいいか。

( 案 内 )

現代社会では、さまざまな価値観が変化し、これまでの考えが通用しなくなっています。こ

どもの、安全と危険、学びと遊び、家庭と学校などについて、3つのテーマに分けて考えます。

ポスターセッション:さまざまな角度からの提案を掲示します。提案者が説明をします。

分科会およびワークショップ(討論):各テーマに関する学術的な話し合いの場です。

こどもは参加できません。

ワークショップ:こどもといっしょに、作品を作ったり(★印がついている)、ゲームをし

  たり、意見の交換をします。★印のワークショップは、材料を準備する都合土、2週間前ま

でに車し込みをしてくだい。(材料代500円は当日受付で支払ってください。)

申込先=こども環境学会事務局 kerskyukai@〇〇〇〇

◆プロゲラムはやむを得ず変更することがあります。最新の情報は、大会ホーム―ページでご

確認ください。 http//www.******

23日(金) 国際シンポジウム 平和を築くこどもたちの力

10:00 ~ 12:00 開会式       メモリアルホール

13:00 ~ 15:30 国際シンポジウム  メモリアルホール

こどもにやさしいまちづくり-こどもが参加できるまち-   

24日(土)  

特別講演 けんちくとこども(木村 明・建築家)

10:00~12:00    山田小学校講堂

作品展示 木村 明展  山田小学校講堂

10:00~17:30

ポスターセッション1  市民交流プラザ1

10:00~12:30

テーマ1:こどもとおもちゃ  

●ワークショップ:木のおもちゃを作ろう★ 

10:00~12:30  市民交流プラザ5

●ワークショップ:からだで表現(ゲーム)

15:30~17:30  市民交流プラザ5

●分科金:こどもの心  市民交流プラザ5

16:00~17:00

テーマ2:世界のこどもたち

●ワークショップ:こどもと平和(討論)

13:30~15:30   市民交流プラザ

●分科金:世界のこどもたちの絵

10:00~12:30   市民交流プラザロビー

テーマ3:感じる手 

●ワックショップ:手作り楽品と絵本作り

10:00~12:30(午前の部)  市民交流プラザ

13:30~17:30(午後の部)

●ワックショップ:料理教育★  市民交流プラザ

15:30~17:30

交流会         山田小学校中庭

18:45~21:00

 

25日(日)

作品展示 木村 明展     山田小学校講堂

10:00~17:00

ポスターセッション2    市民交流プラザ1

10:00~12:30

テーマ1:こどもとおもちゃ 

●展覧会:みんなでつくろう作品展  山田小学校中庭

10:00~17:00

テーマ2:世界のこどもたち

●分科会:こどもと労働     市民交流プラザ

10:00~12:30  

●写真展:働く子どもたち   市民交流プラザロビー

10:00~17:00

●ワックショップ:教科書比較  市民交流プラザ

13:30~15:30

テーマ3:感じる手 

●分科会:おもちゃとこども   市民交流プラザ

10:00~12:30

閉会式

17:00~17:30

 

 

◆保育室、子供コーナーがあります。ご利用ください。

1.

   田中さん 30歳の女性。小学校の教師。幼稚園(ようちえん)の子供がいる。こどもの遊びに関心がある。今週末は、子どもといっしょに「こども環境学会」に出るつもりである。土曜日のポスターセッションに出る予定だが、その他に、子どもといっしょに何かを作りたい、分科会にも出たい、と思っている。

田中さんの条件に合うワークショップはいくつあるか。

2.

田中さんの希望に合う分科会はどれか。

1.

上野さんは、「無料お試し」を利用してから、プランBを利用しようと考えている。どのように手続きをしたらいいか。

2.

入会後2か月の間で、レンタル1枚の費用が一番安いのはだれか。

原市市民会館利用案内

原市市民会舘には、ホール、リハーサル屋、会議室、展示室など、いろいろな場面で利用できる施設があります。

利用なさりたいかたは、使用申請前に、下記をご確認ください。

1 入場料を集めたり、物品販売を目的とする場合は、使用料の50%が加算されます。

2 申請の際に、冷房費を含めた使用料をすべてお支払いください。

3 各施設の空き状況は市民会館窓口または、電話にてお問い合わせください。

4 申請の際には、使用許可申請書に必要事項を記入の上、使用料と一緒に受付窓口へお申し込みください。使用許可申請書は原市市民会館ホームページよりダウンロードできます。

なお、住所が確認できる身分証明書をお持ちください。

各施設使用料および冷暖房料

施設名

1時間当たり

冷暖房費

ホール

9000円

7月〜9月は冷房費として

一日につき1000円いただきます

舞台

3000円

楽屋(1室あたり)

300円

展示室

500円

会議室

1300円

リハーサル室

1000円

★市民以外の方が使用する場合は、すべての料金が20%増になります。

1.

原市に住んでいるAさんは、市民会館のホールで7月に講演会を開きたいと思っている。ホールと舞台と楽屋2室を9時から13時まで、使用したい。講演会の入場は無料にする。市民会舘に支払わなければならない料金は全部でいくらか。

2.

Aさんが窓口へ申し込むまでの手順はどうなるか。