Đề thi luyện kỹ năng Đọc hiểu - JLPT N2

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問題1 次の文章を読んで、文章全体の内容を考えて、以下の中に入る最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。

   「日本に魅力(みりょく)があるうちに開国を」と(うった)えるのは早稲田大のカワン・スタント教授  。米国やシンガポールなどのように、優秀(ゆうしゅう)なアジア人に門戸を開けば、少子化で停滞(ていたい)する (注1)日本は再び活性化すると主張する。インドネシアの華人で1974年に来日。東京工業大、東は北大で博士号(はくしごう)を取得したが、日本で研究職に()けず米国へ。

   93年に日本に戻り、新設大学の教授になったが、やる気のない学生であふれていた。「人間ほど大事な資源(しげん)はない。日本にはほかに資源がないのに」。以後、日本の教育に(けいしょうを鳴らし (注2)  続け、昨年8月に2冊目の著書「感動教育」を出版した。

  「日本の学生は非常に内向き。留学生をもっと受け入れれば違う国の人の意見はこんなにおもしろいのかと気付くはずだ」。

(2011年1月24付新潟日報による)

(注1)停滞する:物事が先に進まなくなる

(注2)警鐘を鳴らす:注意して警告する

1.

スタント教授の主張にあうものはどれか。

   世界の森林は減少し続けている。その理由の一つに商業用木材を得るための伐採(ばっさい)(注)がある。自然の森の中では、多くの場合高価な木材として売れる木とそうではない木が一緒になって生えている。それにもかかわらず、商業的な伐採(ばっさい)では、効率上の理由から、広範囲(こうはんい)にわたってそこに生えている木をすべて切ってしまうことがある。近年、このような伐採(ばっさい)に対する法による規制が強まっているが、違法伐採(ばっさい)は依然として続いているという。

(注)伐採(ばっさい):木を切ること

2.

この文章の内容に合うものはどれか。

   日本人の生活習慣は戦後大きく変わった。最も大きな変化の一つは食生活だろう。もともと日本人は、米を中心とするカロリーの少ない食事をしていた。しかし、肉をはじめとする脂肪(しぼう)の多い料理をよく食べるようになり、必要以上のカロリーを摂取(せっしゅ)するようになってしまった。さらに、現代人は体を使う労働が少なくなり、消費カロリーが減少した。このような生活によって余ったカロリーは、体内に脂肪(しぼう)として(たくわ)えられ、健康にさまざまな害を及ぼすことがわかっている。

3.

この文章の内容に合うものはどれか。

 

「よそにできないものを作る。よそで作っているものやらないほうがいい。」

   これは、小さな町の工場を世界に(みと)めさせた原田(はらだ)社長の言葉である。

   そうは言っても、初めはだれでも人のまねから始めるものだ。だが、10年、20年、その技術(ぎじゅつ)をみがいていくうちに、世界で唯一(ゆいいつ)、他のだれにもまねできない「ものづくり」ができるようになる。そうしてそれが、「よそにできないもの」となるのである。

4.

この筆者から見た、「世界で唯一(ゆいいつ)の会社」の特徴(とくちょう)はどんなことか。

   江戸時代、江戸の町では大衆小説に人気が集まり、貸本屋が繁盛していたという。ということは、江戸の市民は字が読めたということになる。実際、このころの江戸の人々の識字率は何と80%だったとか。これは世界的に見ても驚異的な数字だ。こうした基礎があったからこそ、明治以降、急激な近代化が可能となったのだろう。

5.

こうした基礎」とはどういう意味か。

   ひばり市の健康診断を受ける方はお名前を書いてここでお待ちください。お名前を呼ばれましたら、こちらの部屋にお入りください。最初に身長.体重.視力を測ります。次に、処置室に行って血液を深ってもらいます。そこで尿(にょう)を入れるコップをもらって、トイレに行って尿を深って、トイレの棚に置いてください。次にレントゲン室に行って胸のレントゲンをとります。検査はそれで終わります。最後に受付で検査の結果を聞いたり、先生の診察を受けたりする日の予約をしてお帰りください。

6.

行かなくていいところはどこか。

   だれもが(みと)めることだが、日本人はとにかく(いそが)しく、時間がない。少しの(ひま)()しんで、仕事、学習に、レジャーに、一生懸命(いっしょうけんめい)がんばる。あるいは、がんばらずにはいられないのかもしれない。まじめなのはいいことだが、自分のことに一生懸命になればなるだけ、その分、他人に対する無関心は高まっていく。他人のことをかまっている余裕(よゆう)がなくなるのである。

   大阪のある駅で、先日、駅前にある()え木の間から、死後(しご)2か月以上た()った死体が発見された。()え木に(かく)れて見えなかったとはいえ、一日の利用者が百万人を超える駅に、警備員(けいびいん)清掃員(せいそういん)はいないのだろうか。だれ一人気がつかなかったというのは、おどろきである。これが日本の大都会(だいとかい)日常(にちじょう)なのだ。

7.

この筆者から見た日本人の特徴は、どんなことか。

2009年11月18日

BNA株式会社

営業部(えいぎょうぶ)御中(おんちゅう)

株式会社さくら

営業課 木村

前略(ぜんりゃく)

さて、先日(せんじつ)注文したマグカップ・ブルー500個ですが、本日到着しました。早速(さっそく)確認(いた)しましたところ、うち200個がマグカップ・ブルーではなく、マグカップ・イエローでした。色違(いろちが)いなので。単なる手違(てちが)いだと思いますが、お調べいただいた上、至急(しきゅう)注文通りの(しな)をお送り下さいますよう、お願いします。なお、注文したものが(すべ)(とど)次第(しだい)誤送分(ごそうぶん)をご返送(へんそう)させていただきます。よろしくお願い(いた)します。

8.

この手紙の中の会社について正しいものはどれか。

問題2 次の(1)から(5)の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。

   何かを評価(ひょうか)する時、日本人は100点を満点とする方法を()りがちです。小学校入学以来、()(かえ)し行われるテストがその典型で、すべての出題に正解すれば 100点。間違った場合は、その分を差し引いていく。つまり限定法(げんていほう)です。

   これは中間レベルを相対的(そうたいてき)(注1)評価(ひょうか)する場合に(てき)しています。たとえば30じんのクラスで100点満点のテストを実施したとしましょう。得点(とくてん)評価(ひょうか))は0点から100点まで分布します。60点の人は50点の人よりも高く評価(ひょうか)される。これは(だれ)にでもわかりまう。

   ところが、100点の人が5人いたとしたら、どうでしょうか。5人が優秀(ゆうしゅう)なのはわかるけれど、彼らに正当な評価(ひょうか)がされたとは言えません。100点という「天井(てんじょう)」を設定(せってい)したために、評価(ひょうか)曖昧(あいまい)になってしまうわけです。

   こうした方法で評価(ひょうか)していると、評価(ひょうか)を受ける側は100点を目標にするようになります。試験に出そうなかとだけを勉強し、それ以外はやってもムダと考えるわけです。すると、努力し続ければどんどん伸びる可能性があるのに、100点で止まってしまうことになります。こうしたことを()けるために、評価方法として加点法(かてんほう)採用(さいよう)している分野を少しはあります。(中略)

   減点法(      げん てんほう)加点法(かてんほう)の違いを一言(ひとこと)で言えば、失敗をカウントするか(注2)、成功をカウントするか、ということです。社会生活(注3)(いとな)む大多数の人間は評価(ひょうか)を求めて生きますから、適用(てきよう)される評価法(ひょうかほう)に合わせて行動様式(注4)を変えます。失敗がカウントされるから、失敗を減らすように努めるし、成功がカウントされるなら成功を増大させようと努めるわけです。

(川口淳一部『「はやぶさ」式思考法 日本を復活させる24の提言』飛鳥新社による)

(注1)相対的に:ほかのものと比べて

(注2)カウントする:数える

(注3)社会生活を営む:社会で生活する

(注4)行動様式:行動のしかた

1.

次のうち、減点法(げんてんほう)のものはどれか。

2.

評価(ひょうか)曖昧(あいまい)になってしまう のは、どのような場合か。

3.

筆者は、減点法(げんてんほう)をどのようにとらえているか。

   たとえば、「走る」ことは、一見単純で誰にでもできる運動ではあるが、「速く走る技術」となると、なかなか①身につけることが難しい。教えられたように走るフォームを改善することが簡単ではないからだ。
   誰でもできる運動なのに、なぜその改善が難しいのだろう。
   実は、普段慣れている動作ほど、その動作に対する神経支配がしっかりとできあがっているからだ。運動の技術やフォームを改善することは、その運動を支配する神経回路(注1)を組みかえることになるので、そう簡単にはいかない。
   コーチは、腕を振り、膝の運び方、上体の前傾の取り方など、フォームを矯正(注2)しようと指導し、指導を受けるランナー(注3)も指摘された体の動きの修正に意識を向けてトレーニングするのが普通である。しかし、動作の修正には多くの時間と繰り返しが必要であり、またその効果が上がらないことも多い。そして、トレーニングの効果が上がらない人は、「運動神経」が良くないということになる。
   ②この場合、運動技術の修正は、「運動の神経回路を修正する」ことであると考えることによって、解決の糸口(注4)がみつかる。
   スポーツ技術や「身のこなし(注5)」の習得には、神経回路に直接的に刺激を与えるようなトレーニング上の工夫が必要である。
   工夫をいろいろと重ねるうちに、「動作をイメージし、それに体感する」ことが、運動の神経回路を改善するのにきわめて有効であることがわかってきた。
                                                                              (小林寛道 『運動神経の科学-誰でも足は速くなる』による)
(注1)神経回路:ここでは、神経をつなぐ仕組み
(注2)矯正する:正しくなるように直す
(注3)ランナー、走る人
(注4)糸ロ:きっかけ
(注5)身のこなし:体の動かし方

1.

早く走る技術」はなぜ①身につけることが難しいのか。

2.

②この場合 とはどんな場合か。

3.

筆者によると、「速く走る技術」を身につけるにはどうすればよいか。

   ご近所トラブルは、古くて新しい問題だ。(中略)

警察庁(けいさつちょう)統計(とうけい)によると、昨年、近隣(きんりん)関係や家庭などをめぐり全国の警察に寄せられた安全相談は約16万6千件。07年の約13万件に比べ3割ほど増えている。

騒音(そうおん)問題など近隣(きんりん)トラブルに(くわ)しい八戸(はちのへ)工業大学の橋本典久教授(はしもとのりひさきょうじゅ)(音環境工学)は、「マンションの床は以前より厚さが増し、騒音(そうおん)対策もされたのに苦情は減っていない。音に対する感性(かんせい)が変わり、敏感(びんかん)になっている(注1)」と指摘する。

橋本教授(はしもときょうじゅ)によると、15年ほど前から苦情件数は増え始め、00年ごろからは学校や公園で遊ぶ子どもの声への苦情が目立ってきた。「セミやカエルの鳴き声がうるさいから何とかしろ、という苦情も行政(ぎょうせい)(注2)に寄せられる」という。

なぜ増えているのか。核家族(かくかぞく)(注3)化で各自が個室を持ち、近所の人を自宅に招いてお茶を飲むような機会も減っている。目白(めじろ)大学の渋谷昌三教授(しぶやしょうぞうきょうじゅ)(社会心理学)は「他者をもてなす(注4)場でもあった縄張(なわば)(注5)に人を入れることがなくなり、自分の殻に()じこもる人が増えた」と分析する。

また、(ひと)り暮らしの高齢者などに見られる傾向にも注目する。「孤独(こどく)な人ほど人と交わりたいという欲求が強まり、近所の人の言動が気になってしま、『年寄りの()(ごと)(注6)』という言葉があるが、しつこく苦情を言う人ほど、実はコミュニケーションを取りたがっているということかもしれない」と話す。

(朝日新聞2012年11月17日朝刊による)

(注1)敏感(びんかん)になる:感覚が鋭くなる

(注2)行政(ぎょうせい):国や役所など、公的なサービスを行うところ

(注3)核家族(かくかぞく):夫婦だけ、または夫婦と子供だけの家族

(注4)もてなす:客を歓迎して、世話をしたり相手をしたりする

(注5)縄張(なわば)り:自分の場所だと意識している範囲

(注6)()(ごと):言ってもどうにもならない不満

1.

音に対する感性(かんせい)が変わり、敏感(びんかん)になっているとはどういうことか。

2.

子供の声などへの苦情が増えているのはなぜか。

3.

ご近所トラブルについて、この文章ではどのように述べているか。

   人間は、()(かえ)し練習することで、難しい作業であっても(たく)みに(注1)素早(すばや)くできるようになりま。しかし、この能力が(あだ)となって(注2)、ミスにつながることもあります。

   毎日変化のない仕事を大量にこなしていると、「次の仕事もいつものパターンと同じだろう」と思い込む(注3ようになります。

   普段は歩行者がほとんど無い横断歩道では、自動車のドライバーはあまり注意せずに通過します。歩行者は現れないと思い込んでいるからです。それゆえ、のれに歩行者が現れると()いてしまうのです。一見安全と思える場所でも事故が起こるのは、①このためです。(中略)

   思い込みによるミスは、深刻な結果を引き起こすことがあります。一旦(いったん)こうに違いないと思い込んでしまうと、その後に着手(ちゃくしゅ)する作業が、なまじ(注4)練習効果があるために、素早く徹底的(てっていてき)に実行されてしまうからです。

   間違いは無いと思い込んだまま、患者(かんじゃ)()(ちが)えに気付かず、心臓や(はい)を手術したという医療ミスの事例(じれい)があります。このような事例のいずれの場合でも、途中で気付かれることなく、手術自体は完遂(かんすい)(注5)されてしまいました。慣れている医師だからこそ仕事が速く、ミスに気付くに手術が終わってしまうのです。

   つまり②(注6)玄人(くろうと)の方が危ないのです。むしろ経験が浅い方が、慎重(しんちょう)になって時間がかかるので、完了する前にミスに気付けるチャンスが多いと言えます。

(中田亨『「事務ミス」をナメるな!』光文社新書による)

(注1)(たく)みに:上手に

(注2)(あだ)となる:害になる

(注3)思い込む:強く信じる

(注4)なまじ:(なくてもいいのに)少し

(注5)完遂(かんすい):最後までやり終わること

(注6)玄人(くろうと):その仕事が専門の人。専門家、プロ

1.

このためとはどのような内容を指すか。

2.

筆者はなぜ②玄人(くろうと)の方が危ないと考えるのか。

3.

この文章で筆者が最も言いたいことはどれか。

   どうして日本人はお返しをするのかと、たびたび外国人から質問される。私もなぜだかわからない。習慣だからとしか答えられない。くれた人にお札の気持ちを表すためにお返しをするのだろう。一生の間には結婚、葬式(そうしき)、赤ちゃんの誕生(たんじょう)、入学、卒業、引っ()しなどうれしいことや悲しいことなどが起こる。そのたびにお金やプレゼントをあげたりもらったりする。収入がない人がもらった場合や会社を()めたり引っ()しなどで別れるときはお返しの必要はない。でも子どもの代わりに親が返すこともある。

   お返しにはお菓子(かし)や皿やタオルなどさまざまな物が選ばれた。最近人気が高いのは「カタログ」だ。もらった人がカタログの中から自分の好きな物を選んで送ってもらえるからだ。お返しにいらない物をもらって困った試験がある人が多いので、カタログをもらうと喜ぶ人が多いようだ。しかし自分へのお返しを自分で選ぶのは何だか変な気がする。

このお返しの習慣はなかなかなくならないと思う。しかしお返しを止めて福施施設(ふくししせつ)などに寄付する人や、お返しは要らないと言って最初からあげる金額や品物を()らす人も出てきた。少しずつ変わっていってほしい習慣だ。

1.

「お返し」というのは何か。

2.

最近、お返しはどう変わってきたか。

3.

著者はお返しについてどう思っているか。

   「日本の消費者は世界一、目が肥えている(注1)」という言葉には2つの意味がある。第1は機能や味などへの要求水準が高いこと。第2には、わずかな傷も許さないなど見た目へのこだわりだ。
   消費者は後者のこだわりを捨てつつある。それでは消費者は嫌々「傷物」に目を向け、我慢して買っているのか。必ずしもそうではない。
   衣料品や家具などでは中古品市場や消費者同士の交換が盛んだ。再利用でごみが減り、環境にもいい。商品の傷も前の使用者のぬくもり(注2)とプラスにとらえる感性(注3)が若い人を中心に広がっている。
   規格(注4)外の農産物も似ている。ごみになるはずのものを安く使い、エコロジーと節約を両立させることに、前向きの価値を見いだしているのではないか。不ぞろいな野菜は、むしろ手作り品を思わせる長所。消費者の新たな価値観に、企業がようやく追いついてきた。
   市場が広がれば、粗悪品(注5)や不良品が出回る可能性も高まる。なぜ安いのか。本来の価値は損なわれていないか。企業の責任は重い。消費者にも「厳しい目」をきちんと持つことが求められる。
                                                                                                         (日本経済新聞2009年8月27日付朝刊による)
(注1)目が肥えている:よい物を見慣れていて、物の価値がわかる
(注2)ぬくもり:あたたかい感じ
(注3)感性:感じ方
(注4)規格:基準
(注5)粗悪品:粗末で質が悪いもの
 

1.

以前と比べ、消費者はどのように変わったか。

2.

筆者は、消費者の意識の変化をどのようにとらえているか。

3.

追いついてきたとあるが、企業がどうなってきたのか。

問題3 次の文章を読んで、質問に答えなさい。答えは、1・2・3・4から最もよいものを一つえらびなさい。

1000円のモノを500円で買う

101万円のモノを100万円で買う

ふたつの例のうち、どちらが(とく)をしているだろうか?

1000円のモノを500円で買う。これは2倍得した(注1)ような気分になる。確かに割合にしたら50%引きだ。

それに対して、101万円のモノを100万円で買った場合、値引きの割合はたったの1%弱で、101万円も100万円も額としてはたいして変わらないような気がする。

しかし、心を落ち着かせてよく考えてほしい―1万円も得をしているのだ!この金額の前では、もはや500円の損得なんてどうでもいい。

だから私は、1万円以下の買い物での很得には目をつぶり、大きな買い物に対してだけ口出しするようにしたのである。

このように、費用の削減(注2)はパーセンテージで考えるべきものではなく、絶対額で考えるべきものなのだ。

お金に対してこういったポリシ(注3)がない人は、高い買い物をする際に、「101万円も100万円もたいして変わらないから、お店の人の(すす)めるほうでいいや」と考えてしまう。

家の購入(こうにゅう)(注4)や結婚式の費用などでどんどん出費が増えていくのは、こういう背景(はいけい)(注5)があるからだろう。お店の人も「家の購入は人生の一大イベントですから」「結婚式は一生に一度ですから」と勧めるので、なぜか「高くてもいいや」と思ってしまう。そんな人に限って、スーパーでの買い物で10円単位をケチったりする(注6)のだから 1おもしろい

こんなことをいうと、「10円単位で節約することが大切なんだ。『チリも積もれば山となる』(注7)というだろう」というお叱りを頂戴(ちょうだい)しそうだ。

しかし、毎日10円を節約しても1年間で3650円である。だったら、1年で一度1万円の節約をしたほうがはるかに効果的だ。「普段はケチをしてもいいけど、たまにはパッとしたい」という人もいるが、2これはかなり危険な思想である。

たとえば、毎日100円節約して、たまにパッと5万円を使った場合、次のようになる。  

100(円)×365(日)- 5万(円)= △ 1万3500円

(△はマイナスを意味する)

残念ながら赤字である。こういう人は非常に赤字を出しやすい性質(たち)なので、経営者には向いていない。要は節約した気分になっているだけで会計をみていないのである。

(山田真哉 『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?身近な疑問から始める会計学』光文社)

(注1)(とく)する:何かをした後、お金などが前よりも多く残る

(注2)削減(さくげん):減らすこと

(住3)ポリシー:行動の基本方針ず

(注4)購入(こうにゅう):買うこと

(注5)背景(はいけい):後ろ、裏側

(注6)ケチる:金を出したがらない

(注7)チリも積もれば山となる:小さいものでもたくさん集まれば大きなものになる

1.

おもしろいと言っているが、何がおもしろいのか。

2.

これはかなり危険な思想と言っているが、なぜ危険なのか。 

3.

筆者がこの文章でいちばん言いたいことはどんなことか。

  「ぼくは学生時代、数学の成績(せいせき)が良かったから、数学の才能(さいのう)はある方だと思うのですが…」

  「わたしは学生時代から数学がまったくダメで、全然才能がありません。これが息子(むすこ)遺伝(いでん)するのではないかと心配で……」

   こんな話をよく耳にする。多くの人が、数学の才能があるかないかということを、学生時代の数学のテストの点数で(ろん)じているのだ。しかし、小学校の算数から始まって、大学の学部程度(がくぶていど)までの数学を理解するのに、才能も何も関係ない。①それを理解する能力は、日常(にちじょう)生活をきちんと送れる能力とあまり変わらない。そう私は思っている。(②「数学の才能」と呼ぶのにふさわしい能力の持ち(ぬし)とは、歴史に名前を(のこ)しているような(だい)数学者のことを言うのであって、百年に一人いるかいないかだというのが私の考えなのだ。

   では、「大学の学部程度までの数学を理解する能力」、すなわち「日常生活をきちんと送れる能力」とは、どんな能力だろうか?

   だいたい次の四つのことができる能力と考えればいいだろう。それができれば、後は、努力次第(しだい)である。その四つとは、「辞書を引くことができる」、「自分のカバンを自分のロッカーに入れられる」、「料理を作れる」、「地図を()ける」である。なぜ、これらの能力があれば、大学の学部までの数学は理解できると言えるのか。

   例えば「英語の辞書が引ける」ということは、アルファベット26文字の順序(じゅんじょ)関係を理解できるということだ。国語辞典なら、51もの数の大小関係が理解できるということになる。「自分のロッカーが使える」ということは、自分のカバンを自分の番号(ばんごう)のロッカーにしまえるということだから、すなわち「一対一」対応の考え方を理解できるということだ。「料理を作れる」ことは、ものを観察(かんさつ)し、予測(よそく)する力があることを意味し、「地図を描ける」ことは、線や記号を使って実際の空間(くうかん)平面(へいめん)にする能力、すなわち、抽象化(ちゅうしょうか)する能力を意味しているのだ。

   だから、これら四つの能力があるにもかかわらず数学ができないという人は、数学を理解する能力がないということではなくて、(たん)努力(どりょく)をせず、なまけていただけだと思うのだ。

(秋山仁「数学」『中学生の教科書 』四谷ラウンドによる)

1.

①「それ」は、何を指しているか。

2.

筆者の考える②「数学の才能」とは、どのようなものか。

3.

筆者がこの文章で言いたいことは、どんなことか。

問題4 次の(1)から(3)の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。

A

   子どもが親と同じ職業につくことは、昔なら当然のことであった。農民の子は農民に、商人の子は商人になるよう、生まれたときから義務(ぎむ)づけられていたと言ってもいい。しかし、近代になると個人の意思を尊重しようという動きが生まれ、「職業選択(せんたく)の自由」が多くの国々の法律に()()まれるようになる。そして、親と同じ仕事を選ぶなんて考えが古い、家に(しば)られた気の毒な人のすることだ、といった見方さえされるようになった。

   一方で、親と同じ仕事ができるのは恵まれた人だけで不公平だという意見も出てきている。ある種の職業を特定の家の人が独占(どくせん)し、一般の人のチャンスを(うば)っているというものだ。近年では就職自体が難しくなってきており、ある意味当然な流れとも言えよう。

B

 「職業選択(せんたく)の自由」と言うが、大人になってから選ぶのでは遅すぎるような職業もある。世襲が基本とされている伝統(でんとう)芸能の世界などでは、家庭がそのまま職業訓練の場となっていて、子どもは職業に必要な技能(ぎのう)を自然に身につけていくという。幼小時(ようしょうじ)からそのような環境で育った者と、少年期、青年期になってからその職業につこうとする者とのあいだには大きな差がついてしまう。その差を克服(こくふく)するには、かなりの努力と才能が心要になる。自由といっても、どんな職業でも選べるというわけではないのだ。

   もちろん、伝統(でんとう)芸能の家に生まれた者にはプレッシャーもあることだろう。しかし、さまざまな技能(ぎのう)を親から学べること、学ぶ機会に(めぐ)まれていることは、伝統(でんとう)を次世代へつなげていくという意味から大いに評価(ひょうか)できるのではないだろうか。

1.

AとBの著者は「職業選択(せんたく)の自由」についてどのような主張をしているか。

2.

AとBの著者は、世襲に対してどのような立場で論じているか。

利用者:A

私はこの3月に高校を卒業して、今は大学受験(じゅけん)の準備中です。この図書館は小さいですが、あまり()まなくて(しず)かなので毎日来て勉強しています。以前(いぜん)は、平日(へいじつ)だけ開いていたのが、先月(せんげつ)から第二・第四土曜日も開館になり、その()わりに開館した土曜の次の月曜日は休館になりました。前は週末には(まった)く利用できなかったので、更利(さらり)になったという人もいるでしょうが、次の月曜が休館なので、結局開館日が増えたわけではありません。また、平日は人も少なく落ち着いて勉強できたのが、土曜は朝から利用者が多く、(せき)がとれないこともあります。私の勝手(かって)な希望かもしれませんが、もう一度開館日(かいかんび)を考えなおしていただけませんか。それが無理でも、せめて利用者が増えた分、席を増やすなどしていただければと思います。

利用者:B

新刊図書(しんかんとしょ)雑誌(ざっし)がたくさん置いてあるので、時々この図書館を利用してきたくいます。前は、平日しか開いていなかったので、会社から帰宅(きたく)するころには(すで)閉館(へいかん)していて利用したくてもなかなか難しい状況でしたが、先月から週末にも利用できるようになり、週末の楽しみが一つ増えました。現在、週末は隔週(かくしゅう)の開館ですが、毎週開館するようになればもっとありがたいとおのですが。もう一つ、平日の開館時間は以前の(とお)り9時から6時までなのに、土曜日はどうして9時から3時までなのでしょうか。土曜日に開館したら次の月曜は休館されるのですから、週末も6時まで開けていただければもっと利用しやすくなると思います。ご検討(けんとう)ください。

1.

この図書館の開館日数(かいかんにっすう)・開館時間はどう変わったか。

2.

利用者Aと利用者Bは開館日の変更(へんこう)についてどう思っているか。

問題5 以下の質問に答えてください。答えは1・2・3・4からいちばんいいものを一つえらんでください。

1.

チャンさんは来月帰国する際に、A社を利用して引越する予定である。荷物が10箱以上あるのでなるべく安い料金で送りたいが、そのうち帰国後すぐに使うものが入った5箱は料金が少し高くてもいいので早く着くように送りたい。チャンさんはどうしたらいいか。

2.

会社員の有田さんは3ヶ月後に海外支店に転勤することになった。一緒に行く家族外国での生活が初めてなので、日本語で対応してもらえて、なるべく楽なプランを利用したいと思っている。有田さんはA、B両社のどのプラン検討したらいいか。

 

1.

保険料について述べているもので正しいのはどれか。

2.

保険全額について述べているもので正しいのはどれか。