Đề thi luyện kỹ năng Đọc hiểu - JLPT N2

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問題1 次の文章を読んで、文章全体の内容を考えて、以下の中に入る最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。

   「科学」というと、「難しい」とか 「わかりにくい」と考えてしまうことが多い。では、科学の研究はなぜ大変なのか。それは、一見すると知ろうとするポイントから離れているようだが実は関係のある事柄、これを緒に理解しなければならないからだ。

   一つのことがわかると、それに関連した「新しい問題点」が見つかる。調べれば調べるほど、調べなければならないことが出てくる。長いトンネルの中を進むようなものだ。けれども、どんなに長いトンネルにも出口のないトンネルはない。トンネルを抜けたとき、世界は急に明るくなり、見えなかったものが見えてくる。科学が「難しいもの」から「おもしろいもの」に変わっていくのは、そこからである。

1.

トンネルを抜けたときとは、どんなときを表しているか。

   夫がいたころは、枝豆(えだまめ)大好きだった夫から、「店に出ているかぎり毎晩でもいいから」と言われて、夕食にゆでたてを出していた。晩酌(ばんしゃく)(注1)  がまずくなるからと、昼食も(ひかえ)る (注2) ときもあったくらいで、ましておやつに枝豆など考えられなかったであろう。その 習慣で私も枝豆は夕食のものと思い込んでいた。

   独りになってからの私は、一人でお酒は飲まないので、いつの間にかおやつに枝豆を食 べ始めた。冷やした枝豆の味も覚えたのだが、同じ枝豆でも、お酒と一緒のときと、ひた すらお豆を楽しんで食べるときの味は別のように思う。環境が変わると、ものの食べ方まで変わるものなのだと気がついた。

   今夜は、チリメンジャコを少し入れ、しょうゆ味の枝豆ご飯を()くことにしょう。

(吉沢久子「新潟の枝豆」2010年8月19日付新潟日報による)

(注1)晩酌:家で夕食を食べるときにお酒を飲むこと

(注2)控える:制限する

2.

おやつに枝豆など考えられなかったであろう」とあるが、なぜか。

   工場というと、煙や騒音(そうおん)などが思い浮かぶが、最近では「美しい」というイメージもそれに加わるようだ。夜、暗くなってから工場地帯に行くと、工場の明かりや煙突などから出る光が美しく見えてロマンチックだというのだ。工場地帯を抱えるある市が、これに気付いてテツアーを企画したところ、予想以上の申し込みがあったという。これをきっかけに、民間のツアー会社も参入するようになった。さらには、自慢の「工場夜景(やけい)」を持つ数都市が集まり、「全国工場夜景(やけい)サミット」なるものも開催(かいさい)されている。視点(してん)を変えて新しい価値(かち)を発見した一例である。

3.

この文章の内容に合うものはどれか。

   レストランのウエートレスや店員などが客に対する時の表現に違和感を覚える人は多いようです。例えば、「ご注文のほう、これでよろしかったでしょうか」とか。彼らは自分の言葉に自信が持てず、マニュアルどおりにするしかないのでしょう。でも、これだけマスコミなどで取り上げられているのにその間違いに全然気が付かないのは、ちょっと不思議な気がします。

4.

だれが「気が付かない」のか。

   江戸時代、江戸の町では大衆小説に人気が集まり、貸本屋が繁盛していたという。ということは、江戸の市民は字が読めたということになる。実際、このころの江戸の人々の識字率は何と80%だったとか。これは世界的に見ても驚異的な数字だ。こうした基礎があったからこそ、明治以降、急激な近代化が可能となったのだろう。

5.

こうした基礎」とはどういう意味か。

  「肉じゃが」は日本の家庭料理に人気メニューです。だれにでもできる手抜(てぬ)き「肉じゃが」の作り方をお教えしましょう。手抜きというのは「手をかけない」、つまり「時間をかけない.簡単にする」という意味です。ブタ肉 100g. タマヌギ半分.じゃがいも2個を食べやすい大きささに切ります。お好みで白滝(しらたき)注)や人参を入れてもいいです。材料をつゆや水と一緒になべに入れて()ます。つゆは自分で作るのではなく売っている物を使います。味はつゆの量で甘くしたり辛くしたり自由煮決めることができます。

(注)白滝(しらたき):コンニャクという植物から作られた食品でほとんどが水分である。

6.

「肉じゃが」を作るときにどこで手抜きをしているか。

   マスコミで毎日のように環境問題が取り上げられているが、本肖に「環境問題」と言っていいのだろうか。
   地球温暖化にしろ、森林破壊(注)にしろ、エネルギー資源の不足にしろ、これらはどれも人類によって起こされた問題である。しかし、このような問題を環境問題と呼ぶことで、人は無意識のうちにその問題から目をそらしているのではないか。むしろ「人間問題」と呼ぶことで自分の問題としてとらえることになり、未来の環境を変えることができるのではないだろうか。
(注)森林破壊:森林が壊されて少なくなったりなくなったりすること
 

7.

筆者は、なぜ環境問題を「人間問題」と呼んだほうがよいと考えているか。

私たちは、最初に見たときの印象にしばられ、物事の一部をとらえて、そのすべてを知ったように思いがちだ。しかし、遠くから見れば、美しい富士山も、近づくにつれて岩だらけの荒々しい姿に変わる。一つの風景も、見方によって違ってくる。

だから、物を見るときは、ちょっとだけ立ちとまって見方を変えてみてはどうだろうか。一歩近づいて見てみる。時間をかけて、何を中心に見るかいろいろ試してみる。1そうすれば、きっと今までに見られなかった風景が見えてくるだろう。

8.

1そうすれば」とあるが、どうすることか。

問題2 次の(1)から(5)の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。

    誰でも子供の時というのは黄金おうごん時代なのである。その時には何も感じないような平凡へいぼんな出来事でも、時をへてみると、いつしか(注1)黄金おうごんに変わっている。ふだんは気がついていなくても(1)、あの時にへとおもいをせれば(注2)、 そこいら中(注3)、黄金おうごんでないものはない。

     子供の頃の雑誌か何かの教材(注4)で、点がばらばらに投げ出されていて、その点に番号が打ってある。その番号順に点を結んでいけば、ライオンやゾウの姿(すがた)が浮かんでいる。これは数字を学習するための教材なのであるが、私は幼い頃の記憶(きおく)もこれに似ていると思う。散らばった点は無数にあり、星のように光っているものも、()()きて消え人ろうとするものもあるのだが(2)、点と点とを結んでいくと記憶きおくがありありとよみがえってくる(注5)。消えそうな点も、もう一度かがやき出すのである。

     そうやって現れてくるものは、結んでいく点の順番によって、どのようにでも変わっていく。(中略)

     昔はみんな子供だったのである。(だれ)もが記憶(きおく)の中に黄金おうごん埋蔵(まいぞう)させている(注6) 。問題はそれを掘り起こすかどうかであって、掘ろうという意志(いし)を持ったとたん、地下鉱脈(こうみゃく)(注7)掘りあてたかのように黄金(おうごん)はあふれ出してくる。(3)

(立松和平「いい人生」野草社による)


(注1)いつしか:いつの間にか

(注2)(おも)いを()せる:遠く離れている人や物事ことを思う。

(注3)そこいら中:そこも、ここも、全部

(注4)教材:教えるための材料や道具

(注5)(よみがえ)る:死にそうだったり、消えそうだったりしたものが、もう一度元気になる

(注6)埋蔵(まいぞう)させている:土の中に理めてかくしてある。

(注7)鉱脈(こうみゃく):役に立つ鉱物が理まっているところ

1.

(1)ふだんは気がついていなくてもとは、何に気が付いていないのか。

2.

(2)星のようんい光っているものも、燃え尽きて消え人ろうとするものもあるとは、ここではどのような内容を指すか。

3.

(3黄金(おうごん)はあふれ出してくの「黄金(おうごん)」とは何か。なぜあふれ出してくるのか。

   寒さを防ぐ便利な道具であるにもかかわらず、人類は歴史(れきし)のほとんどの期間を通じて、ボタンを知らずに過ごした。(中略)日本人は着物を帯で()めていた。古代ローマ人は確かに衣服の(かざ)りとしてのボタンは使ったが、ボタンに(あな)をあけるという発想が欠けていた。また古代(注1)中国では(ひも)に棒を通しはしたものの、一歩進んでボタンとボタン穴を発明することはなかった。①こちらの方がより単純で便利であるのに。

   ところが一三世紀に入ると、突如として(注2)北ヨーロッパでボタンより正確にはボタンとボタン穴が出現した。この、あまりにも単純かつ精巧(せいこう)な(注3)組み合わせがどのように発明されたのかは、(なぞ)である。科学上の、あるいは技術上の大発展があったから、というわけではない。ボタンは木や動物の角や骨で簡単に作ることができるし、布に穴をあければボタン穴のできあがりだ。それでも、このきわめて単純な仕掛(しか)け(注4)を作り出すのに必要とされた発想の(いち)大飛躍(だいひやく)(注5)たるや、②たいへんなものである。ボタンを留めたりはずしたりするときの、指を動かしたりひねったりする動きを言葉で説明してみてほしい。きっと、その複雑さに(おどろ)くはずだ。ボタンのもうひとつの謎は、それがいかにして見出されたか、である。だって、ボタンが徐々(じょじょ)に発展していった様子など、③とても想像できないではないか。つまり、ボタンは存在したか、しなかったかのどちらかしかな いのだ。

(ヴィトルト・リプチンスキ『ねじとねじ回し』ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

(注1)古代:古い時代

(注2)突如として:突然に

(注3)精巧な:細かくてよくできている

(注4)仕掛け:何かをするための装置

(注5)飛躍:急に進歩する

1.

①「こちらの方」とあるが、何を指しているか。

2.

②「たいへんなものである。」とあるが、なぜそういえるのか。

3.

③「とても想像できないではないか。」 とあるが、どうしてか。

   何かを評価(ひょうか)する時、日本人は100点を満点とする方法を()りがちです。小学校入学以来、()(かえ)し行われるテストがその典型で、すべての出題に正解すれば 100点。間違った場合は、その分を差し引いていく。つまり限定法(げんていほう)です。

   これは中間レベルを相対的(そうたいてき)(注1)評価(ひょうか)する場合に(てき)しています。たとえば30じんのクラスで100点満点のテストを実施したとしましょう。得点(とくてん)評価(ひょうか))は0点から100点まで分布します。60点の人は50点の人よりも高く評価(ひょうか)される。これは(だれ)にでもわかりまう。

   ところが、100点の人が5人いたとしたら、どうでしょうか。5人が優秀(ゆうしゅう)なのはわかるけれど、彼らに正当な評価(ひょうか)がされたとは言えません。100点という「天井(てんじょう)」を設定(せってい)したために、評価(ひょうか)曖昧(あいまい)になってしまうわけです。

   こうした方法で評価(ひょうか)していると、評価(ひょうか)を受ける側は100点を目標にするようになります。試験に出そうなかとだけを勉強し、それ以外はやってもムダと考えるわけです。すると、努力し続ければどんどん伸びる可能性があるのに、100点で止まってしまうことになります。こうしたことを()けるために、評価方法として加点法(かてんほう)採用(さいよう)している分野を少しはあります。(中略)

   減点法(      げん てんほう)加点法(かてんほう)の違いを一言(ひとこと)で言えば、失敗をカウントするか(注2)、成功をカウントするか、ということです。社会生活(注3)(いとな)む大多数の人間は評価(ひょうか)を求めて生きますから、適用(てきよう)される評価法(ひょうかほう)に合わせて行動様式(注4)を変えます。失敗がカウントされるから、失敗を減らすように努めるし、成功がカウントされるなら成功を増大させようと努めるわけです。

(川口淳一部『「はやぶさ」式思考法 日本を復活させる24の提言』飛鳥新社による)

(注1)相対的に:ほかのものと比べて

(注2)カウントする:数える

(注3)社会生活を営む:社会で生活する

(注4)行動様式:行動のしかた

1.

次のうち、減点法(げんてんほう)のものはどれか。

2.

評価(ひょうか)曖昧(あいまい)になってしまう のは、どのような場合か。

3.

筆者は、減点法(げんてんほう)をどのようにとらえているか。

    ある哲学者(てつがくしゃ)(1)が、こんな打ち明け話をした(注1)

     学生のころ、陸上競技の選手をしていたこの人は、運動と勉強の両方をするのは、忙しい。充分な勉強もできない。こう考えて、思い切って、陸上競技の練習をやめてしまった。それで勉強の成績は上がるだろうと考えたが、実際には、逆に成績が下がってしまった。おかしいと反省して、やはり、忙しくなくなったことで、勉強の能率が悪くなり、手早くしていた勉強が時間の増えた(ぶん)、のろくなったということが分かった。運動と勉強の両方をしていたときの集中がゆるんでしまったのは失敗だったと、この哲学者(てつがくしゃ)は若き日を回顧(かいこ)した(注2)。なまじ(注3)時間があると、仕事の能率が悪くなる。忙しい方が良く仕事ができる、というのおは、ヒマな人には想定外のことである。       

     仕事が多くなれば、仕事が早くなり、案外(あんがい)時間があまる。時間があると思うと、仕事がのろくなり、のんびりするから、時間内に仕上げることもできなくなったりする。(中略) 

     予定表をそばに置いて、予定と競争して勉強すると、どんどんすすみ、とても無理だと思ったことが予定の時間内にできてしまい時間があまることもある。忙しくしたから、ヒマが生まれた(2)のである。ヒマな人がたくさんの仕事を予定して時間内にこなす(注4)ようにすれば、つまらぬことに時間を空費(くうひ)(注5)することはなくなると気付いたという。

(外山滋比古「傷のあるリンゴ」東京書籍による)


(注1)打ち明け話をする:言わないで隠していたことを話す。

(注2)回顧(かいこ)する:昔ことを思い出す。

(注3)なまじ時間があると:十分ではなくても時間に余裕(よゆう)があると

(注4)こなす:やるべきことを処理する

(注5)空費(くうひ)する:無駄に使う

1.

(1)ある哲学者(てつがくしゃ)が話した内容として、正しいものはどれか。

2.

(2)忙しくしたから、ヒマが生まれたとは、どういう意味か。

3.

筆者が述べたいことは何か。

   毎年春に「なるほど展」という展示会が都内のあるデパートで行われる。これは日本婦人発明家協会が主催するもので、女性の発明品を展示公開するもの。日常生活の中で、「こんなものがあれば便利じゃないかな」と思う気持ちから生み出された「①なるほど!」と感心させられるようなものが全国から集まり、出品される。研究者や科学者の発想とは全く違い、だれでも気軽に手にすることのできるものばかりだ。( ② )、100歳近いお年寄りの考案した伸縮自在(しんしゅくじざい)(つえ)、はいているだけでダイエットに効果のあるスリッパ、あると助かる介護用品、洗濯機で洗う物がしわにならないネットなど、生活に密着したものばかりだ。その中で、優秀な作品には「なるほど賞」や関係官公庁からの賞が贈られ、マスコミにも発表される。

   一般家庭の主婦が何か考案ても、それを発表する機会はほとんどなく、また特許申請(とっきょしんせい)をしたり商品化したりしようと思っても、どうしたらよいのかわからないのが普通である。そこで、そういう人たちを支援しようと50年あまり前に生まれたのがこの協会。アイディアの段階、考案の芽の段階であっても、相談に応じてくれ、いろいろなアドバイスをしてくれる。

   この展示会に行くと、発明の種は日常生活のあらゆるところに(ひそ)んでいることを実感させられる。

1.

何に対して①「なるほど」と言っているのか。

2.

( ② )に入る言葉として、適当なものはどれか。

3.

本文の内容と合っているのはどれか。

    パリのお店で仕事をしていたとき、①困ったのは、お客様に「寿司(すし)はできないの?」「デザート(注1)はないの?」と聞かれたことでした。お寿司は、日本料理とは修業(注2) が全然違うのですが、フランス人にとってみれば「日本レストランなのに寿司がないのはどうしてだー?」となるわけです。日本のイタリアンレストランにピザがなくて(しか)られた時代もあったのでしょうが、②それと同じような感じでしょう。もちろんそれだけではなく、デザートのないレストランなんてヨーロッパにはあり得ませんから、寿司もデザートも一生懸命(いっしょうけんめい)勉強しました。その頃の努力は今とても役立っています。世の中にムダな努力は本当にないですね。

   うちのお店では、お(わん)の次は、「お(しの)ぎ」といって、小さなお寿司をお出します。

   一貫(   いっかん)だったり二貫(にかん)だったりしますが、軽くお寿司を味わっていただきます。これはひと区切り(注3)の合図です。料理の最後は( A )で終わるのですが、途中で一回お寿司 をお出しして、ここでとりあえず一段落。ちょっとお腹を落ち着かせてもらって、ここか らまたお酒を飲みましょうという気分に持っていきます。

(神田裕行『日本料理の贅沢』講談社現代新書による)

(注1)デザート:食後に出される菓子や果物

(注2)修業:技術を習って身につけること

(注3)ひと区切り:ひとまずの切れ目

1.

①「困ったのは」とあるが、どうして困ったというのか。

2.

②「それと同じような感じ」とあるが、「それ」とは何を指すか。

3.

(  A  )に入れるのに最も適当な語句はどれか。

問題3 次の文章を読んで、質問に答えなさい。答えは、1・2・3・4から最もよいものを一つえらびなさい。

   私は食べ物については好き嫌いが多いが、研究テーマや人間関係についてはあまり好き嫌いがない。ところが、いろいろな人と話をしていると、意外に好き嫌いがあるという人が多い。この研究は嫌いとか、この人は好きじゃないとかよく耳にする。しかし、どんな研究にも視点を変えれば学ぶところは必ずあるし、人間も同様に、悪い面もあればいい面もある。やって損をするという研究は非常にまれであるし、つきあって損をするという人間も非常に少ない。
   科学者や技術者であるなら、発見につながるあらゆる可能性にアンテナを伸ばすべきで、そのためには、好き嫌いがあってはいけないように思う。研究の幅や、発見につながる可能性を大きく狭めて(注1)しまう。
   ところで、そもそも(注2)好き嫌いとは何だろうか?
   「自分の研究分野は、理系であることには間違いない。しかし自分でも、理由があって理系の道を選んだとは思えない。単なる偶然の積み重なりの結果なのだ。
   「自分の好みや得手不得手(注3)で選んだ」とあとから言うのは、その偶然の選択に何らかの理由を与えないと、あとで悔やむことになるからだと思う。たとえば、理系の道を選んで思ったような成果を上げられなかったとき、「なぜ文系の道を選ばなかったのか」と思うような後悔である。遠い過去にさかのぼっていちいち後悔していては、その時点の目の前の問題に力を注げず、前向きに生きていくことはできない。
   そう考えると、好き嫌いや感情というものは、偶然の積み重なりで進んでいく人生を自分なりに納得するためにあるようなものと言えるのではないか。好き嫌いや感情は、無意識のうちに、自分を守るために、自分を納得させるために、都合よく持つものなのだろう。
   感情や好き嫌いは元來(注4)人間に犕わっているものであるというのは間違いないが、人間は、十分な理由がないまま行った自らの行動を、納得し正当化する(注5)ためにも、感情や好き嫌いを用いる。人間は、他の動物にはない、そんな感情や好き嫌いの利用方法を身につけているのかもしれない。
                                                                                         (石黒浩 『ロボットとは何が一人の心を映す鏡』による)
(注1)狭める:狭くする
(注2)そもそも:もともと
(注3)得手不得手:得意不得意
(注4)元來:初めから 
(注5)正当化する:ここでは、間違っていなかったと思う
 

1.

好き嫌いがあってはいけないと筆者が考えているのはなぜか。

2.

筆者は、どうして理系に進んだのか。

3.

筆者は、好き嫌いとは人間にとってどのようなものだと考えているか。
 

   私は①(くつ)に四十年も(なや)まされてきた

   私は、中学二年になって急に身長(しんちょう)()びてきた。妹の私が兄を()()した。いっしょに足も大きくなった。高校生のときは、大きい靴がとてもはずかしかった。就職(しゅうしょく)して初めての給料(きゅうりょう)で、いちばんに靴を注文(ちゅうもん)した。しかし、出来上(できあ)がった靴は、かわいらしいとはとても言えないものだった。

   それからずっと、靴には(こま)らされてきた。足に靴を合わせるのではなく、無理をすれば()けそうな靴に、足を合わせてきた。(ちぢ)めていた指は、変形(へんけい)し、(つめ)は何度()え変わったことか。痛くならない靴などないのだと、あきらめていた。

   ところが五年ほど前、何となく開いた雑誌に東京の小さな靴屋が紹介されていた。私と同じように合う靴がなくて悩み続けていた人が、そこの靴で悩みが解消(かいしょう)されたという話も出ていた。これなら、と期待(きたい)がふくらんだ。

   数か月後、用事(ようじ)で東京へ行ったついでに、その靴屋に()ってみた。心配そうに靴を()いで見せた私の足に、靴屋さんはさわって言った。

「②これは大変でしたね(こし)まで痛かったでしょう。」

   そうして、(ため)しに()かせてくれた靴の()きやすさといったら……足をやさしく包んでくれて、指はのびのび伸ばせる。こんな靴がこの世にあったのか、と感動(かんどう)した。そのまま()いて帰りたかった私は、その場で一足(いっそく)注文した。

海辺(うみべ)(そだ)ちましたか?」と、靴屋さん。

「ええ。海のすぐ近くではなかったですが……」

「そうですか。魚をたくさん食べて育った人の足ですよ!」

「ん?……ええ、魚は大好きです。でも、どうして?」

三浦海岸(みうらかいがん)に住んでる人も同じ足でしたよ。どうしてなのかねえ……」

靴屋さんの笑顔(えがお)が、③(____)。四十年かかって、ようやく出会(であ)えた笑顔だった。

(宮部紀子「魚を食べた足」『片手の音―05年版ベスト・エッセイ集』文藝春秋による)

1.

筆者はなぜ、①「(くつ)に四十年も(なや)まされてきたのか。

2.

②「これは大変でしたね。」とあるが。何が大変だったのか。

3.

③(____)に入る言葉として最も適当(てきとう)なものはどれか。

問題4 次の(1)から(3)の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。

<質問>

景気が悪くなり、これから子どもの進学、就職を考えると、子どもを産み、育てるのは大変だという声があちこちから聞こえてきます。1子どもを()むか()まないかについて悩む人が多くなっています。一方で、国や地方でも、子どもがいる家庭にお金を出したり、仕事を休みやすくしたり、子供を育てやすくするための対策を始めています。みなさんは子育てについてどう考えていますか。

<回答者A>

私は結婚したとき、子育てのために仕事をやめるのはいやだと思っていました。でも、最近、職場でも子育てのための休みが取りやすくなったり、パートタイムの仕事が増えたり、子育てをしている人に対する理解が進んできたと思います。私の夫も家事や育児に協力的になりました。国の対策のおかげで社会が変化していることを感じます。

<回答者B>

私は子どものころは、親が祖父や祖母、近所のおじさん、おばさんとみんなで子育てしていた。しかし、今は、祖父母といっしょに暮らすことが減り、近所の人とのつきあいも少なくなった。私たち夫婦も昼間働いている間ずっと子どもだけで留守番をさせるのはあぶないと思うし、かといって、子どもを預かってもらうのはお金がかかり、経済的に難しい。

<回答者C>

最近はすーばーマーケット、図書館、本屋などに子どもが遊べるコーナーができたり、公共の施設にも赤ちゃんにミルクをあげるための場所ができたりして、ありがたいことです。でも、保育園の数は足りないし、学校のいじめの問題もあるし、まだまだ不安なことがたくさんあります。教育費も大きな負担ですから、子育て環境がよくなったとは言いがたいと思います。

1.

1子どもを()むか()まないかについて悩むとがあるが、これにはどんな理由があげられているか。

2.

A,B、Cの回答について、正しいのはだれか。

<Aの意見>

マンガを読むことが遊びにつながると考えるのは間違っています。マンガを読むことで学べることもあるのではないでしょうか。最近、子どもたちが本を読まなくなったと言われますが、マンガは文字を読む機会を与えてくれます。新しい漢字出会ったときも、カナがついていることが多いので、漢字の読み方を知ることができます。慣用句やことわざなどの意味も、マンガだとわかりやすくなりますから、国語の授業にも使うといいかもれません。(1)マンガを学校へもっていくと、授業中に読んしまうのでないかという意見もあると思います。しかし、それは先生や親の指導次第ではないでしょうか。マンガを読んでもいいときと読んではいけないときのけじめをつける(注1)ことを教える良い機会にもなると思います。

<Bの意見>

「マンガで文字を読む機会が増えれば漢字や言葉の勉強になる。だから、学校へマンガを持ちこむことは悪いことではない」という意見があるが、これは本当にそうなのだろうか。

たしかにマンガだと慣用句やことわざがわかりやすくなるとは思うが、漢字にふりがながついていれば、読み方の勉強になるかというと、そうはいかない。私自身の体験から言うのだが、カナがあると安心してしまって、漢字を読み流すことになり、かえって読み方を覚えようとしなくなる。

また、けじめをつけることを教えれば、授業中にマンガを読むこともないと言うけれど、実際にはこのような指導ができるものかと私は大いに疑問に思う。

(注1)けじめをつける:正しいこと、正しくないことをきちんと分ける 

1.

(1)マンガを学校へもっていくと、授業中に読んでしまうのではないかという意見もあるとあるが、この意見についてA、Bはどのような考えをもっているか。

2.

「マンガと勉強の関連」について、A、Bはどのように考えているか。

問題5 以下の質問に答えてください。答えは1・2・3・4からいちばんいいものを一つえらんでください。

夏休み格安箱根一泊ツアー

ツアーの特徴

①ホテルは全室から海が見えます

②お風呂は、天然温泉。お好きな浴衣が選べます。

③夕食は海の幸、山の幸が楽しめるバイキング

④さまざまなオプションコースをご用意しました。

⑤ゴールデンウィークはどの日も出発。
(ただし、参加希望者が2名以下の場合は取りやめになりますので、ご了承ください)

食事

朝1回  昼食0回  夜1回

ご予約

出発日の20日前までにお願いいたします。

お電話でもインターネットでも予約できます。

代金のお支払いは、5日前までにお願いいたします。

予約をキャンセルなさる場合は、出発の1週間前までに電話でご連絡ください。

6日前からのキャンセルでは代金の全額返金はいたしかねます。
*キャンセルの返金についての詳細は当社までお尋ねください。

代金

平日:    大人 (高校生以上)23,000円

小学生  10,000円、中学生  15,000円

土・日・祝日:大人  27,000円

小学生 12,000円  中学生  18,000円

(お部屋は二人から四人の相部屋になります。お一人のお部屋をご希望の場合は、   

1万円の追加料金で申し受けます。)

オプションツアー

①焼き物体験:地元陶芸家の指導による皿などの製作体験

参加費:大人3,000円 小・中学生1,500円

②美術館、博物館めぐり 参加費:2,000円 小・中学生1,000円

③船で湖を一周するクルーズ 参加費:大人5,000円 小・中学生3,000円

1.

週末に大人2人、子供2人(小学生と中学生)の家族でこのツアーに参加して、オプションコースの船のクルーズも申し込む場合は、いくら支払わなければならないか。

2.

予約をキャンセルする場合、どのようにすれば支払った料金が戻ってくるか。

1.

上野さんは、「無料お試し」を利用してから、プランBを利用しようと考えている。どのように手続きをしたらいいか。

2.

入会後2か月の間で、レンタル1枚の費用が一番安いのはだれか。