Đề thi luyện kỹ năng Đọc hiểu - JLPT N2

読解
問題1 次の文章を読んで、文章全体の内容を考えて、以下の中に入る最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。

   日本では、(さくら)の花は春の象徴(しょうちょう)として人々に愛されています。しかし、本来、春に咲くはず(さくら)が秋に咲き、ニュースで話題になることがあります。原因として異常気象(いじょうきしょう)や温暖化を疑う人もいるようですが、実は葉が関係しているのです。(さくら)は、夏の間に花の()をすでに作っています。秋に落葉し、休眠して冬の寒さに()えますが、落葉する前に、葉の中では休眠を(さそ)う物質が作られます。その物質が作られる前に台風などで葉が落ちてしまったり、虫によって葉が食べられたりしてしまうと、休眠できずに、ちょうど春のような気温の秋に開花してしまうのです。

1.

春に咲くはずの(さくら)が秋に咲くのは、なぜか。

   人に強い影響を与えるのは大部(注)からなる作品とは限りません。何気なく(注2)読んだ、たった一言に心打たれることもあります。そして、書物を越えて、私たちは世の中のあらゆるできごとについても同じように、そのときどきに応じた深度で読んでいるのです。つまり、読みとろうと思えばどんなできごとからでも「自分にとって意味あること」を読みとれるということではないでしょうか。学ぼうとする姿勢があれば何からでも価値あることが学びとれるのだとつくづく私は思うのです。

(村田夏子『読書の心理学-読書で開く心の世界への扉 』による)

(注1)大部:書物の冊数やページ数が多いこと

(注2)何気なく:はっきりとした目的や理由を持たないで

2.

人に強い影響を与えるのは大部からなる作品とは限りませんとあるが、なぜか。

  「話」は必ずしも「メッセージ」にはなりません。話すことは声を出して言葉を言うことだと私たちは考えがちです。しかし、言葉を言えばそれで話が通じるわけではありません。話し手が伝えたいと思う言葉は、相手に届かなければ意味がないのです。また、相手に言葉が届いたからといって、それで目的が達せられたことにもなりません。相手がきちんと聞き取り、そして内容を理解してこそ「話」が「メッセージ」に変わるのです。つまり、通じたかどうかは、聞き手によって決まるということです。

3.

話」が「メッセジー」に変わるとはどんなときか。

   「日本に魅力(みりょく)があるうちに開国を」と(うった)えるのは早稲田大のカワン・スタント教授  。米国やシンガポールなどのように、優秀(ゆうしゅう)なアジア人に門戸を開けば、少子化で停滞(ていたい)する (注1)日本は再び活性化すると主張する。インドネシアの華人で1974年に来日。東京工業大、東は北大で博士号(はくしごう)を取得したが、日本で研究職に()けず米国へ。

   93年に日本に戻り、新設大学の教授になったが、やる気のない学生であふれていた。「人間ほど大事な資源(しげん)はない。日本にはほかに資源がないのに」。以後、日本の教育に(けいしょうを鳴らし (注2)  続け、昨年8月に2冊目の著書「感動教育」を出版した。

  「日本の学生は非常に内向き。留学生をもっと受け入れれば違う国の人の意見はこんなにおもしろいのかと気付くはずだ」。

(2011年1月24付新潟日報による)

(注1)停滞する:物事が先に進まなくなる

(注2)警鐘を鳴らす:注意して警告する

4.

スタント教授の主張にあうものはどれか。

   日本人の生活習慣は戦後大きく変わった。最も大きな変化の一つは食生活だろう。もともと日本人は、米を中心とするカロリーの少ない食事をしていた。しかし、肉をはじめとする脂肪(しぼう)の多い料理をよく食べるようになり、必要以上のカロリーを摂取(せっしゅ)するようになってしまった。さらに、現代人は体を使う労働が少なくなり、消費カロリーが減少した。このような生活によって余ったカロリーは、体内に脂肪(しぼう)として(たくわ)えられ、健康にさまざまな害を及ぼすことがわかっている。

5.

この文章の内容に合うものはどれか。

 

  「もう年だから」ではありません。「年だからこそ」なのです。若いころにはわからなかったことがわかってくる。見えなかったものが見えてくる。年だからこそ見えてくるのです。若いころには持てなかった、時計に追われない生活も可能です。これを有効につかわないなんて、もったいない話です。失敗のリスクだって若いときほどこわくない。度胸(どきょう)もすわって(注1)きます。だからこそ、新しいことに挑戦(ちょうせん)できるのです。残りの人生が少なくなってからが、本当の人生なのです。

(注1)度胸(どきょう)がすわる:強い心をもつ

6.

「年だからこそ」なのですの説明として最も適当なものはどれか。 

   人はいったん相手に「こういう人だ」と思われてしまうと、なかなかその印象を修正(しゅうせい)するのは難しいという。なぜかというと、人間の脳は自分の考えの正しさを補強するような情報を無意識に集めるからである。自分の考えの補強につながらないような情報は、意識化せずに無視(むし)するのだ。たとえば、親が自分の子を「よく忘れ物をして困った子どもだ」と思っていると、ある日たまたま忘れ物をしても、「ああ、やっぱり」と、より強く思い、忘れ物をしない日が忘れ物をする日よりはるかに多くても、そのことは無視(むし)するのだ。

7.

この文章の内容に合うものはどれか。

   レストランのウエートレスや店員などが客に対する時の表現に違和感を覚える人は多いようです。例えば、「ご注文のほう、これでよろしかったでしょうか」とか。彼らは自分の言葉に自信が持てず、マニュアルどおりにするしかないのでしょう。でも、これだけマスコミなどで取り上げられているのにその間違いに全然気が付かないのは、ちょっと不思議な気がします。

8.

だれが「気が付かない」のか。

   よく晴れた日は夜になっても気温が高いままかというと、そうではなく、気温が下がってしまいます。一方、曇った日は、昼間太陽が出なかった割には夜が暖かくなります。ちょっと不思議に思えますが、これは雲の働きによるものなのです。雲は外から来る太陽のエネルギーを吸収することで地表に届く太陽のエネルギーの量を調節すると同時に、地表から出るエネルギーを蓄えて、それを地球全体の上に配るという仕事をしています。そのおかげで地球の気温や湿度は片寄りが少なく平均的になっています。(  )とは必ずしも言えないのは、このような理由からなのです。

9.

(  )に入る適当なものはどれか。

レストラン ソレイユ

支配人(しはいにん)

先日(せんじつ)貴店(きてん)で食事をしました。開店以来いつも満員(まんいん)なのを見ており、初めて行ってみました。値段(ねだん)は少し高めかなと思いましたが、窓からの(なが)めもよく、景色(けしき)を楽しみながら一口料理を食べてみて、閉口(へいこう)素材(そざい)がいたんで、すっぱくなっていました。料理長に来ていただいたところ、「それは(あぶら)のにおいで品質(ひんしつ)には問題ない」とのこと。料理を食べてみもせず、私の話を聞いてもくれない態度にがっかりしました。新しいレストランができることは、町の発展(はってん)にもつながり、うれしいことです。だからこそ、期待(きたい)裏切(うらぎ)らない対応と品質管理(ひんしつかんり)をお願いしたいと思います。

10.

この手紙の書き手が言いたいことは何か。

                                       西市図事館利用案内一抜粋(ばっすい)

1. 貸し出しは事前にカードを作成すること。カードを作成できるのは当市及び東市、北市に住所がある方、あるいは当市に道学、勤務する方。

2. 貸出点数は書籍、CDそれぞれ 10 点以内。貸出期間は 2 週間とする。し、貸出期間内で、次に貸出を待っている人がいない場合は、長することができる。

3. 勉強室は 10 時から夜 8 時まで開旅する。但し、荷物を置いたまま長時間の離席は認められない。

4. 図書館の開館時間内は返却ポストの利用はできない。

5. 図書館内での飲食は禁止。

(注)抜粋:書物などから取り出した部分

11.

次の行為で認められているのはどれか。

   ぼくはいつも思うのだが、視覚にとらえたものをただ単に描いても、決して絵画にはならない。視覚のかなた(注1)にかくされているものをとらえて、それを画面に定着させたとき、はじめて絵画が誕生する。絵画とは目の前の自然を心のなかに消化し、それをもう一度吐きだす作業によって生まれるのだ。そうすることによってはじめて普遍的(注2)の世界が出現するのだと思う。だから芸術というものは、理屈(注3)では解決できないものなのだ。理屈を超えたところに本当の美がある。

(石本正 『絵をかくよろこび』による)

(注1)かなた:向こう

(注2)普遍的な:広くすべてのものに共通して見られる

(注3)理屈:論理的な説明

12.

筆者が考える絵画とはどのようなものか。

   ひばり市の健康診断を受ける方はお名前を書いてここでお待ちください。お名前を呼ばれましたら、こちらの部屋にお入りください。最初に身長.体重.視力を測ります。次に、処置室に行って血液を深ってもらいます。そこで尿(にょう)を入れるコップをもらって、トイレに行って尿を深って、トイレの棚に置いてください。次にレントゲン室に行って胸のレントゲンをとります。検査はそれで終わります。最後に受付で検査の結果を聞いたり、先生の診察を受けたりする日の予約をしてお帰りください。

13.

行かなくていいところはどこか。

   高校生に対するある意識調査によると、「自分は勉強熱心だ」と思っている高校生が、この30年間で1.5倍以上に増えているという。ただ、この結果を見て、「最近の若者(わかもの)はまじめになった」と評価(ひょうか)できるだろうか。私は、現代の高校生が、その親の世代(せだい)が高校生の時よりもまじめになったという見方には賛成できない。むしろ、実際には熱心とは言えないような勉強の仕方でも、「自分は熱心だ」と言ってしまう者が増えたのではないだろうか。意識が変わり、自分に対する要求水準を、昔より下げてしまっている結果とは言えないか。

14.

筆者は、高校生に対するある意識調査について、どのような考えを述べているか。

   マスコミで毎日のように環境問題が取り上げられているが、本肖に「環境問題」と言っていいのだろうか。
   地球温暖化にしろ、森林破壊(注)にしろ、エネルギー資源の不足にしろ、これらはどれも人類によって起こされた問題である。しかし、このような問題を環境問題と呼ぶことで、人は無意識のうちにその問題から目をそらしているのではないか。むしろ「人間問題」と呼ぶことで自分の問題としてとらえることになり、未来の環境を変えることができるのではないだろうか。
(注)森林破壊:森林が壊されて少なくなったりなくなったりすること
 

15.

筆者は、なぜ環境問題を「人間問題」と呼んだほうがよいと考えているか。

   だれもが(みと)めることだが、日本人はとにかく(いそが)しく、時間がない。少しの(ひま)()しんで、仕事、学習に、レジャーに、一生懸命(いっしょうけんめい)がんばる。あるいは、がんばらずにはいられないのかもしれない。まじめなのはいいことだが、自分のことに一生懸命になればなるだけ、その分、他人に対する無関心は高まっていく。他人のことをかまっている余裕(よゆう)がなくなるのである。

   大阪のある駅で、先日、駅前にある()え木の間から、死後(しご)2か月以上た()った死体が発見された。()え木に(かく)れて見えなかったとはいえ、一日の利用者が百万人を超える駅に、警備員(けいびいん)清掃員(せいそういん)はいないのだろうか。だれ一人気がつかなかったというのは、おどろきである。これが日本の大都会(だいとかい)日常(にちじょう)なのだ。

16.

この筆者から見た日本人の特徴は、どんなことか。

幼稚園の補助金の申請について

1.申請できる人:保護者

2.条件:子どもの年齢が4月 1 日現在 3 歳・4 歳・5 歳であること。子どもがひばり市に住民登録あるいは外国人登録していること。扶養者(ふようしゃ)(注)の登録が必ずしもひばり市である必要はありません。子どもが幼稚園に通っていること。

3.申請書類:補助金申請書に各幼稚園の通園証明書を添付すること

4. 申請期限:6 月 30 日まで

(注)扶養者(ふようしゃ):生活できるように世話をする人

17.

ひばり市に幼稚園の補助金を申請できる人は誰か。

   熱心に勉強しているけどうまく話せないそんな人が、どんな教材で勉強しているのか聞くと、ゆっくりで丁寧(ていねい)な発音の音声を聞いてやっているんですね。アメリカにはゆっくり丁寧に発音する人はほとんどいないんじゃないですか。存在しない英語を聞いて覚えても 意味ないですよね。

(英会話教材の広告による)

18.

存在しない英語」とは何を指すか。

   品物の価値とは何だろう。品物の価値は品物の値段で適切に表されるのだろうか。我々は毎日大量の紙を消費しているが、これは木が大量に使われているということである。自然が有限だとわかっている現代では、木を切った後には植林が行われている。しかし、その木が成長するには何年もの月日が必要である。森林が失われた後、木が成長するまでの周辺の環境変化は、人間にも自然にも大きな影響を与える。しかし、この時間と環境の変化という見えない価値は品物の値段には含まれていない。

19.

筆者の考えに合うものはどれか。

   ほめるという行為は、本来、自然な気持ちのあらわれです。「ほめる教育」におけるほめるという行為は、この点において異なります。自然な気持ちのあらわれなどではなく、ほかのねらいをもった(注)きわめて意図的な行為です。

  (中略)「ほめる教育」の場合には、ほめることそのものは本来の目的ではないのです。本来の目的は、ほめることを通して相手に影響をあたえることです。相手の心と行動に影響をあたえ、やる気を出させたり、自信をもたせたり、伸びていくようにする ----- 。つまり、こちらが望んでいるような方向へ向かわせることがねらいなのです。

(伊藤進『ほめるな』による)

20.

ほめ教育」におけるほめる行為とはどのようなものか。

問題2 次の(1)から(5)の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。

   アインシュタインの予言を知っていますか。ハチはいなくなって4年後には人数は滅亡するというものです。ハチがいなくなると、多くの植物は受粉(じゅふん)(注)ができなくなり、食糧難になります。それで食料を(めぐ)って戦争が起きる恐れが出てきます。大戦争になれば人数が生き続けるのは難しいでしう。たと戦争が起きなくても、危険はじょじょに迫ってきます。植物は光合成(こうごうせい)によって炭酸ガスを酸素に変える役割をしています。植物が減りその結果酸素も減ります。何もしなくても生物は死んでいくでしょう。結局人数も滅亡せざるをえないのです。

   最近ミツバチがいなくなって農業が大変だというニュースが度々流れます。原因は全くわかっていません。しかし、人数が地球を痛め続けていることがその原因だと思われます。

   私たちは便利で何でもすぐに手に入れられる生活をしています。私も現在便利な生活を楽しんでいます。しかし、それが地球を傷つけることと引き換えに手に入れたものなら、ちょっと立ち止まって考えるべきときが来たのではないでしょうか。

(注)受粉:植物が実をつけるために花粉をつけること

1.

ハチがいなくなると、まずどんなことが起きるか。

2.

著者はアインシュタインの予言についてどう思っているか。

3.

著者の意見はどれか。

   どうして日本人はお返しをするのかと、たびたび外国人から質問される。私もなぜだかわからない。習慣だからとしか答えられない。くれた人にお札の気持ちを表すためにお返しをするのだろう。一生の間には結婚、葬式(そうしき)、赤ちゃんの誕生(たんじょう)、入学、卒業、引っ()しなどうれしいことや悲しいことなどが起こる。そのたびにお金やプレゼントをあげたりもらったりする。収入がない人がもらった場合や会社を()めたり引っ()しなどで別れるときはお返しの必要はない。でも子どもの代わりに親が返すこともある。

   お返しにはお菓子(かし)や皿やタオルなどさまざまな物が選ばれた。最近人気が高いのは「カタログ」だ。もらった人がカタログの中から自分の好きな物を選んで送ってもらえるからだ。お返しにいらない物をもらって困った試験がある人が多いので、カタログをもらうと喜ぶ人が多いようだ。しかし自分へのお返しを自分で選ぶのは何だか変な気がする。

このお返しの習慣はなかなかなくならないと思う。しかしお返しを止めて福施施設(ふくししせつ)などに寄付する人や、お返しは要らないと言って最初からあげる金額や品物を()らす人も出てきた。少しずつ変わっていってほしい習慣だ。

1.

「お返し」というのは何か。

2.

最近、お返しはどう変わってきたか。

3.

著者はお返しについてどう思っているか。

   今日は、元中学教師(きょうし)で、現在は大学講師(こうし)の松田さんを紹介します。中学教師時代には校内暴力(こうないぼうりょく)()れた学校を立て直し、野球部を5回も本一に(みちび)いた松田さん。①「自立型(じりつがた)人間を育てるのが何より大事だと松田さんは言います。その指導(しどう)方法の特徴(とくちょう)は、まず具体的(ぐたいてき)目標(もくひょう)を書かせることです。それに向けて自分の問題点をはっきりさせ、解決策(かいけつさく)を考えさせるのです。こうして、(みずか)ら考えて行動する人間を育成(いくせい)するのが松田さんのやり方です。

   松田さんは、さらに②職場での上司(注1)と部下の関係につても語っています。

  「ここに川があるとしましょう。この川をいっしょに(わた)ろう、というのが先輩(せんぱい)後輩(こうはい)の関係。でも、上司(じょうし)部下(ぶか)は違う。(かわ)()こう(がわ)部下(ぶか)がいて、上司(じょうし)部下(ぶか)をこちら側に渡って来させなければならない。そのときに、やさしい声をかけていたら、部下(ぶか)のやる気は起こらない。部下(ぶか)の能力を高めてやろうと思ったら、川のこっちと向こうとの対立(たいりつ)関係を(おそ)れてはいけない。そのためには、部下(ぶか)を正しく評価(ひょうか)すると同時(どうじ)に、欠点(けってん)もはっきり言うべきなんです。」

   松田さんは、「リーダーは、とにかく社員たちに(かか)わってやることが重要だ」と言います。「()めるのもオーケー、(しか)るのもオーケー。とにかく関わってやること。それが大事なんだ」。大人が子供を育てるときでも、教師が生徒を教えるときでも、上司(じょうし)部下(ぶか)(せっ)するときでも、基本的には回じだと言うのです。

(注1)上司(じょうし):会社などの職場で、自分より地位が上の人。部下(ぶか)は、地位が下の人

1.

①「自立型(じりつがた)人間とは、どんな人間か。

2.

「松田さん」が重視する②「職場での上司(じょうし)部下(ぶか)の関係とは、どれか。

3.

「松田さん」が重要(じゅうよう)だと考える上司(じょうし)態度(たいど)は、どれか。

    ある哲学者(てつがくしゃ)(1)が、こんな打ち明け話をした(注1)

     学生のころ、陸上競技の選手をしていたこの人は、運動と勉強の両方をするのは、忙しい。充分な勉強もできない。こう考えて、思い切って、陸上競技の練習をやめてしまった。それで勉強の成績は上がるだろうと考えたが、実際には、逆に成績が下がってしまった。おかしいと反省して、やはり、忙しくなくなったことで、勉強の能率が悪くなり、手早くしていた勉強が時間の増えた(ぶん)、のろくなったということが分かった。運動と勉強の両方をしていたときの集中がゆるんでしまったのは失敗だったと、この哲学者(てつがくしゃ)は若き日を回顧(かいこ)した(注2)。なまじ(注3)時間があると、仕事の能率が悪くなる。忙しい方が良く仕事ができる、というのおは、ヒマな人には想定外のことである。       

     仕事が多くなれば、仕事が早くなり、案外(あんがい)時間があまる。時間があると思うと、仕事がのろくなり、のんびりするから、時間内に仕上げることもできなくなったりする。(中略) 

     予定表をそばに置いて、予定と競争して勉強すると、どんどんすすみ、とても無理だと思ったことが予定の時間内にできてしまい時間があまることもある。忙しくしたから、ヒマが生まれた(2)のである。ヒマな人がたくさんの仕事を予定して時間内にこなす(注4)ようにすれば、つまらぬことに時間を空費(くうひ)(注5)することはなくなると気付いたという。

(外山滋比古「傷のあるリンゴ」東京書籍による)


(注1)打ち明け話をする:言わないで隠していたことを話す。

(注2)回顧(かいこ)する:昔ことを思い出す。

(注3)なまじ時間があると:十分ではなくても時間に余裕(よゆう)があると

(注4)こなす:やるべきことを処理する

(注5)空費(くうひ)する:無駄に使う

1.

(1)ある哲学者(てつがくしゃ)が話した内容として、正しいものはどれか。

2.

(2)忙しくしたから、ヒマが生まれたとは、どういう意味か。

3.

筆者が述べたいことは何か。

   私はマネ(注1)の作品に独特の「目」を感じます。その最大の理由はどこにあるので しょうか。

   一般的な絵画の場合、ルノワール(注1)にしてもモネ(注1)にしても、我々(われわれ)が普通に見た時の姿(すがた)が基準で()かれています。つまり鑑賞者(かんしょうしゃ)が主役に仕上げられている絵であり、それは、「私が見ている絵」ということになります。しかしマネの作品の場合は、あくまでも 絵そのものが主役に仕上げられており、それは、我々に「(    A    )」という気を起こさせます。おそらく、マネ自体が、独自の視点(してん)(注2)・視線(しせん)で物事を(とら)えていたのでしょう。有名な「(ふえ)を吹く少年」にしても、一見、普通に笛を吹いている少年の絵のような図柄(ずがら)であり、少年の目が特別鋭くこちらを見ている絵でないにもかかわらず、どこから見ても、①なぜかこちらをじっと見られているような気になります。他の作品にしても、いずれも絵そのものに、非常に強い主張が感じられます。

   マネはまた、純粋(じゅんすい)絵画(かいが)を目指した画家でした。それは、絵を鑑賞する際のあらゆる解釈(かいしゃく)を取り除き、絵そのものの存在感だけを追求したということです。「解釈は関係ない。そこに絵が存在する」。彼の絵があれほど主張を感じさせるのは、②そこからきているのでしょう。

  (吉村絵美夢『修復家だけが知る名画の真実』青春出版社による)

(注1)マネ、ルノワール、モネ:19世紀から20世紀はじめのフランスの画家

(注2)視点:物事を見たり考えたりする立場

1.

(   A   )に入れるのに最も適当な語句はどれか。

2.

①「なぜかこちらをじっと見られているような気になります」とある が、どういうことか。

3.

②「そこ」とは何を指すか。

   毎年春に「なるほど展」という展示会が都内のあるデパートで行われる。これは日本婦人発明家協会が主催するもので、女性の発明品を展示公開するもの。日常生活の中で、「こんなものがあれば便利じゃないかな」と思う気持ちから生み出された「①なるほど!」と感心させられるようなものが全国から集まり、出品される。研究者や科学者の発想とは全く違い、だれでも気軽に手にすることのできるものばかりだ。( ② )、100歳近いお年寄りの考案した伸縮自在(しんしゅくじざい)(つえ)、はいているだけでダイエットに効果のあるスリッパ、あると助かる介護用品、洗濯機で洗う物がしわにならないネットなど、生活に密着したものばかりだ。その中で、優秀な作品には「なるほど賞」や関係官公庁からの賞が贈られ、マスコミにも発表される。

   一般家庭の主婦が何か考案ても、それを発表する機会はほとんどなく、また特許申請(とっきょしんせい)をしたり商品化したりしようと思っても、どうしたらよいのかわからないのが普通である。そこで、そういう人たちを支援しようと50年あまり前に生まれたのがこの協会。アイディアの段階、考案の芽の段階であっても、相談に応じてくれ、いろいろなアドバイスをしてくれる。

   この展示会に行くと、発明の種は日常生活のあらゆるところに(ひそ)んでいることを実感させられる。

1.

何に対して①「なるほど」と言っているのか。

2.

( ② )に入る言葉として、適当なものはどれか。

3.

本文の内容と合っているのはどれか。

   何かを評価(ひょうか)する時、日本人は100点を満点とする方法を()りがちです。小学校入学以来、()(かえ)し行われるテストがその典型で、すべての出題に正解すれば 100点。間違った場合は、その分を差し引いていく。つまり限定法(げんていほう)です。

   これは中間レベルを相対的(そうたいてき)(注1)評価(ひょうか)する場合に(てき)しています。たとえば30じんのクラスで100点満点のテストを実施したとしましょう。得点(とくてん)評価(ひょうか))は0点から100点まで分布します。60点の人は50点の人よりも高く評価(ひょうか)される。これは(だれ)にでもわかりまう。

   ところが、100点の人が5人いたとしたら、どうでしょうか。5人が優秀(ゆうしゅう)なのはわかるけれど、彼らに正当な評価(ひょうか)がされたとは言えません。100点という「天井(てんじょう)」を設定(せってい)したために、評価(ひょうか)曖昧(あいまい)になってしまうわけです。

   こうした方法で評価(ひょうか)していると、評価(ひょうか)を受ける側は100点を目標にするようになります。試験に出そうなかとだけを勉強し、それ以外はやってもムダと考えるわけです。すると、努力し続ければどんどん伸びる可能性があるのに、100点で止まってしまうことになります。こうしたことを()けるために、評価方法として加点法(かてんほう)採用(さいよう)している分野を少しはあります。(中略)

   減点法(      げん てんほう)加点法(かてんほう)の違いを一言(ひとこと)で言えば、失敗をカウントするか(注2)、成功をカウントするか、ということです。社会生活(注3)(いとな)む大多数の人間は評価(ひょうか)を求めて生きますから、適用(てきよう)される評価法(ひょうかほう)に合わせて行動様式(注4)を変えます。失敗がカウントされるから、失敗を減らすように努めるし、成功がカウントされるなら成功を増大させようと努めるわけです。

(川口淳一部『「はやぶさ」式思考法 日本を復活させる24の提言』飛鳥新社による)

(注1)相対的に:ほかのものと比べて

(注2)カウントする:数える

(注3)社会生活を営む:社会で生活する

(注4)行動様式:行動のしかた

1.

次のうち、減点法(げんてんほう)のものはどれか。

2.

評価(ひょうか)曖昧(あいまい)になってしまう のは、どのような場合か。

3.

筆者は、減点法(げんてんほう)をどのようにとらえているか。

   これはビジネス文書に限ったことではないのだが、何であれ文書を書いていると、少しばかり緊張感を覚えるものだ。書きながら、頭の中でこんなことを考えている。
   この書き方でいいのかな。
   これ、ひどく下手な書き方じゃないだろうか。
   これでわれるかな。
   そういう気がしきりに(注1)して、ちょっとしたプレッシャーになっている。だからこて、文章を書くのは苦手だ、と思っている人もいるのじゃないだろうか。
   しかし、その逆もまた真である。文章を書く面白さとは、そういうプレッシャーを感じながら、なんとか諸問題をクリアして、一応のものを書き上げることにあるのだ。
   テレビゲームが楽しいのと同じ理屈(注2)である。あれは、攻略する(注3)のが簡単ではない様々な障害をかわしながら(注4)、次々に問題を解決していって、なんとかクリアしていくところが面白いのである。むずかしいからこそ、うまくやったときに楽しいのだ。
   文章を書くのも、①そういうことである。これでいいのかな、と一抹の(注5)不安を抱えながら、なんとか書いていくってことを楽しまなければならない。
   別の言い方にすると、文章というものは、書く人に対して、うまく書いてくれ、と要求してくるのである。なぜなら、文章とは人と人とのコミュニケーションの道具だからだ。この例外は、自分だけにわかればいいメモと、絶対に他人に見せない日記だけである。
   それ以外の文章は、必ず、書く人間のほかに、②読む人間がいて完成されるのだ。そして、書いた人の伝えたかったことが、読んだ人にちゃんとわかってこそ、文章は役をはたしたことになる。
                                            (清水義範『スラスラ書ける!ビジネス文書』による)
(注1)    しきりに:何度も
(注2)    理屈:ここでは、考え方
(注3)    攻略する:うまく解決する
(注4)    かわしながら:避けながら
(注5)    一抹の:ほんの少しの
 

1.

筆者は、文章を書くときに何がプレッシャーになっていると述べているか。

2.

①そういうことであるとはどういうことか。

3.

②読む人間がいて完成されるとはどういうことか。

   ご近所トラブルは、古く新しい問題だ。(中略)

   警察庁(けいさつちょう)統計(とうけい)によると、昨年、近隣(きんりん)関係や家庭などをめぐり全国の警察に寄せられた安全相談は約16万6千件。07年の約13万件に比べ3割ほど増えている。

   騒音(そうおん)問題なと近隣(きんりん)トラブルに詳しい八戸(はちのへ)工業大学の橋本典久教授(はしもとのりひさきょうじゅ)(音環境工学)は、「マンションの床は以前より厚さが増し、騒音(そうおん)対策もされたのに苦情は減っていない。音に対する感性(かんせい)が変わり、敏感(びんかん)になっている(注1)」と指摘する。    

   橋本教授(はしもときょうじゅ)によると、15年ほど前から苦情件数は増え始め、00年ごろからが学校や公園で遊び子どもの声への苦情が目立ってきた。「セミやカエルの鳴き声がうるさいから何とかしろ、という苦情も行政(ぎょうせい)(注2)に寄せられる」という。

   なぜ増えているのか。核家族(かくかぞく)(注3)化で各自が個室を持ち、近所の人を自宅に招いてお茶を飲むような機会も減っている。目白大学の渋谷昌三教授(しぶたにしょうぞうきょうじゅ)(社会心理学)は「他者をもてなす(注4)場でもあった縄張(なわば)(注5)りに人を入れることがなくなり、自分の殻に()じこもる人が増えた」と分析する。

   また、(ひと)り暮らしの高齢者などに見られる傾向にも注目する。「鼓動(こどう)な人ほど人と変わりたいという欲求が強まり、近所の人の言動が気になってしまう。『年寄りの()(ごと)(注6)』という言葉があるが、しつこく苦情を言う人ほど、実はコミュニケーションを取りがっているということかもしれない」と話す。

(朝日新聞2012年11月17日朝刊による)

(注1)敏感(びんかん)になる:感覚が鋭くなる

(注2)行政(ぎょうせい):国や役所など、公的なサービスを行うところ

(注3)核家族(かくかぞく):夫婦だけ、または夫婦と子供だけの家族

(注4)もてなす:格を歓迎して、世話をしたり相手をしたりする

(注5)縄張(なわば)り:自分の場所だと意識している範囲

(注6)()(ごん):言ってもどうにもならない不満

1.

音に対する感性(かんせい)が変わり、敏感(びんかん)になっているとは、どういうことか。

2.

子供の声などへの苦情が増えているのはなぜか。

3.

ご近所トラブルについて、この文章ではどのようにのべているか。

   寒さを防ぐ便利な道具であるにもかかわらず、人類は歴史(れきし)のほとんどの期間を通じて、ボタンを知らずに過ごした。(中略)日本人は着物を帯で()めていた。古代ローマ人は確かに衣服の(かざ)りとしてのボタンは使ったが、ボタンに(あな)をあけるという発想が欠けていた。また古代(注1)中国では(ひも)に棒を通しはしたものの、一歩進んでボタンとボタン穴を発明することはなかった。①こちらの方がより単純で便利であるのに。

   ところが一三世紀に入ると、突如として(注2)北ヨーロッパでボタンより正確にはボタンとボタン穴が出現した。この、あまりにも単純かつ精巧(せいこう)な(注3)組み合わせがどのように発明されたのかは、(なぞ)である。科学上の、あるいは技術上の大発展があったから、というわけではない。ボタンは木や動物の角や骨で簡単に作ることができるし、布に穴をあければボタン穴のできあがりだ。それでも、このきわめて単純な仕掛(しか)け(注4)を作り出すのに必要とされた発想の(いち)大飛躍(だいひやく)(注5)たるや、②たいへんなものである。ボタンを留めたりはずしたりするときの、指を動かしたりひねったりする動きを言葉で説明してみてほしい。きっと、その複雑さに(おどろ)くはずだ。ボタンのもうひとつの謎は、それがいかにして見出されたか、である。だって、ボタンが徐々(じょじょ)に発展していった様子など、③とても想像できないではないか。つまり、ボタンは存在したか、しなかったかのどちらかしかな いのだ。

(ヴィトルト・リプチンスキ『ねじとねじ回し』ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

(注1)古代:古い時代

(注2)突如として:突然に

(注3)精巧な:細かくてよくできている

(注4)仕掛け:何かをするための装置

(注5)飛躍:急に進歩する

1.

①「こちらの方」とあるが、何を指しているか。

2.

②「たいへんなものである。」とあるが、なぜそういえるのか。

3.

③「とても想像できないではないか。」 とあるが、どうしてか。

   人間は、()(かえ)し練習することで、難しい作業であっても(たく)みに(注1)素早(すばや)くできるようになりま。しかし、この能力が(あだ)となって(注2)、ミスにつながることもあります。

   毎日変化のない仕事を大量にこなしていると、「次の仕事もいつものパターンと同じだろう」と思い込む(注3ようになります。

   普段は歩行者がほとんど無い横断歩道では、自動車のドライバーはあまり注意せずに通過します。歩行者は現れないと思い込んでいるからです。それゆえ、のれに歩行者が現れると()いてしまうのです。一見安全と思える場所でも事故が起こるのは、①このためです。(中略)

   思い込みによるミスは、深刻な結果を引き起こすことがあります。一旦(いったん)こうに違いないと思い込んでしまうと、その後に着手(ちゃくしゅ)する作業が、なまじ(注4)練習効果があるために、素早く徹底的(てっていてき)に実行されてしまうからです。

   間違いは無いと思い込んだまま、患者(かんじゃ)()(ちが)えに気付かず、心臓や(はい)を手術したという医療ミスの事例(じれい)があります。このような事例のいずれの場合でも、途中で気付かれることなく、手術自体は完遂(かんすい)(注5)されてしまいました。慣れている医師だからこそ仕事が速く、ミスに気付くに手術が終わってしまうのです。

   つまり②(注6)玄人(くろうと)の方が危ないのです。むしろ経験が浅い方が、慎重(しんちょう)になって時間がかかるので、完了する前にミスに気付けるチャンスが多いと言えます。

(中田亨『「事務ミス」をナメるな!』光文社新書による)

(注1)(たく)みに:上手に

(注2)(あだ)となる:害になる

(注3)思い込む:強く信じる

(注4)なまじ:(なくてもいいのに)少し

(注5)完遂(かんすい):最後までやり終わること

(注6)玄人(くろうと):その仕事が専門の人。専門家、プロ

1.

このためとはどのような内容を指すか。

2.

筆者はなぜ②玄人(くろうと)の方が危ないと考えるのか。

3.

この文章で筆者が最も言いたいことはどれか。

  「一度」とか「一人」とかいう言葉は数を示すものであり、それ自体には良いも悪いもない。

   しかし昨今、それらの言葉がとりわけ騒々(そうぞう)しく耳を打ち目にとまる(注1)のは、「百年に一度」とか「千人に一人」といった言い回しが多用されているためである。

   つまりこの「一度」や「一人」における「一」は、百年とか千人といった(はる)かに(注2)大きな数に対応する「一」であり、確率を表す数字ということになるのだろう。

   たとえば百年に一度の大災害(だいさいがい)に見舞われるとか、千人に一人の割合で発生する事故の犠牲者(ぎせいしゃ)(注4)になるとかいったような形でこの数字は使われる。そして多くの場合、ここの数量表現は、だから実際には人は滅多(めった)にそんな困った事態(じたい)にぶつかるものではありませんよ、と①人々を安心させる働きを(にな)っているような気がしてならない。

   別の見方をすれば、本人がその確率を承知して暮らしている以上、もし天災(てんさい)に出会っても、天から降って来る人工衛星(えいせい)のかけら(注5)に当っても、医療面でのトラブルに巻き込まれても、(だれ)も責任を問われることはなくなるのかもしれない。

確率を示す数字が全く必要ないなどとは思わない。少なくともそれは、ごく大雑把(おおざっぱ)な見当をつける(注6)上では役に立つことも多いだろう。

   ただ②忘れてはならぬのは、もし何かが起った際には、その当事者は分母(ぶんぼ)(注7)の数字に関係なく、分子(ぶんし)(注8)の「一」である点だ。その時には自分にとって分母(ぶんぼ)分子(ぶんし)は同じ数となる。つまり、一分の一になってしまう。

   だから「一度」や「一人」を気軽に(あつか)って欲しくない。分母(ぶんぼ)は数字でも分子(ぶんし)は数字ではないのだから。

(黒井千次「大きな分母」『ベスト・エッセイ2012』光材図書による)

(注1) 耳を打ち目にとまる:聞いたり見たりして気にかかる

(注2) (はる)かに:ずっと

(注3) 大災害(だいさいがい)に見舞いわれる:台風、地震、事故など、とても大変なことにあう

(注4) 犠牲者(ぎせいしゃ):被害にあった人

(注5) 人工衛星(えいせい)のかけら:主に地球の周りを回っている人工物がこわれて小さくなったもの

(注6) 大雑把(おおざっぱ)な見当をつける:だいたいこのぐらいだろうと予想する

(注7) 分母(ぶんぼ):a/b のa

(注7) 分子(ぶんし):a/b のb

1.

「百年に一度」や「千年に一人」という言い方はなぜ①人々を安心させるのか。

2.

忘れてはならぬとは、だれが「忘れてはならぬ」のか。

3.

筆者が主張したいことは何か。

   「日本の消費者は世界一、目が肥えている(注1)」という言葉には2つの意味がある。第1は機能や味などへの要求水準が高いこと。第2には、わずかな傷も許さないなど見た目へのこだわりだ。
   消費者は後者のこだわりを捨てつつある。それでは消費者は嫌々「傷物」に目を向け、我慢して買っているのか。必ずしもそうではない。
   衣料品や家具などでは中古品市場や消費者同士の交換が盛んだ。再利用でごみが減り、環境にもいい。商品の傷も前の使用者のぬくもり(注2)とプラスにとらえる感性(注3)が若い人を中心に広がっている。
   規格(注4)外の農産物も似ている。ごみになるはずのものを安く使い、エコロジーと節約を両立させることに、前向きの価値を見いだしているのではないか。不ぞろいな野菜は、むしろ手作り品を思わせる長所。消費者の新たな価値観に、企業がようやく追いついてきた。
   市場が広がれば、粗悪品(注5)や不良品が出回る可能性も高まる。なぜ安いのか。本来の価値は損なわれていないか。企業の責任は重い。消費者にも「厳しい目」をきちんと持つことが求められる。
                                                                                                         (日本経済新聞2009年8月27日付朝刊による)
(注1)目が肥えている:よい物を見慣れていて、物の価値がわかる
(注2)ぬくもり:あたたかい感じ
(注3)感性:感じ方
(注4)規格:基準
(注5)粗悪品:粗末で質が悪いもの
 

1.

以前と比べ、消費者はどのように変わったか。

2.

筆者は、消費者の意識の変化をどのようにとらえているか。

3.

追いついてきたとあるが、企業がどうなってきたのか。

   皆さんは寄付をしたことがあるだろうか。異常気象で食べる物が不足して困っている人や、地震で家を失った人のためにわずかながらもお小遣いから寄付した経験を持つ人は多いだろ。その寄付に対する考え方に、今、新しい動きが起こっている。
ある会社では、社員食堂で低カロリーの定食を食べると代金の一部が寄付金となって途上国(注)の子供たちの食生活を支援する、というシステムを取り入れている。社員としては体調管理につながるだけでなく、人を助けることができ、会社としては社員の健康を支えながら社会貢献ができるので、社員にとっても会社にとっても一石二鳥というわけだ。
   また、「寄付つき」の商品を販売する企業も増えている。特定の商品を買うと売り上げの一部が寄付されるというもので、他の商品と比べるとやや値段は高いが、商品を買えば、同時に寄付できるという手軽さが消費者に歓迎され、売り上げを伸ばしているという。
   これまでの寄付はわざわざ募金の場所へ足を運んだり、銀行からお金を振り込んだりしなければならないものが多く、社会貢献に関心はあっても寄付をするのは面倒だと実際の行動には移さない人も少なくなかった。そこに目をつけたのが新しい寄付の形で、これまでと比べ手軽に寄付できるようになり、社会貿献がしやすくなった。さらに、企業にとっても自社のイメージの向上や売り上げの増加などメリットの多い取り組みとなっている。
   このように寄付は慈善のためというばかりでなく、寄付をする側にもプラスになる活動としてとらえ直され始めている。

(注)途上国:経済成長の途中にある国
 

1.

社員食堂で低カロリーの定食を食べることがどんな良い結果につながるのか。

2.

この文章では、これまでの寄付にはどのような問題があったと述べているか。

3.

この文章における新しい寄付とはどういうものか。

   かなり前、職人は「仕事は盗んで覚えるものだ」といっていたと伝わっている。私も若いころ、その話に近いことをいう職人たちと働いたことがある。

   しかし私は、そう豪語(ごうご)する(注1)人に限ってさほどの(注2)技量を持っていないと思っていた。いい仕事をする人は、仕事を覚え始める人には親切に基本(きほん)を教えていたし、少しは仕事ができる人に対しても、①その人にとって初めての仕事ならば、やはり道具や機械の(あつか)い方、手順(注3)などを分かりやすく話すという光景に出合っている。

   どうしてそうするかといえば、いい仕事をする人ほど、その仕事の一番大切なところは教わって覚えられるものではないと分かっていて、だからこそ、その最後のところを早く分かってもらえるように、教えられる基本(きほん)の部分は教えようと考えるのだと思われる。また、自分の仕事能力に自信があるから、教えることを()しまない(注4)。力がない人ほど、教えようにも何を教えたらいいのかが分からず、教える方法を知らない。また、教えると自分の競争相手を作ることになると考えて、教えることを止めてしまう。②「そんな」と思うかもしれないが、結構そのタイプの人がいた。いまも、いる。

(森清『働くって何だ 30のアドバイス』岩波書店による)

(注1)豪語(ごうご)する:自信があるように見せて、大きいことを言う

(注2)さほどの:それほどの

(注3)手順:何かをするときの順番

(注4)()しまない:もったいないと思わないで、どんどんやる

1.

その人とは、だれを指すか。

2.

「そんな」と思うとは、どういう意味か。

3.

筆者は、仕事を教えることについて、どう考えているか。

問題3 次の文章を読んで、質問に答えなさい。答えは、1・2・3・4から最もよいものを一つえらびなさい。

                                                                   (1 )

   この言葉は私のオリジナルです。この考え方にたどり着いたのは38歳のときですが、そのごろから努力することにたいして抵抗感がなくなり、とても生きやすくなりました。

   私たちはなぜか、中学、高校生の頃に「努力する姿」を人に見せることをやめてしまいます。試験前の(注1)ガリ勉や運動会前の徒競走の(注2)猛練習などが、人に知られると気恥ずかしくなってしまうのです。

   その心境は複雑です。まず結果が出なかったとき「あいつ、あれだけやってダメだった」とバカにされるのを恐れます、結果が出ても「あれだけ準備すれば当然だ」と評価が下がるのを恐れます。他者の評価を気にし始めると、いずれにせよ努力を(注3)隠すに越したことはないわけです。

   それは社会人になっても同じです。得意技について「よほど努力しているのでしょうね」と褒められても、「たいしたことはしていません」と②自分の努力をわざわざ不定たしてしまったりするわけです。

   しかし、この「謙遜して努力を隠す対応」はとても危険です。なぜなら、努力しなくていいことへの言い訳になる一方で、努力を「かっこう悪い」とする無意識の(注4)パリアになりかねないためです。

   もちろん、努力すれば、すべてがなんとかなるわけではありませんが、努力なしでは何も始まりません。そのためには「努力」という言葉を生活に積極的に取り入れ、そのプロセスを楽しむ仕組みをつくらなければなりません。

   そして、努力を客観視するための測定方法が「時間」なのです。

   努力をする、しないはあくまで主観ですが、その分量を時間換算する仕組みを取り入れれば、自分がどこまで努力をしたのか、わかりやすく管理できるようになり、(注5)堂々と「OO については何年間やってきた」と言えます。

   例えば、私はよく「文章を書くのが速い」と言われますが、その場合にこう返すのです。「大学卒業から16年間、独立するまで、文章で(注6)顧客にリポートを作る仕事でしたから速くないと困ります」と。

   努力を時間で測定すれば、時間が有限だからこそ、何を努力するのか自分で考え、決めなければいけません。そうすれば、結果はあとからついてくる、という気持ちになれる魔法の言葉なのです。

(勝間和代「勝間和代の人生を変えるコトバ」2009年4月11日付朝日新聞による)

(注1)ガリ勉:成績を上げるために勉強ばかりする様子

(注2)猛練習:一生懸練習すること

(注3)隠すに越したことはない:隠したほうがいい

(注4)バリア:障害となるもの

(注5)堂々と:自信のある様子で

(注6)顧客:大切な客

1.

( 1 ) には、鹹者の人生に影響を与えた言葉が入る。それはどれか。

2.

自分の努力をわざわざ不定たしてしまったりするのはなぜだと筆者は述べているか。

3.

筆者は「努力」についてどのように述べているか。

     教育については、①ぜひ実現するといいと思うアイディアを持っています。それは、大学教育にかかる費用を金融(きんゆう)機関(きかん)が学生に貸し出した際、その債務(さいむ)(注1)の保証(ほしょう)を国がするという制度です。要するに、銀行の教育ローンの国家保証制度。もちろん銀行 の教育ローンそのものは今でもありますが、これを国家保証にすることがポイント(注2) です。

     すなわち、銀行にとってはノーリスク(注3)。貸出しをした学生が将来個人破産した り、ローン返済(注4)前に死亡したりしても、国が債務を保証してくれるなら積極的にロー ンを貸し出しますね。

     学生の親にも大いにメリットがあります。子どもの教育費負担の中でも、最後の大学は 非常に重荷です。2~3人の子どもを持った場合、40代、50代となった親に教育費負担 が重くのしかかってきます。それを、もう親は払わず、子どもが払うことを当たり前にす るのです。

     親が学費の面倒を見るのは高校まで。大学からは子ども自身が銀行から借りて、卒業後に自分で(かせ)いで返済する、というのが当たり前になれば、親の金銭的、心理的負担は解消されます。そうすれば、もう1人2人産んでみようか、という人も増えるかもしれません。少子化対策(たいさく)にもなりますよ。

     私は10年前から明治大学で教えていますが、勤労学生(注5)の方が総じて授業に熱心で す。なぜならコスト意識がはっきりしているから。大学の費用はすべて親が負担しているのが、今の日本の大学生の一般です。しかしその状況は、親は金銭的(きんせんてき)につらいのに、肝心(かんじん)の(注6)子どもはコスト意識が薄いという問題を抱えています。苦労して歯を食いしばって子どもを大学に出しながら、実は②子どもをダ メにしているかもしれないのです。

     もし学生が自分でお金を払っている意識を持てば、授業への参加率も上がり、元を取ろうとするでしょう。不真面目な教員には文句(もんく)を言うようにもなります。授業の「単価」を計算して、それに見合った成果(注7)を上げようと努力し始めるでしょう。 自分で授業料を払うようになれば、2割から3割くらい、もっと熱心に授業に取り組むようになるのではないでしょうか。

     学生は、両親がお金持ちかどうかにかかわらず、試験で良い成績を修めさえすれば、お金の心配もなく、質の高い教育を受ける機会を持てるのです。家が貧乏(びんぼう)(注8)で授業料が払えないから大学に行けない、なんてことはなくなります。

(藤野英人『もしドラえもんの「ひみつ道具」が実現したら?』阪急コミュニケーションズによる)

(注1)債務:借金を返す義務

(注2)ポイント:重要な点

(注3)ノーリスク:危険がないこと

(注4)返済:返すこと

(注5)勤労学生:働きながら大学に通っている学生

(注6)肝心の:もっとも重要な

(注7)成果:得られた良い結果

(注8)貧乏:お金がない

1.

下線①について、筆者が「ぜひ実現するといいと思う」理由は何か。

2.

②「子どもをダメにしている」とあるが、どういうことか。

3.

筆者の考えにあっているものはどれか。

「少しは体にいいことをしなくては」と、心悩ませる人が手軽(てがる)にできることの一つに「野菜ジュースを飲む」があります。あなたは野菜不足だ、もっと食べなさい、と常に「強迫(きょうはく)(注1)されているような人にとって、野菜ジュースを飲むことは手っ取り早く「いいことをした」気分になれる飲料(いんりょう)のようです。その利用を見込(みこ)んで(注2飲料の売り場にはたくさんの種類の野菜ジュースが並べられています。

しかし、残念ながらどれを飲んでも①野菜を食べた代わりにはなりません。なぜかと言いますと、「野菜ジュース」というのは野菜のしぼり(じる)だけを集めたもので、(しる)にり込めない成分は取り除かれてしまっているからです。野菜ジュースで摂取(せっしゅ)(注3)できるのは液汁(えきじゅう)部分の成分だけです。

野菜を食べることが大切、といわれる理由は大きく三つあります。

一番目は野菜に含まれる成分のうち、体内に吸収されて重要な役割を(えん)じる物質が摂取(せっしゅ)できるからです、ビタミン類やミネラル類はもちろん、最近はこれら以外のわずかに含まれる成分にも注目が集まっています。

二番目は、食物繊維(しょくもつせんい)(注4)摂取(せっしゅ)できることです、食物繊維(しょくもつせんい)は体内に吸収されない成分であるため、消化管の中を移動し、大便(だいべん)のもととなり便秘(べんぴ)を防いでくれます。

三番目はさまざまな種類の野菜が、味や歯触り、季節感など、私たちの食事を楽しませてくれることです。

生のままで、あるいは、ゆでたり、()たり、(いた)めたりなど、どのような調理方法をとるにせよ、野菜を食べる場合には、それを口の中でよくかんで、飲み込んで、すべての成分を消化管に送り込んでいます。歯の弱い人や赤ちゃんには軟らかく煮た野菜をつぶしてドロドロにして食べさせます。この場合も、かむことは省略していますが、野菜全体を食べていることは同じです。だいこんおろしのように野菜をすりおろして食べることもありますが、この場合も野菜全体を食べています。

野菜全体を食べて、はじめて野菜を食べる意味が達成(たっせい)されます。

メーカーや野菜の種類によって野菜からジュースをしぼる製法(せいほう)(こと)なりますが、いずれにしても、野菜をいったんすりおろしたり、つぶしたりしてから(しる)をギュッとしぼりとるわけです。食物繊維(しょくもつせんい)やカルシウムなどはしぼりかす(注5)に残る量の多いことが国民生活センターの実験からも確かめられています。

(高橋久仁子『「食べ物神話」の落とし穴 』講談社による)

(注1)強迫(きょうはく):無理に要求すること

(注2)見込(みこ)む:予想したり期待したりする

(注3)摂取(せっしゅ):外から取り入れて自分のものにすること

(注4)食物繊維(しょくもつせんい):消化されない食物の成分

(注5)しぼりかす:しぼったあとに残ったもの

1.

なぜ、野菜ジュースは①野菜を食べた代わりにはならないのか。

2.

野菜を食べることが大切な理由として、適切ではないものはどれか。

3.

この文章で筆者が言いたいことは何か。

このごろは、すこしすくなくなってきたけれども、手紙のはじめは時候(じこう)のあいさつで始まることになっている。

紅葉の色づきはじめる季節になりましたが、お変わりなくおすごしのことと存じます。私どももおかげさまで、元気にすごしております。

といった、いわばあいさつのことばである。これをはぶくのは略式、ということになっていて、その場合は、前略、というようなことばで書き出すことになる。女性ならば、前略ごめんくださいませ、のようにする。

手紙の用件をのっけ(注1)から書くのは、はしたない(注2)ことにされるのは、①日本人の心理の反映であろう。まくらのことば(注3)は、当然たいした意味はない。ただ、あればよい。ないとなんとなくもの足りなさを感じる。

欧米(おうべい)の人は、手紙に、そういう前文をつけない。日本人がよく「突然のお手紙を差し上げる失礼をおゆるしくださいますようにお願い申し上げます」などと書くのを、はじめての人ならいつだって“突然”になるのではないか、そんなことを断るのはおかしいという。

話をしているときでも、同じてある。相手の言っていることが、かりに、承服(しょうふく)できない(注4)とき、はっきり否定しなくてはならない場合でも、のっけから、

「あなたの言っていることには賛成できません」

などとやれば、ひどく挑戦的(ちょうせんてき)(注5)と受け取られるおそれがある。そんな風に思われてはたまらない。それで、クッション(注6)をおく。まくらのことばである。

「おもしろいお考えですね。いままで思ってもみませんでしたが、そう言われてみますと、なるほどその通りかもしれないという気がします…」

こういういかにも同調、賛成しているようなことばをまくらにふったあと、おもむろに(注7)

「でも、こういうこともあるのではないでしょうか…」

といった切り出しで、白分の反対意見を小出(こだ)しにして行くのである。決して結論を急いではいけない。このごろ、「結論的に言って…]というのが、一部で流行しているが、気の弱いきき手の心に訴えるのは難しいであろう。

本当のことは言いにくい。そういう気持ちがある。それで、前置きをおいて、一呼吸おいてから、本題にさしかかるが、それでもなお、一気に結論に入っていくのではない。用心ぶかく、外側から、すこしずつ、近づいていく。本当のところは、できれば、終わりまで、言わなくてすめば、それに越したことはない。言いにくいことを言わないで、相手が(さっ)して(注8)くれれば、もっといい。そういう察しのいい人が、話のわかる人なのである。

(外山滋比古「『ことば 』は『こころ』」講談社)

(注1)のっけ:最初の部分

(注2)はしたない:無作法(ぶさほう)、失礼な

(注3)まくらのことば:本題に入る前に言うことば

(注4)承服できない:承知できない

(注5)挑戦的:相手と戦うような強い熊度の

(注6)クッション:やわらかくするために間に置くもの

(注7)おもむろに:静かに落ち着いて

(注8)(さっ)する:相手の気持ちを考える

1.

日本人の心理とはどのような心理だと言っているか。

2.

話をしているときでも、回じてあるとあるが、何が同じなのか。

3.

この文章で筆者が言っていることと合わないものはどれか。

   私たちは、何かを伝えようとするとき、伝える内容の方に一生懸命(いっしょうけんめい)になる。しかし聞く方は、予備知識も含め、あなたというメディア(注1)全体が放っているものと、発言内容の「足し算」で聞いている。

 「仕事を抱え込んでしまって困っている山田さん」が、「新商品は、何をつくるかよりも、いかに新しいつくり方をするかです」と言ったって、①説得力がない

   しかし、「新しいものづくりをしていると評判(ひょうばん)の山田さん」が、「新商品は、何をつくるかよりも、いかに新しいつくり方をするかです」と言えば、みんな「いいことを言うぞ」と聞き耳を立てる(注2)だろう。そういう状況の中で話し始めれば、同じことを言っても、よく理解され、発言は通りやすくな。発言が通れば、信賴感が増し、さらに発言が通りやすくなると、いいスパイラル(注3になっていく。

   どうしたら、あなたが口を開く前に、周囲の人から、あなたの話を聞こうという気持ちを引出せるのか?どうしたら、クライアント(注4が、あなたの企画書(きかくしょ)の表紙を開く前に、「あの人の企画(きかく)なら間違いない」と思ってもらえるのか?

   自分の開いてもらいたいことを聞いてもらえるメディアになる。

  「メディア力を高める」とは、そういう意味だ。少し引いた目で、外から()た自分をとらえ、それを「こう見てほしい」という自分の実像に近づけていくことだ。

   自分以上に見られたい、という人もいると思うが、私はその必要はないし、戦略(せんりゃく)としてくないと思う。考えてみてほしい。外から見て人があなたに期待する、その「期待値」に、常に自分の内面がともなわないのだ。②コミュニケーションの入り口はよくても、関わるごとに相手は、期待以下の実感をもつ。コミュニケーションの出口には、「幻滅(げんめつ)(注5)が待っている。

   そうではなく、自分の(いつわ)らざる内面のうち、どの面を見せ、(うた)っていく(注6)かだと思う。

「メディア力」をつくるものは何だろう?(中略)

自分の営みによって、結果的に形成されていく部分が大きいと私は思う。日ごろの、立ち居ふるまい・ファッション・表情。人への接し方、周囲への貢献度(こうけんど)、実績。何をめざし、どう生きているか、それをどう伝えているか? それら全ての積み重ねが、周囲の人の中にあなたの印象を形づくり、評判(ひょうばん)をつくり、ふたたび、「メディア力」としてあなたに()いもどってくる(注7。動きやすくするのも、動きにくくするのも、自分次第だ。

(山田ズーニー『あなたの話はなぜ「通じない」のか』筑摩書房による)

(注1)  メディア:情報を伝える手段

(注2) 聞き耳を立てる:注意を集中させて聞く

(注3) スパイラル:効果を増しながらくり返していくこと

(注4) クライアント:仕事を依頼してきた人

(注5) 幻滅(げんめつ):期待を裏切られてがっかりすること

(注6) (うた)う:表現し、主張する

(注7) ()いもどってくる:もとのところに戻ってくる

1.

説得力(せっとくりょく)がないのは、なぜか。

2.

コミュニケーションの入り口はよくてもとは、どういう意味か。

3.

筆者は、人に何かを伝える場合に大切なのは、どんなことだと言っているか。

問題4 次の(1)から(3)の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。

(A)

   私たち酒屋は長い間国の規制で守られていたので、地の南売より工夫するという点で遅れを取っ てしまいました。努力しなくても十分私益が出ていたからです。このために規制が無くなると多くの酒屋がつぶれてしまいました。私の会社はこれを価格競争と徹底的な合理化で乗り切ろうとしています。主婦は1円でも安い店を求めて動くと言われているでしょう。ですから、やはり商品は値段が一番大切です。車でやってくるお客さんのために広い駐車場も用意しました。たくさん売れますのでメーカーとの値段交渉もうまくいっています。合理化で社員の負担が重くなっていますが、結果を出した社員にはボーナスをたくさん出しています。ですから、怠け者は辛くて辞めてしまいます。よく働く社員だけが残ることになります。現在、また新しい店を出そうと考えているところです。

 

(B) 

   私のところは小さな酒屋でした。酒屋の危機的状況に何とかしなければならないと考えて、初めは地の物を売ったり値段を安くしたりしてみましたが、うまくいきませんでした。ある時、コンビニでビールを山のように買っている若い人を見ました。コンビニはスーパーよりももちろん安売りの店よりずっと値段が高いです。それなのにどうして高い物が売れるのだろう。そのとき、コンビニは名前の通リ品物だけでなく、便利さも売っていることに気がつきました。そこで、それまで取っていた配達料を廃止することから始めました。今までの客さんや近所のお客さんを大事にすることにしたのです。値段はスーパーやコンビニより安く設定しています。しかし安売り店ほど安くはないです。しかしどんなに少ない商品でも、注文してすぐに届けることと、時には台所の中までも運んだり、商品を箱から出してあげたりすることで、お客さんに喜ばれ店も次々と増えやすことができました。このサービスを維持するために、配達区域を店から1・2キロに限っいます。

1.

Bさんが配達区域を限定している理由は何ですか。

2.

2つの店の方針の違いは何か。

A

「一年の計は元旦(がんたん)にあり」という言葉がある。何事(なにごと)も準備が大切だという教えのようだが、元旦(がんたん)、つまり一月一日にいい朝が迎えられれば、新しい一年が良い年になるという意味でもある。このような考え方がもとになって、初日(はつひ)()を見る習慣が生まれたのだろう。一年を迎えるにあたり、日の出を見て新しい一年について祈ると、(おだ)やかで()んだ気持ちになる。もともと農業を(いとな)んできた日本人にとって、太陽は生活と深くかかわる特別な存在だった。太陽を神のように(あつか)い、日の出を大切にするのは、世界各地で見られる習慣でもあるそうだ。

最近は、都心の高層ビルなどで、多くの人に初日(はつひ)()を見てもらおうと、元旦の早朝に特別に展望台(てんぼうだい)を開放するところもある。若者(わかもの)が日本の伝統(でんとう)に目を向けるきっかけとなればよいと思う。

B

   最近では、高層ビルなどの展望台(てんぼうだい)の多くが初日(はつひ)()のための来場を期待し、1月1日の早朝に特別営業をするようだ。事前に申し込まなくてはいけないが、希望者が多く抽選(ちゅうせん)になることも多いという。

   考えてみれば不思議だ。正月にだけ日の出を見たがるのは、なぜなのか。初日の出とともに「年神様」が現れると信じられていたという説もあるが、年神様を迎える儀式(ぎしき)としては、日の出を見るよりも家の中で四方(しほう)(東西南北)を拝むというのが伝統的な形だ。初日(はつひ)()が注目されるようになったのは、日の出が戦い勝つす姿(すがた)を表すと考えられたためで、明治以降の戦争中のことだとも言われる。そう考えると、我々は現代のこうした“展望台(てんぼうだい)ビジネス”に少々踊らされているのかもしれない 。
1.

AとBのどちらの文章にも触れられている点は何か。

2.

AとBの筆者は、展望台(てんぼうだい)初日(はつひ)()を見ることについて、どのような立場をとっているか。

 A

 話を聞いているときは「なるほどなあ」と思っていても、それを的確にメモしてなければ、あとになって「あの話は何だったっけ」ということになる。人間は忘れやすい動物なのだ。

   では、こういうときのメモはどうすればいいか?

   基本的なことは、話の内容をいちいちすべてメモしまい、ということである。(注2)漫然と聞いて、話したことをすべてメモしていたら、(注3)核心が見えなくなる。そこで、自分の仕事やライフスタイルに関係すること、本当に興味のあることしかメモしないのである。

(坂戸健司『メモの技術』による)

昔、ある大学者が、尋ねてきた(注4)同郷の後輩の大学生に、一字一句教授のことばをノートにとるのは(注5)愚だと訓えた。いまどきの大学で、ノートをとっている学生はいないけれども、戦前の講義といえば、一字一句ノートするのは常識であった。教授も、筆記に(注6)便なように、一句一句、ゆっくり話したものだ。

   その大学者は、そういう時代に、全部ノートするのは結局頭によく入らないという点に気付いていたらしい。大事な数字のほかは、ごく要点だけをノートに記入する。その方がずっとよく印象に残るというのである。

   字を書いていると、そちらに気をとられて、(注7)内容がおるすになりやすい。

(外出滋比古『思考の生理学』による)

(注1)人脈:人のつながり

(注2)漫然と:あまり注意しないで、なんとなく

(注3)核心:一番大切な部分

(注4)同郷の:同じ出身地の

(注5)愚だ:ばかだ

(注6)便なように:便利なように

(注7)内容がおるすになりやすい:内容に注意が向かなくなりやすい

1.

Aは、なぜメモをとることを勧めているのか

2.

A とBで共通して述べられていることは何か

相談者:

私は大学2年生です。10代がもうすぐ終わってしまいます。このままでは何もしないうちに終わってしまうような気がします。10代のうちにしておくべきことは何でしょうか。

回答者A:

   旅をするというのはどうでしょうか。卒業して社会人になったら、忙励て気ままな旅をすることはむずかしくなります。学生の間は、お金はないでしょうから、お金より時間でぜいたくができる旅をお勧めします。

   時間の制約のない中で、好奇心のままに見聞(けんぶん)を広め、自分の感じ方や考え方が変わることを楽しむ、そんなことができる旅です。

   私は、学生時代、仲間といっしょにそんな旅をよくしたものです。夜行列車で行く貧乏旅行でした。汽車の窓から眺めた夕焼けや、夜の海に浮かぶ船の灯り、空に輝く無数の星……。いまでも目を閉じるとあざやかに浮かんできます。

   五感を敏感に働かせていろいろなものに感動することです。そうした感性が、今後仕事をしたり人間関係を築いたりする上の大切な(かて)になると思います。

回答者B:

   やはり10代は何かに打ち込むことですね。例えば勉強。私は、アメリカに留学をしたとき死ぬほど勉強しましたが、それが今の私の土台になっている気がします。

   勉強が苦手な人は、スポーツでいいと思います。野球でも、サッカーでも、水泳でも、とにかく打ちこむことです。自分の肉体の限界に(いど)むような気持ちで頑張ること。スポーツで大成することが目的ではなく、頑張ることが目的なのです。人間は若い時に一度はハードトレーニングを経験することが大切だと思います。ハードトレーニングに()えた経験と自信が、それからの人生で自分を支えてくれるのです。

1.

二人が重視していることは、一言で言うとそれぞれ何だと考えられるか。一番適当なものをえらびなさい。

2.

二人の回答に共通していることは何か。

A

   世の中には、人の話を聞くが実にうまい人がいます。そういう人は、話す人を見つめながら表情豊かに興味深(きょうみぶか)そうに反応(はんのう)しながら聞いてくれるので、話す方も、自分が受け入れられているという安心感を覚え、その人の方をじっと見つめて話し続けたくなるものです。自分にとって好ましい感じの人だったり、より親しい人であったりすれば、なおさらでしょう。しかし、数人で会話をしているときは、注意しなければなりません。自分にとって(この)ましいある特定の人ばかりを見ながら話を続ければ、それ以外の人は自分が軽視(けいし)されているような気になり、いい気分ではないでしょう。等しい割合で視線(しせん)を送ることが、グループで話すときには大切なのです。

B

   最近「傾聴(けいちょう)」という言葉をよく聞く。話を聞くときに、相手が話したいこと、伝えたいことを、受容的・共感的な態度(たいど)で聞くことで、もともとはカウンセリングなどで使われる手法である。学校で教えられたり企業の研修でも取り上げられたりするからであろうか、話をしているときに「なるほど」「そうですね」「たしかに」などとあいづちを打ちながら話を聞いてくれる人が、若い人を中心に増えたような気がする。それはたいへんに結構なことではある。聞いているのかいないのか、わからないように無反応(むはんのう)であるよりは、ずっとよいだろう。しかし、これも度が過ぎれば、「この人はいつも聞いてはくれるが、自分の意見は言わない人だ」と思われてしまう危険性もある。相手が何を求めているのかを注意深く考慮(こうりょ)し、時と場合に応じて、聞く態度(たいど)を調整する必要があるのではないだろうか。 
1.

AとBのどちらの文章にも触れられている点は何か。

2.

AとBについて、正しいものはどれか。

問題5 以下の質問に答えてください。答えは1・2・3・4からいちばんいいものを一つえらんでください。

1.

チャンさんは来月帰国する際に、A社を利用して引越する予定である。荷物が10箱以上あるのでなるべく安い料金で送りたいが、そのうち帰国後すぐに使うものが入った5箱は料金が少し高くてもいいので早く着くように送りたい。チャンさんはどうしたらいいか。

2.

会社員の有田さんは3ヶ月後に海外支店に転勤することになった。一緒に行く家族外国での生活が初めてなので、日本語で対応してもらえて、なるべく楽なプランを利用したいと思っている。有田さんはA、B両社のどのプラン検討したらいいか。

胃腸薬「スッキリン」使用上(注1)の注意

1.次の人は服用(注2)しないでください。

妊婦(にんぷ)(注3)または妊娠(にんしん)(注4)していると思われる人

・11歳未満の子ども

2.次の場合はすぐに服用を中止してください。

服用(ふくよう)後、皮膚(ひふ)にかゆみ(注5)などの変化があらわれた場合

・2週間以上服用してもよくならない場合

3.服用(ふくよう)後しばらくの間は、乗り物または機械類の運転操作(そうさ)をしないでください。

4.使用期限を過ぎた製品は服用しないでください。

 

 

1.

この薬はなんの薬か。

2.

この注意書きと内容が合っているものはどれか。

10回「外国人による日本語スピーチコンテスト」出場者募集

*世界から見た日本、外国人の見方・考え方などについて、広く市民の皆さんに理解してもらい、相互理解(そうごりかい)交流(こうりゅう)を深めるため、「第10回外国人による日本語スピーチコンテスト」を開催(かいさい)します。今年は、学校や職場(しょくば)などの地域(ちいき)社会の中で感じ、考え、発見した「自国(じこく)と日本の文化や習慣(しゅうかん)などの違い」をテーマに、コンテストを行います。日本語でのスピーチに挑戦したい方は、以下の要綱(ようこう)を確認して応募(おうぼ)してください。

【日時】11月3日(土)13:00 ~ 16:00

【会場】ふじやま市教育文化会館

応募資格(おうぼしかく)】○ 年齢(ねんれい)18歳以上-(高松生可)

○ ふじやま市内在住、または、ふじやま市に通勤(つうきん)通学(つうがく)している外国人

           ○ 日本滞在(たいざい)期間が5年以内の方

           *上の条件(じょうけん)が1つでもあてはまらない人は応募できません。

【スピーチ時聞】○ 7分以内(2000字程度(ていど)

【テーマ】○ 「わたしの国から見た日本」「わたしの国と日本の違い」等

* 国についての内容のみのスピーチは受け付けません。必ず、自国と日本について発表してください。

各賞(かくしょう)最優秀賞(さいゆうしゅうしょう):1名(賞金(しょうきん)5万円)

優秀賞:2名(賞金3万円)

特別賞:若干名(じゃっかんめい)(賞金1万円)

参加賞:出場者全員(しゅつじょうしゃぜんいん)記念品(きねんひん)

【応募方法】

○ 1次審査(しんさ):発表内容を原稿用紙(げんこうようし)2枚(800字)以内に要約(ようやく)して、表紙(ひょうし)にタイトル、住所、氏名、年齢(ねんれい)国籍(こくせき)、職業(学校名・学年)、電話番号を明記し、下記の応募先へ郵送(ゆうそう)、またはEメールで送ってください。

○ 2次審査:応募者の中から、20名の方を選び、本人のスピーチの録画(ろくが)を送っていただきます。2分程度(ていど)録画(ろくが)をDVDまたはテープで郵送してください。

選考(せんこう)結果は、10月10日までに、応募者全員に通知(つうち)します。

【応募締切(しめきり)】1次審査:9月1日  2次審査:10月1日

【問い合わせ・応募(おうぼ)先】

〒123-1567ふじやま市日本国際連合協会本部事務局(こくさいれんごうきょうかいほんぶじむ)

℡ 012-345-6789  Eメール t1234@pref.xx.jp

1.

このスピーチコンテストに出られるのは、次のうちどれか。

2.

1次審査(しんさ)(とお)った(もの)は、どうすればいいか。

山田市研究交流センター会議室利用案内

 

【研究交流センター会議室ご利用の手続き】

1利用できる方

1)山田市の研究機関(きかん)職員(しょくいん)

2)上記の職員と研究交流を行う山田市以外の研究機関(きかん)等の職員

3)研究交流センター長が適当(てきとう)(みと)める者

2利用料:無料

3利用日・時間

平日(月曜日〜金曜日)/午前9時から午後5時まで

※準備等のために施設(しせつ)に出入りすることができる時間は、午前8時30分からです。

会議終了後は会場を(もと)(もど)し、午後5時までに退出(たいしゅつ)してください。

4利用申込み方法

予約状況を電話で確認した後、利用申込書に必要事項(じこう)を記入し、会議に関する資料と共に、ご提出ください。

【申込み受付開始日】原則(げんそく)として会議開催(かいさい)日の3ヶ月前より受け付けます。

5利用申込書の提出

〔申込方法〕FAXまたはE-mailにて受付けます。

〔申込先〕研究交流センター1階事務室(じむしつ)

6利用承認書(りようしょうにんしょ)交付(こうふ)

申込内容等を確認した後、利用承認書を交付いたします。

承認書は、利用当日、受付に提示(ていじ)してください。

【サービス施設(しせつ)設備(せつび)

●飲食施設:ありません。

※会議室内での飲食・喫煙(きつえん)は、禁止させていただいております。

飲食・喫煙は、指定(してい)された場所でお願いします。

●自動販売機:1階及び2階

●コインロッカー(無料):2階(30個)

●インターネット接続(せつぞく):会議室に設置(せっち)されたLAN設備で、インターネット接続が可能(かのう)です。

※コンピューター・LANカード・LANケーブルをご持参(じさん)ください。

駐車場(ちゅうしゃじょう)

収容台数(しゅうようだいすう):70台 

満車(まんしゃ)の際には周辺(しゅうへん)有料(ゆうりょう)駐車場をご利用ください。

1.

会議室を予約するために、必要なものはどれか。

 

 

(
)

2.

次のうち、この施設(しせつ)許可(きょか)されていないものはどれか。

( 案 内 )

現代社会では、さまざまな価値観が変化し、これまでの考えが通用しなくなっています。こ

どもの、安全と危険、学びと遊び、家庭と学校などについて、3つのテーマに分けて考えます。

ポスターセッション:さまざまな角度からの提案を掲示します。提案者が説明をします。

分科会およびワークショップ(討論):各テーマに関する学術的な話し合いの場です。

こどもは参加できません。

ワークショップ:こどもといっしょに、作品を作ったり(★印がついている)、ゲームをし

  たり、意見の交換をします。★印のワークショップは、材料を準備する都合土、2週間前ま

でに車し込みをしてくだい。(材料代500円は当日受付で支払ってください。)

申込先=こども環境学会事務局 kerskyukai@〇〇〇〇

◆プロゲラムはやむを得ず変更することがあります。最新の情報は、大会ホーム―ページでご

確認ください。 http//www.******

23日(金) 国際シンポジウム 平和を築くこどもたちの力

10:00 ~ 12:00 開会式       メモリアルホール

13:00 ~ 15:30 国際シンポジウム  メモリアルホール

こどもにやさしいまちづくり-こどもが参加できるまち-   

24日(土)  

特別講演 けんちくとこども(木村 明・建築家)

10:00~12:00    山田小学校講堂

作品展示 木村 明展  山田小学校講堂

10:00~17:30

ポスターセッション1  市民交流プラザ1

10:00~12:30

テーマ1:こどもとおもちゃ  

●ワークショップ:木のおもちゃを作ろう★ 

10:00~12:30  市民交流プラザ5

●ワークショップ:からだで表現(ゲーム)

15:30~17:30  市民交流プラザ5

●分科金:こどもの心  市民交流プラザ5

16:00~17:00

テーマ2:世界のこどもたち

●ワークショップ:こどもと平和(討論)

13:30~15:30   市民交流プラザ

●分科金:世界のこどもたちの絵

10:00~12:30   市民交流プラザロビー

テーマ3:感じる手 

●ワックショップ:手作り楽品と絵本作り

10:00~12:30(午前の部)  市民交流プラザ

13:30~17:30(午後の部)

●ワックショップ:料理教育★  市民交流プラザ

15:30~17:30

交流会         山田小学校中庭

18:45~21:00

 

25日(日)

作品展示 木村 明展     山田小学校講堂

10:00~17:00

ポスターセッション2    市民交流プラザ1

10:00~12:30

テーマ1:こどもとおもちゃ 

●展覧会:みんなでつくろう作品展  山田小学校中庭

10:00~17:00

テーマ2:世界のこどもたち

●分科会:こどもと労働     市民交流プラザ

10:00~12:30  

●写真展:働く子どもたち   市民交流プラザロビー

10:00~17:00

●ワックショップ:教科書比較  市民交流プラザ

13:30~15:30

テーマ3:感じる手 

●分科会:おもちゃとこども   市民交流プラザ

10:00~12:30

閉会式

17:00~17:30

 

 

◆保育室、子供コーナーがあります。ご利用ください。

1.

   田中さん 30歳の女性。小学校の教師。幼稚園(ようちえん)の子供がいる。こどもの遊びに関心がある。今週末は、子どもといっしょに「こども環境学会」に出るつもりである。土曜日のポスターセッションに出る予定だが、その他に、子どもといっしょに何かを作りたい、分科会にも出たい、と思っている。

田中さんの条件に合うワークショップはいくつあるか。

2.

田中さんの希望に合う分科会はどれか。