Đề thi luyện kỹ năng Đọc hiểu - JLPT N2

読解
問題1 次の文章を読んで、文章全体の内容を考えて、以下の中に入る最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。

 「人間は平等だ。だれでも努力さえすれば、成功(せいこう)できる」と主張する人がいる。幸せな人だと思う。その人は、自分は努力したからこそ成功(せいこう)したのだ、ほかの人もそうできるに違いないと思っているのだろう。いくら努力しても、周囲の環境(かんきょう)成功(せいこう)を許さないという状況を想像できないのだろう。人は国籍も親も選べない。限界だらけの中で生きている。ある意味、思ったようにいかなくて当然だ。うまくいった人はよほど幸運だったのだ。そういう人に限って、なかなか気がつかないのだが、自分だけの体験をもとに安易にものを言うと、人を(きず)つけてしまうことさえある。

1.

この文章で筆者が主張していることは何か。

   世界の森林は減少し続けている。その理由の一つに商業用木材を得るための伐採(ばっさい)がある【注】自然の森の中では、多くの場合、高価な木材として売れる木とそうではない木が一緒になって生えている。それにもかかわらず、商業的な伐採(ばっさい)では効率上の理由から、広範囲(こうはんい)にわったてそこに生えている木をすべて切ってしまうことがる。近年、このような伐採(ばっさい)に対する法による規制が強まっているが、違法伐採(ばっさい)は依然として続いているという。

(注)伐採(ばっさい):木を切ること

2.

この文章の内容に合うものはどれか。

   時計を見ずに1分間たったと思ったら合図(あいず)してください、と言っていろいろな人に実験してみると、それが実際の1分より短くなる人と、長くなる人がいるらしい。短くなる人は「なんだ、まだ1分たっていなかったのか」という気分だし、長くなる人は「えっ、もう1分以上たってしまったのか」ということになる。自分の1分が実際の1分より長い人というのは、のんびりした人という印象を受けるが、実際にはいつもあわてていることになる

3.

いつもあわてていることになる」のはどうしてか。

                                                   お知らせ

8月30日~ 9月5日の1周間は防災(ぼうさい)週間です。そこで、8月30日に全市をあげて防災訓練(くんれん)を行うことにします。市民の皆様には是非(ぜひ)ご参加くださいますようお知らせ(いた)します。

日時   8月30日 (日曜日)   9時~12時

場所   全小学校  校庭

内容   消火体験、煙体験、応急手当

協力   消防署・警察署

※なるべく活動しやすい服装でご参加ください

西市設所

4.

このお知らせでわからないことは何か。

   本田さんが若いときに海外出張でE国へ行ったときのことである。到着後、まずは取引のための打ち合わせが必要なので、相手企業のスタッフに連絡し、2日後に会うことを決めた。2日後、決められた場所に行ったが、相手が来ない。電話をかけてみたところ、 「気が変わった。打ち合わせは後日(ごじつ)にしてほしい」とのことだった。本田さんは驚いた。そして腹も立った。せっかく遠路をやって来たというのに、「気が変わった」の一言で約束を取り消すとは失礼だ・しかも連絡なしに…。後日、本田さんは現地の日本人にこの話をした。すると、彼はこう言った。「この国ではそんなことがよくあるんです。パーティーに招待した相手から出席するという返事があった。しかし、当日来なかった。しかも何の連絡もない。…招待されたとき、出るつもりがなくても一応受けておくんです。その場ですぐ断るのは失礼に当たるからなんだそうですよ」これを聞いて、本田さんは、「失礼」もいろいろなのだと納得せざるをえなかった。

5.

朱孔もいろいろなのだの説明として最も適当なものはどれか。 

   かって、科学者とは、誰も考えつかなかったものを発見したり発明したりする人のことでした。だれも持っていない道具を自分で作り、それを使って研究を進め、新しい真実を発見する人、つまり、めったにいない天才でした。ところが、科学の進歩にともない、一定の技術を持ったさらに多くの科学者が必要になりました。そこで、科学者を短期間で育てるための制度ができ、多くの科学者が生まれ、必要とされる職場に送られるようになりました。科学者は一般的な職業になったのです。

6.

この文章の内容に合うものはどれか。

   携帯電話を持っている子どもたちは、たえず友人とメールでやり取りしている。メールが来ているかどうかを、一日に数十回もチェックし、メールが届けば、すぐ返信している。相手からのメールがちょっと途切(とぎ)れる(注1)と、なにか落着かない不安な気分になるらしい。これはまさに、メールなしでは過ごせないという症状で、「メール依存症(いぞんしょう)(注2)]という名の病気のようなものである。そして、見過(みすご)す(注3)ことができないのは、こういった傾向が実は大人の中にも確実に増えているということだ。これを単なる社会現象や流行として片付けてよいとは思えない。

(注1)途切(とぎ)れる:続いていたものが途中で切れる

(注2)依存症(いぞんしょう):心の支えを何かに求める傾向

(注3)見過ごす:見て知っているが、特に問題にしない

7.

筆者がこの文章でいちばん言いたいことはどんなことか。

   かつて、利学者とは、だれも考えつかなかったものを発見したり発明したりする人のことでした。だれも持っていない道具を自分で作り、それを使って研究を進め、新しい真実を発見する人、つまり、めったにいない天才でした。ところが、科学の進歩にともない、一定の技術を持ったさらに多くの科学者が必要になりました。そこで、科学者を短期間で育てるための制度ができ、多くの科学者が生まれ、必要とされる職場に送られるようになりました。科学者は一般的な職業になったのです。

8.

この文章の内容に合うものはどれか。

   本を見なければ、料理を何一つ作ることができないという友人がいる。結婚して10年、毎日、朝昼(ばん)の三食を料理の本を見て作っているのだと言う。

    彼女は、外食(がいしょく)するときも必ず「有名レストラン案内」というような本を読んでから出かける。服を買うときは雑誌(ざっし)()っている店にいって、雑誌に載っている服を買う。

   つまり、彼女はどこへ行くにも何をするにも、必ず何かの雑誌や本で得た知識(ちしき)をもとに動いている。いや、動かされていると言ってもいいかもしれない。マニュアルなしでは行動できない、彼女のような人を「マニュアル依存症(いぞんしょう)とでも言うのだろうか。

9.

筆者が言う「マニュアル依存症」とはどんな人のことか。

「よそにできないものを作る。よそで作っているものやらないほうがいい。」

   これは、小さな町の工場を世界に(みと)めさせた原田(はらだ)社長の言葉である。

   そうは言っても、初めはだれでも人のまねから始めるものだ。だが、10年、20年、その技術(ぎじゅつ)をみがいていくうちに、世界で唯一(ゆいいつ)、他のだれにもまねできない「ものづくり」ができるようになる。そうしてそれが、「よそにできないもの」となるのである。

10.

この筆者から見た、「世界で唯一(ゆいいつ)の会社」の特徴(とくちょう)はどんなことか。

   品物の価値とは何だろう。品物の価値は品物の値段で適切に表されるのだろうか。我々は毎日大量の紙を消費しているが、これは木が大量に使われているということである。自然が有限だとわかっている現代では、木を切った後には植林が行われている。しかし、その木が成長するには何年もの月日が必要である。森林が失われた後、木が成長するまでの周辺の環境変化は、人間にも自然にも大きな影響を与える。しかし、この時間と環境の変化という見えない価値は品物の値段には含まれていない。

11.

筆者の考えに合うものはどれか。

   ひばり市の健康診断を受ける方はお名前を書いてここでお待ちください。お名前を呼ばれましたら、こちらの部屋にお入りください。最初に身長.体重.視力を測ります。次に、処置室に行って血液を深ってもらいます。そこで尿(にょう)を入れるコップをもらって、トイレに行って尿を深って、トイレの棚に置いてください。次にレントゲン室に行って胸のレントゲンをとります。検査はそれで終わります。最後に受付で検査の結果を聞いたり、先生の診察を受けたりする日の予約をしてお帰りください。

12.

行かなくていいところはどこか。

   フランスのワイン生産者団体の一つが、日本に輸出されるワインについて、ペットボトルに入れて販売することを認めることを発表した。それまでは、ワインはガラス製のびんに入れて販売することが望まれるとして否定的な立場だったが、検査の結果、ペットボトルでも中身に問題は生じないことがはっきりしたという。ペットボトル入りのものは、軽い(ぶん)、輸送費が(おさ)えられるため、数年前から販売されてきた。今回の発表で、それがさらに拡大(かくだい)し、売上が伸びそうだ。

13.

今回の発表はどのような内容か。

  「話」は必ずしも「メッセージ」にはなりません。話すことは声を出して言葉を言うことだと私たちは考えがちです。しかし、言葉を言えばそれで話が通じるわけではありません。話し手が伝えたいと思う言葉は、相手に届かなければ意味がないのです。また、相手に言葉が届いたからといって、それで目的が達せられたことにもなりません。相手がきちんと聞き取り、そして内容を理解してこそ「話」が「メッセージ」に変わるのです。つまり、通じたかどうかは、聞き手によって決まるということです。

14.

話」が「メッセジー」に変わるとはどんなときか。

夕方(ゆうがた)6時になっても、先生たちが教育について議論(ぎろん)(たたか)わせている学校がある。校長(こうちょう)先生は、昔はこんなことはなかったと語る。「(おそ)くまでいることがいいことだとは思わないんですが、熱心(ねっしん)な先生たちの姿(すがた)を見ていると、これはこれで貴重(きちょう)だと思うんです。」

というのも、校長先生には未来は明るくないという思いがあるからだ。「今の日本は、勉強しなくても、学力をつけなくても、いちおう生きていける社会です。しかし、これから20年後、30年後にそれでもいいかというと、けっしてそうは思えないのです。」

15.

この校長先生の考えとして、合っているものはどれか。

   ちょうど「人」という字が、支えあって立つ二人のヒトの姿(すがた)に見えように、人間という存在は、本来(ほんらい)他者(たしゃ)の存在を必要としている。自分一人だけで立ってはおらず、他者がいて初めて自己(じこ)という存在が確認できる。(かがみ)がなければ自分がどんなふうに見えるのかわからないように、他者が存在しなければ、自分の言動(げんどう)客観的(きゃくかんてき)にみることはできない。確かに、一人一人が集まって社会は成立(せいりつ)しているが、逆に、社会というものがあってこそ、(  )も存在できるのである。

16.

(  )に入る最も適当な言葉はどれか。


)

   コンサートやライブの楽しみは、生の音楽に触れられることはもちろんだが、それだけではないだろう。好きなミュージシャンと同じ時と場所を共有できること、それも大きな魅力(みりょく)ではないだろうか。 CDによっていつでも好きなときに音楽を聞くことはできるし、最近ではインターネットを通じて、手軽に音楽を楽しむこともできる。それでも、お金を払ってコンサートに足を運ぶ人は()きない。それは、やはり、ミュージシャンが音楽を演奏(えんそう)するその瞬間(しゅんかん)を、その場所で同時に味わいたいからだろう。さらに、同じ音楽を愛する人々と、同じ空気と同じ感動を共有する喜びもあるだろう。

17.

この文章の内容に合うものはどれか。

   日本人の家を訪問したとき、玄関の中に入る前にコートなどを脱いで手に持ちます。着たまま入るのは失礼に当たります。家に上がるときは玄関でくつを脱ぎ、スリッパが用意されていたらそれをはきます。くつは脱ぎっぱなしにしないで、帰るときにすぐにはけるように、爪先を玄関のドアのほうに向きを変えてそろえておきます。洋室に案内されたらそのまま入りますが、和室の場合は入る前にスリッパを脱がなければなりません。どちらの部屋でも座る席を指示されるまで入り口の近くで待ったほうがいいです。

18.

日本人の家を訪問するときしてはいけないことはどれか。

   人はいったん相手に「こういう人だ」と思われてしまうと、なかなかその印象を修正(しゅうせい)するのは難しいという。なぜかというと、人間の脳は自分の考えの正しさを補強するような情報を無意識に集めるからである。自分の考えの補強につながらないような情報は、意識化せずに無視(むし)するのだ。たとえば、親が自分の子を「よく忘れ物をして困った子どもだ」と思っていると、ある日たまたま忘れ物をしても、「ああ、やっぱり」と、より強く思い、忘れ物をしない日が忘れ物をする日よりはるかに多くても、そのことは無視(むし)するのだ。

19.

この文章の内容に合うものはどれか。

   フランスのワイン生産者団体の一つが、日本に輸出されるワインについて、ペットボトルに入れて販売することを認めることを発表した。それまでは、ワインはガラス製のびんに入れて販売することが望まれるとして否定的な立場だったが、検査の結果、ペットボトルの中身に問題は生じないことがはっきりしたという。ペットボトル入りのものは、軽い(ぶん)、輸送費が(おさ)えられるため、数年前から販売されてきた。今回の発表で、それがさらに拡大(かくだい)し、売上が仲びそうだ。

20.

今回の発表はどのような内容か。

問題2 次の(1)から(5)の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。

(だれ)でも子供の時というのは黄金(おうごん)時代なのである。その時には何も感じないような平凡(へいぼん)な出来事でも、時をへてみると、いつしか(注1)黄金(おうごん)に変わっている。①ふだんは気がついていなくても、おの時にへと(おも)いを馳せれば(注2)、そこいら中(注3)黄金(おうごん)でないものはない。

子供の頃の雑誌かなにかの教材(注4で、点がばらばらに投げ出されていて、その点に番号が打ってある。その番号順に点を結んでいけば、ライオンやゾウの姿(すがた)が浮かんでくる。これは数字を学習するための教材なのであるが、私は幼い頃の記憶(きおく)もこれに似ていると思う。散らばった点は無数にあり、②星のように光っているものも、()()きて消え入ろうとするものもあるのだが、点と点とを結んでいくと記憶(きおく)がありありと(よみがえ)ってくる(注5)。消えそうな点も、もう一度(かがや)き出すのである。

そうやって現れてくるものは、結んでいく点の順番によって、どのようにでも変わっていく。(中略)

昔はみんな子供だったのである。(だれ)もが記憶(きおく)の中に黄金(おうごん)埋蔵(まいぞう)(注6)させている。問題はそれを掘り起こすかどうかであって、掘ろうという意志(いし)を持ったとたん、地下鉱脈(こうみゃく)(注7)を掘りあてたかのように③黄金(おうごん)はあふれ出してくる

(立松和平『いい人生』野草社による)

(注1)いつしか:いつの間にか

(注2) (おも)いを()せる:遠く離れている人や物事のことを思う

(注3) そこいら中:そこも、ここも、全部

(注4) 教材:教えるための材料や道具

(注5) (よみがえ)る:死にそうだったり、消しえそうだったりしたものが、もう一度元気になる

(注6) 埋蔵(まいぞう)させている:土の中に埋めてかくしてある

(注7) 鉱脈(こうみゃく):役に立つ鉱物が埋まっているところ


(

1.

ふだんは気がついていなくてもとは、何に気がついていないのか。

2.

星のように光っているものも、()()きて消え入ろうとするものもあるとは、ここではどのような内容を指すか。

3.

黄金(おうごん)はあふれ出してくるの「黄金(おうごん)」とは何か。なぜあふれ出してくるのか。

「ルール」はなぜあるのでしょうか?

   スポーツを理解するために最初に確認しておきますが、“スポーツは人間が楽しむためのもの”です。これが出発点です。決して「世の中に無ければならないモノ」でもなければ、生きるためにどうしても「必要なモノ」でもありませんが、楽しむためのモノであり、その“スポーツを楽しむ”ために「ルール」があるのです。

   そして、ルールのもとで勝敗を(きそ)いますが、このことが楽しくないのであれば、スポーツをする価値(かち)はありません。(ほか)のことをやった方がずっとマシ(注)です。なぜなら、スポーツは「Play / ブレー」(=遊び)だからです。遊びである以上、好きにならなくてはいけないモノではありません。好きでないなら、しなければいいのです。決して無理をする必要はありません。

   スポーツへの参加は強制(きょうせい)されるのではなく、自由意思によるものでなければ、「遊び(=Play)」になりません。(中略)

 「ルール」とは楽しむための具体的な約束事、つまり、「プレー(遊ぶ)」するために存在するのです。「ルール」というのは「いい」「悪い」を判断するものではありません。「楽しいか」「楽しくないか」が第一の判断基準(きじゅん)です(ここが「法律とルールの違うところ」です)。

(高峰修 『スポーツ教養入門』岩友書店による)

(注)マシ:そのほうが、まだよい

1.

これが出発点ですとは、どういう意味か。

2.

スポーツのルールと、法律との違いについて、筆者の考えと合うものはどれか。

3.

筆者がこの文章で述べていることと合っているものは、どれか。

   今日は、元中学教師(きょうし)で、現在は大学講師(こうし)の松田さんを紹介します。中学教師時代には校内暴力(こうないぼうりょく)()れた学校を立て直し、野球部を5回も本一に(みちび)いた松田さん。①「自立型(じりつがた)人間を育てるのが何より大事だと松田さんは言います。その指導(しどう)方法の特徴(とくちょう)は、まず具体的(ぐたいてき)目標(もくひょう)を書かせることです。それに向けて自分の問題点をはっきりさせ、解決策(かいけつさく)を考えさせるのです。こうして、(みずか)ら考えて行動する人間を育成(いくせい)するのが松田さんのやり方です。

   松田さんは、さらに②職場での上司(注1)と部下の関係につても語っています。

  「ここに川があるとしましょう。この川をいっしょに(わた)ろう、というのが先輩(せんぱい)後輩(こうはい)の関係。でも、上司(じょうし)部下(ぶか)は違う。(かわ)()こう(がわ)部下(ぶか)がいて、上司(じょうし)部下(ぶか)をこちら側に渡って来させなければならない。そのときに、やさしい声をかけていたら、部下(ぶか)のやる気は起こらない。部下(ぶか)の能力を高めてやろうと思ったら、川のこっちと向こうとの対立(たいりつ)関係を(おそ)れてはいけない。そのためには、部下(ぶか)を正しく評価(ひょうか)すると同時(どうじ)に、欠点(けってん)もはっきり言うべきなんです。」

   松田さんは、「リーダーは、とにかく社員たちに(かか)わってやることが重要だ」と言います。「()めるのもオーケー、(しか)るのもオーケー。とにかく関わってやること。それが大事なんだ」。大人が子供を育てるときでも、教師が生徒を教えるときでも、上司(じょうし)部下(ぶか)(せっ)するときでも、基本的には回じだと言うのです。

(注1)上司(じょうし):会社などの職場で、自分より地位が上の人。部下(ぶか)は、地位が下の人

1.

①「自立型(じりつがた)人間とは、どんな人間か。

2.

「松田さん」が重視する②「職場での上司(じょうし)部下(ぶか)の関係とは、どれか。

3.

「松田さん」が重要(じゅうよう)だと考える上司(じょうし)態度(たいど)は、どれか。

   たとえば、「走る」ことは、一見単純で誰にでもできる運動ではあるが、「速く走る技術」となると、なかなか①身につけることが難しい。教えられたように走るフォームを改善することが簡単ではないからだ。
   誰でもできる運動なのに、なぜその改善が難しいのだろう。
   実は、普段慣れている動作ほど、その動作に対する神経支配がしっかりとできあがっているからだ。運動の技術やフォームを改善することは、その運動を支配する神経回路(注1)を組みかえることになるので、そう簡単にはいかない。
   コーチは、腕を振り、膝の運び方、上体の前傾の取り方など、フォームを矯正(注2)しようと指導し、指導を受けるランナー(注3)も指摘された体の動きの修正に意識を向けてトレーニングするのが普通である。しかし、動作の修正には多くの時間と繰り返しが必要であり、またその効果が上がらないことも多い。そして、トレーニングの効果が上がらない人は、「運動神経」が良くないということになる。
   ②この場合、運動技術の修正は、「運動の神経回路を修正する」ことであると考えることによって、解決の糸口(注4)がみつかる。
   スポーツ技術や「身のこなし(注5)」の習得には、神経回路に直接的に刺激を与えるようなトレーニング上の工夫が必要である。
   工夫をいろいろと重ねるうちに、「動作をイメージし、それに体感する」ことが、運動の神経回路を改善するのにきわめて有効であることがわかってきた。
                                                                              (小林寛道 『運動神経の科学-誰でも足は速くなる』による)
(注1)神経回路:ここでは、神経をつなぐ仕組み
(注2)矯正する:正しくなるように直す
(注3)ランナー、走る人
(注4)糸ロ:きっかけ
(注5)身のこなし:体の動かし方

1.

早く走る技術」はなぜ①身につけることが難しいのか。

2.

②この場合 とはどんな場合か。

3.

筆者によると、「速く走る技術」を身につけるにはどうすればよいか。

   ①ある哲学者(てつがくしゃ)が、こんな打ち明け話をした。(注1)

   学生のころ、陸上競技の選手をしていたこの人は、運動と勉強の両方をするのは、忙しい。充分な勉強もできない。こう考えて、思い切って、陸上競技の練習をやめてしまった。それで勉強の成績は上がるだろうと考えたが、実際には、逆に成績が下がってしまった。おかしいと反省して、やはり、忙しくなくなったことで、勉強の能率が悪くなり、手早くしていた勉強が時間の増えた(ぶん)、のろくなったということがわかった。運動と勉強の両方をしていたときの集中がゆるんでしまったのは失敗だったと、この哲学者(てつがくしゃ)は若き日を回顧(かいこ)した(注2)。なまじ時間があると(注3)、仕事の能率が悪くなる。忙しい方がよく仕事ができる、というのは、ヒマな人には想定外のことである。

   仕事が多くなれば、仕事が早くなり、案外(あんがい)時間があまる。時間があると思うと、仕事がのろくなり、のんびりするから、時間内に仕上げることもできなくなったりする。(中略)

   予定表をそばに置いて、予定と競争して勉強すると、どんどんすすみ、とても無理だと思ったことが予定の時間内にできてしまい時間があまることもある。②忙しくしたから、ヒマが生まれたのである。ヒマな人がたくさんの仕事を予定して時間内にこなす(注4ようにすれば、つまらぬことに時間を空費(くうひ)する(注5)ことはなくなると気づいたという。

(外山滋比古『傷のあるリンゴ』東京書籍による) 

(注1) 打ち明け話をする:言わないでかくていたこをを話す

(注2) 回顧(かいこ)する:昔のことを思い出す

(注3) なまじ時間があると:十分ではなくても時間に余裕(よゆう)があると

(注4) こなす:やるべきことを処理する

(注5) 空費(くうひ)する:むだに使う

 

1.

ある哲学者(てつがくしゃ)が話した内容として、正しいものはどれか。

2.

忙しくしたから、ヒマが生まれたとは、どういう意味か。

3.

筆者が述べたいことは何か。

   毎年春に「なるほど展」という展示会が都内のあるデパートで行われる。これは日本婦人発明家協会が主催するもので、女性の発明品を展示公開するもの。日常生活の中で、「こんなものがあれば便利じゃないかな」と思う気持ちから生み出された「①なるほど!」と感心させられるようなものが全国から集まり、出品される。研究者や科学者の発想とは全く違い、だれでも気軽に手にすることのできるものばかりだ。( ② )、100歳近いお年寄りの考案した伸縮自在(しんしゅくじざい)(つえ)、はいているだけでダイエットに効果のあるスリッパ、あると助かる介護用品、洗濯機で洗う物がしわにならないネットなど、生活に密着したものばかりだ。その中で、優秀な作品には「なるほど賞」や関係官公庁からの賞が贈られ、マスコミにも発表される。

   一般家庭の主婦が何か考案ても、それを発表する機会はほとんどなく、また特許申請(とっきょしんせい)をしたり商品化したりしようと思っても、どうしたらよいのかわからないのが普通である。そこで、そういう人たちを支援しようと50年あまり前に生まれたのがこの協会。アイディアの段階、考案の芽の段階であっても、相談に応じてくれ、いろいろなアドバイスをしてくれる。

   この展示会に行くと、発明の種は日常生活のあらゆるところに(ひそ)んでいることを実感させられる。

1.

何に対して①「なるほど」と言っているのか。

2.

( ② )に入る言葉として、適当なものはどれか。

3.

本文の内容と合っているのはどれか。

   「日本の消費者は世界一、目が肥えている(注1)」という言葉には2つの意味がある。第1は機能や味などへの要求水準が高いこと。第2には、わずかな傷も許さないなど見た目へのこだわりだ。
   消費者は後者のこだわりを捨てつつある。それでは消費者は嫌々「傷物」に目を向け、我慢して買っているのか。必ずしもそうではない。
   衣料品や家具などでは中古品市場や消費者同士の交換が盛んだ。再利用でごみが減り、環境にもいい。商品の傷も前の使用者のぬくもり(注2)とプラスにとらえる感性(注3)が若い人を中心に広がっている。
   規格(注4)外の農産物も似ている。ごみになるはずのものを安く使い、エコロジーと節約を両立させることに、前向きの価値を見いだしているのではないか。不ぞろいな野菜は、むしろ手作り品を思わせる長所。消費者の新たな価値観に、企業がようやく追いついてきた。
   市場が広がれば、粗悪品(注5)や不良品が出回る可能性も高まる。なぜ安いのか。本来の価値は損なわれていないか。企業の責任は重い。消費者にも「厳しい目」をきちんと持つことが求められる。
                                                                                                         (日本経済新聞2009年8月27日付朝刊による)
(注1)目が肥えている:よい物を見慣れていて、物の価値がわかる
(注2)ぬくもり:あたたかい感じ
(注3)感性:感じ方
(注4)規格:基準
(注5)粗悪品:粗末で質が悪いもの
 

1.

以前と比べ、消費者はどのように変わったか。

2.

筆者は、消費者の意識の変化をどのようにとらえているか。

3.

追いついてきたとあるが、企業がどうなってきたのか。

子どものころの夏休みの思い出といえば、まず「ラジオ体操(たいそう)」を思い出す。朝、公園に集まってみんなでラジオから(なが)れる曲に合わせて体操をする。確か2週間くらいだったと思うが、全部出るとプレゼントがあるので、がんばって行ったものだ。最近は子どもの数も少なくなっているせいか、すべてに参加したからといって何かもらえるわけでもないようだ。私の家の近所では見られなくなったが、今でも行われているところはかなりあるという。ラジオ放送が(なが)れているのを立ったまま聞き、ラジオ体操(たいそう)のあと軽い運動だけするというところもあれば、ラジオ体操(たいそう)の前後にも運動をやって、1時間ぐらいするところもある。またラジオ体操(たいそう)のほかに軽く走るところなど、いろいろのようだ。若い親子が多い会場もあれば、お年寄りが多い会場もあるという。参加者、スタイルなど、違いはいろいろあっても、ラジオ体操は今も夏の行事にちがいない。

1.

この人は子どものころ、どうしてラジオ体操に行ったのか。

2.

ラジオ体操(たいそう)は今どうなっているのか。

3.

この人はラジオ体操についてどう思っているか。

   私はどちらかと言えば根が楽天的だが、昔は営業の強烈なノルマ(注1)に苦しんだこともある。そういう日々の中から①いつしか身につけたことのひとつが「幸せ感のハードル(注2)を低くする」だった。

   だとえば、あと一歩のところで契約が結べなかった日、会社に戻ってしょげかえる(注3)代わりに 「あの社長と一時間も話せるところまできた」と自分の成果を見つけて評価する。そうやって一日を締めくくれば(注4)明日への活力も湧いてきた。

   仕事そのものも、「仕事は趣味や遊びとはちがう。仕事はお金をもらうのだから、楽しくないことがあっても当たり前」と思ってやってきた。②そこを基準にすれば、少々のことは当然のこととして受け入れられるし、何かいいことがあったときは「お金をもらいながらこんな気持ちを味わえるなんて」と幸せ感も倍増する。

   どうせ人生の一定の時間を仕事に費やすのなら、その時間が楽しいと思えるほうがいいに決まっている。それに楽しいと思ってすることは、何かとスムーズに運び成果もあがるものだ。こうして循環が生まれてくる。

   人は楽しいから笑顔になるのだが、「まず笑顔をつくると、それによって楽しい気持ちが湧いてくる」という研究結果があるという。これにならえば、充実感を得られる仕事を手にするには、楽しめる仕事を探すのも大事だが、小さなことでも楽しめるようになることも意外にあなどれない(注5)ポイントだ。

(高城幸司 『上司につける薬!-マネジメント入門』による)

(注1)強烈なノルマ:厳しい条件で課される仕事

(注2)ハードル:ここでは、基準

(注3)しょげかえる:ひどくがっかりする

(注4)梅めくくる:終える

(注5)あなどれない:軽視できない

 

1.

いつしか身につけたことのひとつの例として近いものはどれか。

2.

そことは何か。

3.

この文章で筆者の言いたいことは何か。

    パリのお店で仕事をしていたとき、①困ったのは、お客様に「寿司(すし)はできないの?」「デザート(注1)はないの?」と聞かれたことでした。お寿司は、日本料理とは修業(注2) が全然違うのですが、フランス人にとってみれば「日本レストランなのに寿司がないのはどうしてだー?」となるわけです。日本のイタリアンレストランにピザがなくて(しか)られた時代もあったのでしょうが、②それと同じような感じでしょう。もちろんそれだけではなく、デザートのないレストランなんてヨーロッパにはあり得ませんから、寿司もデザートも一生懸命(いっしょうけんめい)勉強しました。その頃の努力は今とても役立っています。世の中にムダな努力は本当にないですね。

   うちのお店では、お(わん)の次は、「お(しの)ぎ」といって、小さなお寿司をお出します。

   一貫(   いっかん)だったり二貫(にかん)だったりしますが、軽くお寿司を味わっていただきます。これはひと区切り(注3)の合図です。料理の最後は( A )で終わるのですが、途中で一回お寿司 をお出しして、ここでとりあえず一段落。ちょっとお腹を落ち着かせてもらって、ここか らまたお酒を飲みましょうという気分に持っていきます。

(神田裕行『日本料理の贅沢』講談社現代新書による)

(注1)デザート:食後に出される菓子や果物

(注2)修業:技術を習って身につけること

(注3)ひと区切り:ひとまずの切れ目

1.

①「困ったのは」とあるが、どうして困ったというのか。

2.

②「それと同じような感じ」とあるが、「それ」とは何を指すか。

3.

(  A  )に入れるのに最も適当な語句はどれか。

 日本に来たのに着物を着ている人にほとんど会わないと言って、がっかりした外国人がいる。日本人がほとんど着物を着なくなって50年以上になるだろう。今はお茶や踊りなどの人や日本料理屋や旅館意外ではめったに着物を着ている人に会わない。
     一般の人が着物を着るのは結婚式、葬式、お正月、成人式、七五三、卒業式などである。子どもが着物を着るのは七五三である。七五三というのは 3 さいと 7 さいの女の子 5 さいの男の子のお祝いである。11 月の 15 日ごろになると、町のあちこちでおおぜいの着物を着た子どもたちを見ることができる。3 月になると卒業式のために着物を着た女子大生たちが目立つ。1 月のお正月や成人式の時期には女の人ばかりではなく、着物を着た男の人がかなりいる。

   このほか、夏によく見られるのは着物の仲間である。こちらは簡単に着られるし、着物よりずっと値段が安い。外国人もよくお土産に買っている。浴衣は夏祭りや花火大会などに出かける若い人たちがよく着ている。また、ほとんどの旅館にはパジャマの代わりに浴衣が用意されているので着てみるのもいい。浴衣を着て日本料理を食べたらいい経験になるだろう。

1.

着物についての説明で、本文と合っているのはどれか。

2.

浴衣の説明で正しいのはどれか。

3.

着物の人をおおぜい見たい外国人にどう助言したらいいか。

   せっかく日本に来たのだからいろいろな日本料理を食べてみたいと思うが、日本レストランは高すぎてなかなか入れないと考えている外国人が多いそうです。そんな外国人に一番(すす)めたい店は居酒屋です。居酒屋というのは安く酒を飲むことができる店です。イリギスのパズなどと違って、居酒屋では酒だけでなくいろいろな種類の料理が楽しめます。刺身(さしみ)寿司(すし)、天ぷら、焼き鳥など、日本食べ物だけでなく中国.韓国.イタリア.ベトナムの料理を出す店も多いです。ある居酒屋は 3 ヶ月に 1回メニューを変更しています。それだけ酒ではなく食べ物を重要視しているのです。だから日本に来たら、お酒が全く飲めなくても行ってみてほしい場合です。ほとんどの居酒屋には日本のレストラン独特の写真入りのメニューがあるので、それを見ていろいろ注文してみてください。写真を見て味を想像してほしいのです。もしロにあわなくても安いので許してください。中でも「枝豆(えだまめ)」は是非食べてみてほしい食べ物です。一度食べたらきっと好きになると思います。居酒屋にはほとんどと言っていいほど枝豆がありますし、いいことに値段も安いです。さらに体にもいいのです。色々な食べ物が試せる居酒屋、一度行ったらきっとファンになると思います。

1.

居酒屋のいいところは何か。

2.

どんな人に居酒屋はいいと言っているか。

3.

本文と合っているのはどれか。

   人間は、繰り(かえ)し練習することで、難しい作業であっても(たく)みに(注1)素早(すばや)くできるようになりす。しかし、この能力が(あだ)なって(注2)、ミスにつながることもあります。

   毎日変化のない仕事を大量にこなしていると、「次の仕事もいつものパターンと同じだろう」と思い込む(注3)ようになります。

   普段は歩行者がほとんど無い横断歩道では、自転車のドライバーはあまり注意せずに通過します。歩道者は現れないと思い込んでいるからです。それゆえ、まれに歩道者が現れると

   轢いてしまうのです。一見安全と思える場所でも事故が起こるのは、このため(1)です。(中略)

   思い込むによるミスは、深刻な結果を引き起こすことがあります。一旦こうに違いないと思い込んでしまうと、その後に着者(ちゃくしゃ)する作業が、なまじ(注4)練習効果があるために、素早く徹底的(てっていてき)に実行されてしあまうからです。

   間違いは無いと思い込んだまま、患者の取り違えに気付かず、心臓た(はい)を手述したという医療ミスの事例(じれい)があります。そのような事例のいずれの場合でも、途中で気付かれることなく、手術自体は完遂(かんすい)(注5)されてしまいました。慣れている医帥だからこそ仕事が速く、ミスに気付く前に手術が終わってしまうのです。

   つまり玄人(くろうと)(注6)の方が危ない(2)のです。むしろ経験が浅い方が、慎重(しんちょう)になって時間がかかるので、完了する前にミスに気付けるチャンスが多いと言えます。

(中用亨『「事務ミス」をナメるな!』光文社新書による)

(注1)(たく)みに:上手に

(注2)(あだ)となる:害になる

(注3)思い込む:強く信じる

(注4)なまじ:(なくてもいいのに)少し

(注5)完遂(かんすい):最後までやり終わること

(注6)玄人(くろうと):その仕事が専門のひと。専門家、プロ

1.

(1)このためとはどのような内容を指すか。

2.

筆者はなぜ(2)玄人(くろうと)の方が危ないと考えるのか。

3.

この文章で筆者が最も言いたいことはどれか。

   かなり前、職人は「仕事は盗んで覚えるものだ」といっていたと伝わっている。私も若いころ、その話に近いことをいう職人たちと働いたことがある。

   しかし私は、そう豪語(ごうご)する(注1)人に限ってさほどの(注2)技量を持っていないと思っていた。いい仕事をする人は、仕事を覚え始める人には親切に基本(きほん)を教えていたし、少しは仕事ができる人に対しても、①その人にとって初めての仕事ならば、やはり道具や機械の(あつか)い方、手順(注3)などを分かりやすく話すという光景に出合っている。

   どうしてそうするかといえば、いい仕事をする人ほど、その仕事の一番大切なところは教わって覚えられるものではないと分かっていて、だからこそ、その最後のところを早く分かってもらえるように、教えられる基本(きほん)の部分は教えようと考えるのだと思われる。また、自分の仕事能力に自信があるから、教えることを()しまない(注4)。力がない人ほど、教えようにも何を教えたらいいのかが分からず、教える方法を知らない。また、教えると自分の競争相手を作ることになると考えて、教えることを止めてしまう。②「そんな」と思うかもしれないが、結構そのタイプの人がいた。いまも、いる。

(森清『働くって何だ 30のアドバイス』岩波書店による)

(注1)豪語(ごうご)する:自信があるように見せて、大きいことを言う

(注2)さほどの:それほどの

(注3)手順:何かをするときの順番

(注4)()しまない:もったいないと思わないで、どんどんやる

1.

その人とは、だれを指すか。

2.

「そんな」と思うとは、どういう意味か。

3.

筆者は、仕事を教えることについて、どう考えているか。

   ご近所トラブルは、古くて新しい問題だ。(中略)

警察庁(けいさつちょう)統計(とうけい)によると、昨年、近隣(きんりん)関係や家庭などをめぐり全国の警察に寄せられた安全相談は約16万6千件。07年の約13万件に比べ3割ほど増えている。

騒音(そうおん)問題など近隣(きんりん)トラブルに(くわ)しい八戸(はちのへ)工業大学の橋本典久教授(はしもとのりひさきょうじゅ)(音環境工学)は、「マンションの床は以前より厚さが増し、騒音(そうおん)対策もされたのに苦情は減っていない。音に対する感性(かんせい)が変わり、敏感(びんかん)になっている(注1)」と指摘する。

橋本教授(はしもときょうじゅ)によると、15年ほど前から苦情件数は増え始め、00年ごろからは学校や公園で遊ぶ子どもの声への苦情が目立ってきた。「セミやカエルの鳴き声がうるさいから何とかしろ、という苦情も行政(ぎょうせい)(注2)に寄せられる」という。

なぜ増えているのか。核家族(かくかぞく)(注3)化で各自が個室を持ち、近所の人を自宅に招いてお茶を飲むような機会も減っている。目白(めじろ)大学の渋谷昌三教授(しぶやしょうぞうきょうじゅ)(社会心理学)は「他者をもてなす(注4)場でもあった縄張(なわば)(注5)に人を入れることがなくなり、自分の殻に()じこもる人が増えた」と分析する。

また、(ひと)り暮らしの高齢者などに見られる傾向にも注目する。「孤独(こどく)な人ほど人と交わりたいという欲求が強まり、近所の人の言動が気になってしま、『年寄りの()(ごと)(注6)』という言葉があるが、しつこく苦情を言う人ほど、実はコミュニケーションを取りたがっているということかもしれない」と話す。

(朝日新聞2012年11月17日朝刊による)

(注1)敏感(びんかん)になる:感覚が鋭くなる

(注2)行政(ぎょうせい):国や役所など、公的なサービスを行うところ

(注3)核家族(かくかぞく):夫婦だけ、または夫婦と子供だけの家族

(注4)もてなす:客を歓迎して、世話をしたり相手をしたりする

(注5)縄張(なわば)り:自分の場所だと意識している範囲

(注6)()(ごと):言ってもどうにもならない不満

1.

音に対する感性(かんせい)が変わり、敏感(びんかん)になっているとはどういうことか。

2.

子供の声などへの苦情が増えているのはなぜか。

3.

ご近所トラブルについて、この文章ではどのように述べているか。

問題3 次の文章を読んで、質問に答えなさい。答えは、1・2・3・4から最もよいものを一つえらびなさい。

  「ぼくは学生時代、数学の成績(せいせき)が良かったから、数学の才能(さいのう)はある方だと思うのですが…」

  「わたしは学生時代から数学がまったくダメで、全然才能がありません。これが息子(むすこ)遺伝(いでん)するのではないかと心配で……」

   こんな話をよく耳にする。多くの人が、数学の才能があるかないかということを、学生時代の数学のテストの点数で(ろん)じているのだ。しかし、小学校の算数から始まって、大学の学部程度(がくぶていど)までの数学を理解するのに、才能も何も関係ない。①それを理解する能力は、日常(にちじょう)生活をきちんと送れる能力とあまり変わらない。そう私は思っている。(②「数学の才能」と呼ぶのにふさわしい能力の持ち(ぬし)とは、歴史に名前を(のこ)しているような(だい)数学者のことを言うのであって、百年に一人いるかいないかだというのが私の考えなのだ。

   では、「大学の学部程度までの数学を理解する能力」、すなわち「日常生活をきちんと送れる能力」とは、どんな能力だろうか?

   だいたい次の四つのことができる能力と考えればいいだろう。それができれば、後は、努力次第(しだい)である。その四つとは、「辞書を引くことができる」、「自分のカバンを自分のロッカーに入れられる」、「料理を作れる」、「地図を()ける」である。なぜ、これらの能力があれば、大学の学部までの数学は理解できると言えるのか。

   例えば「英語の辞書が引ける」ということは、アルファベット26文字の順序(じゅんじょ)関係を理解できるということだ。国語辞典なら、51もの数の大小関係が理解できるということになる。「自分のロッカーが使える」ということは、自分のカバンを自分の番号(ばんごう)のロッカーにしまえるということだから、すなわち「一対一」対応の考え方を理解できるということだ。「料理を作れる」ことは、ものを観察(かんさつ)し、予測(よそく)する力があることを意味し、「地図を描ける」ことは、線や記号を使って実際の空間(くうかん)平面(へいめん)にする能力、すなわち、抽象化(ちゅうしょうか)する能力を意味しているのだ。

   だから、これら四つの能力があるにもかかわらず数学ができないという人は、数学を理解する能力がないということではなくて、(たん)努力(どりょく)をせず、なまけていただけだと思うのだ。

(秋山仁「数学」『中学生の教科書 』四谷ラウンドによる)

1.

①「それ」は、何を指しているか。

2.

筆者の考える②「数学の才能」とは、どのようなものか。

3.

筆者がこの文章で言いたいことは、どんなことか。

     私たちは、何かを伝えようとするとき、伝える内容の方に一生懸命(いっしょうけんめい)になる。しかし聞く方は、予備知識も含め、あなたというメディア(注1)全体が放っているものと、発言内容の「足し算」で聞いている。

    「仕事を抱え込んでしまって困っている山田さん」が、「新商品は、何を作るかよりも、いかに新しい作り方をするかです」と言ったって、①説得力がない。

     しかし、「新しいものづくりをしていると評判(ひょうばん)の山田さん」が、「新商品は、何をつくるかよりも、いかに新しい作り方をするかです」と言えば、みんな「いいことを言うぞ」と聞き耳を立てる(注2)だろう。そういう状況の中で話し始めれば、同じことを言っても、よく理解され、発言は通りやすくなる。発言が通れば、信頼感が増えし、さらに発言が通りやすくなると、いいスパイラル(注3)になっていく。

     どうしたら、あなたが口を聞く前に、周囲の人から、あなたの話を聞こうという気持ちを引き出せるのか?どうしたら、クライアント(注4)が、あなたの企画書(きかくしょ)の表紙を聞く前に、「あの人の企画(きかく)なら間違いない」と思ってもらえるのか?  じゅぶんの聞いてもらいたいことを聞いてもらえるメディアになる。

    「 メディア力を高める」とは、そういう意味だ。少し引いた目で、外から()た自分をとらえ、それを「こう見てほしい」という自分の実像に近づけていくことだ。

     自分以上に見られたい、という人もいると思うが、私はその必要はないし、戦略(せんりゃく)としてうまくないと思う。考えてみてほしい。外から見て人があなたに期待する、その「期待直」に、常に自分の内面がともなわないのだ。②コミュニケーションの入り口はよくても、関わるごとに相手は、機体以下の実感をもつ。コミュニケーションの出口には、「幻滅(げんめつ)(注5)が待っている。  そうではなく、自分の(いつわ)らざる内面のうち、どの面を見せ、(うた)っていく(注6)かだと思う。

「 メディア力」をつくるものは何だろう?(中略)

     自分の営みによって、結果的に形成されていく部分が大きいと私は思う。日ごろの、立ち居ふるまい・ファッション・表情。人への接し方、周囲への貢献度(こうけんど)、実績。何をめざし、どう生きているか、それをどう伝えているか?それら全ての積み重ねが、周囲の人の中にあなたの印象を形づくり、評判(ひょうばん)をつくり、ふたたび、「メディア力」として、あなたに()いもどってくる(注7)。動きやすくするのも、動きにくくするのも、自分次第だ。

(注1) メディア:情報を伝える手段

(注2) 聞き耳を立てる:注意を集中させて聞く

(注3) スパイラル:効果を増えしながらくり返していくこと

(注4) クライアント:仕事を依頼してきた人

(注5) 幻滅:期待を裏切られてがっかりすること

(注6) 謳う:表現し、主張する

(注7) 舞いもどってくる:もとのところに戻って来る

1.

説得力(せっとくりょく)ないのは、なぜか?

2.

②コミュニケーションの入り口はよくてもとは、どういう意味か。

3.

筆者は、人に何かを伝える場合に大切なのは、どんなことだと言っているか。

   私は食べ物については好き嫌いが多いが、研究テーマや人間関係についてはあまり好き嫌いがない。ところが、いろいろな人と話をしていると、意外に好き嫌いがあるという人が多い。この研究は嫌いとか、この人は好きじゃないとかよく耳にする。しかし、どんな研究にも視点を変えれば学ぶところは必ずあるし、人間も同様に、悪い面もあればいい面もある。やって損をするという研究は非常にまれであるし、つきあって損をするという人間も非常に少ない。
   科学者や技術者であるなら、発見につながるあらゆる可能性にアンテナを伸ばすべきで、そのためには、好き嫌いがあってはいけないように思う。研究の幅や、発見につながる可能性を大きく狭めて(注1)しまう。
   ところで、そもそも(注2)好き嫌いとは何だろうか?
   「自分の研究分野は、理系であることには間違いない。しかし自分でも、理由があって理系の道を選んだとは思えない。単なる偶然の積み重なりの結果なのだ。
   「自分の好みや得手不得手(注3)で選んだ」とあとから言うのは、その偶然の選択に何らかの理由を与えないと、あとで悔やむことになるからだと思う。たとえば、理系の道を選んで思ったような成果を上げられなかったとき、「なぜ文系の道を選ばなかったのか」と思うような後悔である。遠い過去にさかのぼっていちいち後悔していては、その時点の目の前の問題に力を注げず、前向きに生きていくことはできない。
   そう考えると、好き嫌いや感情というものは、偶然の積み重なりで進んでいく人生を自分なりに納得するためにあるようなものと言えるのではないか。好き嫌いや感情は、無意識のうちに、自分を守るために、自分を納得させるために、都合よく持つものなのだろう。
   感情や好き嫌いは元來(注4)人間に犕わっているものであるというのは間違いないが、人間は、十分な理由がないまま行った自らの行動を、納得し正当化する(注5)ためにも、感情や好き嫌いを用いる。人間は、他の動物にはない、そんな感情や好き嫌いの利用方法を身につけているのかもしれない。
                                                                                         (石黒浩 『ロボットとは何が一人の心を映す鏡』による)
(注1)狭める:狭くする
(注2)そもそも:もともと
(注3)得手不得手:得意不得意
(注4)元來:初めから 
(注5)正当化する:ここでは、間違っていなかったと思う
 

1.

好き嫌いがあってはいけないと筆者が考えているのはなぜか。

2.

筆者は、どうして理系に進んだのか。

3.

筆者は、好き嫌いとは人間にとってどのようなものだと考えているか。
 

経済協力開発機構(      けいざいきょうりょくかいはつきこう)(OECD)によると、GDP(国内総生産)に占める学校などの教育機関への公的支出割合が、日本は28か国の中で下から2番目の3.3%だったそうだ。1位はアイスランドで7.2%、2位はデンマークの6.7%だ。もちろん日本は GDPが4兆円以上もあるので、総額から見るとそれほど少ないわけではない。しかし、教育支出に占める家庭の支出の割合が21.8%と高く22か国の中で2番目だった。教育を家庭に頼っているのだ。これでは貧しい家庭の子供が十分な教育を受けられない可能性が出てくる。日本の将来が危ない。

   日本人が教育を大切にしてきた例として有名な 「米百俵(こめひゃっぴょう)」という話がある。あるとき、米の収穫が減って苦しんでいた長岡藩(ながおかはん)()にお見舞いとしてお米が百俵 (約 6トン)届けられた。藩の武士やその家族は米が配られるのを今か今かと待っていた。ところが小林虎三郎(こばやしとらさぶろう)この米を売って藩の学校を建てようと提案した。おなかが空いてたまらない武士たちは初めは大反対であった。しかし小林は 「食べられないからこそ教育しなければならない。百俵の米は数日食べ終わってしまう。この米を売って学校を建てることこそが長岡藩が生きていくただひとつの道だ。」と言って説得した。こうして1870年学校が生まれた。そこから多くの優秀な人物が育った。そうして長岡藩は豊かに発展していた。

   日本は明治時代(1868~1912 年)に欧米の先進国に追いつこうと、技術者を招いてその技術を学んで。彼らの知識はすぐに全国に広まり、日本の産業は急速に発達したそうだ。多くの日本人がいわゆる 「読み書きそろばん]、つまり読むこと、書くこと、計算することができたからだ言われている。もし文字が読めなかったら、簡単なことでも文を読んで学ぶことはできない。人がそこに行って一つ一つせつめいしなければならない。これでは知識広まるのにかなりの時間が必要になる。

   現在、国が教育を軽視しているとは言わないが、国の予算を見る限り重要視されているとも言えない。日本の将来は子供たちの肩にかかっている。その子供たちの教育費が少なくては国が滅びると言いたい。また、大学院を卒業している修士や博士が就職誰だと言われている。彼らの能力が生かせる場を作ることも待ったなしだ。大学院の進学率が下がることは、技術が国を支えている日本としては問題である。教育はすぐには利益として現れないけれど、長い目で見ると計り知れない効果をもたらす。いまこそ教育に重きを置いた国策を採るべきときである。

(注)長岡藩(ながおかはん)長岡(ながおか)新潟県(にいがたけん)地名(ちめい)

(はん)(むかし)(けん)()

1.

教育費を家庭に頼っているとどうなるか。

2.

「米百俵」の話について述べているのはどれか。

3.

筆者の意見はどれか。

まとめ、というのは、実際やってみると、なかなか、たいへんな作業であることがわかる。その面倒さにてこずったこ(注1)とのある人は、だんだん、整理したり、文章にまとめたりすることを敬遠する(注2)ようになる。そして、ただ、せっせと本を読む。読めば知識はふえる。材料はいよいよ多くなるが、それだけ、まとめはいっそうやつかいになる。こうして、たいへんな勉強家でありながら、ほとんどまとまった仕事を残さないという人ができる。

もうすこし(そう)を練らなくては、書き出すことはできない…卒業論文を書こうとしている学生などが、よ<、そう言う。ぐずぐずしていると、時間がなくなってきて、あせり出す。あせっている頭からいい考えが出てくるわけがない。

そういうときには、

「とにかく書いてごらんなさい」

という助言をすることにしている。ひょっとすると、書くのを(おそ)れる気持があるのかもしれない。それで自分に口実をもうけて、書き出すのを一日のばしにする。他方では、締切(しめき)りが(せま)ってくるという焦燥(しょうそう)(注3)も大きくなってくる。

頭の中で、あれこれ考えていても、いっこうに筋道(すじみち)が立たない。混沌(こんとん)とした(注4)ままである。ことによく調べて、材料がありあまるほどあるというときほど、混乱がいちじるしい(注5)。いくらなんでもこのままで書き始めるわけには行かないから、もうすこし構想(こうそう)をしっかりしてというのが論文を書こうとする多くの人に共通の気持ちである。それが(    )。

気軽に書いてみればいい。あまり大論文を書こうと気負(きお)わない(注6)ことである。力が入ると力作(りきさく)(注7)にならないで、(うえ)すべりした(注8)長編(ちょうへん)に終わってしまいがちである。いいものを書きたいと思わない人はあるまいが、思えば書けるわけではない。むしろ、そういう気持をすてた方がうまく行く。論文でなく、報告書、レポートでも同じだ。

(外山滋比古 『思考の整理学』筑摩書房)

(注1)てこずる:難しくて苦労する

(注2)敬遠する:避ける/やりたがらない

(注3)焦燥(しょうそう):気持ちが急ぐこと

(注4)混沌(こんとん)とした:混乱してはっきりしない

(注5)いちじるしい:はっきりわかる

(注6)力作(りきさく):立派な作品

(注7)気負う:がんばろう、うまくやろうと思う

(注8)上すべりした:表面だけの

1.

(    )には、どんな言葉が入るか。

2.

(うえ)すべりした(注8)長篇(ちょうへん)とはどんなものと考えられるか。

3.

これから卒業論文を書く学生に対して筆者はどんなアドバイスをすると考えられるか。

問題4 次の(1)から(3)の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。

A

読書好きの子供たちに、おすすめの本を聞いてみると、「OOという登場人物が活躍(かつやく)するシリーズ本」という答えがよく返ってくる。親世代(おやせだい)にも「名探偵シャーロック・ホームズ」(注1)などに夢中になった人がいることだろう。

今は子供向けのシリーズものが数多く出版されている。3人組(にんぐみ)の少年が町に起きた事件を解決するシリーズ。小学生の女の子が温泉の女主人候補として活躍するシリーズ、などが代表的だ。こうした本に親しんでいる子供は「次はどんな展開になるんだろう」とわくわくして次の巻へと読み進み、楽しい読書体験(たいけん)を重ねていく。子供時代のこうした経験は貴重である。将来の読書習慣への第一歩(だいいっぽ)と言えるからだ。

B

シリーズものというのは、だれにとっても誘惑的(ゆうわくてき)な存在です。読書好きな大人でも、気軽に本を楽しみたいときには、好きな作家のおなじみのシリーズを選びがちですが、それは、基本設定や主な登場人物がわかっていて、その世界に入りこみやすく、入ってみたら若手な世界だったという心配もいらないからです。読書力のない子どもならなおさらで、数をかせぎたい(注2)ときには、探すのも楽、読むのも楽というのは、とても大きな誘惑です。(中略)しかし、成長期の子どもの時間は、九歳の一年と十歳の一年とではまるで違う。かけがえのないものであって、その貴重な時間が、一人の作家の一つの世界に長期にわたって占領(せんりょう)されてしまうというのは、たとえそのシリーズの内容がそう悪くなくても、明らかに問題です。

(注意)

1. シャーロック・ホームズ:イギリスの小説の主人公

2. 数をかせぐ:ここでは、読んだ本の冊数を増やして学校での評判を高くすること

1.

AとBのどちらの文章にも書かれている内容はどれか。

2.

子供がシリーズものを読むことについて、Aの筆者とBの筆者はどのような立場に立っているか。

A

   子どもが親と同じ職業につくことは、昔なら当然のことであった。農民の子は農民に、商人の子は商人になるよう、生まれたときから義務(ぎむ)づけられていたと言ってもいい。しかし、近代になると個人の意思を尊重しようという動きが生まれ、「職業選択(せんたく)の自由」が多くの国々の法律に()()まれるようになる。そして、親と同じ仕事を選ぶなんて考えが古い、家に(しば)られた気の毒な人のすることだ、といった見方さえされるようになった。

   一方で、親と同じ仕事ができるのは恵まれた人だけで不公平だという意見も出てきている。ある種の職業を特定の家の人が独占(どくせん)し、一般の人のチャンスを(うば)っているというものだ。近年では就職自体が難しくなってきており、ある意味当然な流れとも言えよう。

B

 「職業選択(せんたく)の自由」と言うが、大人になってから選ぶのでは遅すぎるような職業もある。世襲が基本とされている伝統(でんとう)芸能の世界などでは、家庭がそのまま職業訓練の場となっていて、子どもは職業に必要な技能(ぎのう)を自然に身につけていくという。幼小時(ようしょうじ)からそのような環境で育った者と、少年期、青年期になってからその職業につこうとする者とのあいだには大きな差がついてしまう。その差を克服(こくふく)するには、かなりの努力と才能が心要になる。自由といっても、どんな職業でも選べるというわけではないのだ。

   もちろん、伝統(でんとう)芸能の家に生まれた者にはプレッシャーもあることだろう。しかし、さまざまな技能(ぎのう)を親から学べること、学ぶ機会に(めぐ)まれていることは、伝統(でんとう)を次世代へつなげていくという意味から大いに評価(ひょうか)できるのではないだろうか。

1.

AとBの著者は「職業選択(せんたく)の自由」についてどのような主張をしているか。

2.

AとBの著者は、世襲に対してどのような立場で論じているか。

<Aの意見>

マンガを読むことが遊びにつながると考えるのは間違っています。マンガを読むことで学べることもあるのではないでしょうか。最近、子どもたちが本を読まなくなったと言われますが、マンガは文字を読む機会を与えてくれます。新しい漢字出会ったときも、カナがついていることが多いので、漢字の読み方を知ることができます。慣用句やことわざなどの意味も、マンガだとわかりやすくなりますから、国語の授業にも使うといいかもれません。(1)マンガを学校へもっていくと、授業中に読んしまうのでないかという意見もあると思います。しかし、それは先生や親の指導次第ではないでしょうか。マンガを読んでもいいときと読んではいけないときのけじめをつける(注1)ことを教える良い機会にもなると思います。

<Bの意見>

「マンガで文字を読む機会が増えれば漢字や言葉の勉強になる。だから、学校へマンガを持ちこむことは悪いことではない」という意見があるが、これは本当にそうなのだろうか。

たしかにマンガだと慣用句やことわざがわかりやすくなるとは思うが、漢字にふりがながついていれば、読み方の勉強になるかというと、そうはいかない。私自身の体験から言うのだが、カナがあると安心してしまって、漢字を読み流すことになり、かえって読み方を覚えようとしなくなる。

また、けじめをつけることを教えれば、授業中にマンガを読むこともないと言うけれど、実際にはこのような指導ができるものかと私は大いに疑問に思う。

(注1)けじめをつける:正しいこと、正しくないことをきちんと分ける 

1.

(1)マンガを学校へもっていくと、授業中に読んでしまうのではないかという意見もあるとあるが、この意見についてA、Bはどのような考えをもっているか。

2.

「マンガと勉強の関連」について、A、Bはどのように考えているか。

A

「一年の計は元旦(がんたん)にあり」という言葉がある。何事(なにごと)も準備が大切だという教えのようだが、元旦(がんたん)、つまり一月一日にいい朝が迎えられれば、新しい一年が良い年になるという意味でもある。このような考え方がもとになって、初日(はつひ)()を見る習慣が生まれたのだろう。一年を迎えるにあたり、日の出を見て新しい一年について祈ると、(おだ)やかで()んだ気持ちになる。もともと農業を(いとな)んできた日本人にとって、太陽は生活と深くかかわる特別な存在だった。太陽を神のように(あつか)い、日の出を大切にするのは、世界各地で見られる習慣でもあるそうだ。

最近は、都心の高層ビルなどで、多くの人に初日(はつひ)()を見てもらおうと、元旦の早朝に特別に展望台(てんぼうだい)を開放するところもある。若者(わかもの)が日本の伝統(でんとう)に目を向けるきっかけとなればよいと思う。

B

   最近では、高層ビルなどの展望台(てんぼうだい)の多くが初日(はつひ)()のための来場を期待し、1月1日の早朝に特別営業をするようだ。事前に申し込まなくてはいけないが、希望者が多く抽選(ちゅうせん)になることも多いという。

   考えてみれば不思議だ。正月にだけ日の出を見たがるのは、なぜなのか。初日の出とともに「年神様」が現れると信じられていたという説もあるが、年神様を迎える儀式(ぎしき)としては、日の出を見るよりも家の中で四方(しほう)(東西南北)を拝むというのが伝統的な形だ。初日(はつひ)()が注目されるようになったのは、日の出が戦い勝つす姿(すがた)を表すと考えられたためで、明治以降の戦争中のことだとも言われる。そう考えると、我々は現代のこうした“展望台(てんぼうだい)ビジネス”に少々踊らされているのかもしれない 。
1.

AとBのどちらの文章にも触れられている点は何か。

2.

AとBの筆者は、展望台(てんぼうだい)初日(はつひ)()を見ることについて、どのような立場をとっているか。

相談者:

私は大学2年生です。10代がもうすぐ終わってしまいます。このままでは何もしないうちに終わってしまうような気がします。10代のうちにしておくべきことは何でしょうか。

回答者A:

   旅をするというのはどうでしょうか。卒業して社会人になったら、忙励て気ままな旅をすることはむずかしくなります。学生の間は、お金はないでしょうから、お金より時間でぜいたくができる旅をお勧めします。

   時間の制約のない中で、好奇心のままに見聞(けんぶん)を広め、自分の感じ方や考え方が変わることを楽しむ、そんなことができる旅です。

   私は、学生時代、仲間といっしょにそんな旅をよくしたものです。夜行列車で行く貧乏旅行でした。汽車の窓から眺めた夕焼けや、夜の海に浮かぶ船の灯り、空に輝く無数の星……。いまでも目を閉じるとあざやかに浮かんできます。

   五感を敏感に働かせていろいろなものに感動することです。そうした感性が、今後仕事をしたり人間関係を築いたりする上の大切な(かて)になると思います。

回答者B:

   やはり10代は何かに打ち込むことですね。例えば勉強。私は、アメリカに留学をしたとき死ぬほど勉強しましたが、それが今の私の土台になっている気がします。

   勉強が苦手な人は、スポーツでいいと思います。野球でも、サッカーでも、水泳でも、とにかく打ちこむことです。自分の肉体の限界に(いど)むような気持ちで頑張ること。スポーツで大成することが目的ではなく、頑張ることが目的なのです。人間は若い時に一度はハードトレーニングを経験することが大切だと思います。ハードトレーニングに()えた経験と自信が、それからの人生で自分を支えてくれるのです。

1.

二人が重視していることは、一言で言うとそれぞれ何だと考えられるか。一番適当なものをえらびなさい。

2.

二人の回答に共通していることは何か。

問題5 以下の質問に答えてください。答えは1・2・3・4からいちばんいいものを一つえらんでください。

夏休み格安箱根一泊ツアー

ツアーの特徴

①ホテルは全室から海が見えます

②お風呂は、天然温泉。お好きな浴衣が選べます。

③夕食は海の幸、山の幸が楽しめるバイキング

④さまざまなオプションコースをご用意しました。

⑤ゴールデンウィークはどの日も出発。
(ただし、参加希望者が2名以下の場合は取りやめになりますので、ご了承ください)

食事

朝1回  昼食0回  夜1回

ご予約

出発日の20日前までにお願いいたします。

お電話でもインターネットでも予約できます。

代金のお支払いは、5日前までにお願いいたします。

予約をキャンセルなさる場合は、出発の1週間前までに電話でご連絡ください。

6日前からのキャンセルでは代金の全額返金はいたしかねます。
*キャンセルの返金についての詳細は当社までお尋ねください。

代金

平日:    大人 (高校生以上)23,000円

小学生  10,000円、中学生  15,000円

土・日・祝日:大人  27,000円

小学生 12,000円  中学生  18,000円

(お部屋は二人から四人の相部屋になります。お一人のお部屋をご希望の場合は、   

1万円の追加料金で申し受けます。)

オプションツアー

①焼き物体験:地元陶芸家の指導による皿などの製作体験

参加費:大人3,000円 小・中学生1,500円

②美術館、博物館めぐり 参加費:2,000円 小・中学生1,000円

③船で湖を一周するクルーズ 参加費:大人5,000円 小・中学生3,000円

1.

週末に大人2人、子供2人(小学生と中学生)の家族でこのツアーに参加して、オプションコースの船のクルーズも申し込む場合は、いくら支払わなければならないか。

2.

予約をキャンセルする場合、どのようにすれば支払った料金が戻ってくるか。

返品ご返品の場合は、引き取りサービスをご利用ください

 

引き取りサービスは、インターネットかお電話でお申し込みください。

・運送業者が商品の引き取りにお伺いいたします。

・引き取りサービスをご利用の場合、返品送料は当社が負担します。

www.i-shop.ne.jp または0120-460-988

【受付時間】9時~21時(年中無休)

下記の場合のご返品はご遠慮ください。

・一度ご使用になった商品

・特別の理由なく、商品到着後11日以上経過した場合

・お客様の手で、傷や汚れが生じた場合

※不良品の場合は上記に関係なくご相談を承ります。

直接ご返送いただく場合

引き取りがご都合の悪い場合は、直接下記までご郵送ください

返送先:222-22XX神奈川県川崎市XX460-X i-shop返品係

※直接ご返送いただく場合、お客様の都合によるご返品は、送料がお客様のご負担となります。

※不良品やお届け商品まちがいによるご返品は、送料はi-shop負担の着払いでご返送ください。

ご返品の商品が当社に到着次第、ご返金についてご連絡いたします。

その他ご注意点

お問い合わせ

商品写真について

商品に忠実な再現を心がけておりますが、撮

影・印刷・パソコン画面等の関係で、色や素材

感が実物と異なる場合があります。

お気軽いにご相談ください

サービスセンター

電話:0120-700-856

Eメール:info@i-shop.ne.jp

  インターネット:www.i-shop.ne.jp

「お問い合わせ」をご利用ください。

1.

Aさんの家に注文した商品が届いたが、商品が割れていた。返品したいのだが、どうすればよいか。Aさんは家にいないことが多い。

2.

返品ができる可能性がある場合は次のどの場合か。

1.

上野さんは、「無料お試し」を利用してから、プランBを利用しようと考えている。どのように手続きをしたらいいか。

2.

入会後2か月の間で、レンタル1枚の費用が一番安いのはだれか。

1.

チャンさんは来月帰国する際に、A社を利用して引越する予定である。荷物が10箱以上あるのでなるべく安い料金で送りたいが、そのうち帰国後すぐに使うものが入った5箱は料金が少し高くてもいいので早く着くように送りたい。チャンさんはどうしたらいいか。

2.

会社員の有田さんは3ヶ月後に海外支店に転勤することになった。一緒に行く家族外国での生活が初めてなので、日本語で対応してもらえて、なるべく楽なプランを利用したいと思っている。有田さんはA、B両社のどのプラン検討したらいいか。

日本料理体験レッスン

寿司を作ろう

対象   高校生以上

※初心者の方大歓迎です。料理の基本から丁寧に指導します。

※以前、当教室の体験レッスンに参加されたことがある方のお申し込みはご遠慮く

ださい。

実施期間38日(月)〜44日(日)

定員1クラス20

※定員になり次第、締め切らせていただきます。

※定員に満たない場合は中止となる場合がありますので、ご了承ください。

申込方法

下記にお電話の上、ご希望の日時・教室をお伝えください。

※希望日の1週間前までにお申し込みください。

※材料の準備等がございますので、キャンセルがないようお願い致します。

キャンセルなさる場合は、3日前までにお電話くださいますよう、お願いいたし 

ます。なお、前日・当日のキャンセルにつきましては、キャンセル料として参加

費を全額お支払いいただきます。

参加費1,200円

時間午前コース10:00〜12:00

午後コース13:30〜15:30

夜コース18:30〜20:30

※1コースの受講時間は約2時間です。

場所池袋教室 新宿教室 渋谷教室 銀座教室

※新宿教室は午前コースのみとなります。

※銀座教室の日曜コースはありません。

お支払い 当日受付で直接お支払いください。

おつりのないようにお願いいたします。

持ち物  エプロン、タオル、筆記用具をお持ちください。

※池袋教室、新宿教室にて体験レッスンご参加の方は、上記のほうかにスリッパを

ご持参下さい。

お申し込み・お問い合わせ

フールドクッキングカレッジ TEL 0120-333-4567

          受付時間/9:00~17:00(月)~(金)

1.

まキャンセルについて正しいものはどれか。

2.

池袋(いけぶくろ)教室について、正しいものはどれか。